2004年9月6日更新

[短期集中連載]

──候補実車拝見(6)──

スカイライン(日産)

1.感想 こちら
2.西村センセイの最終評価は?! こちら

※写真はメーカーのWebより


1.感想

 迷走状態に入った西村センセイの車選び。

 実はこのごろプリメーラが、これまでにない異音──たぶん足回り──を立てるようになっており、買い換えの決断を迫られています。
 そこで、振り出しに戻って、もう一度日産車から考え直すことにしました。(ただしプリメーラは候補落ち。)

 で、プリンスではなく、新潟日産自動車に出かけて見たのが右のティアナ(写真は日産のWebより)。
 かつてのセフィーロ──プリンスが扱っていた──が名前を変えたものです。

 この車ならFFなので......と思ったのですが、内装がイマイチ。

 内装に凝っていて「モダンリビング」を売り物にしているのですが、ダッシュボードが独特の形──助手席は危険なんじゃないだろうか──をしていて、センセイの趣味ではありません。(スカイラインもそうです。)
 それに、ちょっとでかい。(今回、でかい車は対象外。)

 しょうがないので、プリメーラを点検してもらったついでに、金沢(野々市)の日産プリンスで、いろいろ話を聞かせてもらいました。
 スカイラインしか残っていないかなーと思ったのです。

 センセイはもともとスカイラインファンじゃないし、それに現行のスカイラインは別な車なのにスカイラインの名前をもらってしまったので、どうもイマイチです。

 でかいし、FR(後輪駆動)だし、正面の顔は好きになれない──好みは分かれるでしょう──し......でもこれしかないのかも......。

 若いセールスマン氏はいろんな話をしてくれます。
 意外なところでは、車が完全に密閉されているとドアを閉められないので、空気抜きの穴が後ろのバンパーのあたりにあるとか。確かにそうだ。

 雪道の話になって、「だからFF」と持ちかけると、意外な返事が返ってきました。

 新雪がかなり積もった上を走る時──普通のドライバーに、こんな機会は絶対にない──などは、確かに四輪駆動にかなうものはないのですが、実は、普通の雪道では、FFとFRの差はそんなにないというのです。

 え"っ?!

 すぐに補足する必要があります。

 FRは前でハンドルを切り、後ろで駆動しますから、後輪がひとたび浮くと空回りします。雪道でよく見かける光景ですね。

 でもこれ、車の重量バランスが悪く、エンジンなどがある前半分に重心が寄っているために起こる現象で、ちゃんと前後で50%前後のバランスが取れていれば問題はないというのです。
 「だってBMWが伝統的にそうでしょ? だからこのスカイラインでも前輪52%、後輪48%にしたんですよ。」

 確かに、上の写真を見てもわかる通り、スカイラインは前輪が前に出て、重いエンジンをその内側(後ろ側)置き、重量バランスを保とうとしています。右上のティアナと比べてみてください。

 FFは前輪で駆動する分、確かに引っ張るという面では有利なのだそうな。

 でも、例えば雪道でブレーキをかけると、いろいろ積んでいるためにもともと前よりの重心が、さらに前に来るので、後輪の制動力を失いがちで、いわゆる「お尻を振る」現象を起こすそうな。
 西村センセイ、十二分に思い当たる節があります。

 結局、普通の道はもちろん、特に雪道などの悪路を走る時に大切なのは、重量バランスなのだそうな。

 ふ〜ん。じゃぁ、今までセンセイが考えてきたFFへの拘りは何だったんだぁー。

 そもそもの前提条件を考え直す必要があります。

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2.西村センセイの最終評価は?!

 さて、西村センセイのスカイラインの最終評価は......

×

ゴメンナサイ(ペコリ)。ご縁がありませんでした。

 スカイラインには3,500ccのものにマニュアルもあるのですが、センセイにはご縁はなさそうです。

 実は、致命傷はサイドブレーキだったのです。
 普通のサイドブレーキはなく、何か変な場所に足踏み式のブレーキがついているのです。センセイの場合、これじゃ坂道発進できない!!

 

※これらの車の評価はあくまで、西村センセイが自分の車として購入する場合の個人的な評価です。念のため。

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