2000年6月11日更新(6月19日ページ移動)
講義内容
最初に先週の反応を印刷したものを配布して、皆さんの考えを紹介しました。今後は、全員に関係するものを除き、皆さんの反応はインターネット上でのみ公開するつもりです。講義に入り、先週までの演繹・帰納の考え方を再度復習してその問題点を確認し、反証主義、約束主義、相対主義をご説明しました。その過程で、例として右図の多義図形を用いて、同じ白黒のデータなのに、それが(1)若い女性にも(2)老女にも解釈できる(=切り取り)ことを説明しました。
今回で一区切りつきましたので次週からは、この科学哲学を踏まえ、いよいよ実際の歴史を考え直してみたいと思います。
[科学哲学を学んでみてどうでしたか?]
自分の意見の曖昧な部分が今回の授業で科学哲学として現れていた。私の意見も相対主義で止まってしまっている。そして結局はすべてを認めてしまうのでは、と不安に思う。世の中に私のような考えの人ばかりがいたら犯罪だらけの国になりそうな気がする。[確かな自分がない、ということですね。とても素直な告白です。でもそれに気づいたのなら、きっと大丈夫です。きっとご自分を発見できますよ。]
「科学」という言葉の意味の多様性が分かった。ただ単に結果を証明するのではなく、いろんな見方で評価することが出来るのだということを学ぶことができた。一つのデータに一つの結果ではなく、たくさんの結果が存在しうるということことが理解できた。
「科学哲学」という言葉は難しいが、西村先生の話は比較的わかりやすくて面白いと思う。
何となく理解できたような状態です。でも、科学は正しい!!という押しつけの授業じゃなくてよかったと思います。
反証主義の説明を聞いて、やっと科学哲学が何なのかということがわかりました。[しかし、]方向性が決まっている、いない、ということがどういうことなのかわかりませんでした。[結局、最後は急ぎましたからね。来週、新しい章の内容を踏まえながらご説明します。]
法則をどうやって見つけだすかという帰納・演繹といったものは、学んでいると興味深かった。科学哲学は意外に新鮮なものだと思った。
色々な見方が見えてしまう。頭が痛い。何を信じたらいいの?
今まで偏った見方、考え方をしていたことがわかりました。
歴史的に見る科学の考え方は今まで知らなかった。
御説明を受けて、本当は簡単なことを、「〜主義」なんてむずかしそうに言っている感じがしました。様々な確度から物事を考えるという点で、頭の体操をさせて頂いた時間だったと思います。
今までは科学は方法や決まり事を暗記するという授業だったので、新しい科学にふれたという感じ。
自分がどれだけ一つの方法に偏っていたのかが明らかになった気がする。
科学哲学というのは普段から頭の中で考えていないものであり「なるほど」と思わされました。
科学哲学をやってみてたいへん興味深かったです。
科学に対してだけでなく「人間が行うことに絶対的な正しさはない」と信じてきたが、こんなに真正面から科学の正しさを疑うとは思ってもみなかった。
ファイヤーアーベントの考え方[=相対主義]には驚いた。
自然科学と人文科学を合体させた学問に初めて触れた。研究者は両方を勉強しなければならないので大変かと思った。
近代科学史を今まで学んでわかったことは、今の科学というものが”絶対的正しさ”のもとで作られたのではないということだ。私が思うに、科学とはそれを行う者の正しさ、あるいは利益に左右されて作られていくものではないだろうか! [その通りかどうか、実際の歴史で確かめてみましょう]
難しい奥が深そうなのでよく勉強していきたい。[同様複数]
聞くこと全てが初めてのことで難しかった。
習わない科学哲学をやり、難しかったが、先生の説明で少しずつ分かるようになった。
科学哲学も西村先生なりに教えてもらって、結構わかりやすく理解できそうな気がする。
難しかったが、今まで触れたことのない世界だったので、面白かった。
先生の言われたとおり、このような考え方は、私の日常の中では全くといっていいほどしません。ものごとの見方にはたくさんあって、困ってしまいます。慣れない勉強内容でしたが、聞いていると先生の説明に乗っかってわかっている気分になれました。
正直に言って、次に起きる事を予想して考えることができなかった。科学はわかるが、哲学とは具体的、何なのかわからない。
すごく難しかった。まだ頭の中が整理されていない。帰納・演繹の考え方は少し整理でき、そして反証主義には驚かされ、規約主義には物事を物差しで測る、着目することの面白さを知った。相対主義はまだよく分からない。
なんかむずかしいけど、おもしろそう。
科学哲学をやってみて、初めは全く頭の中に入ってこなく、何が何だか理解不可能であったが、何度も同じことを繰り返し授業でやったので、ほんの少しだけだが理解できた。
科学哲学を勉強しての感想は、今でもよくわからないということです。しかし自分の中では何かをつかめたとおもうし、そう信じたいので復習をしてしっかりマスターしたいと思います。 [エラィッ!!]
「科学」というと、式や法則があって、それに数字を当てはめて機械的に答を出すようなものだと思っていました。でもそうでもないみたいです。
科学哲学は初めての学問?というか分野で、はっきり言って難しかった。
科学哲学はすごく難しいと思った。ふだんこういう事を考えないだけに、わけがわからなかった。難しい・・・。
頭痛い
ほんとに、何やってんだかわかんない。
まだ何が何だかわからない。おもしろそうというのもあるが、むずかしいという方が強い。
印象はあまりなかった。
科学哲学を勉強したが、いまいちわからなかった。科学哲学はしょせん人の考えであると思った。科学とはもっと絶対的なものであると思う。
実際の科学の現場にいる人達が、科学哲学について考えながら営為しているか疑問である。歴史的、宗教的な流れの中で営為しているのだろうか。こんご調べてみたい。
歴史は常に進化していると思った。
科学のルーツがよく分かり、とても興味深くおもしろかった。それは、やはり昔からの科学的思考によるものである。
科学という言葉には、少し怖いイメージも持てるし、高度な技術であるというイメージも持つ。
帰納・演繹法は現在の人には、なかなかないし[気がつかないだけなのでは?]、自分は相対主義的に考えている気がする。科学哲学は深い。
哲学というものは、科学があったからこそ生まれたものだと思う。「科学哲学」というか、哲学そのものが科学だと思う。科学哲学がよく分からなかったので、もう一度説明してほしいです。
いつも寝坊して出られなかったのでよくわからない。電車1本乗り逃すと2時間大学に着く時間が違う。先生の授業は本当に出たいのに・・・。
今日の一言
先生かっこいいです。授業受けて単純に勇気づけられる私は人に左右されやすい、自分の意見のない人だと思いますか。[他の部分の内容からして、そうは思えません。今まで「ちゃんと認めてくれている人がいる」(悪いことをして叱られる場合などもふくめて)という実感が少なかったのかな、と思います。大丈夫、応援していますよ。]
この授業で様々な考え方を学ぶ度に、昔の人は常に考え、深く追求していた印象を受ける。そして自分はふだん、いかに考えてなく、言われたことをそのまま鵜呑みにしているかを思い知らされる。 [貴女はとてもよいセンスをお持ちなんですよ。前から気づいていました。自分を卑下することなく、前向きに考えましょう。]
今日も割とはやく、この時間が過ぎた。
90分長すぎ!! [おやまぁ]
けっこう複雑で、難しくなってきている。 [そうですね。今まであまり考えなかったことですからね。]
革命主義が複雑でした。 [来週、新しい章に入ったら実例を踏まえつつ再度ご説明します。]
授業に出てなければ分からないことが多いと思う。 [そうですよね。プリントのコピーだけじゃ無理ですよね。]
今日は涼しかった。雨が降るのだろうか? スポーツ実習[が]あるので降らないでほしいなー。 [好きなんですね。]
涼しくて、授業が受けやすかった。
わかりやすい説明だった。 [ありがとうございます。]
寝ちゃったんすよね。それでわかんねーのかも。
説明をもう一度聞くことにより、前より理解することができた。
世の中ずいぶんあやふやだなと思った。考えてみれば、そういう時代に生きているしねぇ。 [よいセンスをお持ちですね。センセイは貴方のセンスが好きですよ。]
正直言って良く分からなくなってきた。
今日の授業は、理解するのが難しかった。
授業に関する連絡のプリントは、地球のことを考えて両面印刷にした方が良いと思う。
来週からホームページのプリントが配られないのは残念です。ホームページを開いてみようと思います。
難しかった。
科学哲学もおもしろかった。
眠かった。脱力。
もっとそのトピックにかなった授業を説明してほしい。 [努力しているつもりなのですが......。]
声が大きくてよかった。 [先週注意されましたからね。]
「赤インクは見えにくい」なんて言われたんですか? 見えないなら、前に来るべきだと思います。 [実はその通りなのです。でも近視の人には見えにくいはずなので、やはり配慮しましょう。]
色々な考え方(帰納主義や相対主義など)が出てきて頭が混乱した。
[ホワイトボード上の]字が少し小さかったかもしれない。ちょっと見にくかった。 [実は当方も気になっていました。ただ、今回は消せない内容が多く、スペースがあまり残っていなかったのです。来週はもう少し大きくします。]
難しい話だが、何となく分かるような気がする。
新居年が無意識のうちにものの見方を限定していってることを気づかされた。 [良いセンスをお持ちですね。大切にしましょう。]
昨日具合が悪く、初めて大学を休んだ。 [お大事に。ちゃんと出てきて、エライッ!!]
今日もお疲れさまでした。
何だか今日はじめじめしている。梅雨入りですかね。 [梅雨の後にはナツッ!!ですよ]
私も先生の説明を聞いてみて、[しかし]うまく自分の言葉にできない。 [貴女のその体験はとても大切ですよ。うまく表現できなかったら......じゃあどうしましょう。そしてなぜなのでしょう。これが始まりです。大切にね。]
理解するのにすごく努力しなきゃ付いていけません。・・・難しすぎる! [努力してみて、初めて分かることがあります。西村センセイも努力しているので貴女もがんばりましょう。]
「今日の一言はなんでもあり!!」とおっしゃいましたが、いつもそうなんじゃないんですか? もちろんいつも何でもアリです。
今日は体調が最悪だった。 [お大事に。でも、なぜなのでしょう。後で教えてください。]
今日やったところをもう少しわかりやすく。 [直接に、ではありませんが、来週もう一度説明します。]
先週の[フロギストンの]授業で、今日の授業の伏線を引いていたとは....うまい授業の進め方だと思う。 [お褒めの言葉はありがたいのですが、『伏線を引く』ではなく『伏線を敷く』が正しい日本語です。]
終わる時間がいつもと変わらない。ガッカリ。
授業が早く終わると言った以上、早く終わらせてほしかったです。 [スミマセン。結果的にそうなってしまいました。来週はその分、早く終えることができそうです。]
ぜひ、センセイのホームページにアクセスしたいと思った。 [もちろん大歓迎(つくしちゃんより)]
わからなかった。
元気出てきました。[多義図形について]
小学生の時に多義図形を初めて見たのですが、つくづくこれを考え出した人はスゴイなあと思う。
おもしろかった(ハートマーク)。プリントの絵[=多義図形]がおばあチャンに見えなくて、てこずった。 [貴女にはとても優しさを感じます。]
老人[=老女]が見えない。
あの絵はなかなかおばあちゃんに見えなかった。
わたしにはyoung ladyにしか見えませんでした。