平成17年9月8日更新

第5回:平成17年9月6日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

科学技術と国家1
・科学技術と国家に関わる事例の解説1

授業の運営方法

・OHPなどを用いた講義
・ビデオを使った解説

学習課題 予習・復習

・科学技術が国家の政策によって影響を受けた事例を考える。(提出) (60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は栃内の補足ないしはコメントです)

Q.1. 今日の,MOTを含む,技術者をめぐる状況の説明を聞いて,現在の講義内容が自分と関係していると感じるようになりましたか?

A.1. [集計の都合上,皆さんが書かれたコメントは転載しませんでした.ご了解ください.]

1. 自分自身の問題だと思う 49名(54.4%)
2. どちらとも言えない 36名(40.0%)
3. 自分とは関係ない問題だ 3名(3.3%)
無回答など 2名(2.3%)


Q.2. 次の中から,軍事科学技術と関係するものを選んで下さい:1)潜水艦;2)レーダー;3)肥料;4)飛行機;5)コンピュータ;6)抗生物質;7)インターネット;8)原子力;9)カーナビ;10)衛星放送

A.2.[正解は,講義中に札野先生が述べたように,全てです.抗生物質のようなものまで軍事科学技術に関係しているのですね.]


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は栃内の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

化学者の戦争」の話はおもしろかった。どこがテストに出る話なのかの区別がつかない。最初のプリントに書いてない話はテストにでるのですか?[中間・期末それぞれの試験前には「Study Questions」を配布します.詳しい説明はそのときに行いますが,試験に関しても,知識量を問うタイプではないことはもちろんです.]
・科学技術が多く軍事技術につかわれていると知りました
・技術をどのように利用すべきかを考えさせられた。・技術を利用するにあたり、先の世の中に与える影響も追求していくことが大切な精神だと思う。
100:21で同じ火力ってのがすごい。しかし、戦争があったから技術が発展するじゃないかと思った。[以上,この科目でお伝えしたいことを感じ取れたのではないでしょうか.]
21キロトンの爆弾の破壊力はすごいいりょくだとおもった。
TNTの2倍の力があり危険すぎると感じた。
TNTの爆弾とは比べ物にならないほどの破壊力だという事を初めて目で確認した。
トリニトロトルエンの爆弾とプルトニウム爆弾では、けた違いの威力なのだと解りました。[以上,TNT爆薬と核爆弾の違い─エネルギーを化学反応で取り出すのか(TNT),核分裂反応で取り出すのか(核爆弾)─は,何桁もの大きな違いなのです.なお,[100:21]ではなく「0.1:21」です.]
ES細胞を取り出すなら、体外受精させた受精卵などからしか取り出せないと思うのだけれど、そうなると母体に負担がかかるのではないのか。[ES細胞を取り出すために使う受精卵は「余りもの」なので,そのために母体に追加負担を与えるというわけではありません.生命倫理の問題は,講義の最後のほうで検討します.]
ビデオかんそう等 こわい
きょうのどうがはよかった。
授業でのビデオはわかりやすくとてもよかった。
授業でビデオをもっと見たい
最後までビデオを見たかった
ビデオを最後まで見たかった。[今回お見せしたビデオは『Trinity and Beyond』というドキュメンタリー映画の一部を12,3分の長さに編集したものです.残りの部分は次回の講義でお見せします.]
もっと見てみたかったが、広島なので、資料館で見たことがあったが、やはりおそろしいいりょくだ。
原子爆だんのすごさがわかった。
原子爆弾がすごかったです。
原子爆弾のおそろしさをあらためて知ることができました。
原子爆弾のすごさがよくわかった。これはもうこの地球上で使われないことを願う。
原子爆弾の威力がすごいと思った。
原子爆弾はこわい
原子力爆弾の爆発の大きさが凄かった。
原子力爆弾の力のすごさがわかった。
原爆こわいわー
原爆すごい。
原爆はこわい。
原爆は最悪の兵器だと思った
今日の話は面白かった。核爆弾は絶対恐い。
原ばくのすごさがあらためてじっかんした。
核爆弾は恐ろしい物だと再認識した[映像をお見せしたこともあり,恐ろしさを改めて認識したことと思います.]
改めて原子力が恐ろしいものだと感じた。[そうですね.でも,日本では電力の3割以上を原子力発電に頼っている,という事実があります.だから,科学技術については,光と影の両面を考える必要があるのです.]
化学兵器が初めて使われた戦争が、第一次世界大戦だとは、知らなかった。
化学兵器はおそろしい。
第一次大戦では戦車や戦闘機で戦っていたと思っていたが、毒ガスが大量に使われていたのは知らなかった。[こちらも.化学兵器と化学肥料の製造工程は,実はほとんど同一なのです.核兵器と原子力発電の関係に似ているかもしれませんね.やはり,光と影,です.]
全ての科学技術は国防や国家の発展につながっている。しかし、争いがなければ別の形で科学技術は同じ様に開発されたのではないか。
科学って恐しいと思った。
科学技術が結構軍事用に使われていると思った。
科学技術が国家に与えてきた影響を知ることができた。
科学技術によって戦争が引き起こされる場合があるが、技術は人間環境に良い影響を与えるのが大事だと思った。
科学技術の正と負
科学技術はすごいと思った
科学技術はできた時には平和利用をしたいはづなのに人間はすぐに他人の上に立ちたがる。
科学技術は人に様々な恩恵を与えるものだけでなく恐ろしい兵器にもなりえるということが分かった。
燃料から大量殺人兵器にもなる。
戦争に科学技術が使われることは悲しいことだと思う。
戦争に科学技術が使われるのは悲しいと感じた。
戦争に科学技術を使うのはよくないと思った[以上,科学技術は刃物のようなものかもしれませんね.便利な道具として使うこともあれば,残念な目的のために使われることもあります.]
今日の話ででてきたハーバーの話は私はある本で知っていたのでとても利解できた。[因みに,その本は何でしょうか?(←好奇心)]
強力な兵機を持っていても戦争は早く終わらないと思う。私もフリツハーバーはまちがっていると思う。
核抑止力
強力な力を持つことで戦争が無くなるのかは、分からない。
兵器や毒ガスによる抑制では基本的にかいけつしないと思った。独裁政治と大差ないと思った。
力を持って抑圧することはある意味で正しいのかもしれないが、兵器を保持したままでは平和にはならないと思う。[以上,しかしながら,この「力による抑止」は,いまだに基本的な考え方の一つなのです.]
人間の恐さをあらためて知った[そうですね.]
水晶官はすばらしいと思った[NHKで放映されている『万博アーカイブ』というスポット番組で,水晶宮を扱った回がありました.愛知万博が環境をテーマにしているので,水晶宮の建設のときに樹木の伐採で配慮した,という逸話を紹介していました.]
スライドが早くて書けないところがあった
あまり理解できなかった[以上,繰り返して説明しているように,知識の修得はこの科目の目的ではありません.分からなかった個所については,是非,質問に来てください.]
前回やったところのプリントがあれば、しっかり考れていいと思った。[補足資料のことかな?]
前回の授業に配布をされたプリントのスライドを使う時はどのプリントを守っているのかを知らせてほしい。少しさむい…。[大学の講義では,「教科書の○○ページを開いて」というようなことはあまりありません.講義の聴き方のコツをつかみましょう.]
さむい
少しさむいかも。エアコンききすぎ。[以上,冷暖房が集中管理されていることはすでにお伝えしたとおりです.衣服と座る場所などで調節してください(暑がりの僕にとってはむしろ暑いくらいなのですが...).]
おもしろかった。
面白かった。
面白かった。
この時代の部分は非常に興味があったのでためになった
これから必要となる知識ばかりでおもしろかったです。[以上,ありがとう.興味をこれからも持続させてください.]
課題4が難しかったです
大変だった
つかれた。
寝不足で眠かった[以上,1年生の皆さんは特に,「工学設計I」などで忙しい学期だと思いますが,こらえて頑張ってください.]
最初の札野先生の話は、スケールがでかく、経験豊富なので、僕はとても好きです。
僕は先生の話も好きだし、無駄ではないと思う。授業も好きだし、これからもしっかり聞こうと思う。すごかった。[以上,だそうです(→札野先生).僕(栃内)が札野先生の話を初めて聞いたのは,3年余り前,まだ北大の院生だった頃ですが,皆さんと同様に引き込まれたことを覚えています(引き込まれて,今ここにいる).]
配布物が毎回多すぎる。[今回は2回分の資料を一度に配ったので多くなりました.1回の講義あたりでは4枚ほどですので「多すぎる」とは思いませんが...]
他のしゃべり声で講義が止まるのは嫌だ。クラスをバラバラにして席指定したら、いいのではないでしょうか?[私語をする・しないはその人の常識の問題でもあり,席指定によって私語がなくなる,ということには残念ながらならないでしょう.したがって,講師の側としては,引き続き,私語をする人たちには厳しく接します.一生懸命に受講している皆さんがいやな思いをしていることは良く分かりますが,理解してください.それから,私語を止めない人たち,自分たちが周りに迷惑をかけていることを認識してください.]


授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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