平成17年10月25日更新
第16回:平成17年10月24日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
情報化社会の光と影
・情報技術が現代社会にもたらした影響について考察する
・情報技術の歴史
・情報技術が社会に与えた正の影響と負の影響
・OHPなどを用いた講義
・クラス討議
・予習:各自、正の影響と負の影響に関する事例を1例ずつ探し、発表できるように準備をする。(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです)
Q.1. あなたは,コンピュータ管理された癌患者治療のためのレーザー設備に取り組むチームの一員である.コンピュータは腫瘍を破壊する光線の方向,強さ,そしてタイミングを制御する.いろいろと延期があり,計画は予定より遅れていて,システムを納入する期限が迫っている.計画していた検査をすべて完了する時間的な余裕はない.システムはこれまでに検証された治療方法においては正確に機能する.計画管理者は,検査を続けながら,期日通りにシステムを納入し,もし,バグが発見されたら,そのつどパッチを当てようと考えている.あなたはどうすべきか
A.1.
・ 安全第一なので、どうしてでも納期までに根性いれて検査を完了させるように努力する。けど完了しないまま納入するなら反対する。失敗した場合に責任はもっと取れないから。
・ 対応出来る治療内容だけを使うように納入先に知らせその他は使えるようになるまで自社で最後まで研究する。
・ 上司の言うことに従わない。
・ 事情を説明して、納期を延ばしてもらう。
・ もし失敗したら人が死ぬかもしれないので納入はしない。
・ 期日を多少過ぎても全検査を行うべきだと進言する。
・ 命に関わる機械であるから十分に検査して、安全を確認した上で、納入するように言う。
・ 納入しない。バグがないか完全に確かめないと人の命に関わるから。
・ 納入先を説得させる。人の命に関わることだから。
・ 期日までできるだけバグが出ないようにする。
・ 人の命を扱う事になるので計画は全て終わらせてから納入したい。
・ 安全という物は完璧には保証できないが、やはり当初に計画した試験はすべきだと思う。
・ 期日通りにシステムを納入して後からパッチを当てる。
・ 安心を得るならば相手側に完成はしたが完全に安全でない理由を説明し納める日を延ばしてもらう。
・ クライアントに正直に現状を話す。物が物だけに分かってくれるはず。
・ 取引先に、ここまでしか出来ていないので納期を延期できないかと話をする。人の命に関わるので納期よりも安全性を重視する。
・ 上司の指示に従い納期する。バグが起きたら直せばいい。
・ 安全性を重視するので安全性を確かめるまで待つ。
・ 人の命には代えられないのでしっかりとした対応を取ってから納入したい。
・ バグが発生する可能性を十分に説明。もしバグが発生した場合、直ちに中止するよう注意をして納入。納入後、デバッグ、パッチ当て作業をする。
・ 納入する期限を延ばしてもらう。
・ 納入しなければチームの人はお金を貰えないだろう。しかし納入してしまえばチームの人はお金を貰えるが、そのシステムにおって影響をもたらす人々は莫大な人数になるだろう。
・ 納入するのとはまた別の場所でいち早く検査を始める。
・ ユーザーに現時点での問題を報告して、検証された治療法のみ使用して貰い、その間にパッチとデバッグをする。
・ 納期が迫っていても、人間に影響のない安全で使用する人も安心できるシステムをちゃんと作った方が良いと思う。
・ 期日までに納入する。
・ 納期が迫っていても、命に関わることなので検査をする。べきだと思う。バグが発見されてからでは遅い場合もある。
・ 検査の時間を要求する。人命に関わる問題だから。
・ パソコンのソフトのように簡単に修正すれば良いという問題でないので、きちんとテストをしてから実用化すべきだと答える。
・ このままシステムを納入する。
・ 納入と平行して作業を進める。
・ 上司に従う。
・ 計画管理者に従って期日までに納入する。
・ 人の命に関わるので、完全なものができるまで、待ってもらう。
・ 人命に関わることなので、納入するべきでは無いと思うが、自分がその立場だったら納入してしまいそう。
・ そのバグというものは、人の命に関わる可能性が高い。バグのせいで人が死んだ場合会社は終わりであるから、そのようなバクチはしない方がいい。
・ 納期に遅れても検査はすべて行うべき。
・ 納入には反対する。
・ 儲けるためにシステムを納入するのはよくない。納入する期限を延期してでもバグが発生しない事を完全に確認してから納入すべきだと思う。
・ 時間がないので、チェックをしないでバグがないことを祈り提出する。
・ 命に関わる事なので納期を延ばしてでも検査するべき。
・ 納入に反対する。
・ 相手側に納期を延ばしてもらえるように頼む。人の生命に関わることなので、どうやってでも検査して納入するべき。
・ 人間の体に関与することなので、納入するべきではないと思う。しかし納入しなければ、チーム自体がこまるので、どちらともリスクは大きい。
・ システムが同じになる。
・ 納期を遅らせる。
・ バグが出現するときのリスクが高いのでシステムの納入を遅らせるように頼む。
・ システムが完全に同じになる。
・ システムが完全になるまで信用しない。
・ 出たとこ勝負で出す。
・ 上司を説得し、納入期限を遅らせる。
・ 上司の反対を押し切り、なんとしても性格に機能することを確認してから納入する。
・ もし問題が起こったらそれこそ問題だと思うので、検査すべきだと主張する。
・ 期限通りに導入させる。問題が起これば、その時に対処すればよい。
・ システムが完全とわかるまで、期限を遅れてでもやる。
・ 上司に反対の意見を申し立てます。なぜなら実際の人体に関することなのにそんな不完全な状態で患者に使うわけにはいかないと思うから。
・ 責任が主に上司にあるので従います。
・ 人の命に関わる事なので、期限を延ばせるようにし、最後まで検査する。
・ 期日は絶対に守るべきだが、癌患者治療のレーザー設備が故障でもしたら命に関わるので、きちんと検査すべきだと思う。
・ 期限を守ることを第一に考えてしまうので、検査は大まかなことだけをして提出する。
・ 人の命にかかわることなので、納入する期日を遅らせることが出来るなら遅らせ、遅らせないのなら、検査をし続けながら納入する。
・ 命に関わるかもしれないので検査が完了してから納入すべきだと言う。
・ でたとこ勝負。
Q.2. あなたは,ある会社のコンピュータシステムの管理者である.ある従業員が病気で休んでおり,同じ部署の別の従業員から,仕事を進めるために,病欠している従業員のコンピュータにあるファイルをすべて自分のコンピュータにコピーして欲しいとの依頼を受けた。あなたならどうするか。(もし,依頼が社長からだったら,あなたはどうしますか?)
A.2.
・ コピーする。
・ いろいろな手段(休んでいる人に電話をする)をしてどうしてもファイルをコピーするしかないとなったら仕事のことを考えてコピーしてしまうかもしれない。
・ 会社の信用が無くなってしまうので、社長の言うとおりにする。
・ コピーしない。
・ 社長でいてもフェイルをコピーするのはダメだ。
・ 頼まれらやるしかないと思う。
・ みんなで作業を分担してコピーする。もし皆が忙しくて自分しか出来なかったら、頑張ってやるしかない。
・ しょうがないからコピーする。
・ 仕方ないので言われた事に従う。
・ コピーする。そうしないと会社全体にダメージを受けるから。
・ 依頼を受ける。
・ はいわかりました、と素直に引き受ける。社長には逆らえない。
・ 拒否する。
・ 受け入れる。
・ コピーするファイルを選ぶ方がいいと提案する。
・ やるしかないのでやる。
・ 社長と十分に話し合ってから決める。
・ コピーしてあげる。
・ 病欠している人に断ってからコピーする。
・ 休んでいる従業員に訊いてみる。
・ 仕事が進まないのでフェイルをコピーする。
・ コピーするのは良くないが、相手が社長で立場的に自分の方が弱いので、仕方なくコピーしてわたすと思う。
・ 仕事をなくすのは本当に痛いので例え犯罪でもなんとかコピーする。
・ 病気の従業員に連絡を取るまでしない。
・ 会社のパソコンに個人情報を入れてままにする人はいないので大丈夫だと思う。もし、入っていても会社のためには仕方ない。
・ 病欠している従業員に確認を取る。
・ 病欠の人に連絡を取ってコピーする。
・ 社員ならフェイルをコピーしてもいいか十分確認してから渡す。社長ならすぐ渡す。
・ 病欠している人間に連絡、どうするか訊く。連絡がつかなかったら断る。
・ 何かあると困るのでコピーはさせない。
・ その従業員に確認を取ってからコピーする。
・ まず病欠している従業員に電話をして訊いてみる。
・ 休んでいる従業員に連絡を取って了解が得られたらコピーする。
・ ダメだと思っていても教えてしまうかもしれない。
・ 会社所有のコンピューターだったらやる。個人の物だったら本人に連絡してからコピーする。
・ 病欠の従業員に電話などで連絡を入れてコピーして良いかどうかの確認を取る。
・ 何も考えずにコピーするのではなく、考えてコピーする。
・ フェイルをコピーしなくてもいい方法を考える。
・ どんな人でも断る。ただし、個人情報や重要情報以外の時は後日削除を条件に受ける。
・ 最初に本当に良いのかと問う。
・ 休んでいる社員に連絡を取り、確認が出来たらOKを出す。最近情報流出等の事件が多発しているので確認できていないのにOKを出すのは良くない。
・ できるだけ病欠の人に了解をもらってから。
・ まず病欠した従業員に連絡を取り、許可を取る。
・ とりあえず連絡を取ってみる。
・ その従業員に連絡を取り、ダメなら勝手に見る。
・ まず病欠している人の承諾を得る。
・ 病欠している者と連絡を取り、どうするか決める。
・ 本人に連絡してからコピーする。
・ 病欠であれば連絡が取れない訳ではないので休んでいる人に訊いて対処。
・ 快くOKして、その従業員にやってもらう。
・ 後で問題が発生するかもしれないので依頼は受けない。
・ 病欠している従業員に連絡を取り、承認をもらってからコピーをする。
・ 休んだ従業員に連絡を取った後で、必要な情報だけを渡す。
・ 社長の依頼ならコピーする。
・ 社会の言うことに従わない。
・ 従業員の所まで行ってその人にやってもらう。
・ 休んでいる人に直接確認をとってからでなければ渡さない。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・ 情報格差の話が興味深かった。
・ コンピュータが苦手なんて言っていられない世の中だなと思った。
・ 法律が後追いなのはコンピュータだけに留まらないと思う。そのような場合はどの用に対処すべきか勉強する必要があると思った。
・ 分かりやすかった。
・ PC-9801とはなつかしい。
・ 毎回ある質問はいろんな立場からものを見させてくれてとてもためになる。
・ 風邪で怠いし、頭が痛い。
・ 面白い。
・ 興味深い内容でした。
・ 意味分からん。
・ インターネットの資料はあまり利用できないと思った。
・ 数十年の情報技術の発達は著しいと感じた。
・ 技術者は重要だと思った。
・ 右の方に居た3人がうるさかった。まだ寝てくれてる方がまし。
・ 静かで良かったです。
・ 難しい。
・ 何気なく使っているインターネットだけれど、色々な恐ろしいことに使われてきたことに驚いた。
・ コンピュータなどの情報の大切さや重要性についてわかった。
・ ITに関する倫理観の大切さを知った。
・ 情報はすごい。
・ ちゃんとマナーは守りたいと思う。
・ インターネットなどの情報の正の面、負の面がよくわかった。
・ 情報社会は使う人のマナーが大切だと思う。
・ インターネットは恐ろしいと思った。
・ 眠たいです。
・ インターネットの凄さと、怖さがわかった。
・ 今の日本は情報技術にどれだけ依存しているかがよくわかる。
・ 情報は大切だと知るとともに恐いと思った。
・ 情報社会について理解できた。
・ コンピュータもただ使っているので、もっと深く知りたい。
・ Winnyは危ないと思う。
・ 情報についてよくわかった。
・ リサーチペーパー頑張らねば。
・ 情報化にも問題が溢れている。
・ 情報の管理は難しい。
・ その技術や技術を作って何かを作るときに倫理的なものが抜けていたら、それらが間違ったことに使われたり、害を与えるものになってしまうと思った。
・ パワーポイントの指数「キロ」は大文字[K]ではなく小文字の[k]だと思います。
・ 情報は大事だ。
・ 非常に勉強になった。
・ 便利になる一方。情報倫理が大切である。
・ 情報技術というのはすごいと思った。
・ コンピュータの進化があれほど速いことに驚いた。
・ リサーチペーパーで調べていたことだったのでよくわかった。
・ 難しい。
・ ITに触れた。
・ 情報化社会の危険性とメリットを認識できた。今後、物質、エネルギー、情報に次ぐ柱が出てくる気がした。
・ インターネットを使用しているが、情報が漏れていそうで心配になった。
・ Winnyとかそのまま出してもいいんですかね?
・ インターネットの恐怖の存在。
・ インターネットの怖さを知った。
・ この話を聞いただけでインターネットはあまり信頼できなくなった。
・ コンピュータはすごいと思った。
・ コンピュータの発展がわかった。
授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。