平成17年10月27日更新
第17回:平成17年10月26日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
生命・医療倫理
・遺伝子操作、クローン技術、生殖技術など生命倫理を必要とする事例について考察する。
・生命・医療倫理の概説
・OHPなどを用いた講義
・クラス討議
・予習:各自、生命・医療倫理に関する事例を2例探し、発表できるように準備をする。(120分)
・リサーチ・ペーパーを提出する。 (360分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、本田の補足ないしはコメントです)
Q.脳死を人の死だと思いますか?
A.
1. そう思う。 47名(65.3%)
→理由
・ 人格がないものはやっぱり死人だと思う。
・ 何も考えられないから。
・ 脳が動かなくなっては体も動かせないし、言葉も話せない。なので「死」ということになる。
・ 何も感じることが出来なければ人は生きているとは言えないと思うから。
・ 人は他の動物と違い、高度な精神活動を行う生物でその活動の全ての源は脳にあるから、脳が死ねば人の死。
・ 意識がなければ死んでいるようなものだから。
・ 自分の力で動くことが出来なくなるから死と同じである。
・ 意識がないなら死んでいるのと同じだと思う。
・ 物理的に生きているけど脳が死んでいるから考えることが出来ないので死であると思う。
・ 死んでいるのと変わらないから、それで人が助かるのなら良いと思う。
・ 体だけ生きているなんて、死んでいるのと同じ。その人は何も考えられないわけだから。
・ 脳が機能しなければ自分で生きているわけではなく体自信が勝手に動いているだけだから。
・ 私だったらそんな状態で家族に迷惑をかけるよりすぐに死にたいと思う。
・ 活動そのものに影響が出るから。
・ やっぱり人は体がいくら生きてても、何らかの生産活動が出来なければ生きているとは言えないから。笑ったり泣いたり、話したり出来なきゃ生きているなんて言えないと思う。
・ 脳が死ねば自分でものを考えることが出来ないので死んだのと同じであると思う。
・ 生きているとは言えないから。
・ 意識がないから。
・ 人の死だと思う。
・ 最終的には死ぬから。
・ 本当に脳が死んでいるならば死と考える。
・ 脳が死んだら、その人の考えがなくなり、ただの物体になるから。
・ 体は生きているかもしれないけれど、今の医療では助からないから。
・ 一人では何もできないから。
・ 脳が死んでいるということは感覚がないということで、心臓だけ動いていても五感がないので植物と変わらないので生きているとは言えない。
・ 意識がないのは、もう細胞が生きていても意味がないから。
・ 心がないのと同じだから機械と同じようなもの。
・ 回復するすべがない上に意思が何もないから。
・ 何も出来ないから、死んでいるのと同じだと思う。
・ もう自分では何もすることが出来ないので。
・ 脳が死んで、何も考えることが出来ないから人間としての意識を、意思は既にないから。
・ 死んだ人とほとんど同じだから。
・ 機械をはずせば死んでしまうから。
・ 自分で考えることが出来ないから。
・ 感情がなくなるから。
・ 意識がないと生きている実感を得ることができないから。
・ 体は生きていても、脳が動かなく意識がないから。
・ 人じゃなくなるから。
・ 脳死ということはその人の意識がないから。
・ 物事を考えたりできるのは脳があるからであり、体を生かしているだけなら生の肉塊。
・ 脳が死んでいるので。脳が働いていないから、体が生きていてもそれは死だと思う。
・ 細胞の壊死が起こっているから、脳死は人の死だと思う。
・ 人は考えたり、何か行動したりして生きているので。
・ 脳が働いていなければ、人としての活動が行えないから。
・ 脳死した状態で本人が生き続けることを望むか考えたとき、僕はそれを望まないから。
・ 脳が死ぬ=考えることが何もできない、すまり生きているとは言えないと思う。2. そうは思わない。 25名(34.7%)
→理由
・ 意識がないだけで、いつか意識を取り戻すかもしれない。その時、その人は死んでなかった事になる。ならば脳死の場合であっても、人間は行きていることになる。
・ 昔ならともかく今は死んだという基準にならないので死んだことにはならないと思う。
・ 細胞レベルではまだ生きているから。
・ 脳死の状態から回復するかもしれないから。
・ 脳が死んでも体は生きている。移植された人にドナーの記憶が移るという話を聞いたことがあるが、そういう話を聞くと体にも記憶があると思う。
・ まだ他の臓器が生きているから入れ替えたら動きそう。
・ もう思考は止まっているため。
・ 奇跡が起こるかもしれない。生き返る可能性がまだ残されていると思う。
・ 心臓が止まらない限り生きている。
・ どこまでが生でどこからが死なのかわからないが、脳死は死んだことにならないと思う。
・ 人が本当に死ぬということは、臓器の細胞が死ぬと言うこと。しかしこの場合は脳以外の臓器は元気に生きている。
・ 身体は健康なので。
・ まだ他の部分が生きている。
・ この問題は難しいです。
・ 体は生きているのだから死ではない。
・ もしも自分の身内であったらと考えると生きていて欲しいと思う。
・ 脳死判定によって人の死を決定するという点に疑問がある。
・ 意識が戻る可能性があるから人の死とするのは間違いだと思う。
・ 脳だけが死んでいるわけで、体が生きているのだから人の死だとは思えない。
・ 体は生きているから。
・ 果たして人の死は脳が基準なのか。
・ 考えたり、感じたりなどができてこそ生きている証だと思う。
・ 身内にとってはまだ生きているのと変わらないから。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、本田の補足ないしはコメントです)
・ 生命に対する重大さ、尊さを考えた。
・ 医学の進歩にともない様々な問題しか出ないのではないかと感じた。
・ 脳死、人工授精の話は重大だと思った。
・ 出生前診断をした後、産むかやめるかを日本では選ぶことができるだろうか。
・ リサーチペーパーが終わって一安心。
・ 重い話が多かった。けれど興味深かった。
・ 生命倫理は色々複雑だが、法律をしっかりするべきである。
・ 医療関係の話だけでした。
・ 身体の内部のことは分からないものだ。
・ 医療にまつわる倫理的問題点の難しさがわかった。
・ 話がキツイ。
・ 今回は医療技術の凄さと、逆に恐ろしさも感じ取ることができた。
・ 当事者の悩みはだれにも分からないと思う。
・ 難しかった。
・ 医療技術は進んでも、倫理的問題が増えてしまい、結局良いことなのかわからなくなった。
・ 死の定義は難しい。
・ 私は今の所、臓器移植や人工授精には反対だが、実際自分が治療を受けなければならなくなったらと考えると深い内容だと思う。
・ 脳死は一体どう扱うべきなのだろうか。
・ 社会が技術に追いつかなければこれからも次々と今回のようなことが起きてくる。今後、生殖技術が発展すると、命の選別になるのではないのか。科学技術の発展のつけは結局我々に降りかかってくるのではないかと思った。
・ 死人については素直に受け入れた方がいいような気がします。無理して生きる必要があるのでしょうか。
・ 脳死の判定は難しい。
・ 医療技術は直接人の命に関わるものなので、その問題はやはりとても難しいものだと思う。
・ リサーチペーパーが辛かった。
・ 脳死と植物状態は同じなのだろうか。
・ 空気が重い。
・ 難しい。
・ 生命の状態を操作するのはこわいと思った。
・ 生命が関わることはややこしかった。
・ 生きていることと死ぬことが難しいことがわかった。
・ 難しい問題だと思った。
・ 心ってなんだろうと考えた。
・ あまり寝ていないので眠かったです。
・ 医療の進歩は凄い。
・ 少し難しい内容だった。
・ 脳死の問題は複雑だと思った。
・ 自分の死を待つよりは他人の死を待つ方が楽なんじゃないか?提供しもされもしないけどね。
・ 分かりやすい。
・ 集中して聞けた。
・ リサーチペーパー大変だった。
・ この授業は大好きだったので終わっちゃうのが寂しいです。
・ 倫理的な問題が関わってくると難しい。
・ 医療の問題が新鮮でした。
・ リサーチペーパーの一つが間に合ってよかった。
・ クローンはあまり良くない。
・ 医療分野にも問題が沢山ある。
・ 生命倫理に関して、とても奥が深いことだと思った。
・ 難しい内容だった。
・ 死についていろいろ考えさせられた。
・ 残り少ないので集中。
・ 「死」というのがよく分からなくなった。
・ 難しかった。
授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。