平成17年12月5日更新

第4回:平成17年12月5日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

科学技術と産業
・科学技術と産業の関係に関する検討(科学技術政策、科学技術基本法、基礎研究所モデルの成立と崩壊など)

授業の運営方法

・OHPなどを用いた講義
・ビデオを使った解説

学習課題 予習・復習

・科学技術に関する新聞記事レポート(第1回)の提出 (60分)
・予習:科学技術の進展により大きく変化した産業の例を考えておく。 (60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです)

Q. 今日の,MOTを含む,技術者をめぐる状況の説明を聞いて,現在の講義内容が自分と関係していると感じるようになりましたか?

A.* 答えの選択肢

1. 自分自身の問題だと思う 18人(47%)

・ 技術、経営とも見をむけているが、共にとぼしいので、今後身につけなければならないと考えている。
・ 私は、コンピューターで社会に出て行く上で必要だと思う。
・ 社会に必要な技術者とは、社会に必要な技術者が分かる技術者だと思う。

2. どちらとも言えない 19人(53%)

・ 将来の自分が技術者かどうか、まだ分からない。

3. 自分とは関係ない問題だ 0人(0%)

〔コメント: 工科の学生が経営感覚なんて関係ないと思うのが当たり前です。でも、我々はもはや追われる立場です。今後技術者として成功するためには、新しいものを開発する発想が求められています。売れる商品を開発するためには、経営感覚を磨かねばなりません。工学の意味も少しずつ変化していっているのかもしれませんね。〕


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです)

・ 最近晴天が少ない。雨ばっかりで、よけいに寒く感じる。雷も多い…。〔←北陸の冬は派手ですよね!私も初めての冬ですから、知らないことが沢山あります。〕
・ 経営者も技術者も互いのことを知っていなければいけないのだということが分かった。
・ 科学、技術、国家が密接に関係していることが分かった。〔←そうなんです。皆さんは、素朴な科学主義から脱皮して、実際の科学の営みを知って下さいね。〕
・ 大変ためになった。
・ 課題をやるのが大変だった。〔←お疲れ様〕
・ 技術者も社会情勢を知らないといけないということが大変だと思った。
・ 基礎研究は重要だと分かった。
・ 1次、2次、3次資料とはそれぞれ何のことか。〔ニュートンが書いた本を1次資料とすると、「ニュートンが〜と言っているよ」と書いている本が2次資料。「〜がニュートンは…だと言っているよ」と書いているのが3次資料…といった具合に、オリジナルから離れるごとに2次資料、3次資料と呼びます。〕
・ レポートがつらい…。
・ 経営のことも学ばなければいけないことを理解した。
・ これからは頭をやわらかくしていかなければならないと思った。
・ 今までの産業について少し分かった。
・ 科学=国力となり、国同士が競争をすることによりまた新たな科学技術がうまれる。この繰り返しが今の世界をつくっているんだなと思った。〔←その通りだと思います。〕
・ だいぶ先の将来の話だった。
・ 技術者は開発のこと以外の分野においても考えないといけないことを知った。
・ 技術すらまだ足りないので、経営よりまず技術を学ぼうと思います。
・ 技術者も、経営する力が必要なんだと思った。
・ 自分の将来に関することが多かった。
・ 内容が難しかった。
・ アカデミズム科学の時代に生まれたかった。〔←その気持ちも分かります。しかし、後戻りは出来ません。まずは現状からスタートしましょう。そして、今後科学がどのように運営されていくべきか、決めていくのは皆さん自身ですからね!〕
・ 常に情報を集めなければと思った。
・ ちょっと時間に追われる授業だったが、よかった。
・ MOTは重要だ。
・ 経営と技術の二人三脚が必要だ。〔←そうです!〕
・ 私の学科に関連が深いのでためになりました。
・ どんどん話が詳しくなっていっているのでおもしろい。
・ 今日の授業のようなことも考えていかなければいけないので、社会は大変だと感じた。
・ お金が大事と思った。〔←お金が価値基準になっているのは確かですね。しかし一番大事かどうかと言えば、また話が変わってきます。その辺りの内容は今後にご期待下さい。〕
・ 疲れた。
・ 技術者になる人間として社会のことをもっと知っていこうと思った。〔←ただの技術者ではなくて、一流の技術者になるために、社会のことを知る必要があります。〕
・ 産業と科学技術にこんな深いつながりがあるとは思わなかった。〔←私も知った時は驚きました。〕
・ 「個人の興味・関心」を「社会にフィードバック」できる会社ができないか…と考えている。〔←とてもすばらしい発想です。是非実現するために進んで下さい!〕
・ 技術者になるためには、技術だけでなく社会のことを知らなくてはいけない。


授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る

トップページに戻る