平成18年2月1日更新
第14回:平成18年2月1日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
科学技術と安全・安心2
内容例
・リスクを伴う科学技術が引き起こした事例の解説
・OHPなどを用いた講義
・ビデオを使った解説
・復習:科学技術とリスクの関係について考察する(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.チャレンジャー号事故に関するビデオを観て、最初の感想は?
A.(次回、登場人物それぞれの立場から、ちょっと考えましょう。コメントは控えめにします)
NASAが悪いエンジニアは判断力が必要されるエンジニアには非はないと思う
NASAとNASAの下請けMT社上層部と技術者との事故に関する認識の違いんいおどろいた。
NASAの強引さが印象に残った
NASAの判断から、結果も大事だが、プロセスも大事だということがわかった ビデオをみて、全員が、厳しい顔をしていた。やはり責任感があるのだろう。
NASAはあせっていたと思う
NASAはなめすぎだ!
TOPにも理系の人が多いアメリカでもこんなことがあるなら日本だったらとても多くおこることになるのではないかと思った。
あぶないとわかっていたのに、何故…みたいな。NASAひどいわー。亡くなった人は、すごくかわいそうで、なんとも言えない。
アメリカの考え方がだめだと思う。やっぱり確率ではなく、危険が0でなければ、実行するべきではなかったと思う。0というのは実際むりだが…
これだけ見るとNASAがこの事故をおこしたと思った。
こわい
すごく恐かった。誰が悪いとか考えるとみんな悪いように思える。そもそもなぜ宇宙開発が必要なのかさえ疑問に思えてくる。科学技術者を発展させるのに、犠牲になるものがこんなに多いのは悲しい。
チャレンジャーは本当にチャレンジャーだった。
なぜ、NASAは危険性が高いにもかかわらず、シャトルの打ち上げを急いだのだろうか?
なんとかならなかったのかと思った。
ビデオが短く感じた。もっと見たかった。
もっと技術者の意見をとりいれるべきだと思った。
わかっているのに止められないのがきつい。本来なら絶対に止めるべきなのに、経営を考えると止められないというきついせんたくがある。
安易な考えで大きなもの事は決めれないと感した。
一つのミスがここまで大きいとわ、
下請けの経営者は上からの圧力に弱いということを改めて実感した
下請け会社は大変だと感じた。
会社の経営を考えるからこそ打ち上げ反対だと思う。
会社の利益のために7人の人間が亡くなってしまった技術者の言うことを信じればいいのに
感想:チャレンジャーは、事前に防げた事故だった。本当に無念だと思う。
危険という事 どうしてそこまで分かっているはずなのにNASAは、打ち上げたかったのか分からない。
技術と経営の関係はむずかしいと思った [そうなんですね。経営者の立場から考えると、また違って見えるんですよね]
技術者として見るとつらい結果となった気がする。
技術者と言う立場の弱さを見せ付けられた。上の立場のものの判断による決定が絶対である事の恐怖である。
技術者の立場が低い
技術者の立場が非常に弱いものであることが思い知らされた。自分の意見をつらぬき通せば自分が犠牲になり、意見をまげても事故は自分たちのせいになる。なんが技術者がいやになった。
技術者の立場は難しい。
技術者はエンジニアとして最高位なはずなのに、どうしてNASAは名声のためにうちあげてしまったのだろうか。知識のあまりない人間(技術者より)はもっと技術を見るべきだと思う
技術者は自分の仕事に責任を持たなければいけないと思った。
経営より、命を大切にするべきだと思った。
経営者と技術者の考え方の違いどうにかしなければならない
経営者の立場が最終的に決定をすると、どうしても安全より利益が優先されると思った。
警告をしていたのにも関わらず、打ち上げの命令を下したNASAの責任だったのだと思う。技術者と経営者はこれほど違うものなのかと思った。 [以上、技術と経営は両立しない対立関係なんでしょうか?]
権力はすごい
現場の声をそん重すべきだったかもしれない
最初の印象:リスクと人の命をてんびんにかけているという思考は欠けているように思った。
仕事を受けおっている側の意見はやはり通りにくいということが分かった。どうすれば、このような問題がなくなるのだろうか。
失敗すると分かっていても打ち上げに賛成したのはおかしい。
失敗も将来の成功と改善の糧となる。亡くなってしまったクルーには申し分けないが彼らは、運悪くその役目を担ってしまったとしか言いようがない。
社会人はたいへんである
責任はどちらにあるとかでなく今後どうするかをきめるべきだったと思う。
組織の上の人間が力を持つと現場の意見は完全に無視か。身近な所でもそんなことがありそうですね。
打ち上げの際、少しでも不安があり、仲間が一人でも反対したなら、中止すべきであった。打ち上げが延期すると、多額の費用がかかる。しかし、失敗する可能性を可能な限り下げておくべきであった。仕事に個人の意思を尊種すべきではない。
滅多に起きないことこそアクシデントは恐ろしいことを実験した。
目の前でロケットが爆発するのは衝撃的であった。目の前で火事になる瞬間を見たことがあるが、とてつもないんだろうな。いやー、眠いです。
問題がわかった時点で打ち上げを考えなおすべきだと思う
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
「安全」とは難しいものだと思った。 [そうですね。講義のポイントは二つ。どう定量化(≒数量化)するかということと、そこからどう判断するかということが、ともに難しい(でも判断しなければならない)ということですね]
ウィリアム・ルメジャーはすごい人だと思う。 [次回ご説明します]
おつ
おなかがへりました。 [3限に延長して授業したら.......恐ろしや]
この授業を受けると毎回悲しくなる…。科学技術に楽しいことはないのかな…。 [講義の仕方が悪いのかもしれませんが、当方らとしてはそういうメッセージではありません。大前提として科学技術が現代社会を支えているわけですし、今日のビルの話のように、マイナス面をできるだけ抑えることもできるわけですから]
これから二週間ほどが地獄になった。 [気持ちはよくわかりますが、学生の本分です。頑張ってください]
さむい [あの教室はどうも寒めなので、衣類等で調節してください]
シティーコープセンターすげぇ。構造計算よくできたなぁ。なんで作業には裏マニュアルのようなものが多いんだろう…。 [確かに凄いビルですね]
チャレンジャー号の爆発すごかった。
チャレンジャー号事件についての詳細を知りたくなった [以上、次回ご説明します]
どんな職場でも、現場の声が「上」(経営者など)に届かないことがあるんですね。 [そうですね。届いても潰される、とかね]
なし
なれすぎると人は誰でも「馬鹿なゆだんをする」ものだなと思った。 [人間はそういう生き物のようですね。それを大前提にシステムを組むことが大切ですね]
なんかつかれた。 [宿題やテストのせい?]
ねむい
ねむかった。
ねむかった。
ねむたい [以上、試験も近いのでお疲れのようですが、力の配分を考えましょう]
ビデオ良かった。 [ありがとうございます]
まだ、リサーチペーパー、一つも手をつけていない。もう忙しい。頭が死んでいる。 [ウルトラマンなら赤ランプ点灯!! 残された時間で頑張りましょう]
また寒くなってきた。
また雪が降るのか [以上、昨日よりずっと寒くなりましたが、現在のところまだ雪にはなっていませんね]
むずかしい問題であり、人間のイヤな所だと思う。 [まったくその通りですが、避けて通ることはできません。お互い]
リサーチ・ペーパーがつらいです。
リサーチ・ペーパーを連休にやるつもりだったが、インフルエンザで寝込んでしまった。今週来週ともに忙しくやる暇がない…どうしよう…
リサーチペーパーがんばります。
リサーチペーパーが大変だ。書くのがなかなか難しく、進まない。
リサーチペーパーきびしいです。
リサーチペーパーをがんばる。
リサーチペーパーを頑張らなければ…
リサーチペーパー残り結論だけです。
リサーチペーパー大変そうだ。
リサーチペーパ難しい
リサペパが…やばい。 [以上、要点は今日お話しした通りです。残された時間を有意義に使ってください]
レポートやテストでもう体がボロボロです…
レポートラッシュ中 [以上、あと2週間]
ロケット [......脇についていたブースターロケットはミサイル]
宇宙にいると、身長が伸びるって聞いたことがあります。 [間接の間があくようですね]
課題や達成度がひかえているので大変…。 [力の配分を考えましょう]
経営者と技術者と関係はとても難しいと感じた。 [そうなんですよね。次回、ちょっとご説明します]
権力には勝てないと思った。 [でも、何とかしなければいけない時もあります]
昨日寝不足で大変眠たかった。すいません。 [宿題その他が溜まっているようですね]
授業で話したことで、Wordよりいいソフトとはどんなソフトですか?OSは?教えてください。 [Mac OS 9以前なら「軽い」ソフトがいくらでもありました。「...ました。」と過去形にしなければならないのが辛い]
上司のいうことは、きかなきゃだめな社会はあまりよくないと思う [そういう会社もね。会社を選ぶ時は、そこもよくチェックしてください]
大丈夫はないことがわかった。 [そうです。それをどう把握し、判断、行動するかが大切なんですね]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。