平成18年2月15日更新
第18回:平成18年2月15日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
まとめ
・21世紀の高度技術社会における科学技術者の社会的・倫理的責任に関する解説
・高度技術社会における科学技術と社会の関係
・科目全体のまとめ
・期末試験に関する質疑応答
・OHPなどを用いた講義
・クラス討議
・予習:科目全体に関する質問事項を考える
・本科目と本学の教育・学習目標との関係に関するレポートを提出する。(180分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.講義でご覧いただいたビデオの中の夫婦の立場だったとして、出生前診断を受けますか?
A.(ビデオの中の夫婦の立場での回答です。他の立場からだとずいぶん変わると思います。コメントは控えめにします)
1.する 48人(72.7%)
2.しない 15人(22.7%)
3.無回答 3 人( 4.5 %)1.する(→この場合、母体にリスクがあるだけでなく、講義でご説明したようないろいろな倫理的問題が発生します)
”治せる”という選択肢があるので、やる。(その立場にいたら、社会の倫理観まで、考えが及ばないと思う。)
いいと思う
メリットがあるので危険なことかもしれないが良いことである。
やはり、自分の子供に長く生きて欲しいと思う。
やはり、自分の子供を若くして死なせるわけにはいかないので、リスクをともなってもすると思う。
やはり子供には元気に生きて欲しいから
遺伝子に欠陥がある子供だと、成長とともに医療費がかかるため。
何とかして助けたいと思うから。
科学技術は、人を生かすためにあるので使ってみると思う。子供は、遺伝子を選んで生まれて来れるわけでもないので、別に悪いことではないと思う。人を幸せにするのが科学技術だと思う。
確かに多くの問題があるかもしれないが、そのまま放っておくかわいそうだ
間違いなく1
救える命があるならば、救ってあげたい。子供を生むことさえできない方も大勢いるはずですから。
金が有り、子にとって必要なら2児にも愛情を割けるなら、やってよい。部品取りにならやめたほうが良い。
兄の命を救うためだから仕方ない
今後の段階では何とも言えないが親になったら子供のためには何でもしてあげたいと思うだろう。
子どもが健康になるのならいいのではないか。
子供が助かるならなんでもすると思う。
子供は守りたいから
子供を助けたいから。
子供を助けたいという親の気持ちはよくわかるから。
子供を助けるためには何でもすると思う
自分の [?]
自分の子供にもっと長く生きてほしいから。
自分の子供は、健康で(まともであってほしい)と思う。
自分の子供を助けるためなので、すこしでも可能性があるのならばやりたい。
自分の子供を助ける事ができるのであるのなら、デメリットがあっても人工授精をすると思う。
自分はどっちでもいいが、たぶん母親のほうはやりたいと言い出すと思うから
助かるならやるだろう。
少しでも病気が直る可能性があるなら…
親ならするんだろう。
親の立場になったことがないので、わからないところがあるが、実際リスクがあっても、自分の子を助けたいと思う。
正直、親の気持ちとしてはどちらが正しいのかわかりません。子供の気持ちになれば1がいいと思いますが…。
生きて欲しいと思う。運だ子供は救うためだけではないし、同じように愛してあげれば良いと思う。
弟の細胞をどうするって?
母親になる人が了解すればやると思う。
母親に負担がかかるなどの問題はあるが、自分の子供がこの世に生まれてきた限り、生きて欲しい。2.しない(→この場合、兄は20歳まで生きられません)
しかし、子供のことを考えると「1」〔↑〕になるかもしれない
恐い
兄のために生まれてきた弟がかわいそうだから。 [兄弟ともに、その「ために」生まれ、生きていることになりますね]
産まれてくる子供のことを考えると、どうなのだろう。普通に生きてたって、20まで、生きていくことのできない人もいるのだし、
使わない
私は反対だ。なぜなら人を殺さなくて良いというのは良い事だが子供本人的にデメリットが大きいとし、くわしくはわからないが、私は反対だ。
自然のままで
受精卵を捨てる事に対して、反対なので私は人工生殖はしません。
生命をもて遊んでいるようだ… 弟に自由はあるのだろうか… 移植を拒みはしないか気になる。
問題は費用ですよね。
問題を取り除くと個性もなくなると思う。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
「(どうぞ、)ご賞味下さい」という言い方は間違いらしいです。正しくは、「お召し上がり下さい」だそうです。 [へぇー、初めて知りました]
VTRのような技術はよくないと思う [でも、急速に進歩しているのです]
あの卵子もES細胞に使えば良い。 [それは倫理的にどうなんだろう?]
ある意味今までで1番恐いビデオだった… [でしょ? センセイも怖いです]
かなりねむかった。 [お疲れのご様子]
[週末にテレビで映画]キャシャーン見ました。「心臓細胞」ができてしまいそうですね。この未来。倫理的問題があほすが、キャシャーンの敵は、「私たちに生きる権利はないのか!!?」。「生まれてきたのだから、生きているのに…。」と言っていた。マンガは私たちに倫理的考えをうったえていたと思う。 [今日のお話と繋がる部分がありますね]
こんな技術があるとは驚いた。 [ずいぶん進んでいるんですよ]
ついに冬学期もあと一週間か… [テストがんばってください]
つかれた [複数。気持ちはよぉーくわかる]
テストがんばります。
テストがんばります。
テストがんばるぞ!!
テストがんばろうと思う。
テストが終わった。
テストが続くと辛いです
テストだ。
テスト大変だ [以上、この科目を含めてテストがんばってください。あと一息です]
ねむい。 [お疲れのご様子]
ビデオの続きがあればみたい [約50分のDVDです。興味があればお貸しできます]
ビデオはもう少しグロいと思っていたが、あまりそうではなかった。 [グロくはありません。前の方も仰っていたように、別な意味で「怖い」ないようです]
ビデオをみて、卵・精子はとっても小さく、命の最初はとても小さく、弱いものだと思いました。 [そうですね]
ビデオ見てて気分悪くなった。 [そうかもしれません]
ようやく暖かくなってきそう [そうですね。でも週末の新潟はとても冷えたんですよ]
リサーチペーパーが気になる… [評価はお伝えできます]
遺伝子に関する技術は私のようなできない者にとっては怖いと思った。 [貴方が作業することはないかもしれませんが、誰か(科学者・技術者)が作業するという点では、私たち自身の問題なのでは?]
遺伝子治療の話を聞いていると、医者が神様みたいな感じが増えた。 [そうかもしれません。そうすると私たち患者の立場はどうなるのでしょう? インフォームド・コンセントとか(試験に出るかも)]
課題7わすれた… [できるだけ早く提出しましょう]
寒い [暖房を入れたのですが]
肝臓の話は気持ちわるいので苦手。 [なるほど。気をつけます]
後ろがうるさい [ご存じのように、今日は何回か注意しました。何かあったのでしょうか]
今週はテスト週間だ。
今度のテストがんばります [以上、頑張ってください]
今日、達成確認試験があるとかん違いしてました。 [これで試験勉強は万全? 良い方に考えましょう]
今日の授業はバイオ系でいっぱいだった。LCで、関連図書をみつけて、知識をつけたいです。 [ぜひぜひ]
今日は、非常に眠たかった。試験で毎日が大変だ。 [あと少し。頑張ってください]
最後の授業はふつうだった。 [そうですか。いつも普通だと思っているんだけど......他の授業と違うのかなぁー]
試験が心配です。自分が言いたいことを文にできないのがくやしい。 [最初は誰でもそうです。「うまく伝えられない」ことに気づいているのですから、進歩の可能性は十分にあります]
人間が人間を秤に掛けて、振り分ける事が出来る社会は悲し過ぎる。人間は創造主ではないのだから、ふれてはいけない分野である。 [残念ながら人間の歴史はそうではありませんでした。講義でお話しした通りです]
生命・医療分野も発達しているなぁと思った。 [ものすごい進歩なんですよね]
先週末からトリノ五輪が始まり、ここ最近は朝3時過ぎまでテレビの前で応援している。今日未明にフィギュアスケート男子ショートプログラムが行われ、関西大学の高橋選手が1番手だった。このとき、関西大学からの応援の中継があり、団結力を見せつけられた。工大じゃ、有り得ないんだろうな。 [工大だって代表が出たらそうなるかもしれませんよ。でも、テスト勉強は大丈夫なのかなぁー]
先生の話で「子供を産む権利がない」といっていたが、それはもし、子供を産んだ時にその子供も「子供を産む権利ない」となってしまうので、それを考えれば、遺伝子診断・治療を行ってもいいんじゃないかと思う。子供に親の苦しみをあじわって欲しくないので…。 [「子供を産む権利がない」と言った覚えはありません。どこかで勘違いされているようです]
前の方の席に場所を移したが、エアコンの風が直に当たって気持ち悪かった。 [う〜ん。難しい.....]
存在をひていされるのはつらい [弱者の立場に立つと、今日のビデオもずいぶん違って見えると思います]
達成度確認試験は、普通にしてればできるでしょ。 [ふだんちゃんと勉強していればね]
達成度試験きんちょうします。 [中間試験の要領でやればだいじょうぶ]
達成度試験はどのような問題がでるのか、また時間が足りなさそうなので不安。 [講義でご説明した通りです]
冬学期も、もう終わりますね。 [いよいよお別れが......]
同じ「人間」に関わる問題だからこそ、皆が素直に受け入れられないのだろうな。 [そうなんでしょうね。特に自分の子供の問題だったりしたら、ね]
日にちの感覚がなくなってきた…。まずい…。 [あと少しです。がんばりましょう]
腹がへったやもしれない [若いなぁー]
本学のタバコのマナーが悪い。 [そう思います。確かに]
優生学などのいでんし科学技術はとてもおもしろいものだと感じた。 [「おもしろい」ものではありますが......]
良かったです。 [ありがとうございます]
歴史能力検定試験はいつあるのかなあ。一度受験してみたい。2級まで取得したい。 [そういう試験、あるんですか?]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。