平成18年5月2日更新
第6回:平成18年5月2日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故に関する解説(続き)
・グループディスカッション
・PCおよびOHPを用いた講義
・6名程度のグループを作り、役割を決めた上でのグループディスカッション
・予習:個人としてのレスポンスシートの作成と提出(30分)
・復習:グループディスカッションの結果のまとめ(30分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.チャレンジャー号事故のビデオを見て、(その立場等は曖昧ですが)個人的には打ち上げに賛成しますか? それとも反対しますか? そしてその判断をする時、大切に考えたものは何ですか?(あるいはそれ以外を選択をする場合、どんな解決方法があるでしょう?)
A.(コメントは控えめにします)
1.打ち上げに賛成 7 名(17.5%)
2.打ち上げに反対 31名(77.5%)
3.その他 2 名( 5.0 %)1.打ち上げに賛成
それ以前は打ちあがっているから今回も打ちあがるかもしれない
一個人の判断で国家レベルの事件を動かせるわけないし、結果は同じ
延期すると会社の信用にかかわるから打ち上げる
実際に打ち上げて失敗したため今があるが打ち上げなければ事故は防げたとしても今はなかった
上からの圧力には勝てない
理由、打ち上げの前日なので、直前で打ち上げを中止すると関係各社に迷惑がかかるため
2.打ち上げに反対
それまでのデータとして失敗する確率が高いことが分っていたので打ち上げない延期したほうが利益としても良かった
どんな計画にもリスクはともなう。しかし、改善しなければならない箇所を放置するのはいただけない判断。会社にとって、もっとも自社価値を下げる行為
ビデオの最後で言っていたようにあれだけの自信があるならとめる。打ち上げて爆発したら一生後悔する
もし人死にが出たら経営にししょうが出るから
何かあると困るんで
危険性が高いから
危険性が高いことがわかっているなら延期すべき
危険性が高いものに人は乗せられない
技術者としての意見を通すべきであったと思う
欠陥が見つかっているのに打ち上げることが考えられない
個人的な意見としては不安は残したくない
昨年の実験を失敗したことからローリング[って何?]の危険性をもっと研究していれば打ち上げないだろう
事故ってしまったら責任がとれない。またリスクが大きいことが分っているから
失敗する可能性とリスクを考えると打ち上げないほうが良いと思われる
実験であきらかにキケンな部分が現れているから
少しでも危険な点や欠陥があるなら打ち上げるべきではない、会社も大事だけど人の命も大事
人の命をあずかるようなものだから
数日、時間をとってから打ち上げても良かったと思う
打ち上げるとしても何らかの対策を練ってから打ち上げる
打ち上げ前日とはいえ、危険とわかっているなら中止するべきであった
不安要素が少しでもある場合、人命のことを考えるべき
民間人を乗せるなら万全を期すべきだと思う
無事に打ち上げられる保証がないから
落ちるとほぼ確信しているならやめるべき3.その他
外から見ているだけでは3だが、自分があの立場なら「2.」かもしれない
大統領に直接きいてみる [どうやって?]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
GWだぁ〜
GWを有意義に過ごしたいです [以上、せめて連休後半はゆっくりお休みください......センセイは仕事ですが]
MT社の技術担当副社長の名前が教科書では「ロバート・ルンド」と「ボブ・ランド」2つの名前があるのですが同一人物ですか? [そうです]
さむい [今日は変な天気でしたね]
ビデオの続きが見たい [あのビデオ、実は全体としてはちょっと違うテーマを扱っているので、今回はあまり意味ないです。残念ながら]
経営者に技術者倫理を勉強してもらえばいい [そうなんですよ〜。そして実際、この講義でも企業の問題を考えます]
上の問題で1と2のどちらを選ぶかびみょうだった [でしょ?]
絶対あたるロシアンルーレットはやりたくない [そうですね]
全員板ばさみじゃん [その通り。じゃぁ......発想を変えてみませんか? 次回の講義でお話しします]
組織というのはしがらみだらけなのだろうか・・・ [う〜ん。実際はね]
飛行機とか乗るのが怖くなった [安全と安心の問題として、後日考えてみましょう]
勉強になった [ありがとうございます]
明日からGWだ〜。でも月と火も休みにしてほしかった〜
明日からGWだが、今日も休みにしてほしかった [以上、気持ちはよぉーく、わかる]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。