平成18年5月24日更新
第11回:平成18年5月17日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
科学技術と環境2
・内容例(水俣病、イタイイタイ病などの公害、地球温暖化、京都議定書などに関する解説)
・OHPなどを用いた講義
・学生各自が選んだ公害の事例に関する口頭発表
・ビデオを使った解説
・期末試験用のスタディ・クエッションを配布し解説する。
・予習:公害の事例を各自ひとつずつ調べてくる。(発表できる程度に準備をする。) (120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです)
Q.1. あなたは,水俣病が公的に知られるようになった時の当事者チッソの社長だったとします.原因は確定されていなかったと仮定して(これは歴史的には事実ではありません),どうやら自社の排水が水俣病の原因らしいと考えていたとします.
社長として,あなたはどうしますか?
A.1.
1.原因はまだ未確定であるが,お金のかかる(=利益を削る)抜本的な対策を取る(製造プロセスの全面的変更,大規模な浄化槽の設置,など)=( 20名 74%)
理由
・もし長期的に影響が続いた場合も考え,現象が起きる以上,原因を確かめる必要があると見るため.
・目先の損失よりも,長期的な会社の信頼と損害を防ぐため.
・会社の信頼が掛かっているので対策を取るべきだと思う.
・対策するのとしないのとでは,問題になった後の事などを総合的に評価して対策を取る方がもうけがある.
・後に大きな痛手を被る.2.原因が確定していないので,そのまま操業を続ける=( 7名 26%)
理由
・状況証拠しかないから確定ではない.
Q.2. “Tuvalu”って何だと思いますか?
A.2.
・海に沈みそうな国
・某メーカーの名前
・小さな国
・団体名
・国
・新幹線の名前
・宇宙衛星
・環境関係の何か
・企業名
・物質名
・コンピュータ名
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は本田の補足ないしはコメントです)
・日本も地球温暖化の影響でテトラポッドで固めた沖ノ鳥島が沈むと経済水域の関係が出てきて大変だ.
・木を植えよう.
・気球環境について考えが出されてはいるが現在はまだ良くなってない?
・チッソの社長は酷いです.
・ビデオを使った勉強は面白い.
・環境に関する対策がより必要になってきていると思った.
・「削除分を関係各国で売買」って結局金か!!
・温室効果ガスを関係各国で売り買いできるのは削除につながりそうでうまいと思った.
・2008年から2012年までの間実現できるのか興味を持てた.
・不思議な議定書である.
・Tuvaluって島の名前だったんですね.
・眠い.
授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。