平成18年5月31日更新

第12回:平成18年5月31日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

科学技術と環境3
・内容例(環境倫理学が主張すること−地球の有限性、世代間倫理、生物保護まどに関する解説)

授業の運営方法

・OHPなどを用いた講義
・学生各自が選んだ環境倫理に関連する事例について口頭発表
・ビデオを使った解説

学習課題 予習・復習

・先端科学技術に関する新聞記事(第2回目)の提出(120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。〔 〕内は金光の補足ないしはコメントです)

Q1.“Tuvalu”って何だと思いますか?

A1.授業でお話したとおり,水没しつつある島国の名前です.知っている人もいたようですね.

・国の名前(世界で4番目に小さい国、人口1.1万人)
・小さい国の名前
・ツバル=国=TVの名前を売ってそれで金をかせいでいる。テレビで見た。
・“Tuvalu”知らない。
・分からない。
・知らない。
・分からない。
・聞いた事がない。
・地名?
・知らない。
・Tuvalu…初めて聞いた。
・ツバル:知らない
・ツバル…島?
・知らない
・確か、分かれ道で、片方の道は家へ帰れるが、一週間後で石になってしまう道で、そちらを選んで、本当に石になった人。


Q2.環境倫理学の3つの主張(1.地球の有限性,2.世代間倫理,3.生物保護)の中で,どれに最も説得力を感じましたか?

A2.いろいろと考えるところがあったようですね.他の人がどのように感じたのか,ぜひ他の人の意見も読んでみてください.

・「生物保護」、「世代間倫理」、「有限性」全てが人間中心な考え方だと思った。だが、「有限性」については、実行にうつすべき主張だと感じた。
・生物保護 その通りだと思う。
・全部有りだと思う。だが、良くわかってないのでaboutだ。
・地球の有限性は、生物のためにというより、自分自身のためにという感じがした。
・3つの理論に共感できた。
・どれも正しいと思う。しかし、世代間倫理だけは歴史の構造上仕方がない気がする。ごみを残すかもしれないが、技術も残すだろうと思う。
・世代間倫理は難しいことだと思ったが、次の世代の事も考えなければいけないということに気付かされた。
・世代間倫理に関心を持った。何故かというと、いずれ地球がどうなろうと自分が死んだ後だろうからと、今まで思っていた事も少しはあるからだ。
・「地球の有限制〔=有限性〕」 上手くバランスを取ることが必要だと感じた。
・生物保護という主張はすこしおかしい。天敵のいなくなった生物に対して、保護する必要があるのかがわからない。
・地球の有限性(しかし、だからといって自然を管理していいわけではない)
・生物保護…人間ではないものが原告になるというのが少しおもしろかった。ただ、本当に守らなくてはいけない生物は、もっといるだろうから、こういうことが増えていくと良いと思う。
・生物保護 人間が人間のために話し合い両方が納得のいく結果を得ることは難しいし、時間もかかる。生物など、人間以外のもののために話し合うなら利害も影響せず話し合いもすすむのではないか。
・今後の環境悪化に向けて、生物保護は大切だと思った。
・次の世代に対するケアというのはとても難しいと思った。私自身が将来生まれてくる子供のにしてあげられる事はとても少ないと思う。
・どれも感じなかった。
・1.地球の有限性は納得しました。2.はあまり。そうなのかなぐらいでした。3.はウサギが原告というのは理解に苦しみますが、将来的に見たら、ありなのかなと思いました。
・環境汚染は今はよくても、後から山積みのように問題がおきるであろう。また、環境は修復しづらいので、環境汚染はきをつけたい。
・生物保護の考え方は良いと思うけれど、動物や植物は自分の権利を主張できないから成り立たせるのは少し難しいと思った。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。〔 〕内は金光の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・難しい…。将来が不安だ。
・環境について考えさせられた。

〔本当に環境の問題は切実なものだと思います.そのような中で科学者・技術者の果たすべき役割とはどのようなものでしょうか.〕

・人間がいても、地球にとっていいことが一つも無さそうだ。もし、人間よりも高位な生物がいたなら、「環境を壊して、治せずに困っている人間」は笑い物にされるだろう。
・本日の話において、人類がいなければ、とまでは思わないにしても、大昔のような自然と一体化した生活が一番良い気がする。
・人類は環境のことを考えずに自らの首をしめてきたのだと思った。

〔人間と環境の関係はどのようにあるべきなのか?すぐには答えの出ない問題です.しかし,目の前の状況だけを見ていれば済むという時代は,もうとっくに過ぎてしまっています.少なくとも広い視野から環境について考えることが必要だとは言えると思います.〕

・世界は未だに発展したいからと悠長なことを言いすぎである。これからは、環境を考慮した技術が必要なのだから、取り組むべきである。生物保護の保護してやろうって考えが気に入らない。

〔最後は,人間中心主義への批判的な意見ですね.環境問題の場合,さらに「自国」中心主義も問題かもしれません.〕

・石川の雨の話で、石川は、車が汚くなるのが早いのは黄砂だけではないのかと思った。

〔そうですね.北海道で乗っていた時には全然錆びていなかった私の車も,こちらに引越してきてからワイパーのあたりが錆び始めました.〕

・環境倫理について、もっと知りたい。
・京都議定書などの詳しい内容がわかった。

〔いろいろと参考文献も紹介できます.興味があればぜひ研究室に来てください。〕

・原告:ウサギにびっくりした。

〔そうですよね.今度機会があれば,この裁判がどうなったのか調べてみます.〕

・つかれた。
・ねれなかった…ねむい
・今日で5月も終わり、あと1ヶ月で春学期も終わる。

〔今学期ももう一息です.がんばりましょう.〕

・リサーチペーパーが進みません…。

〔たしかに大変な課題だと思います.何かあれば遠慮なく相談に来てください.もしまだ手を付けていない人がいれば,すぐに取りかかってください.〕


授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る

トップページに戻る