平成18年8月29日更新

第1回:平成18年8月22日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

この科目で取組むこと
・科目の目的、内容、課題、評価方法などに関する解説
・本学の教育目的・目標との関係に関する解説
・科学技術と社会の界面に生じる問題群に関する解説(具体的な事例数件)
・リサーチ・ペーパーに関する説明

授業の運営方法

・OHPなどを用いた講義
・学生各自が認識した問題に関する口頭発表
・ビデオを使った解説

学習課題 予習・復習

・復習:科学技術と社会の間に生じる問題を五つあげる。(次回提出) (60分)
・文献調査を含め、リサーチ・ペーパーのテーマを考える。 (120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。( )内は本田の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

Q. あなたはこれまで科学と社会の関係について考えたことがありますか?

A.

1.ある 45名61%
2.ない 29名39%

1.ある(45名61%)

・科学技術の中で,核兵器のことについては考えたことがある.核兵器の必要性屋それが及ぼす世界への影響など.
・ナノテクノロジーや電気の発電のことに関して.
・環境問題について.
・インターネットの普及による情報化社会や,飛行機・電車・車などの便利になりつつある生活とその影響などについて.
・二酸化炭素の地球温暖化が本当に危ないんじゃないかということ.
・どのような科学技術により環境問題を引き起こし,それを解決するために,社会はどのような活動をしているのか.
・科学技術を優先的に考え,事を進めていくと,社会や環境に,悪い影響を与える可能性が少なからずある.
・高校の時に原子力発電を他の発電で代用すべきかを賛成,否定に分かれて弁論した.
・科学技術が発展している国は経済も発展している.だから,科学技術に力を入れた国は強いと思う.
・何故科学技術が個々まで進んでいるのに,各国の貧富の差が大きいのか.
・科学技術は平和なときは人々の役に立つが素晴らしいものなのに,戦争になると人々の命を脅かす恐ろしい物に変わってしまうという二面性を持つものだと言うこと.
・最近科学技術を用いて様々なことがされてきたが,それに伴う悪影響をどう対処するのか,という事がある.しかし,深入りして考えたことはない.
・社会について,環境問題や戦争,政治,経済などに授業でやったりした.科学技術社会となると,植物が光合成をして二酸化炭素が減少し,温暖化を抑制するなど.
・今日の日本は,戦後の目覚ましい産業の発展によって成り立っていることを学び,そこから今の日本だけでなく昔の火を使い始めた時代から,世界中で,科学技術と社会は密接な関係があることを考えさせられた.
・科学技術の発展により,新しい法律ができたり,環境問題が発生したりするから.
・現在の社会が成り立っている野場所の様々な建造物は,誰かが作った物だから,どうやって,造り上げたのかなどを考えたことがある.
・考えた事があるが,宗教と科学の関係,そして,科学技術によって起きた公害.現代において科学技術は人のために利用するより自然のために使うのが大切だと考えていた.科学技術が自然に悪影響を与えるなら,自然のために科学を使えば,現代の環境問題を解決できるはずである.そして,解決できれば人間社会が更に発展できるはずである.でも,一番の理由は自然が好きだから.
・春学期の時に技術者入門氓ナ企業で使われているベルトコンベアーの廃止のビデオをみてそれによって社会にどんな影響を及ぼすかについて考えた.
・これから先科学技術がどんどん進歩していく中で社会がそれに対応し,慣れていくことができるのかということを考えたことがある.
・原爆が存在しなかったらどうなっていたか.空母が存在していなかったら「大和」は?ビルゲイツが居なかったら?ソ連が崩壊しなかったら技術はどこまで発達したか?
・高校が工業系であり,情報工学科出身であり,専門科目が科学技術の一部であるために授業や実験の中でよく考えさせられていた.
・科学技術が地球や自然現象に与える影響について.
・科学エネルギー,環境問題,特に酸性雨や温暖化など.
・原子力エネルギーで私たちの生活が豊かになった反面,核の脅威にさらされながら生活している.
・研究,開発でできたものが社会にどのような影響を与えるのか.
・核兵器に関する技術と外交政策について.
・インターネットが普及して社会にどのような影響を与えたのか.
・社会が求める事で技術が発展していくのではないか.
・国立大学の受験時に後期試験,「小論文」があり,そのテーマが科学技術についてだったため,それに対して受験勉強をしたこと.
・環境問題
・中高での世界史の授業で産業革命などについて.
・工業が発展して地球温暖化が進んでいる.
・世の中にある便利な物(科学技術を利用した)を見て,こういう便利な物を考えて作り出す人は凄いと思った.
・発電の仕組みを理解した時に,今の社会にどのような影響を与えているのかを考えた.また,いろいろな大学などの研究者たちが研究していることがどのような場で役立てられているかを考えた.
・科学技術は今の社会にはなくてはならないものになっている.現代はパソコンや携帯電話などの様々な電気製品が出回っていて,それは科学技術の進歩にともなって進化していると考えられる.これらの機器の性能は,科学技術の進歩と伴っており,それで社会と関係があると思った.
・科学技術の発達と,それがどのように社会で活用させられているのかを考えたことがある.
・インターネットの普及による問題.
・ターミネーター2を見た後に科学技術が本当に幸せのみに続くものではない名と考えた.
・科学技術が進歩するにつれて,単なる可能,不可能という話しではなく,理論に触れることが近年多くなっている.それらの技術が社会に与える影響について.
・従来のプラスチックに比べて,成分分解プラスチックはどのような面で社会に貢献しているのか.
・コンピュータネットワークの進歩について,高校時代に考えた.又それについての自分なりの未来予測をしてみた.これからのエネルギー資源について今までの火力発電等に替わる環境に優しい発電システム等を考えた.
・今までの科学技術がどのように社会に役立ったのか考えた.
・新しい科学技術に対する人々の反応.人型クローンに対する考え方など.
・環境汚染しているのは人間である,という事実は曲げようもないが,何をもって「環境汚染」と言うのか知りたかったから.
・原子爆弾などの兵器で社会が混乱しているということ.

2.ない(29名39%)

・具体的にどのようなことについて考えれば良いのか分からなかった.それに興味を持っても,調べる手段が見つからなかった.これからはそんな手段についても調べていきたいと思っている.
・科学技術に興味はあるが,社会との関連性をあまりじっくりと考えたことはない.
・技術として○○がある.社会で××が起きたというように別々の物として考えていたため.
・科学技術と社会羽田外に影響を与える関係だと考えることが当たり前だと思っていたのであまり意識して考えることはなかった.
・興味がないから.
・どうでもいいから.
・別々に学習して来たので関係について考えるということは今まで無かった.
・あまり興味がなかったから.
・あまり気にしたことがなかったから.
・自分にとって,何も影響や問題がないと思ったから.
・生まれたときに既にできあがっていた物だから,自分で造る実感がわかずに人任せにしていた.
・関心はなかったから,科学技術とは何か理解できていないから.
・自分には興味のないことだと思っていたため考えなかった.
・科学技術にそれほど注目していなかったからだと思う.
・科学技術には興味があったが社会はなかった.
・確かに社会に影響を与えているように思うが,自分には関係のない遠いところで影響を与えているような気がしていたから.
・科学技術の進歩に興味はあったがそれを社会との関係はあまり興味はなくじっくり考えたことはない.
・生まれたときからずっと身の回りにあって常に当たり前のことだと思っていたから.
・考える機会がなかったので.
・あまりそういうことに関心がなかったから.
・それほど社会についても科学についても興味をもっていなかったから.
・全く考えなかったわけではないが,深くは考えていない.「この発明は,人によってはよい点も悪い点もある」このくらいしか考えたことはない.考えたからといって,その考えが反映されるわけではないから.
・思いつかなかった.
・あまり深く考える機会がなかった.
・考える必要があるとは思わなかったから.
・今まで興味がなかったから.
・全く考えたことがないわけではないが,じっくり考えたことはない.自分とはかけ離れた存在だと思っていたからだと思う.
・物が使いやすいか,使いにくいかを考えたことはあります.(授業や設計などで)しかし,科学技術がどう行った物を対象とした言葉なのか良く分からないし,じっくり考えるような出来事や機会がなかったので,考えたことはありません.
・科学技術という物が身近にあるから,そんなに考えなかった.


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。( )内は本田の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・授業の内容に興味を持てた
・プロジェクタを使用するときに,前の1列目の電気を消していればいいと思う(←見づらかったですか?電気を消すと,私の顔が見えなくなってしまうので,解りづらい場合は手を挙げて確認して下さい.)
・科学技術と社会が密接な関係をもっていることがわかって,授業に対して興味がわいた
・科学技術と社会の授業内容を聞き,講義が楽しみになった.
・ねむくならない楽しい授業だった
・今回の授業でこの科目の大まかな流れがわかった.
・最初の方は,課題が多いと思ったが,ほとんどが自分のためになると思った.
・授業の流れがとてもわかりやすくつたわってきた
・良い面だけの科学技術はないのだろうかと思った.(←ぜひ生み出して下さい!)
・科学技術に強い関心を持った.(←いろいろな事例を取り上げるので楽しみにしていて下さい.)
・たいくつにならない有意義な授業でした.
・技術者を目指すにあたり考えさせられた.
・満足のいく課題に仕上げられるか不安.(←努力は報われますよ!)
・科学技術の世界は超高速に進んでいる.おいて行かれないようにした.
・6限目だからなのか,この部屋はとてもすずしかった.
・将来技術者になるために科学技術についてどんどん興味をもっていこうと思った.
・今日はこのじゅぎょうが技術について知るのではなく技術について考えていくのだということがわかった.
・宿題が多い(←Fight!)
・まだ第一週だけれども,「科学技術と社会」の片りんが見えた気がした.
・科学技術は正と負の両方の影響があることがわかった
・遺伝子操作やクローンの話が印象的だった.
・科学技術について興味がでた.
・科学技術についての関心が高まった.
・リサーチペーパーがうまく書けるようにマメに情報を集めていきたいと思う.
・なかなか大変そうな宿題があったがしっかりやりたい.
・技術の発展が著しい時代にあって,それらが社会に与える影響について考えてみようと思った.
・わかりやすい講義でこれからの講義も楽しみになった.
・レポートが多くてつらそう.
・暑い
・とても分かりやすかった.
・どんな事をやっていくかがわかって安心した.
・これからもって科学技術が社会に与える影響を考えていきたい.
・科学技術と社会の関係をもっと学びたい
・とても興味深い授業でした!!!
・楽しかったです♪
・普段あんまり考えない事を考える授業なのでだからこそ新しい考えが浮かびそう
・一つの選択が多大な影響を社会に与えることがわかった.技術者を目指す人間として興味深い授業だと思った.
・科学技術をもっとよく知りたい
・レポートが多いが,なんとかできそうだと思った.
・科学について少し興味が深まった.
・面白そう
・人にも科学技術にも裏表がある.それをきちんと見て,上手に使わなければいけない.
・大変そうだが頑張りたい.
・いろんな社会のことがわかった.
・科学技術について,これから詳しく考えていこうと思った.
・第2希望で入ったので期待していなかったが,自分達のやらなければならないことを見直せたので良かった.
・よく話がきけた
・どんな内容の授業か不安だったが,話を限り,おもしろそうな授業だと思った.
・授業の内容を知り,この科目に興味を持った.
・科学技術に興味があったが,釈迦と関係づけて考えたことはなかった.2つの関係をかえて講義を受けたい.
・かたい話ばかりの授業かと思っていましたが思っていたよりもかたくない話が多い気がした.
・意外を科学技術は社会と結びついているとわかった.
・課題が多いけど,とても自分のためになる科目だと思った
・よくわかりました.
・話しがむずかしかった.(←オフィスアワーを使って質問もして下さい.)
・とてもわかりやすかったです.
・今までよりも,科学技術と社会の関係を意識できそう.
・少し課題が多いと思った.
・宿題が意外とたくさんあるが,しっかり提出したいと思う.
・しばらくは課題が多くあると思った.
・宿題が多い
・現実を見て少し暗くなった.これを見て見ぬふりはできないと思う.
・授業がとても聞きやすかったし,わかりやすかったです.
・科学技術のことを考えるようになった.
・これから科学時術についてすこしずつでも触れてがんばっていこうと思う.
・これから科学技術について少しずつでも触れてがんばっていこうと思う.
・科学技術と社会を関係を持たせて考えていきたい.
・疲れた
・暑かった.
・課題が難しい
・今まで社会問題は社会問題,技術は技術と考えていたがかなり密接であるとわかった.
・課題を一度に見て貰えるのは結構良いと思う.
・意外に楽しそうで興味が持てた.

(↑複数の学生の皆さんが興味を持てたと書いてくれました.とてもうれしいことです.この科目で様々な事例を見ることで,学生の皆さんが新しい視点で科学技術について考察する機会を持ってくれたらと思います.教員もがんばりますので,皆さんもたくさんの課題をこなしてサバイブして下さい!! 本田)


授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る

トップページに戻る