平成19年9月6日更新

3EI1クラス
第4回:平成19年9月6日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

・小テストの実施(15分)
・科学技術の発展による「行為」の拡大と新しい倫理の必要性
・環境倫理、生命倫理、情報倫理の概説
・なぜ、技術者は特別の責任を負うのか

授業の運営方法

・科学技術者倫理に関連する用語、理論などに関する小テストの実施
・PCおよびはOHPを用いた講義

学習課題 予習・復習

・レポート(事例分析)計画書の提出(120分)
・テキスト『技術倫理1』の第1章および第2章を精読する(60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.今日ご覧いただいたビデオに関して、もし貴方/貴女が登場した夫婦の立場だったら、着床前診断をしますか?

A.あくまでも、「自分があのビデオの夫婦の立場だったら」という条件下での回答です。ご注意ください。どれかだけが「正解」という性質のものではありません。次回補足説明しますので、原則としてコメントは控えます。

1.着床前診断する

20名(42.6%)

2.どちらとも言えない

18名(38.3%)

3.出生前診断しない

9名(19.1%)

1.着床前診断する

→ この場合、廃棄された受精卵──あの女の子の立場は?──の扱い、弟の人格の問題(兄の「ために」生まれた?)、経済的に貧しい人々や身障者の差別につながるのではないか、などの問題が発生します

・すると思う。数年後に死ぬ息子を見過ごすわけにはいかない。
・ベストな結果を得るための過程や、へい害は気にすべきでないし、最大限フォローするのが、自分勝手な行動をした責任であると思う。
・やれる事はやりたい。
・金があるんなら。
・兄を助けたいから。
・今生まれた子よりも卵の方が大事ではないと思う。今ある命大事にする。
・子供の命を守るのが親ってもんです。
・子供を助けたいから。
・子供を助けたいから。
・子供を助けるためには必要だし、中絶をしているのと変わらない。健康な子供を産みたいと誰もが思うと思う。
・自分の子を救うためには、いかなることでもする。
・自分の立場だったら元気な子がほしいから。
・中絶と同じこと。

2.どちらとも言えない

・うむのは妻なので、妻の判断にまかせるかもしれない。
・お金の問題&命の問題がごちゃごちゃに・・・
・すぐには決められない。
・その時に考える。
・その人達の状況になったことがないので、今は簡単には決められません。
・まだ判断は難しい・・・
・兄のためにという意味ではしないこともないが、自然(人間)の摂理を崩すようなこともどうか・・・
・考えられない。
・死なせることはできないから。
・自分1人で決めることではないし、そのときにはならないと決められない。
・自分の子供は助けたいが、捨てられた受性[正しくは清]卵とか生まれてきた弟は兄を助けるためだけなのか?と思うとわからない。選ぶことは適切でない。
・実際にそのような立場にならないと分からない。
・実際にその立場にならないとわからない。
・実際の状況になってみないと判断できないと思う。できるならやらない方法が一番だと思う。
・親の立場に立ったら、1を選ぶと思う気がする。でも、今の場だとそんなことをしていいのかと思う。
・他人なら3を選ぶかも、ただ自分の子供だったら1かもだから2になりました。

3.着床前診断しない

→ この場合、兄は20歳まで生きることが難しく、また生きている間はずっと治療を受ける必要があります

・お金がかかりすぎるから。
・兄の存在がよくわからないものになってしまうから。
・自然にまかせるのが一番だと思う。
・人として、目をそむけてはいけないことから逃げている。
・人はいずれ死ぬので・・・
・命には大切であるが、お金の問題がある。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・6限まで長かった。 [たぶん今日は授業が多いんでしょうね]
・いい勉強になった。 [ビデオのことかな? 小テストのことかな?]
・おなかペコペコ・・・ [夕方なんですが......一生懸命勉強したから?]
・お酒が強くなるための方法はありますか? 又は楽しめる方法・・・。 [お酒を飲めるかどうかは体質でしょう。ただし、友達と楽しく飲む方法はありますよね]
・カツカツの授業の最後の6限はしんどい。 [授業がたくさんある、っていう意味ですね。たぶん]
・スライドがおもしろい [制作は若手の先生方です]
・つかれた。
・つかれました。 [やはり授業が多かったんでしょうねぇー]
・テストが難しかった。
・テストの範囲が広くて困った。 [以上、ご苦労様でした]
・とにくにないです。 [はい]
・科学技術の責任は重大だと思った。 [まったくその通りですね。科学技術者が可能な仕事の大きさと裏腹なんですね]
・現在の内閣は問題ありだと思いますか? [個人的な意見はありますが、こういう場での表明は公私の区別が難しいので控えさせていただきます]
・今日はとても勉強になりました。 [ありがとうございます。教材の制作は若手の先生方です]
・今日は私の誕生日です。 [わーい、おめでとう!! 特別な日ですね。改めて、おめでとう!!]
・子供ができない人が多いことがわかった。 [そうなんですねぇー]
・重い話が多いと感じる。 [確かにそうかもしれませんが、これが現実です]
・小テストがわからなかった。
・小テストが難しかった。
・小テストの点数が心配だ。
・小テストはどうだったかな・・・ [以上、今後も十分回復可能ですから、頑張ってください]
・人間の判断で人の命をあやつることがおそろしいと思えた。 [実際にそれが可能になっているんですね]
・生命の選択って難しいですね。
・生命の倫理は難しい。 [以上、まったくその通りですね]
・早かった[正しくは「速かった」]。 [す、スミマセン]
・台風がきますね。
・台風が来そうです。 [明日未明に上陸しそうですね。被害が少ないといいのですが]
・読む量に比べてテストの問題が少なかった。 [選択式とお伝えしたはず......]
・白バイから逃げたことがある人がいるらしいです(このクラスで) [絶句!!]
・普通。 [はい]
・眠かった。 [こちらは、お疲れのご様子......]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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