平成19年5月23日更新
第12回:平成19年5月23日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
科学技術と環境3
・内容例(環境倫理学が主張すること−地球の有限性、世代間倫理、生物保護まどに関する解説)
・OHPなどを用いた講義
・学生各自が選んだ環境倫理に関連する事例について口頭発表
・ビデオを使った解説
・先端科学技術に関する新聞記事(第2回目)の提出(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.今日お話しした、環境倫理に関する三つのキーワードの中で、どれに一番興味、関心を持ちましたか?
A.(予想外に「3:生物保護」との回答が多数を占めました。いろいろ考えたのですが、「今まで考えるきっかけがなかったので、ちょっとびっくりした」というような感じなのでしょうか。好意的に考えると、この講義でいろいろ考えて、自己中心的な発想を脱しつつあるのかもしれませんね)
1.地球の有限性 3名(11.1%)
2.世代間倫理 5名(18.5%)
3.生物保護 17名(63.0%)
4.無回答 2名( 7.4 %)
2.世代間倫理
・2に興味をもった。
・すべて大事だと思ったけれど、1番興味を持ったのは、自分たちの世代のことを考えるべき世代間倫理3.生物保護
・3に興味をもち、動物の保護は、とても賛成している。
・3に興味をもった。動物がとても好きなので気になった。
・かわいい動物をぜつめつさせたらいけません。 [逆に人間は?]
・この講義の他にも地球環境問題を扱ったものがあり、環境問題について多少の理解はあったが、他の生物の存在は全く頭になかったから。 [最後の点は、そのようですね]
・現在でも、多くの動物が絶滅しているので、絶滅してからでは手遅れだから、環境を守り、生物を保護することは大切だと思った。 [種の絶滅の問題は本当に深刻です。人間中心に考えたとしても、種の多様性は生物の生存の可能性、ひいては人間の生存の可能性にも繋がっているのですから]
・生物も生きているので、人間は生物のために保護とするべき(したほうがいい)。
・地球は人間だけが住んでいる訳では無いのだから動物たちのこともしっかり考えていけば良いと思う。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・がんばっていきます。 [環境問題について、の意味でしょうか]
・つかれた
・つかれました。
・ねむいです。 [以上、今日もお疲れの方がいらっしゃいましたね]
・温暖化などは人間を中心として考えないようにしたい。 [そうですね]
・課題を完全に忘れていた・・・ [...オイオイ。忘れたことをなかったことにすることはできませんが、せめて出来だけ早く提出して被害を最小限に抑えましょう]
・京都議定書の内容がよくわかって良かった。 [ありがとうございます]
・興味深い。 [ありがとうございます。講義内容の核心部分をご理解いただきつつあるようですね]
・工大の水が地下水だったことに気づかされた。 [センセイも最初は分からなかったのです]
・今、地球は大変だ [正直なところ、本当にそう考えています]
・今度は目先の事だけでなく視野を広げて、見ていかなくてはならない。 [そうなんですよね]
・今日はありがとうございました。 [こちらこそ]
・今日は教室の方がすずしかった。 [そうなんですね。センセイも気づいてました。途中から体温で暖かくなりましたけど]
・暑い [外気はね。その分、天気が良かったですよね]
・少し目が疲れた。 [う〜ん、宿題のせいかな]
・常識的な事を知らなかったので覚えたい(ストックホルム会議や地球環境サミット) [お話したように、環境はこれからのキーワードですから、この科目のテストに出る/出ないにかかわらずポイントをチェックしておきましょう]
・人間中心か・・・ [センセイは、「人間は誰でもジコチューだ」と考えています(もちろんセンセイも例外ではありません)。そして最も大切なことは、「自分がジコチューだ」ということを識ることだと思います。それさえ分かれば、他人に自分の考えを強要したりすることはないはずなのですが]
・先生よい週末をってまだ水よう日ですよね。 [実はセンセイもそう話してから気づいたのです。でもやはり、次に会うのは月曜日...]
・選択した環境倫理学以外にも全てが重要であると考えている。 [それはまったくその通りですよね]
・地球温暖化は大変だと思った。 [講義をしているといつも「本当に何とかなるんだろうか」と考えてしまいます。もちろん何とかしなければならないのですが]
・問題が起こってから対応する人間はおろかだと思った。 [創造力や畏敬の念の欠如は深刻だと思っています。けれども、この現状を冷静に認識して、ここから歩き始めなければならないことも、また事実です。しかも希望を持って、ね]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。