平成19年6月13日更新
第18回:平成19年2月7日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
まとめ
・21世紀の高度技術社会における科学技術者の社会的・倫理的責任に関する解説
・高度技術社会における科学技術と社会の関係
・科目全体のまとめ
・期末試験に関する質疑応答
・OHPなどを用いた講義
・クラス討議
・予習:科目全体に関する質問事項を考える
・本科目と本学の教育・学習目標との関係に関するレポートを提出する。(180分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.脳死は人の死だと思いますか?
A.(脳死を解説する前の数字ですので、分布は参考にとどめてください。原則としてコメントは控えます)
1.人の死である 18名(62.1%)
2.人の死ではない 11名(37.9%)
1.人の死である
・こんな状態[=脳死状態]でいるのは、やだからだれかの役に立ちたい。あんな姿は誰にもみせたくない。
・その人物の意志で活動しているわけではないから。機械的に生かしているだけ。
・なんとなく。
・医者が言う以上人の死だと思う。
・考える力を失ったら、人ではないように思える。人間味がない。
・死んだ状態とほぼ同じで治ることはないから。
・自分の意志表示ができないから、「人」として死んでいると思う。
・人の死とは、「意志の死」であると考えるから。
・人間の体の中でおこっていることだから。
・人間の大事な臓器が死ぬから。
・脳=人であり、体は器でしかないから脳死は人の死だと思う。
・脳死者になると、短期間のうちに死んでしまうから。2.人の死ではない
・心臓が動いていてあたたかいので生きていると思う。
・心臓が動いている以上死んでいない。
・人が死ぬ時は他人に忘れられたときだから。
・人間のあたたかさをもっており、脳死しているとは考えられない。眠っているというのが正しいと思う。
・臓器が1部働いていないだけ。
・体自体は動いているのなら人の死だと思わない。
・非常に判断の難しい問題です。でも1より2です。
・本人の意志がわからないだけで死んでいるわけではないので、「死」だとは思わない。事前に本人のドナー登録や家族があれば「死」でよいと思う。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[謎の画像について]
・ドーモくん
・ドーモ君?[今日の一言]
・アンパンマンは自分の顔を他人に提供しているがよく考えたら、あれは臓器移植だと気付いた。 [う〜ん、そうかもしれませんね。気づきませんでした]
・ぐろいけど難しい問題だと思った。 [きっといつか、考える日が来ますよ]
・この授業でこれからの技術者の考え方を少しは学べた。 [ありがとうございます]
・これからの時代の技術者は今まで通りではいけないことがわかった。 [それだけでもう、十分だと思います。個人的には]
・ついに課題が終わったと思ったら、ポートフォリオの課題が出たのでショックだった。 [すみませんが、今学期だけはこのようにさせてください]
・つかれました。もう文章作りたくないです。 [気持ちはわかるけど、でも就職したら毎日文書作成だよ(ホント)]
・スズシイ カイテキでした。 [湿度が低かったからでしょうか。冷房は入っていなかったんですよ。もちろん換気には気をつけていましたが]
・なんかいやな話だった。 [重い、でしょ? でもこれが現実だし、皆さんが出ていき、そして活躍する社会なんですよ]
・レポート多くてつらい。 [今日でそれも終わりです。ご苦労様でした]
・何を言ってもいいわけになりますが、リサーチペーパーと課題7の提出ができていなくて申し訳ありません。 [できるだけ早く出しましょう。もちろんちゃんと提出した人には良い点数を上げます]
・教室が気持ちいい。高く飛べそうなお空でした。 [こちらも、換気の効果でしょうか]
・結局、今の社会は正直者が馬鹿を見るんでしょうね。 [う〜ん、それはちょっと違うんじゃないかな。自分の頭を使うことができる人にはチャンスが、考えない人には......ということでは?]
・今は、色々ふり返って疲れた。 [この講義を振り返って、ということ?]
・今日の授業は集中してやれたと思う。 [「最後の授業」(←調べてみてください)だったんですね]
・今日は寝てないよ。 [えらい!! 今日はいつもと起きているメンバーが違うな、と思っていましたよ]
・最後の講義で残念。
・最後の授業だった。おつかれさまです。 [以上、上記「最後の授業」を調べてみてください。こちらこそありがとうございました]
・前の授業の内容よりも難しかった。 [前回より、ってことかな?]
・臓器移植に様々な問題があることがわかった。 [そうなんですよぉー]
・倫理ある技術者を目指そう。 [そうですね。一人ひとりにできることは限られていますが、でもこの社会、そういう人たちこそが支えているんですよね。その「信頼」、言い換えると「倫理」なのかもしれません。3年生の「科学技術者倫理」でまた考えましょう]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。