平成20年9月18日更新
3ER1クラス
第7回:平成20年9月18日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故に関する解説
・グループディスカッション
・PCを用いた講義
・ビデオ視聴
・6名程度のグループを作り、役割を決めた上でのグループディスカッション
・予習:テキスト『技術倫理1』のチャレンジャーの事例を精読し、各人がレスポンスシートを作成する(90分)
・テキスト『技術倫理1』の第3章および第4章を精読する(180分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.チャレンジャー号事件に関するビデオをご覧いただいて、個人的にはどうすべきだったと思いましたか?
A.(グループで役割を分担して議論する前の、個人的な印象です。次回みんなで検討しますので、原則としてコメントは控えます)
1.打ち上げに賛成 10名(16.1%)
2.打ち上げに反対 43名(69.4%)
3.その他 8名(12.9%)
4.無回答 1名( 1.6 %)
1.打ち上げに賛成
・結果的に圧力を加えられたらこうせざるをえないと思う。
2.打ち上げに反対
・その場だけでなく、失敗による打撃も大きい
・リスクが大きすぎる。
・危険性があると判断されているのに打ち上げるなんて...
・技術者としては反対。
・自分達の技術が劣っていると言われようとも、打ち上げた後で失敗してあれこれ言われるよりはましだから。 [確かに]
・失敗するとわかって打上げるのはよくない。 [どうなるかははっきりしない状況での判断と打ち上げです]
・人命優先
・前年の結果から解決が見つからない限り、打ち上げない。
・打ち上げに賛成か反対かと言う話が打ち上げの前日にある段階でやめるべき。
・打ち上げに失敗するとわかっているならするべきでない [こちらも]3.その他
・4月まで待たなくても気温が上がる月があるかもしれないのでそれまで待つ
・o-リングが低温で問題があるとわかっているので、o-リングをあたためるヒーターをつけるなど対策する。
・マスコミ等に公表し多くの人に考えてもらう
・延期すべき
・何とかして延期させる
・時期を見るべき。場合によっては前年の失敗の写真を公表すべきだった。
・問題点が判明した時点で設計を変更する。 [以上、貴重なご意見ですが、これについては次回考えましょう]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・1度見たビデオだった。 [ご説明した通り、「科学技術と社会」でご覧いただいています。でも2回目の方がより良くわかるのでは?]
・2日連続でのこの講義はなぜかつらい [気持ちは良くわかる。あ、皆さんについてどうのこうの、という意味ではないですよ(そちらもそうでしょうけど)]
・Time is money [そうなんですね。限られた時間の中で判断するしかないのです]
・なりきりかいぎ? [そうです。役割を演じて、大人になっていくのです]
・もう少し議論に時間がほしい [気持ちは良くわかるのですが、現場では常に時間的制約の中で判断しなければなりません。そのためもあって2回で40分くらいに制限しています]
・広報[担当]にあたってしまった・・・ [記者会見場を仕切りましょう!!]
・講義ノートと教科書はすべて読みました。特に講議[原文のママ。正しくは「講義」]ノートのミニケースが非常に興味深く、議論の対象にしたいのですが良いでしょうか?(インターネット上ですが・・・・・・) [ありがたいことです。出典を明記していただけたらどうぞご自由に活用してください]
・今日は暑かった。 [そうでしたね。でも冷気の吹き出し口は寒い......。体調を崩しやすいですので、ぜひ気をつけてください]
・時間がない [その通りなのですが、現場は常に......上記ご参照]
・発表する意味がわからない [自分だったらどうだろうか、を考えていただくためです]
・発表メンドそう。 [記者会見、結構楽しめますよ]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。