平成21年6月26日更新
3VB1クラス
第21・22回:平成21年6月26日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
[第21回]
・Reflections 1(最新の事例紹介/学科毎の講義)
[第22回]
・企業で働く科学技術者の責任と権利
・企業倫理と科学技術者倫理の整合性が求められている理由
・国際的な企業において技術者が経験する倫理問題
・企業倫理プログラム
[第21回]
・PCを用いた講義
・各学科の教員による講義も推奨される[第22回]
・PCを用いた講義
[第22回]
・参考資料を精読(30分)
・自分が就職をしようと希望している企業の倫理プログラムに関する課題(「課題6」)の提出(60分)
・予習:「ギルベイン・ゴールド」のシナリオを精読し、各人がレスポンスシートを作成する(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.今日は出生前診断に関するビデオを見ていただきましたが、貴方/貴女が番組中に登場した夫婦の立場だったとしたら、出生前診断を受診すると思いますか?
A.(講義でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます)
1.出生前診断を受ける 7名(20.0%)
2.どちらともいえない 21名(60.0%)
3.出生前診断を受けない 7名(20.0%)
1.出生前診断を受ける
・しなかったときの周りの反応 [ご自分たちの意見は?]
・だれかの命を助けることができるなら、やってもいいと思う。
・子は天からのさずかりものといえども、元気にしてほしい。
・自分のことだと考えたらそうするしかないと考えると思う
・自分の子どもに障害があったら嫌だから
・自分の子どもを何をしても助けたい。兄のためにつくられた弟ということは関係ない。生まれ方が他と違っただけだと考えている2.どちらともいえない
・その時(状況、状態)にならないと判断できない。
・その時にならないと判断できないと思う
・やるのは自分じゃない。 [「自分とは関係ない」とい意味?]
・よく分からない
・安全であるとは言えないし、コストもかかるので少し悩んでしまうと思ったから。
・今の自分には、分からないし、考えられない。
・今の段階では想像もできないし、現実的には考えられないので......
・妻の考えを聞いて、話し合って決める。(自分は否定派。説きふせられたら同意)。
・実際にその場に立たないと何とも言えない
・障害のある子供は選択しても[=着床させずに捨てても?]良いと思うが、その[=出生前診断の?]必要性はないと思う。
・弟の存在が気まずい。
・例え誰かを助けるためでも、そのために多くの命を犠牲をはらう[原文のママ]可能性があったり、目的のためだけに生み出される命などあってはならないと思うから3.出生前診断を受けない
・遺伝子に問題があるというだけで卵の時とはいえ、殺すのはいやだ。
・子供が完ぺきであったらそれはうれしいけど、あまりいじったりしたくない。
・息子が病気を患っているという事実は仕方のないことだから事実を事実のまま受け入れたいと思うし、自分の都合のよいように人の命を奪ってしまうのはよくないことだと考えるから
・他人がやると言ったら応援するが、いざ自分がやるとなるとムリ。私なら、長男が最後まで幸せに生きられるようにする方を優先します。
・白血球の型は両親より兄弟の方が合う確率が高いと病院で言われたことがある。いままでで考えたら、病気がなおらないといわれたらしょうがないし、[ただし]それが自然に兄弟をつくってそこで型があったら[=白血球の型が適合したら]万歳。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・2日連続の徹夜はキツいです。 [課題等で大変なんでしょうね]
・[センセイが使った]アコギという言葉の意味が分からなかった。 [すみません。少し調べましたが、現在ではあまり使われていないんですね]
・アツい。 [教室でしょうか、外でしょうか。いずれにせよ暑かったですね]
・いつもより生々しい授業だった。 [映像教材があったせいもあるでしょうが、そもそも内容がそうでしたね]
・おつかれさまです。 [皆さんこそ]
・かぜが直って[正しくは「治って」]きた [中間テストや課題等で疲れていたんだと思います。各科目とも後半戦、集中してがんばりましょう]
・バルス(゜◇゜)ノ [できるだけ原文のママ。「天空の城 ラピュタ」ですね。センセイは宮崎駿監督作品の中で一番好きです。ちょっとストーリーとノリに難がありますが]
・むずかしかった。 [話が、というより、内容を知れば知るほどどう対処すればいいのか難しい、という意味でしょうか]
・科学の発展は素晴らしいが難しい。 [まったくその通り]
・眼がぁ、眼がぁぁぁ〜 [原文のママ。こちらも「ラピュタ」ですね。悪役としてのムスカ大佐はイマイチではないでしょうか]
・今回のビデオのような医学の話を聞いていると、怖くなったり、気分が悪くなったりして、力が入らなくなり、呼吸も苦しくなる。生物や、医療薬関係を進路に考えている者にとって、やはり致命的でしょうか? なんとか直したい・・・。 [慣れが大きいと思いますよ。医学部の学生は、最初の人体解剖で失神する人が出ると聞いたことがあります。センセイも大学2年生の時に生物学の実習でアメリカザリガニを解剖したのですが、汗タラタラでした。でも隣の女子学生は「あら、海老の皮むきと同じじゃん!!」]
・今日の話は重かった・・・ [確かに。3年生になって専門の勉強が本格化していると思いますが、やはりどこかで今日のような問題と繋がっているということを意識してください]
・今日も眠かった。 [こちらはお疲れのご様子]
・最近急しい[「慌しい」ないしは「忙しい」の意?] [他の方も述べていらっしゃいましたが、課題等で大変なんでしょうか]
・昨日は早く寝たのだが[それにもかかわらず]今日は疲れていた。 [こちらも]
・社会に出て働くということは必ず従わなければいけない事がある [もちろんその通りです。でも、時と場合によっては従ってはいけなかったり、あるいはこちらから変えていかなければならないこともあります]
・暑かったです。 [これは教室内でしょうね。4階で、すぐ上は屋上なのでどうしても暑くなりがちです。おまけに西に面した部屋だし。換気には気を付けますので、座る場所や衣類で調節してください]
・生命は難しい。 [まったくその通りです。けれども、とても大切な存在だし、意外とタフなものなんですよ。年を取ってから理解できるようになりました]
・先生なら出生前診断しますか? [この場での返答は控えさせていただきます。直接ご質問にいらっしゃれば、個人的にはお答えできます]
・先生の授業はやっぱりおもしろいです。 [ありがとうございます〜。でも他の先生の方がもっと「知的」ですよ]
・窓口の意味をカンちがいするなんて、ちょろい人がいるものですね。まあ、おれなんだけども。 [実はたくさんの方が勘違いしています。お話ししたように、予習のための課題ですから気にしないで下さい。結果的に間違えたとしても、「この問題に関して自分なら...」という意識があって初めて、「あ、間違えた。実は...」ということがわかるんですね。それだけ成長したわけです]
・着床前診談[正しくは「診断」]ができることを初めて知りました。 [ご説明したように「8分割の受精卵から1、2個の...」という話を聞いた時は、センセイもびっくりしました]
・内容の濃い授業だった。 [特に生物学系の皆さんにとってはそうでしょうね。それだけでも“Reflections”を用意した甲斐があったってことです]
・疲れました。 [課題等で大変なようですね。それとも暑さのせい?]
・毎日半そでで過ごせるようになった気がする。 [そうですよね。もうすっかり盛夏ですね。おまけにこの頃、一番紫外線が強い......。(男子もですが)女子学生の皆さんは過度の日焼けに注意しましょう(センセイのようにはならないように)]
・良い天気です。 [ここ数日はそうですね。どちらかというと全国的にも空梅雨気味のようですね]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。