平成22年6月22日更新
【火曜日クラス】
第21・22回:平成22年6月22日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
環境問題(これからの科学技術U)
・環境問題の概説・環境思想の高まり(公害問題、『沈黙の春』、『成長の限界』などに関する解説)
・地球温暖化、京都議定書などについての解説および、環境問題について多角的な視点からの解説
・環境倫理学の主張(地球の有限性、世代間倫理、生物保護)
・PCを用いた講義
・ビデオを使った解説
・復習:参考書その他の書籍を読み、環境問題について考察する。(60分)
・課題:リサーチ・ペーパーの調査と執筆(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです)
Q.地球温暖化に関する別な見方、説得力を感じましたか?
A.(今日のご説明だけが正しいと主張しているわけではないことは再確認させていただきます)
1.説得力を感じた 15名(93.7%)
2.説得力は感じなかった 0名( 0.0 %)
3.どちらともいえない 1名( 6.3 %)
1.説得力を感じた
・テレビと逆の意見が聞けてよかった [テレビでもこの種の意見は時々紹介されています]
・実際にCO2が保温性の高い気体ならば、ある意味貴重な資源になってしまうから [地球温暖化論者によるとこれがマイナスだというわけですね]
・地球温暖化よりも寒冷化の方がだめだとわかった。 [冗談抜きで、寒冷化の方がはるかに怖いです]3.どちらともいえない
・寒冷化については前からきいたことがある。けど、どちらともいえない [とても冷静な立場だと思います。センセイも今日の意見に固執しているわけではないので、ぜひいろいろな意見とその根拠を比べてみてください]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は、西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[地球温暖化に関する別な見方について]
・『希少動物保護』からいつの間にか『自然を守ろう』になってた気がする。 [なるほど。でもそうすると、自然を破壊する人間は悪い存在ということになるのでは? 極端に言うと、ですが]
・今日の講議[正しくは「講義」]は難しかった。 [そうでしたか。細かいことは気にせずに、全体の主張の流れを理解するようにしてください]
・深イイ話でした。 [地球温暖化(気候変動)の問題は、奥が深いです]
・人間は何でもかんでも商売にするなとあきれた。 [そうかもしれませんね。でもそうやって智慧を絞って生き延びてきた、と考えたらどうなるでしょう]
・地球が寒冷化していた時に、その[=寒冷化の]理由が述べていない事が、疑問に感じ[られ]、地球温暖化に対しても、疑問に感じました。 [[ ]内の補足では前半が受動態、後半が能動態になります。あまり良い文章ではないので、態はそろえましょう]
・地球温暖化はウソ、という話は聞いていたが太陽活動などと結び付た話ははじめてだった。 [嘘、と断定しているわけではありませんので念のため。太陽活動については、その度合いについては議論がありますが、影響そのものは自明です]
・氷山はなんで溶けてるの? 寒冷化したらまだできるの? [前半は「暖かくなれば」あるいは「空気中の水分が少なくなれば」などがあります。後半は「Yes」です。ただし、南極の場合、気温が上昇してもやはり氷点下であることには変わりないので、氷山は大きくなる、という考え方もあります]
・別の授業でも[この種の話を]きいた。 [そうだろうと思います。アメリカなんかでは、対立する主張を客観的に比較しながら取り上げるそうです。日本はちょっと思考停止状態ですね][今日の一言]
・ねむかった。 [テストでもあったのでしょうか?]
・蒸し暑いです [お話ししたように、風邪をひいてしまい、教室内が暑いのか寒いのかわかりません。これからは微妙な気温と湿度の日が続くので、遠慮なく申し出てください。調整します]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。