平成24年1月23日更新

3EE2クラス
第25・26回:平成24年1月23日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

高度技術社会における技術者の新しい役割
・科学技術とリスク
・リスク評価の難しさ
・リスクと公共性
・社会的合意形成
・トランス・サイエンス
・科学技術社会論
・科学技術コミュニケーション
・科学技術の研究開発と倫理
・Grand Challengesに関する解説

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材を視聴することもある

学習課題 予習・復習

[第25回]

・提出:課題6後半(電子的提出)

[第26回]

・復習:テキスト『技術者倫理』の第15章の精読(60分)
・予習:課題7(事例分析)(120分)
・予習:課題8(Grand Challenge for Engineering)(60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.1. 飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.1. (講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます。学科が学科なのでどうなるかと思ったのですが、他クラスとやや相違するものの、劇的に異なるというようなことはなかったですね)

1.飛行機

25名(48.1%)

2.自動車

27名(51.9%)

1.飛行機

・つい落[墜落]したら助からない。
・パイロットは十分な訓連[正しくは「訓練」]をしている。自動車は、自分側に問題がなくても周囲のドライバーがミスをすれば事故になるから。
・一回事故がおこった[起こった]ら死の可能性が高いから。
・事故がおこる[起こる]と[影響が]大きい。
・事故が起これば助からない。
・事故った時の被害が大きいから。
・事故の確率は低いが事故が起きたとき死ぬ確率が大きい。
・自然現象(天候)の影響受けやすい。 [だからこそ飛行計画をきちんと管理しています。また実際は相当悪天候でも安全に飛行できます]
・自動車の事故率が高いから。
・自分を信じなければ何も始まらないから。
・車は自分の意識で事故が起こるから。
・人に命をあずける[預ける]のが恐い。
・[万一事故に遭ったら]多分死ぬと思うから。
・飛んでるのは怖い。
・飛行機で事故が起きると、死ぬ確率が高いから。
・飛行機に乗る機会が少ないので感覚的に慣れていないから。
・飛行機の事故を想像したほうが恐怖と感じたから。
・不特定多数の人が搭乗する&高所恐怖症
・普段乗らないから安全と言われても納得できない。
・落ちる。
・落ちる可能性[が]あって、[その際は]ほとんど命を落とす事故になる。

2.自動車

・ぶつけられたら怖いから。
・もし、飛行機で事故をおこすと必ず死んでしまうため。 [こちらは実質的に「1」でしょうか]
・移動時間と距離が長いから。
・運転を長いことしていないから。
・事故が起きやすいから。
・事故が起きる可能性が高そう。
・事故の確率が高いから。
・事故の確率で言うと車のほうが圧倒的に多く運転手がいくら運転がうまくても事故に巻き込まれるということも考えられる。
・事故の起こりやすさと着くまでの時間を考えると、飛行機のほう[方]が安全だと思うから。
・事故の件数が多いから。
・事故をおこした[起こした]ことがあるから。 [今日の説明に説得力を感じたのでは?]
・事故発生の確率が高いから。
・自動車で事故ったことがあるので・・・・・・。 [こちらも]
・自動車のほう[方]が事故になる確率が非常に高いから。
・自動車はベテランが運転しても事故をもらうことがある。
・自動車は自分がちゃんとした運転をしても相手が変な運転をするかもしれないから。
・自動車事故の発生確立[正しくは「確率」]が高いから。
・自分で事故るだけじゃなく当てられることも考えられるから。
・飛行機での事故は確率が低いから。
・飛行機のほう[方]が安全だが何かあった時、自分の力ではどうしようもできず拘束感がある。
・飛行機のほう[方]が事故の確率が低い。
・飛行機は最も安全だと言われているため確率から考えると安心である。
・飛行機は日々点検されている。安全だと言われている。
・飛行機よりも事故が多いから。


Q.2. 原子力発電に関して、(1)技術者としての立場と、(2)地域に原子力発電所が建設されることになった地域住民の立場で賛否は異なりますか?
A.2 (立場によって評価がずいぶん違うことを考えてもらうための問題です。原発建設に関する賛否そのものを問うているわけではないことにご注意ください。講義の中でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます)

1.変わった

25名(48.1%)

2.変わらない

26名(50.0%)

3.無回答

1名( 1.9 %)

1.変わった

・やっぱり自分の家の近くだと不安。
・確かにあそこまでおどされたら意見が変わりかねないです。・・・。
・技術者としては、設置したいが地域住民としては、設置したくないから。
・技術者としては技術向上のためにがんばりたいところだが、消費者側から考えるとそこまで良くなくてもある程度良ければいいと思える。
・技術者の気持ちは日本を良くしようと考えているが、住民としては家族が心配なため、危検[正しくは「危険」]な場所にしたくないという気持ちがあるから。
・原発[建設の?]の仕組みに対して周りの感心[正しくは「関心」]が集まった。
・身近にあると不安。
・地域住民の側に立って考えてみると建設したくはない。
・理由が異なる。

2.変わらない(「原子力発電をどんどん推進すべきだ」とか「原発絶対反対」)などがこの立場になります

・デメリットよりメリットの方が大きいと思うから。
・何故か地元の就職口が広がると考えてしまった。 [ご説明した通り、実際その通りです。でも高度な仕事ではありませんが]
・技術者としては安定した電力は必要不可欠であると思う。地域住民としては、日本全体で必要であると認識できれば、人口密集地域以外でなければ設置してもいい。
・技術者として必要と思うが自分の地域にはほしくない。 [この方は実質的に「1」ですね]
・経済的に考えて賛成。
・元々、原子力発電所が近くにあるから[、原発がさらに]増えてもあまり変化がないと思ったから。
・原子力に代わるエネルギーがないため。
・原子力はきけん[危険]だと思うから。
・原発賛成。
・今止めているのに新しく作るというのは難しいと思うから。
・少しでも不安要素があるものを客に提供したくない。
・昔から原子力は危検[正しくは「危険」]だと考えていたから、意見は変わらなかった。
・[原子力発電には]反対なので。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・HDブラウン管TV欲しい。 [製造完了後ほぼ10年が経過しています。良い品を入手するのは困難です]
・PS版「ガンダム0079」というゲームが、理不尽すぎます。ぜひ見てください。 [どういう意味で、なのでしょう]
・いろいろ考えさせられました。 [こちらはたぶん、就職の話ですね]
・そろそろ面接があります。先生の言われたことをもう一度考えて挑みたいと思います。 [こちらも]
・つかれた[疲れた]。 [今日はかなりの人がダウン気味でしたね。課題か何かがあったのでしょうか]
・テレビについて、奥さんに何て言われました? [言っていませんので、何も言われません。金沢は単身赴任なので]
・ねむたかった。 [こちらもお疲れのご様子]
・フォードは買わない! [ピントの件は過去の話ですよ]
・安全、安心とは何か考えることができた。 [ありがとうございます。でも。難しいですね]
・安全と安心の問題は難しく、今後重要な課題であると分かった。 [こちらも、ありがとうございます]
・課題7、8 がんばります。 [ぜひぜひ]
・課題はちゃんとやる。 [こちらも]
・楽しかった。 [ありがとうございます。もちろん知的に、ですよね]
・[課題を?]頑張ります。 [残りも少なくなってしまいました。お互い気合を入れていきましょう]
・客観的に見ることは難しいですね。自分も気をつけたいです。 [その通りですね。偉そうなことを言っていますが、一番わからないのは自分かもしれません]
・曲がり角を曲がって大人になれるか不安。 [力が抜けると、急に「あ、大人になっていたんだ」と気づくものです]
・原子力は必要だと思うが必要ではないとも思う。 [視点によって異なる、という意味でしょうか]
・考え方が難しい。 [今回の内容は、「はっきりくっきり」という幹事ではなかったですからね。少なくとも相手の立場で考えられるように心がけましょう]
・私は電力が足りないぐらいならなるべく動かしてほしいと思っている。 [産業界の方のかなりは同じ考えだと思います]
・需要と供給がしっかり合っていないと物は売れないんだというのが良くわかった。 [主導権が顧客の側に移っているんですね]
・就活を楽しんでるのって自分だけですかね。 [それはすごいじゃないですかぁ。貴方のようなあり方が本当なんだと思いますよ]
・小さい事故が数回あるより大きな事故が1回ある方が怖い。 [確かに]
・先生の話は説得力があるので聞いていておもしろいです。 [ありがとうございます]
・物事はいくつかの視点や心情から判断しなければならないと思った。 [そうなんですね]
・有機EL[モニタの購入]うらやましいです。 [今日から順次ご紹介していきたいと思います]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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