平成24年6月21日更新

3BB1クラス
第10回:平成24年6月21日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※第10〜11回では、事例「ギルベイン・ゴールド」に関するグループ討議を経て、第12回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ギルベイン・ゴールド」の概説
・「ギルベイン・ゴールド」ビデオ視聴
・グループ討議

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議 

学習課題 予習・復習

・提出:課題5
・プリントアウトして持参:課題6(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)
・予習:教科書第12章の精読(60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますので、一部の補足を除き、コメントは一切控えます)

1.内部告発する

22名(41.5%)

2.内部告発はしない

31名(58.5%)

1.内部告発する

・それによっては職は失うが、逆を言えば、ブラック企業から抜け出せる。
・安全こそがエンジニアの責任!
・安全性の方を第一にすべきだから。
・[有害物質の放出で]害を被る人が多いから。
・環境保全の原則に反しているので、有害金属を下水に流してしまうことは被害者を生じることになるので、内部告発して、有害物質を流さず処理し、公衆の安全を守ることが大切だと思う。
・気になって眠れなくなりそうだから。 [なるほど]
・後々汚染物質が、蓄積されたものが、一般市民だけでなく、自分の体も被害を受けてしまう。なによりも大惨事を防ぐため。
・市民に悪影響であるから。
・市民に影響があるから。
・市民の安全が第一だから。
・市民の安全は大切だから。
・市民の安全を守るには、このまま放置する訳にはいかないから。告発する相手がリポーターではなくても良いと思う。
・市民の健康のためにはするべきだと思う。
・市民への危険が大きい。
・自分がクビになってでも、市民の安全は守るべきだと考えるため。
・自分一人のクビで人々の安全が守れるなら。
・重金属を垂れ流しているとわかっているので被害が出る前に報告すべき。いずれ、会社全体の信頼が失われると思われるから。
・人間として信用を失うと、社会で生きていくのが難しくなるから。 [なるほど]
・誠実さをアピールしたいから。
・早期に止めないと悪影響が広がるから。
・毒を流しているのはわかっているため、市民のことを考え告発する。
・問題が起きてからでは遅い。エンジニアとして根底の「安全」について厳守しないといけないと考える。

2.内部告発はしない

・クビになる方が深刻だと思ったから。 [その代わり、公衆の安全や健康が損なわれるかもしれませんよ]
・ジャクソンの立場を考えると、明らかに自分の不利な状況で、現段階で告発しても混乱するだけだと思われる。もっと相談をしてから告発するのが良いと考える。
・マスコミ外部には言わず、社長に直接言う。
・まず本社へ報告する。
・企業にも問題はあるが、市の検査方法にも問題はあるので、その検査方法を新しくするために動く。
・[Zコープが行っていることは]合法だから。
・告発を盾に[会社上層部に]下水処理改善を交渉する。
・市から何の報告もないし、ギルベイン・ゴールドと毒性との因果関係も不明である。市の廃水処理場の改善を促すべきでは?。
・市が定めた基準を市が決めた方法で測定して基準内なら、市に責任があると思う。
・市に訴え[て]規制を見直し[、]そこから会社の設備を一新する。
・市の検査方法や基準を超えてはいないから。
・市の条例を[この場合は「条例に」]違反していないから。
・市へ相談。
・市民に影響が出ていないし、充分なデータが出ていないから。
・市民の安全を守ろうとして内部告発してもその後の自分の将来が見えないから。また、市は基準を変えようともせず、その基準は満たすことができるものであるから。
・市民の健康のためにはするべきだと思うけれど、もし内部告発をして会社から訴えられたとしても裁判で勝てるか分らないし、クビになっては生計が立てられないから。
・自分のことを優先してしまう。
・自分の地位が守られない。
・自分の立場が危うくなることはしたくないから。
・職を失う。
・職を失うのはつらい。内部告発する勇気がない。 [以上、公衆の安全はどうなるのでしょう]
・人体に影響を与えるのに何年もかかるので、しなくても大丈夫だと思ったから。
・生産量が増えればZコープの収入も増えるのでそれを資金として水質処理の問題を解決させたらよいと思う。
・全部自分のせいにされて、失うものが多いから。
・内部告発をしてしまうとその会社がクビになるだけでなく、どこからも雇用されなくなる。そうなると生きていけないくなるので内部告発はしないほうがいい。他の抜け道もあるかもしれない。
・内部告発以外にも方法があるかもしれないから。
・廃水を流すことで市民に悪響が出る可能性はあるが、自分がクビになってしまってまで内部告発をしたくはない。
・博士の「会社のために自分がそんな責任を負う必要がない」に同意します。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・“自身”が欲しいです。 [「自信」ではなく「自身」ですか。アイデンティティ“identity”ということでしょうか]
・あまり興味がない問題だった。 [正直な意見だとは思いますが、将来の自分の姿とは重ならないということでしょうか]
・お疲れ様です。 [皆さんこそ]
・カレーパン美味しいです。 [学食のパンでしょうか、向かいのサンキョウパン?]
・ぎろん[議論]があつかった。 [このグループは活発に議論できたようですね]
・グループ討議が苦手です。 [気持ちはわからないではありません。でもこれからの人生、何をするにしてもグループ活動は入ってきますよ]
・グループ討議を3人しかやっていない。 [そうなんです。気づいていました。他の方は欠席というわけですね]
・ジャクソンがんばれ。 [この件に関しては、次回]
・つかれた。 [どうしたのかな?]
・ビデオの最後の雰囲気がすごく重くるしかった。 [お伝えしたいことはいろいろあるのですが、それは次回の発表後に]
・ビデオの内容が難しかった。
・ややこしかった。 [以上、お伝えしたように、かなり予習しておかないと大変です]
・意見を決定することは難しいことだと改めて思った。 [これは架空の事例ですが、実社会では程度や様態の差こそあれこのような判断をしなければならない場面があります]
・課題5が諸事情で出せませんでした。すみません。次の課題は頑張ります。 [ぜひ]
・外国人の顔は見分けにくい。・・・って向こうもアジアを見て思ってるんだろうな。 [まったくその通りなんでしょうね。]
・議論の内容が難しかった。 [頑張った成果を次回発表してください]
・今後、もしかしたら直面するかもしれない問題を認識することができた。 [まったくその通りなんですね]
・今日も3人でのグループ討議だった。 [前述しましたが、このグループの他のメンバーは欠席が多いようですね]
・今日も深く考えさせられる内容だった。 [ご自分にも起こりえる問題だと考えていただけたわけです。大きな成長だと思いますよ]
・自分もリチャード[=主人公のデビッド・ジャクソン]の立場であったらどのような行動をすべきか分らないが、市や会社にそって行動すべきであると思った。 [さて次回、議論はどのように展開するのでしょう]
・実際この様な問題に直面した時、判断を下せるか不安になった。 [その通りですね。だからこそこの科目があるのです]
・主人公がした行動は正しいかもしれないけど自分ではできないと思いました。 [気持ちは、わかる。この件については、次回]
・色々と考えるのが大変だった。 [それだけ頑張った、ということですよ]
・遅れてきて、すみませんでした。 [次回は気をつけましょう]
・討論が大変だった。 [大変だったともいます。成果を来週明らかにしてください]
・内部告発する勇気ないなと思った。 [この件に関しては、次回]
・難しい議題だった。
・難しかった。 [以上、一生懸命考えたからこそ議論が難しかったのでは?]
・倫理問題を考えるいいきっかけになった。 [ありがとうございます。次回の発表に期待しています]
・論理的思考力を身に付ける必要がある。 [それはまったくその通りですね。次回発表される成果が楽しみです]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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