平成25年5月7日更新

3IS1クラス
第4回:平成25年5月7日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

・技術者としていかに行動すべきか
・倫理的問題解決の方法
・エシックステストおよびセブン・ステップ・ガイドに関する詳細解説
・技術者と法律(概論)
・技術者が重視すべき価値(志向倫理)と倫理綱領
・倫理的意思決定の阻害要因と促進要因
・セブン・ステップ・ガイドを用いた演習

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の視聴やグループ討議を行うこともある
・演習(結果は、各自まとめて提出)

学習課題 予習・復習

・提出:課題2(電子的提出)
・復習:セブン・ステップ・ガイドを使った事例分析の練習(60分)
・予習:課題3(Agora上での「ソーラーブラインド」の倫理的問題構造、事実関係、ステークホルダーなどの把握)(100分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.1. 技術者の責任に関する三つのモデルの中で一番説得力を感じたのは?
A.1. (原則としてコメントは控えます)

1.社会契約モデル

27名(51.9%)

2.社会実験モデル

21名(40.4%)

3.相互依存性モデル

4名( 7.7 %)

1.社会契約モデル

・プロフェッショナルというものについてよく知れた[「理解できた」等の方が適切]。
・プロフェッションがよかった。
・プロフェッションが興味深かった。
・技術者も、医者とかと似たようなものだと思うから。 [確かに。ご説明したように、この件に関してはこれからの講義の中でご説明します]
・実力がある人が説得力があると思った。
・重要な責任を負う仕事だから。
・責任者どうしで見はるのは効果が高いと思う。
・知識があってこその物で、その中で監視することがよい。 [言い換えると、専門職の自律性ですね]

2.社会実験モデル

・ここに、倫理的問題を感じた。
・技術者として責任は持つべき。
・最もわかりやすく、技術者らしい内容であったから。
・最も身近な問題だと感じたから。
・新技術などの導入は大きな責任がある。
・新技術の社会への導入はリスクが大きいものもあり、実験が普通に行われていたことに驚いた。 [ご説明したように、「実験のようなもの」という意味ですので、念のため]

3.相互依存性モデル

・今の社会では様々な技術に支えられているから。


Q.2. 中世西欧の大学(医学部)では、解剖の時間に大学の教師(現在の「内科医」“physician”に相当)は解剖学の本を読むだけで自分で解剖することはありませんでした。実際に解剖に当たった人のふだんの職業は何だったのでしょう?
A.2. 正解は「床屋」でした。「床屋外科医」と呼ばれ、場合によってはかなり高度な外科治療も行っていました。現在の「外科医」“surgeon”に相当します。知らなくて当然なので、誤っても全然気にする必要はありません。講義の中でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます。

・?
・お肉屋さん
・コック
・さいほう[裁縫]の関連
・さんぱつ[散髪] [もちろん床屋さんですね]
・シェフ [複数]
・フリーター
・医師
・医者? 解剖者
・医者 [複数]
・一般人
・音楽家
・管理者
・警察
・警察官
・建築家
・検死官
・死刑執行人
・事務の仕事、食用の肉を切ったり調理している人。
・床屋 [複数]
・床屋さん [複数]
・新技術は何があるかわからないから。 [こちらは「Q.1.の回答ですね」]
・新技術を導入しての社会の変化を見たいから。 [こちらも]
・人を殺す役職の人、○○、×× [原文は差別的な表現なので、今回は伏せ字とさせていただきます]
・駄菓子屋 [ナシテ?]
・体の内部構造についての勉強
・大学のそうじをする人
・肉屋
・肉屋さん
・本を作っている。
・本屋さん
・料理人 [複数]
・料理人がする!! と思いました・・・。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・1限[の終了]後に[1号館の向かいにある]11号館[の]外で外部の人に「1号館どこですか」と聞かれて「または「訊かれて」」、[1号館の場所を]教えたのはOKだけど、「車はこのままでもいいですか」とさらに聞かれて[同左]、いいですよといったのはいいけど[→車はそのまま11号館の駐車場へ入っていった]、今考えると一号館のとこにも[来客用の駐車場が]あるってことを伝えわすれてた・・・。 [要するに最適な情報を提供し損ねたわけですね。でもそれなりにちゃんとした情報を初めての人に提供できたのですから、70点くらいじゃないでしょうか。少なくとも合格点ですよ。甘すぎますか?]
・GW終わりました。 [その前にお伝えしたように、これが「遊ぶことのできる最後のGW」だったのです。さて、来年は......。ご自分の力で未来を切り開きましょう]
・いろいろ知らないことが多くて楽しかった。 [ありがとうございます]
・楽しかった。 [こちらも]
・技術者の責任は他の人がわからない分大きいと思った。 [そうなんですね。ご説明したように、その分、皆さんだけに「できること」も大きいのです。この件についてはこれからの講義の中でご説明します]
・昨日はすごく暑い日でしたが、今日は少し寒いですね。 [その通りですね。この春は例年になく寒いです。「地球温暖化はどこへ行った」と言いたくなりますが、この件についても、後日。ご期待ください]
・人が関わることなど責任はかならずある。 [もちろんその通り。例えばセンセイや、貴方/貴女がそうであるように。その代わりやり甲斐もあるのです。これからの講義の中でご説明したいと思います]
・昔にも、高度なテクニックを持った床屋がいたことにびっくりした。 [でしょ。実は、センセイの専門はそっち系なので、興味があればいくらでもご説明しますよ]
・責任にも色々なことがあることがわかった。 [高橋川で子供を助ける(助け損ねる)件でもそうですが、視点を変えるといろんなことが、時には劇的に変わって見えますよね]
・話が深い。 「でしょ?」


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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