平成25年5月9日更新

3BB1クラス
第5回:平成25年5月9日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※第5〜6回では、事例「ソーラーブラインド」に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ソーラーブラインド」の概説
・「ソーラーブランド」ビデオ視聴
・グループ討議

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議

学習課題 予習・復習

・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.上司から、ドラム缶に入った怪しげな液体を一般の河川に流せと指示されたら?
A.(解説前の最初の印象です。原則としてコメントは省略します。なお「3」以外にも、実質的には「1でも2でもない解答」が含まれていますね)

1.流す

27名(55.1%)

2.流さない

19名(38.8%)

3.その他

3名( 6.1 %)

1.流す → こちらを選択した方は、「長いスパンで考えた時に果たして適切な判断だったのかどうか」を考えてみてください

・うえ[上]の人[=上司]の意見にはやはり逆らえない。その場は流してのりきって[乗り切って]、[しかし]有害物質が流れないようする。 [この方は実質的に「3」に近いですね]
・その場の人間関係を選びそう。Aにしたら長期にわたってギクシャクする。
・とりあえず今回は上司の言う通りにしておく。
・ヤバそうとおもう[思う]だけで中身はわからない。水なのかもしれない。上司によってもみけされ自分の責任にされる。 [中身の件、まったくその通りですね]
・課長のこわさ[恐さ]に負ける。
・課長の指示に従わないと仕事に影響が出てしまうから。
・会社をやめたく[辞めたく]ない。
・言われた通りにやる。
・指示通りに流す。
・実際にその立場に立って時、自分は新入社員だから上司の命令は聞く。
・初めは[その]場の状況に応じたほうどよいと考えるため。
・上司に何も言えない。目をつけられるのは困る。
・新人だし逆らうと何があるか分からない。
・中身が本当に危険な物質なのか分からないから。 [確かに]
・本当は流したくない。 [気持ちは、わかる]
・有力企業が有害なものを流さないと思ったから。 [意外とブラック企業だったりして...]
・流すと思う。しかし、その後さらに上の方に、報告をする。(会社の問題だったら) [この件はご説明した通りですね]

2.流さない → こちらを選択した方は、中身が危険な物質だと決めつけてしまっていませんか?

・そんな事をする会社で働けない。
・たとえ気まずくなるような状況になっても技術者として流すべきではない。
・課長にドラム缶の中身を聞く。 [この方は実質的に「3」に近いですね]
・課長の命令に対して、背くことを言えば、自分の立場が危なくなる。でも、冗談ぽく、うまく断ることができたら大丈夫だと思う。 [こちらも]
・環境だけでなく人間にも悪影響かもしれない。 [確かにそう考えると、問題の切迫度が違ってきますよね]
・環境や人に害をもたらすものであった場合、その会社自体の存続が危うい。 [たいへん鋭い点を指摘していますね]
・環境や他人に悪影響を与える可能性かある。
・環境分野の大学院を卒業している。 [確かに。十分な知識があれば、ドラム缶の中身を推測できますよね。この件に関しては、次回]
・社会への貢献の為に働いているので悪影響を与えるのは間違っている。
・上下関係があるとしても、中身が何か知る権利はあるし、もし危ないものだったら、やはり流すべきではない。もし、悪影響を与えるものだったら他の人にも害を与える。
・上司に嫌われないためにも。 [う〜ん、これはどういう意味なんでしょう。そのまま受け取ると「1」なのでは?]
・専門の機関にこの事実を通達。 [この点については、講義全体の後半で考えます]
・地元の環境に悪影響を与えるのは自分の親も困ることだから。 [「可逆性テスト」そのままですね。良く気づきました]
・法律を犯すような会社に居てもしょうがないので。 [もしブラック企業ならば、ですが、まったくその通りですね]
・流した後の被害や責任問題などを考えると流さない。
・流した彼の責任をとりたくないため。

3.その他

・見つかりづらいように山にドラム缶ごと埋める。皆利[誤字。原文不明]がある。環境には、少しはマシかもレベル。 [わからないではないつもりなのですが、問題の解決になっているでしょうか]
・退職すべきである。
・匿名でたれこむ。 [以上、ブラック企業の場合、ですよね]


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・いつもより早く終わってうれしかった。 [すみません。大学の施設のトラブルなので、どうしようもありません]
・いろいろな手段を考えなければならないと思った。 [でしょ? ずいぶん新しい発見があったのでは?]
・おつかれさまでした。 [以下でご報告(ご紹介?)があるように、今日は大変だったようですね。その条件下ですから、皆さんこそよく頑張りました]
・かなりレベル的に難しかった。 [でしょ? 今日は練習なので出来栄えはあまり気にしなくていいのですが、これがやっぱり、大学で勉強するってことなんですね]
・ケースによっては判断が難しいものもあると実感できた。 [その通りですね]
・サッカーやろうぜ! [最後の休憩時間の使い方でしょうか。いずれにせよ、有意義にお使いください]
・ステイクホルダーとの関係について深く知れた。 [実際に自分やみんなでやってみると、ずいぶん印象が違うでしょ?]
・ハプニング!!
・ビデオがみれなくて残念だった。
・ビデオが見たかった。
・ビデオが見たかった。
・ビデオたのしみにしてます。
・ビデオみたかった。
・ビデオ見れなくて残念。
・ビデオ今日見れなくて残念だった。 [以上、機器のトラブルの件、申し訳ありませんでした。次回にご期待ください(ペコリ)]
・まだまだだね。 [ステイクホルダーなど、いろいろ考えなくてはならない、という意味でしょうか......]
・映ぞうみたかった〜。 [こちらも、ゴメンなさい。次回にご期待を]
・皆寝てる。 [センセイもびっくりしました。後で事情を知って、納得はしましたが。今日は皆さんの様子が最初から違っていたのです]
・感情や身近なことだけでなく色々考えなければならない。 [まったくその通りですね。その「広がり」に気づいていただければ、ツボは押さえたも同然です]
・技術者とてし正しい行動をとる事が大切。 [その通り。ただし何が「正しい」のかが問題なのです]
・決めつけるのは良くない! [でしょ? でも皆さんの中からツボを押さえた回答が次々と出てきたので、白状するとセンセイはかなり軌道修正を迫られたのです]
・見えてくるものが多かった。 [こちらも]
・現実的に会いそうなケースで恐い。 [確かに。そしてそう自覚してもらえたってことは、貴方/貴女が才能をお持ちだということを示しています。たぶんまだ十分には自覚していないでしょうが。自信を持ちましょう]
・今日クラス全体が疲れきっているのは、3限からの実験の発表のために2,3日がんばってたからです。 [情報提供、ありがとうございます。なるほど、よくわかりました。最後の、あの、(ほぼ)全員が伏寝をしている光景、いやぁー、強烈でした。嫌味ではありませんよ]
・今日の専門実験の発表はいやだ。 [さて、どうなったのでしょう]
・寿命を売買できるとしたら1年いくらで取引しますか。 [う〜ん、いろいろ考えたのですが、やはりかなり高いかも。逆に言うと、長生きしたい]
・色が汚くても、もしかしたら良い液体かもしれない。 [その通り。ツボを押さえましたね]
・寝不足でつらいです。はらぺこ(笑) [以上、皆様、ご苦労様でした]
・専門実験のプレゼン準備をみんな夜遅くまで頑張っていたので、みんな死んでいます。睡魔に負けました、ごめんなさい。 [機器のあのトラブル、(皆さんに)「休め」という天の声だったのかもしれませんね]
・早く終わって良かった。
・早めの終了ありがとうございます! [以上、センセイ個人ではどうにもならないトラブルでした。お許しください]
・他の人の意見は、自分が思いつかないことも多く参考になった。 [白状すると、最初から最後まで、センセイが想定していたのよりずっと高いレベルの回答でした。センセイを含めて、得るものがたくさんありましたよね]
・二者択一ではなく第三の道を考えるべきである。 [まさに「創造的中道法」ですね]
・普遍[化可能]テストとかはドラム缶の内容がわかってないからできない。上司に言われたら流すしかないと思う。 [前者はまったくその通りですね]
・来週のビデオたのしみ。
・来週のビデオ楽しみにしてます。
・来週楽しみにしてます! [以上、ゴメンなさい。来週は最初にご覧いただきます。いやぁ、センセイもびっくりしました]
・倫理的問題がうまく書けなかった。 [でしょ? その「予想通りにいかない」って感覚がとても大切なのです。嫌味ではありません。それをちゃんと自覚できれば、「じゃぁ、なぜ」とか「どうすれば...」などと、次へ繋がるんですね。つまり「うまく書けなかった」と自覚できるってことは、それだけ成長したという証拠なのですよ]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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