平成26年1月16日更新

3EM3クラス
第14回:平成26年1月16日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

Reflections 2
(専門分野特有の問題に関する志向倫理的検討)

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講 
・学外講師による特別講義
・専門学科教員による講義
など

学習課題 予習・復習

・復習:これまでの授業内容の振り返り(150分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q. 1. 原子力発電に関して、(1)技術者としての立場と、(2)地域に原子力発電所が建設されることになった地域住民の立場で賛否は異なりますか?
A. 1.(立場によって評価がずいぶん違うことを考えてもらうための問題です。原発建設に関する賛否そのものを問うているわけではないことにご注意ください。講義の中でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます。なお、2011年3月の東日本大震災と福島原子力発電所の事故以降、「どちらの立場でも反対なので、『変わらない』」と回答する方が増えています)

1.変わった

26名(42.6%)

2.変わらない

33名(54.1%)

3.無回答

2名( 3.3 %)

1.変わった

・しかし地震[=東日本大震災]があったから[そう考えるの]であり、[あの地震が起こら]なければどちらでも変わっていなかった。
・色々な角度から、物事を見ることは大切だと思った。
・地域住民の立場として考えると考えは変わった。
・日本の産業のためには原発は必要だが、家の近くでは怖い。
・見方や立場によって原子力発電を設置するかどうかはとても違ってきた。
・一方的な見方だと電力が増えるため良いが、もう一方だと地元住民が危険になる。
・立場によって、考え方は変わることが多い。
・原子力は賛成するが、万が一のことがあるので、地元での建設は反対である。
・それぞれの事情を知ってしまったので、立場を変えてしまった。
・結局は人は自分勝手になってしまう。
・もしものことがあったら、恐いため。
・立場や見方によって、意見は違ってくるんですね。
・逆に立場が変わっても意見が変化しない人がいることに驚いた。
・先生おどかしすぎ[脅かし過ぎ]! [お話ししたことは実話です]
・地域の人はほとんどが反対であろう。 [土木建設関係などでは、賛成者が大半です]
・超自分カワイイので、自分の近くでやられるのはカンベン。
・人は立場によって考え方がかわる。
・立場によって意見が変化したので、私は思いやりがないのかと思った。
・技術者として考えたとき[時]に、地域住民のことは考えなかった。
・近くにあったら嫌だけど、必要だと思う。
・技術面ではなく悪い力で技術をつくるのは良くない。

2.変わらない(「原子力発電をどんどん推進すべきだ」とか「原発絶対反対」)などがこの立場になります

・何がともあれ危険性があるのならなくすべき。
・原発は完全に制御できなければ、造ってはいけないと思っている。
・[原発推進に]賛成、リスクばかりチェックしていては進歩(発展)できない。
・絶対はないが絶対がないものは怖い。
・福島原発のことがあったので原発を作ろうと思わないし、住民としては住む地域には原発は作ってほしくない。
・他の新エネルギーの開発を進めて、いくべきである。
・原子力反対。人数に基本影響は嫌。自分から遠くても嫌だから。
・立場によって意見・見方が変わる。 [この方は恐らく「1」で性根]
・どちらにしろ原子力発電所を作るとすむ[住む]所がなくなるからいけん[意見]はかえない[変えない]。
・エネルギー問題にはまだ不安があるから。
・電力の消費地と生産地が300km離れていることに驚いた。
・最初の時点で住民の事も考えに入れていたため。
・原発は今の日本には必要なものだと考える為。
・実家が静岡県の浜岡原発の近くで技術者の気持ちと地域者の気持ちが分かったから。(反対の方) [センセイと同じ状況ですね]
・原子力発電が事故をおこした時のことを考えて、両立場とも反対になった。
・自分はかわらなかった[変わらなかった]が、立場によっていけん[意見]がかわった[変わった]人が半数近くいた。
・エネルギー問題はどうなるのか。火力発電に依存しているのを変化させる必要がある。
・立場が変わったとしても必要なものは仕方がない。
・原発は不要であると思った。
・原子力以外の方法を用いればよい。
・原発は事故ったときのリスクが大きすぎるから、少しでもリスクが発生する可能性があるならつくる[造る]べきではないと思う。要するに原発はムリ。行きすぎた技術は身を滅ばす。
・原発反対!
・人という立場は変化しなかったため、廃棄物の処理が不完全のままでは原子力を反対する。


Q.2. 黒板に描いた絵は何?
A.2.(センセイとしては、科学技術を象徴した自動車のつもりだったのですが...。講義の中でご説明したので、コメントは省略します)

・くるま
・トラック。 [複数]
・ドーモ君。 [複数。正確には「どーもくん」なんだそうです]]
・車。 [複数]
・科学技術はなるべく乗りこなせる(今はまだ)
・回路図。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・先生絵上手ですね。 [ありがたいのですが、そうかなぁ]
・ねむたい[眠たい]。 [この時間は実験後で、しかも食後休憩する時間がないようですからね]
・面白かった。 [ありがとうございます]
・難しい。 [たぶんいろいろ考えていただけたんでしょうね]
・私も放射線がそれぞれどのようなもか理解していない。 [ぜひ調べてみましょう]
・自分に被害が及ぼなかったら賛成すると言っていたことがはずかしい[恥ずかしい]。 [人間、程度の差こそあれ、誰でもそういう面を持っています。それに気づくことが大切なのです。貴方はもう、ちゃんと理解していますよ]
・試験大丈夫かなぁ。 [頑張ってください]
・企業が欲しがる人材になってやる!! [別な意味で、こちらもぜひ]
・最近とてもねむい[眠い]日が続いています。 [疲れが溜まっているんでしょうね。週末はセンター試験で講義はありませんから、この機会にしっかり休んでください]
・ありがとうございました。 [こちらこそ。このクラスは反応が良かったと思いますよ(ただし結局、SAの申し出はなかったけど)]
・先生の話はユーモアがある。 [ありがたいけど、そうかなぁ]
・インテリがつくって○クザがうるっていうやつですね・・・ [基本的にはその通りなのですが、もし「どうなるか」をわからずに造っているのなら、本物のインテリ(インテリゲンチャー)ではありません。まがい物です]
・人間は頭働かせないとねむく[眠く]なる。(ねて[寝て]しまった) [確かにそうなんです。できるだけ皆さんに活動して貰おうと思っているのですが、今日のような内容だとクイズの部分以外はなかなか難しい。良いアイディアがあったら教えてください]
・アイスって儲かる!? [わかりません]
・自分が何をしたいのかを真剣に考えたいと思った。 [センセイのメッセージをとても良く理解していただけたようですね。嬉しいですし、期待しています]
・次回テストなので勉強せんといかん! [ぜひ]
・久しぶりに部活に行くと運動不足だなと感じた。 [皆さんは21歳くらいですから、これからはどんどんその傾向が進みますよ。縦方向には伸びず・・・・・・]
・疲れました。 [実験か何かで大変だったのでしょうか]
・ありがとうございました。 [こちらこそ]
・ねむい[眠い]。 [お疲れのご様子]
・試験頑張ります。 [ぜひぜひ]
・多くのことを考えさせられた。 [お伝えしたいことをちゃんとわかっていただけたようですね。うれしいです。また逆に、期待していますよ]
・途中、腹痛で席を立ちました。すみませんでした。テストがんばります。 [腹痛その他は本人の意思とは無関係なので、仕方ありません。もちろん必要に応じて事前にトイレに行く等はしていただきたいですが。今回の件は気にせずに]
・相手に合わせるのではなく、自分の意志を持つことが大切。 [媚びる必要はありませんが、相手が何を求めていて、自分が何を応えられるかは良く考える必要があると思います]
・楽しかった。 [もちろん「知的に」でしょうね。ありがとうございます]
・就職のことについて知れてためになった。 [ありがとうございます。必要があったらアポなしで研究室へ遊びに来てください]
・この授業が将来のためになることがわかった。 [こちらもありがとうございます。長い目で見ても、さし当たりの就職活動についてもお役に立つ科目を目指しています]
・物事を細かく理解できる能力がほしい[欲しい]。 [それに気づいたってことは、ものすごい成長ですよ。自分に自信を持ちましょう。さてどうするかというと......新聞や本を読む、他人と議論する等ということになるのですが、それでも以前とはずいぶん違って感じられるのではないでしょうか]
・自らを売りにいく、アピール。 [その通りなのですが、会社が何を期待しているのか、はできるだけ正確に認識しましょう]
・これから更に科学技術が発展していくと、よりリスクの大きな技術は開発されていくと思うが、リスクが発生したときにどうなるかということも考えておかないとSF映画みたく身を滅ぼしかねない。(2001年宇宙の旅って映画知ってます?)、今日の授業にもあったが、科学技術が発展していくにつれ、社会全体としてコンセンサスをはかることが重要になってくると思う。 [まったくその通りですね。しっかりと授業に参加していただいていることがわかります。「2001年・・・」はブルーレイに焼いて何度も観ています。何度観ても、新しい発見があります]
・生きるために大切な話を聞くことができた。 [とても重要な点をご理解いただけたようで、嬉しいです。逆に貴方には期待していますよ]
・4年にSAってあんまり聞かないですね。 [たとえばこの科目の提出物を整理するためには、すでに単位を修得した4年生であることが望ましいのです。成績に関係することはSAにはお願いしないので、4年生を確保できなければ3年生でもいいのですが]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る

トップページに戻る