平成26年12月9日更新
3FS1クラス
第10回:平成26年6月19日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第10〜11回では、事例「ギルベイン・ゴールド」に関するグループ討議を経て、第12回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ギルベイン・ゴールド」の概説
・「ギルベイン・ゴールド」ビデオ視聴
・グループ討議
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・提出:課題5
・プリントアウトして持参:課題6(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)
・予習:教科書第12章の精読(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 15名(22.4%)
2.内部告発はしない 44名(65.7%)
3.その他および無回答 8名(11.9%)
1.内部告発する
・Zコープ社はいづれ[正しくは「いずれ」]つぶれる[潰れる]ので早めに潰して先のことを考えたほうがいい。
・会社のよりも社会の目が大切と考えるから、全てにおいて、責任を感じることは必要だが、後に知っていたのに言わないよりも言い続けたという事実が最も重要と考えるから。
・自分は正直だと証明するため。
・失うものは多いが、倫理的には言うべきであるから。
・正直に言ったほうがいい。
・内部告発をすればクビになり、内部告発せず、市の書類にサインすれば技術者免許を剥奪され、どちらにしろ失うなら内部告発する。
・被害者が出たり、マスコミにばれたりしてZコープ社だけでなく自身の[技術者]資格が剥奪してしまうため。
・法を犯している企業では働きたくない。2.内部告発はしない
・いい策[=打開策/対策]がうかばない[浮かばない]。
・このままにしていても、ジャクソンの責任は重くないと感じたから。
・この時点では主人公の協力者が少なく、内部告発してもメリットが少ないと考える。[水質基準を策定した]ロイド・ブレーメンと接触することを検討する。あるいは、市に根回しすることでダイアン・コリンズを動かす。
・悪影響がでて[出て]いるとは限らないため。
・一応市の定めた基準はクリアしている。
・会社を辞めることはしたくないから。
・現在、本社への相談は行っていない。まだ、取るべき行動が残っている状態で、マスコミにリークするのは、間違っている。
・現在のデータからでは、下流の下水システムで何が起こっているかわからないから。また内部告発することで自分の立場が危ないから。
・現在の市の調査では問題ないため。
・現段階でこの問題を把握しているのが主人公とトム・リチャーズのみであり[、]しっかりとした科学的調査が必要であると思うため。
・古い検査方法をしている[=を継続している]市に責任があるから。
・告発をした場合、[自身の解雇などの]リスクがある。
・今回のように内部告発しても損をするような状況では、会社側、住民側どちらが悪いとも言えない。
・今現在は安全なのだから無用に不安をあおる[煽る]べきではないと思う。
・[自身の]今後の活動に影響していくため。
・今後[自分が]雇用してもらう場がない。
・市がなんらかの方法で肥料に入らないようにしている可能性もあるので危険かはわからないため。
・市が定めた市の環境基準を守っており、現段階では「精密機械」でなければ分からない領域にあるため。
・市の基準が変わるのをまつ[待つ]。
・市の基準は守っているから。
・市の責任であると考える。法律を守っているから何をしても良い。 [後半については次回補足します]
・[これは]市の問題で[あり、]会社は関係ない。市に追い詰められれば[=状況確認後、対策を求められれば]、[汚染防止のための]投資すれば良い。
・自分に対して損害が小さいから。
・[失職など]自分の立場[=保身]を考えて。
・失うもののほうが多い。
・主人公の立場なら内部告発しない。
・条例があいまい。工場誘致したあとの10倍きびしい[厳しい]基準。
・条例には触れていないのに内部告発をするのはリスクが大きい。
・職を失うから。
・職を失うのが怖い。
・職を失うより資格[を失うこと]ですむ[済む]ならそれでいい。
・職を失ってしまう。
・職を無くしてしまうから。
・信頼できる上司がおらず、副社長ですら、NOといっている[ブラックな]会社なため。 [仰ることはわかるのですが、それだったら退職した方が良くないですか?]
・水質の基準は昨年までクリアしていた。
・他の方法を考えてから動く。
・内部告発で、今日の問題は解決できたとしても、今度は自分の立場が危うくなるため。
・内部告発をすれば全て解決するわけではないから。
・内部告発以外の方法はないのか考える。
・法令は一応守られているから。
・問題の確認ができていないため。
・問題をつつみ隠していたらいつかはバレるのではないか。隠している限りその可能性が続く。3.その他および無回答
・告発は最終手段、具体的なデータを測る。[技術者]協会に報告する。
・市に極秘で告発する。
・市に相談する。
・上司だけでなく会社全体で話し合うべきだと思う。
・上司を何とか説得する。
・水質を改善する機械を開発して売る。 [どの程度の可能性があるかは別にして、面白いと思います]
・水質基準の問題があるという証拠を述べても何も水質基準の改善を行わないようにするなら内部告発する。
・独自で調査を行い、それを基に判断する。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[今回は、実質的にはほとんど回答していませんが、次回の議論に影響を与えないようにするためです。悪しからずご了承ください]
・工場長がきつい人だなと感じた。 [この点については次回、別なバージョンをご覧いただきます]
・市に問題があると思った。 [この件については、次回]
・職を失う道しかなく、悲しい。 [こちらも]
・脱法は合法か非合法か。 [確かに曖昧な表現ですよね。日本での薬物使用については現在、ご存じのように「危険」に統一されています]
・内部告発以外にできなかったのかと考えた。 [こちらについては、次回]
・農民に対して、「精密機械」を使った際の数値結果を知らせた上で行動をとる必要がある。 [これは「2」の意見でしょうか]
・分からない所が多かった。 [こちらも、次回]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。