平成27年6月29日更新

3ET1クラス
第12回:平成27年6月29日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

高度技術社会における技術者の新しい役割
・科学技術とリスク
・リスク評価の難しさ
・リスクと公共性
・社会的合意形成
・トランス・サイエンス
・科学技術社会論 
・科学技術コミュニケーション
・科学技術の研究開発と倫理
・Grand Challengesに関する解説

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材を視聴することもある

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書第15章の精読(60分)
・予習:課題7(事例分析)(120分)
・予習:課題8(Grand Challenge for Engineering)(60分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.飛行機

25名(31.6%)

2.自動車

51名(64.6%)

3.その他

3名( 3.8 %)

1.飛行機

・つい落[墜落]の可能性。
・もらい[貰い]事故などは基本的にないから。 [いえ、ありますよ。例えば先日、沖縄の那覇空港で、管制官の指示を聞き間違えた軍用機が、民間機の目の前を通過し、さらに別な機が民間機に追突しそうになりました]
・運行中[に]トラブルが起きると[、]生きのこる可能性がほぼゼロだから。
・空に飛ぶから[原文のママ。正しくは「空を飛ぶ/空に浮かぶ」]。
・今にも落ちるんじゃないかと考えてしまう。
・事故が起こったとして、その場合ほとんどの確立[正しくは「確率」]で死亡するから。
・事故が起こるとほぼ確実に死ぬから。自動車事故については前列[正しくは「前例」]などについて飛行機よりも知っているので、意識しておけば事故を軽減することができると思うから。
・事故が起こる確率は飛行機の方が小さいが、[その際の]影響が大きく、死亡する確率が高いため。
・事故ったらケガ[怪我]のレベルが自動車と違うから、
・事故った時ほぼ死ぬ。
・事故になったら、死ぬ確率が高いから。
・事故の可能性としては低いが[、]事故が起きた時の死のリスクが高いから。
・事故の被害が大きいから。
・事故を起こす可能性はゼロに近いが、事故が起こったらほぼ確実に死ぬから。
・自動車も飛行機も思いがけないトラブルがあるが、飛行機の方が対処法が予想しづらく感じたため。
・自分が[操縦装置を]操作している部分を見れないから安心感がない。
・車のほう[方]が危険だといしき[意識]できるから。
・車は気を付ければなんとか[何とか]なるが[、]飛行機は急な天候の変化などがあった場合、不具合を生じることがあるから。
・乗ったことがないから。
・乗ったことがないので、勝手が分からないから。勝手が分からんのです。
・[事故]発生率は低いが[事故に遭遇した際の]生存率も低いため。
・飛行機の[操縦]免許をもって[持って]ないから。
・飛行機は、空に上がった瞬間、逃げる場所が無くなるから。
・万が一事故が起きたとして、自動車より生還できる可能性が低いから。
・落ちたらほぼ確実に死ぬから。

2.自動車

・アクセルとブレーキを間違えただけでも事故が起こるし、他人から事故にまきこまれる[巻き込まれる]可能性があるから。
・おそらく、[飛行機よりも自動車の]事故率が高い。
・キケン[危険]因子が多くひそんで[潜んで]いるから。
・こっち[=自動車]の方が事故率が高いから。
・圧倒的に車の方が事故の[件]数が多い。
・運転する人次第で事故の確率が変わると思うから。
・確率的に自動車の方が事故を起[こ]しやすい。
・最近運転していないため。
・事故[発生]率が高い。飛行機のパイロットはプロだが、自動車はバカが乗ること[も]ある。
・事故が起[こ]る可熊性[正しくは「可能性」]は、飛行機より低いから。 [いえ。車の方がはるかに高いです]
・事故が起きる可能性が高いから。
・事故が起きる確率が高いから。
・事故が起きる確率は自動車を運転する場合の方が高いから。
・事故が起こる可能性は車の方が高いが、[万一事故が]起きた場合を考えると、ほぼ助かる見込みがない飛行機より自動車の方が良い。 [ということは、実質的に「1」でしょうか]
・事故が起こる確率がこちら[=自動車]の方が高い。[万一事故が]起[こ]った場合、即死できないことが多いため。 [う〜ん、あまり苦しまずに死にたいということ?]
・事故が多いから。
・事故にあう[遭う]のが目に見えてわかるから。
・事故を起こす可能性が高い。
・事故を起こす確率が高いから。
・自動車のほう[方]が事故が多い。
・自動車の事故についてのニュースが多く、自分が運転しても判断や操作を誤ると事故が起きるから、
・自動車の方が、走っている台数が圧倒的に多いから。
・自動車は事故を起こす要因が多い。
・自分が安全運転していても[、]他の影響で事故が起きるかもしれないから。
・自分が人を殺ろす[正しくは「殺す」]可能性がある。
・自分だけが気を付けていても、他者の状況なども影響するため。
・自分で運転する自動車に対して、飛行機はプロが操縦するので安心できるから。
・自分の運転だけが事故の原因になる訳じゃないから。
・自分の運転技術を信用できない。
・自分が加害者にも被害者にもなる可能性があり、日々注意が必要だから。
・車の数も多く、事故が起こりやすいため。
・乗る回数が多いので、事故が起きる可能性が高いから。
・乗る頻度が高いから。
・身近にあり、運転していると歩行者が恐いため。
・身近に事故が起きているから。
・他の車が原因でも事故は起きるため。
・東京まで、飛行機と自動車では移動時間が全然違う。そのため、自動車の方が事故にあう[遭う]確率が高そう。
・日ごろ乗る機会が多いため、事故が起きる確率が高いから。
・飛行機に乗って事故に合う[正しくは「遭う」]確率は低く、利用することはない[=「確率は低いが利用する機会はない」の意]。しかし、車は自分でも運転する可能性を考慮すると車の方が危険だから。
・飛行機の方がメンテナンスを頻繁に行っているし、自動車による事故の方が、テレビ等で目にする機会が多いから。
・飛行機の方が安全に作られているから。
・飛行機はプロが操縦しており、また事故の可能性が低いから。
・飛行機はプロのパイロット。自分は素人。
・飛行機はプロの中のプロが操縦しているが、車は、素人が運転でき、そいつがドヘタクソかもしれないから。
・飛行機は事故の[発生]確率が低いことと、自動車は自分の運転が上手くても運転の下手な人にぶつけられる可能性があるから。
・飛行機は世界で一番安全な乗り物である面と、自動車は身近であり、他人が運転している車とすれ違うから。
・[運転]免許[を]取ったばかりで運転技術が未熟だから。
・[運転]免許があったとしても[、]危険な運転をする車が多数存在するため。
・利用している人が多く、技能差も大きいと考えたため。

3.その他

・1.乗ったことのある回数(つまり慣れです)から飛行機。2が運転するなら1年半のって[乗って]ないので2です。
・ひこうき[飛行機]にのりたい[乗りたい]
・疲れていた。 [寝ていた、ということですね]


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・アゴラ課題、来週が〆切になったから嬉しいぞい(笑)。 [前回の最後にもお伝えしたのですが、ギルベイン・ゴールドの解説が終わらなかったので1週遅らせました]
・この授業での言葉を就活中によく意識するようになりました。 [4年生。ありがとうございます。ご自身の人生という長い目で見ても、就職活動という短期に限ってみても、役立つ科目でありたいと考えています]
・ためになる話が多く、勉強になった。 [ありがとうございます]
・つかれた[疲れた]。 [先週あたりから、課題か何かで疲れ切っているように感じられます。可能ならば休める時はしっかり休みましょう]
・とくに[特に]なし。 [はい]
・ねて[寝て]しまった。 [こちらもお疲れのご様子]
・フォード[社のピント]の話がよかった[良かった]。
・フォード[社のピント]の話はとても興味深かった。 [以上、ありがとうございます。「木を見て森を見ず」ということですね]
・よく理解した。 [はい]
・リスクをすべて把握出来るわけがない。 [その通り。ただし与えられた条件下で可能な限り情報を集めてリスクをコントロールする必要があります]
・安心と安全は同義ではないことが分かった。 [英訳の件、面白かったでしょ?]
・安心は、数字で表すことが難しい。 [そうなんです。次回、続きをご説明します]
・安心は客観的視点ともいえると感じた。 [う〜ん、むしろ逆では?]
・安全と安心は日本独特のもの。 [そうなんです。だから外に対しては「強み」になり得るんですね]
・安全はいい[=理解しやすい]が、安心は難しい問題だと感じた。 [その通り。次回の講義で続きをご説明します]
・課題がたまって[/溜まって]います。 [疲れている人が多いのはそのためのようですね]
・楽しかった。 [ありがとうございます〜]
・事故が起こる可能性よりも、リスクを重視した。 [上記(↑)問題で、「恐いのは飛行機」と回答した方です。気持ちはわかるつもりです]
・自動車も自動運転を実用化するべきだと思う。 [メリットも大きいのですが、実用化までには解決しなければならない問題もたくさんあります。例えば加害事故を起こしたら、それは(運転者ではなく)自動車メーカーの責任なのか、とか]
・雪印[食品]が無くなっていたことに今日気づいた。 [なくなったのは「雪印食品」です。関連する他社は残っていますので、念のため]
・前の履習[正しくは「復習」]でいろいろな考えを知りたかった。もし[センセイが説明を?]していたとしても[自分は?]聞く耳をもって[持って]いなかったか。 [原文のママ。講義の最初でご説明した通りです]
・内部告発の話は為になった。 [ありがとうございます。ここまで考える必要があるんですね]
・飛行機に小さな穴があいても[開いても]、広がらないしくみ[仕組み]になっていることを初めて知った。 [「小さな」よりももう少し大きくても大丈夫です。気圧差で中の人間が吸い出されたりするかもしれませんが、よほどのことがない限り、破壊はそれ以上進まないような構造になっています]
・飛行機の事故[発生]率がすごく小さかった。 [でしょ?]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る

トップページに戻る