平成27年10月29日更新

3BB1クラス
第5回:平成27年10月29日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※第5〜6回では、事例「ソーラーブラインド」に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ソーラーブラインド」の概説
・「ソーラーブランド」ビデオ視聴
・グループ討議

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議

学習課題 予習・復習

・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴していただきました。「もし自分が主人公だったら」どうします?
A.(議論前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)

・[自分なら]この会社にはいられ[居られ]ないと思う。
・これが普通の社会なら働きたくない。
・こんな会社が本当にあるのか疑問に思った。
・とにかく人間関係や会社に腹が立つと思う。
・[上司は]なぜ[調査期間を]延期してくれないのか。
・ひたすら上司に腹が立った。もし今後商品化して問題が起きたとき[時]、[主人公が]トカゲの尻尾切り[に]されそう(冒頭からそんな風に見えたのは勘操りすぎでしょうか・・・)。プログラミングの方はまだ仕方ない部分はあるし仕事もやってくれているけれど上司には腹が立つ。
・ビデオ見てこれは社会において事件、事故の例を表していると感じる。東芝の会計問題や横浜のマンションの傾き問題も改ざん[/改竄]という形で起こっている。
・プロジェクトリーダーとして意見を通せなかった己の立場の弱さを悔しく思う。
・もし事故が起こった場合を考えると不安な日々を送ることになる。
・[主人公なら]もっとちゃんとしたものをつくり[作り/造り]たかった[だろう]。
・[ビデオを見ていて]もどかしい気持ちになった。
・リーダーとして正しい判断をしているのに聞き入れてもらえないなんてつらい[辛い]と思った。
・異なる意見を言うことで、他の人からせめ[責め]られるのは怖いと思った。
・下請け会社の立場がつらい[辛い]ものだとは思わなかった。結果を常に求められて、働くということが大変だと知った。
・何でも話せる[はずの]職場でも、それが[現実の職場に]反映されていなくては無意味である。
・[主人公は]会議で[問題が未解決であることを]言うべきだと思う。 [ただし「週明けの社内会議」に主人公は呼ばれていません]
・会議で問題があると言えば発表延期できるかもしれないけど[自分なら?]絶対に言えないと思った。
・会社では納期の大切になり、おくれる[遅れる]と会社の損益につながる[繋がる]。難しい問題だと感じた。
・会社の経営とユーザーの安全との間に板挟みになっていて、自分では何をすることが一番良いのかわからなくなる。
・会社はめんどくさい[正しくは「めんどうくさい」/「面倒くさい」/「面倒臭い」]と思った。もしも回路とプログラミングの知識があれば一人で作った方が良いのではないかと思った。
・会社経営というのはとても難しいと思った。
・悔しい。
・期限がせまって[迫って]いくにつれ、イラだって[/苛立って]いて冷静な状況ではないと思った。何かできることがあるのではないか。
・技術者として働くことは大変だと思った。
・欠点を指摘しようにも明確な根拠がなければならない。
・結果[的に]ソーラーブラインドが事故をおこした[起こした]かどうか分からないが、事故がおきて[起きて]しまった時、真田の責任になると思う。
・自分の意見が通らず、[市販された]機械の不具合がおきない[起きない]か不安になる。
・自分の意見が通らないことへのもどかしさ。
・自分の対応の遅さで社内関係が悪くなったことを後悔する。 [問題は主人公の対応の遅さでしょうか? ない、とは言いませんが]
・自分自身は製品に問題があるので、しっかりとしたチェックをするべきと考えているが、会社の利益のためにしかたない[/仕方ない]面もあると思う。
・[社内で]実際に開発している技術者と[、]他社と関わっている人とでは考え方も温度差があるように感じた。
・社会って厳しい。
・社会に出るのが不安になった。
・主人公だったら会社の意見に従う。[部下の]彼女の立場ならば主人公が1人にならないように味方になる。
・小さい問題が大きな問題へ発展していきそうでこの先もずっと不安である。
・上の人の言うことには逆らえないと感じた。
・上司が恐いなと思った。
・上司とうまくいかないこと辛い。
・責任をとらなくて[取らなくて]よい[良い]のなら無理矢理納得する。
・選択岐[正しくは「選択肢」]を削られて身動き取れないので、つかれる[疲れる]。プロジェクトに関わっていたくない。上司へのアプローチ方法を変える。
・相手の話をちゃんと聞こうとしている人が少なくておどろいた[驚いた]。
・徹夜の連続で思考がまとまらないまま問題を流して[一部文字判読不能]しまいそう。
・発熱の原因がどこにあるのかわからないので、どうしようもないと思う。
・[主人公は製品]発表したくないと思っている。
・不安な気持ちになる。
・本当に会議で延期の話をしたのか?
・黙って[上司の判断に]従うのが良いと思う。
・問題がありそれを解決して行ったのはいいが[、]結果的に期日中に[対応が]終わらず問題のある商品を出すのはやはり辛い事だと思った。
・問題があるのに、なぜそのままにできるのだろうか。
・問題を探ることができても、課長や元請け会社からは支持されず、悲しいと感じた。
・[自分なら]問題を知りながらも、製品発表を続ける。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

[視聴したビデオ教材「ソーラーブラインド」について]

・このような企業なら辞めるかもしれないと思った。 [こちらについては、次回ご説明します]
・シビアな世界だと思った。 [こちらも]
・ソーラーブラインドの発想は良いと思う。 [そうですね。ただし実は、最初から建物の構造との連携を図って設置する必要があります。というのは、普通の窓ガラスだと、波長が短く、エネルギーの高い可視光線や紫外線は95%カットされてしまい、発電効率が激減してしまうのです。冬の日に部屋の中でお日様を浴びていると暖かいですが、波長の長い可視光線はあまり減衰せずにたどり着くのです]
・はたらく[働く]のは難しい。 [そうなんですよぉ。お気楽に思えるセンセイらでも、実際は大変ですよ]
・ビデオで起こったことが、実際にも起こりそうなことだと感じ[、]怖いと思った。 [それに負けず、皆さんがやりたいことをちゃんとやっていただくことができるように、この科目があるのです。意外と役に立つ科目でしょ?]
・ビデオの内要[正しくは「内容」]はリアリティがあって良かった。
・ビデオのクオリティが高かった。 [以上、プロの俳優さんの演技だと、説得力がありますよね]
・ビデオを見て、太陽光発電と電源供給を同時に行ってから、発熱問題すると思う。 [太陽光発電による充電と、AC電源からの充電を同時に行っているのではありません。基本的には排他的な関係です。ただしプリウスのブレーキ(モーターを発電機にしている)に似て、実際の運用は難しいと思います。その意味では仰る通りです]
・リーダーになると、メンバーの問題が全て自分の責任になるのだと感じた。 [この件については、次回]
・[映像を見ていて?]胃が痛くなった。
・映像をみて、社会人になるのは恐いなと思った。
・会社での立場の難しさを知れた。
・会社に入り責任をとるのは嫌だと思った。
・考えさせられる内容のビデオでした。
・自分が技術者になった時のことを想像しながら見た。 [以上、ビデオに相当考えさせられたようですね]
・自分が主人公と同じような場面に直面したら、最っも[正しくは「最も」]いやな[嫌な]事例であると思った。 [そうかもしれません。ただしそれを何とかして乗り切る/このような事態に陥らないようにする必要があります。次回、みんなで考えましょう]
・自分だったら会社の他の上司に言おう[原文のママ。「言うだろう」の意?]と思った。 [以前もご説明しましたが、上司にちゃんと説明した上で、直属の上司のその上の人──例えば部長──に説明することは許されます。ただし例えば仲が良いからという理由などで、斜の関係の上司──例えば別な課長──に訴えることは不適切です。もしそれをやると、組織がグチャグチャになります]
・自分思い通りに事は進まないと思った。 [世の中、そんなものですよ]
・社会に出たら、こんな苦労をするのかと不安になった。
・社会や企業は大変だと思った。
・社会人になりたくない。
・社内環境は平和なところに就職したい。 [以上、気持ちはわかります。これらの意見については、次回]
・主人公(真田)さんが大変そうだと思った。 [なぜこのような状況に陥ったのでしょう]
・主人公と前回のランドさんの置かれている立場が似ていると感じた。 [この件については、次回ご説明します]
・主人公の言う事は正論だと思うが、会社に入ると、このような妥協も仕方ないと思うと、複雑な心境になった。 [気持ちはわかるのですが、上(↑)の回答にあったように、責任を押しつけられるかもしれませんよ]
・主人公の言う事[=安全第一]も最も[正しくは「尤も」/「もっとも」]だが[、納入]期日を守る事も重要であると感じた。 [その通り。だからこそ主人公は苦しい立場にいるのです]
・就職して社会人になることが大変に思った。
・将来、[自分が]主人公の立場になると考えるといや[嫌]になる。 [以上、気持ちはわかりますが、でもそれを何とかするのがオトナです。次回、皆で一緒に考えましょう]
・上司との関係は難しいと感じた。 [一般的には、やはり難しいです]
・上司のいう[言う]ことはわかるが、商品化し、[万一]問題が起きた時の方がまずいと思う。 [その通り。じゃぁ、どうしましょう......については、次回]
・製品を作るのにはさまざまな問題がおこる[起こる]のだと思った。 [そうなんです。ホントに大変なんです。それを2年次の「技術者と社会」あるいは今年前期の「技術マネジメント」で考えていただいたのです]
・内容が分かりやすいビデオだった。自分が同じ立場なら、主人公のように勇気を持って言えるのか、不安になった。 [ビデオの場合、主人公が主張しても上司に却下されていますよね。どうしたら良かったのかについては、次回、皆で考えましょう]
・納期とその他のジレンマってよくあるよなと思った。 [その通り]
・発熱のシーンの時点でソーラーブラインドが悪いんじゃないかと思った。 [いろいろ考えたのですが、「主人公らが設計製作したコントロールユニットではなく、CSE社が製造したブラインドが...」という意味ではないかと思います]

[今日の一言]

・グループリーダーになったのでがんばりたい。 [ぜひぜひ]
・ねむい[眠い]。
・激動の1週間だった。 [以上、他の方(↓)のコメントを読むと、実験で大変だったようですね]
・坂本先生の専門実験のレポートをしているので、最近徹夜つづきです。 [何だか様子が変だなぁーと思っていたら、そういうことだったんですね]
・実験レポートめんどくせ。 [こちらも]
・大事でない所はもう少しさらっと流しても良いと思います。(丁寧で嬉しいですが) [ありがとうございます。鋭い指摘です。まず第一に、センセイはそれが不得意なのです。第二に、メリハリをつけると必ず、「ちゃんと説明してください」という反応が出てきます。指摘はごもっともなのですが、実際の対応は難しいところがあります]


西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


「授業に関するご連絡」に戻る
トップページに戻る