平成28年5月12日作成、5月13日更新
3EA1クラス
第5回:平成28年5月12日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第5〜6回では、事例「ソーラーブラインド」に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ソーラーブラインド」の概説
・「ソーラーブランド」ビデオ視聴
・グループ討議
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴していただきました。「もし自分が主人公だったら」どうします?
A.(議論前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)
・[主人公]1人[だけに]かかる仕事量が多すぎて負担から間違いが起こってもおかしくない状況にあったのではないかと感じた。
・ここまできたら[来たら]もう流れに任せるしかない。もっと早い段階でどうにかすべき。
・もしそのまま製品化されて自己でも起きたらと考え焦りと罪悪感を感じると思う。
・もし事故がおきた[起きた]らと心配になる。
・もどかしい気持ち。
・会社の経営と購入の安全を選択しなければならない。
・会社の判断を信じ、[製品発表の]延期はしない。
・改善策は直した方がいい[良い]事を再三いって[言って]いるが聞き[入れて]もらえないので、あきらめて[諦めて]しまうかもしれない。
・危険があるとしたなら、一応は[CSE社に]報告すべきであると思う。
・[調査]期限の延長ができないかねばり[粘り]たい。
・[発表]期日を延期すすべきである。
・[調査]機関期間が短いため再度延期を求める。
・技術者倫理を大切にすることが、人としての大切な事だと思った。
・元請け会社から怒られたとしても技術者として調査を行う。
・公衆の安全・[健康・]福利を優先させるよりも、会社の利益と色々な人の事情がからんで[絡んで]くると自分のこと[=自分の保身]が優先になりそうだなと感じた。
・[真田さんは]最後の三社会議で[問題の存在を]言うべきであった。
・最後の[社内]会議で、石川さんは、本当に、説明したのか、気になる。つらっと会議中に話を出したい[原文のママ]。
・自己の意見が全く通らなくてつらい[辛い]と感じた。
・自分が間違っていると思っていることや正しいと思ったことを話してもすべて否定されていくのが辛い。
・[真田さんは]自分の希望が通らず納得していない。
・周りに自分の見方が少ないので、私だったら問題無しで報告するかもしれない。
・商品化に狭られた[正しくは「商品化を迫られた」]なら、従うしかない。とりあえず、発熱注意などの表記をして、まだ危険であれば、再開発を考える。
・真田さんと同じく意見をし、延期を求める。
・真田さんと同様に原因を調査し、問題がなければ、再度試みる。
・真田さんのとった[取った]行動は間違ってはいなかった。課長の言う通り、不備が発生してから対応する。
・[コントロールユニットが]正常に機能しないおそれ[恐れ]があるが、原因がわかっていない。その上で販売しても大丈夫かどうか迷っている。
・製品の安全性は、とらな[取らな]ければいけないが、特殊な状きょう化[正しくは「状況下」]でない限り、問題が起こっていないためによし[良し]とする。
・製品の安全性を考慮して、問題の明確化後に製品[を]発表するように、しっかりと上司にブレずに伝え続ける。
・製品の異辺[正しくは「異変」]をしって[知って]いるまま製品化されてしまい悔しい。
・製品化された後に事故が起こらないかとの不安。
・全ての製品に問題が発生するとは限らないので、個別に対応する。
・相手(元請け)の機嫌を損ねないように事実を公表[=「CSE社に問題が存在することを伝える」ということ]し、問題点の解決に協力してもらえるように取りはからう[計らう]必要がある。
・大変だと感じる。
・不安な気持ち。
・別な上司に相談しよう。
・報告・連絡・相談をしても上司が聞いてくれない職場は辞めた方が賢明。
・報告書を出す前にもう一度、延期できないか、かけあう[掛け合う]。
・問題があることが分かっているのに、反映できないのはモヤモヤする。
・問題があることを正直に言うか迷っている。
・問題があるのに会社側に分かってもらえず苦しくなるのではないかと感じた。
・問題があるまま[=問題をのこしたまま]に製品化に[原文のまま。「に」は余計]したくない。
・問題が解決していないのに、問題がないということにされてしまい、事故が起きないか心配。
・問題の解決の糸口は見つかりつつあるのに、時間がない。プロジェクトのリーダーであるにもかかわらず協力企業との交渉が出来ない。
・問題を改善するまでは、製品化しないように自社の上司とCSEの担当の人に伝える。理解してもらえるまで説明する。
・問題を発見したが、報告してしまった後であり、問題を残したまま製品化するのが不安である。
・予測することは大切だが[以上、原文のママ]、目先の利益ばかりを考え過ぎている。問題がおきて[起きて]いるのでその点をはっきりする[正しくは「はっきりさせる」]べきである。
・[上司に]話した意味がない。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[視聴したビデオおよびディスカッションについて]
・「落[と]し穴」が良く分からない。 [そりゃそうです。すぐにばれるような落とし穴だったら意味がないですから]
・いい[良い]上司のところにつきたいと感じた。 [もちろん。この件については、次回]
・おそらく真田さんが正しいけど、その意見が通らないこともあってつらい[辛い]と思った。 [その通りですね。では、どうすれば良かったのか、を次回の講義で考えましょう]
・ジレンマを抜けだす[出す]のは大変だと感じた。
・ジレンマ問題などについて考えるのが難かしい[正しくは「難しい」]と思った。 [以上、お話しした通り、最初はそう感じられると思います。でも問いの立て方を変えるとずいぶん見方が変わりますよ]
・セブン・ステップ・ガイドに段々慣れてきた。 [それは良かった。ステップの2から始めると、割と楽なんですね]
・セブンステップガイドが難しい。 [最初はそうだと思います(センセイもそうでした)。あまり焦らずに]
・チェックリストは色々なものがあり、おもしろいと思った。 [それは良かった]
・なかなか難しいと思った。 [最初はとても難しく感じます。焦らずに練習を繰り返しましょう]
・ビデオでの情報が少なく現実性にかけ[欠け][るので判断が]難しい。 [意図的に曖昧にしている部分があります]
・よく作ってあった。さすが夢考房。 [そうでしたね]
・会社が今後[の納期や利益、会社間の信頼など]を取るか顧客の安全をとる[取る]かで天秤にかけなければ[掛けなければ]ならないのは心苦しい。 [その通りなのですが、発想を変えて、その両方を満たす方法はないでしょうか]
・会社の体制がおかしいと思った。 [なるほど]
・技術者がつらい[辛い]のがわかった。
・技術者として成功するためには、かなりの失敗と時間が必要になる。 [以上、確かにその通りです。その分、皆さんが将来やることは、とてもやりがいのある仕事なんですね]
・元受け「正しくは「元請」」と下受け[同、「下請」]の力関係は強い[=元請の方がはるかに強い]と感じた。 [一見するとそうなのですが、発想を転換できると、チャレンジャー号事件の時のように意外とそうじゃなかったりします]
・今日の例は、[現実の社会でも]すごくありそうで考えさせられた。言っても聞いてもらえない。 [では、どうしましょう]
・最終的に主人公はおいつめられ[追い詰められ]ていたが、何が[根本的な]問題だったかはわからないが[、]主人公の行動にも問題があった気がする。 [なるほど]
・事実関係を整理したり、ステークホルダーとの価値を考えるとき[時]に、なれ[慣れ]ないと難しいと感じた。 [最初のうちは誰でもそうです(センセイもそうでした)。焦らずに進みましょう]
・自分だったら、そのまま流されるだろうと思った。
・上司や先輩に逆らうのは難しいと感じた。
・色々と考えさせられるビデオだった。
・真田さんが大変。 [以上、気持ちはわかる。でもそのままにするわけにもいかない。どうしましょう]
・[主人公を]成長させたいのではなく責任を押しつけてるように見えた。 [なるほど]
・製品を販売する前にしっかりと不具合を改善しないと取り返しのつかないことになるため改善しないといけないことが分かった。 [この件については、次回]
・追いつめ[詰め]られている人が[逆に]意見する新しいタイプ[の話]だった。 [なるほど。そういう指摘は初めてです]
・問題があっても、対応できる技術者になりたい。 [せひぜひ]
・問題がある[ことはよく分かる]が、なかなか[名案が]出てこない。
・問題の発見が難しかった。
・問題の発見に時間がかかる。
・問題を発見しても、その後の対処が難しいことが分かった。 [以上、だからこそ次回、しっかり議論しましょう]
・倫理観というものは非常に大切だと思った。 [まったくその通りなんですね][今日の一言]
・2日間の撮影であのクオリティーにビックリした。 [その場で制作しているのではなく、事前に相当準備しています]
・つかれ[疲れ]た。 [どうしたのかな]
・ドラム缶 関わる者は コンクリを 抱いて眼る[正しくは「眠る」]は 海の底。 [先日の事件に関してでしょうか]
・[授業を]楽しく受けることができた。 [ありがとうございます〜]
・疲れた。 [こちらもお疲れのご様子]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。