平成28年6月28日更新
3ER1クラス
第10回:平成28年6月28日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第10〜11回では、事例「ギルベイン・ゴールド」に関するグループ討議を経て、第12回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・「ギルベイン・ゴールド」の概説
・「ギルベイン・ゴールド」ビデオ視聴
・グループ討議
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・提出:課題5
・プリントアウトして持参:課題6(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)
・予習:教科書第12章の精読(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 24名(43.7%)
2.内部告発はしない 24名(43.7%)
3.その他 7名(12.7%)
1.内部告発する
・クビになっても、内部告発者だからといって再就職できないわけではないから。正しい仕事をする人であると評価されるとも思われる。
・どちらにしろ何か失うのであれば爪後[正しくは「爪痕」]を残してから失う。
・ブレーメン氏が言ったように重金属は崩壊しないため危険がある。
・もう被害がでて[出て]から責任をとらされ[取らされ]るリスクを考えると。
・もし、告発して職をうしなって[失って]も、それで求われる[正しくは救われる]人がいるのであれば、良いかなと思った。
・学会に相談するのは何年もかかるものなのか[。]1年くらい[で結論が出るなら]なら相談しても良いはず。 [この方は実質的に「3」ですね]
・環境が汚れるから。
・告発しようがしまいが退職は逃れられ[正しくは「避けられ」あるいは「退職から逃れられ」]ないように思える。内部告発したことは他社に分からないのでは?
・市民の健康や安全を守るため。
・上層部の意見が変わらない以上仕方ない。
・人が死んでしまう可能性があるため。
・内部告発しなければ責任を全て[自分が]負うことになるため。
・内部告発するが、最善をつくしたうえで[尽くした上で]する。 [この方も実質的に「3」ですね]
・内部告発することによって、市民の命が助かると思うから。
・被害が出てからではおそい[遅い]。2.内部告発はしない
・この会社は、ダメと判断して会社を辞めて、転職する。
・マスコミが間に入ることでより事態がこじれ、冷静に話し合うことが今以上に難しくなるから。
・マスコミには内部告発せず、会社の上の立場の人間に相談する。会社内で解決しなければ、技術者協会に相談する。
・マスコミの影響力は高い割に、時には誤りがあるから。
・マスコミは営利組織なので、内部告発には適さない。内部告発するなら国の調査機関にまかせ[任せ]る。
・もし、重要なことを漏らしてしまったら、会社をクビになってしまう可能性があるから。
・[この件を]会社の上そう[上層]部にもちこむ[持ち込む]。
・基準値は測定方法の精度を考慮して決められていると思うから。
・個人の責任を問われるのはいや[/嫌]である。 [組織の責任を個人(=自分)に押しつられる、という意味ですね]
・告発以外にもできることがあると思う。
・今の職を失いたくない。
・自分の保身に走ってしまう可能性。
・実際に自分がこのような立場に立った場合は保身が第一[正しくは「保身を第一」]に考えてしまうと思ったから。
・[マスコミへの内部告発より]先に市との契約(規制)の見直しを会社と市ですべきだった。3.その他
・マッシン博士の言っていたように技術者協会に相談する。企業内部に、資金的にもスケジュール的にも精神的にも余裕がない。 [後半は前半の理由でしょうね]
・技術者協会で相談できないのだろうか?そもそも、市の規定値を超えてたら本当に危険なのか?
・技術者協会に告発する。
・再就職先や弁護士、後ろだて[後ろ盾]などを手配し、[自分の身が]安全であれば告発する告発する。
・証拠が出された様子がないので、証拠をそろえて[揃えて]上役を説得する。副社長がダメなら社長は相談できないのか。
・水質について調査をよりくわしく[詳しく]行う。
・本社に相談窓口や、連絡のとれる[取れる]人がいる場合[、]そちらに情報を渡し、上からダイアン・コリンズに対策を取るように言ってもらう。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ビデオ「ギルベイン・ゴールド」視聴およびそれに続く議論について]
※次回議論しますので、原則としてコメントは控えます
・アメリカの学会が政治的力を持つなら[、]数年で[このような問題に]対応できると思う。
・きびしい[厳しい]世の中ですね。 [う〜ん、「働くことは厳しい」という意味でしょうか]
・ギルべインゴールドの登場人物がみんなこわい[恐い/怖い]。
・デビットは汚染を発見しただけなのに全ての責任を背負わされているようにみえる[見える]。
・ビデオは、かなり、早く会話が流れていた。
・マスメディアにより、問題点をすりかえ[すり替える]られた気がする。(市と企業の契約問題を、Zコープのみの問題に)
・また話が複雑で...。
・一昔前から、環境問題については議論されてきた日本においても、このような事例があったのかもしれないと思った。
・外部にはするか分からないが[、自分なら]内部告発はする。
・環境問題のような大きな倫理問題に対しては、時間のかかる解決方法を用いてもしかたないと思った。 [「多少時間をかけてもきちんと解決すべき」という意味でしょうか]
・経営があるからしかたがないのでしょうが、Zコープは目先の利益にコシツ[固執](漢字を忘れてしまいました...。)しすぎだと思いました。
・告発したとして、[自分が]被害を受けるのが自分ならば、私は恐ろしくて告発できないだろう。
・最終的に告発はなされていたので、結末が知れて少しスッキリした。
・[Zコープ社ではなく]市が動くべきではないか。
・市も汚染を知っていて放置してたんじゃないか。
・自分の存在が。 [?]
・失職ルート入りました。 [内部告発した結果...という意味でしょうね]
・登場人物が自分の意見をはっきり言うので分かりやすかった。 [アメリカでは小さい時から自分の意見を持ち、主張するように教育されます。また、今回はドラマなのでその点が強調されています]
・内部告発するときはバレないようにしたい。
・内部告発するのにも、いろいろ考えて行動しないといけないと思った。
・内部告発する前にやることがたくさんあるはず。
・[主人公は]難しい立場だなぁ。
・廃水の濃度のみに注目しているが量にも注目しなくてはいけない以上、市の規定は穴だらけでは?
・排水の汚染が分かっているのに、測定方法を変えなかった市の責任も大きいと思う。
・肥料を作る土地に工場を呼ぶことに違和感を覚えた。 [いえ。工場団地と廃水処理場は別な場所にあります]
・副社長がこわかった[恐かった/怖かった]。[今日の一言]
・就職したら、十分な睡眠がとれる[取れる]企業に入りたい。 [う〜ん、というか、時間配分に気をつけて、しっかり眠るようにすべきでしょうね]
・少し寒い。 [すみません。一般的には暑くなり、CO2濃度が高くなると眠くなるので、できるだけ窓を開けて換気しました。寒い場合は申し出てください]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。