平成27年7月12日更新
3ER1クラス
第13回:平成27年7月12日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
高度技術社会における技術者の新しい役割
・科学技術とリスク
・リスク評価の難しさ
・リスクと公共性
・社会的合意形成
・トランス・サイエンス
・科学技術社会論
・科学技術コミュニケーション
・科学技術の研究開発と倫理
・Grand Challengesに関する解説
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材を視聴することもある
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書第15章の精読(60分)
・予習:課題7(事例分析)(120分)
・予習:課題8(Grand Challenge for Engineering)(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
1.飛行機 27名(48.2%)
2.自動車 28名(50.0%)
3.無回答 1名( 1.8 %)
1.飛行機
・あまりのらない[乗らない]から。
・あまり乗ったことがないから。車は乗り慣れているし、自身の安全を自分なりに防ぐことができるから。国内である程度なら自動車。
・あまり身近ではないから。
・あんまり乗ったことないから。
・いつ落ちるか分からないから。
・おちた[落ちた]ら死ぬ。
・もし飛行中に事故が起きた場合、助かる確率がかなり低いから。
・運転[飛行機の場合は「操縦」が適切]できない。仕組みを理解できないから。 [気持ちはわかりますが、軽飛行機なら自動車より操縦は簡単だそうです]
・何かが起きたとき、生き残れる可能性が低そう。あと、生き残るに自分ができることが少なそう。
・完全に逃げ道がないから。
・高所恐怖症だから。
・死ぬとき[時]はカプチーノで死にたい。 [「カプチーノ」、知らなかったのですが、スズキがかつて販売していたスポーツカータイプの車のようですね。つまり車好き、というわけです]
・事故が起きたとき[時]のリスクが大きい。
・事故が起きたらほぼ確実に死ぬから。
・事故が起きたらより助かる確率が高そう。また、自分は高所恐ふ[怖]症。
・事故が起きた時、死ぬ確率が高い。
・自動車の方が免許も持っているし、飛行機より自分でできる事が多く理解度が高いから。また飛行機の事故が生じた時の生存率が低そう。
・自分で危機回避しにくいから。
・身近さのちがい[違い]。 [確かに]
・着陸後の速度が速く[、無事に]止まれるか不安。
・墜落したら死ぬ。
・飛行機だと落ちたとき[時]、助かる確率が低いから。
・飛行機中にトラブルが起きても脱出することができないから[。また]自分で操縦できないから[自分の身の安全を?]保障できない。
・飛行中に危険なことにおそわ[襲われ]れた時対策ができない。
・普段乗らないから。
・様々なセーフティーシステムがあるが、一度の事故でほぼ死につながる[繋がる]。2.自動車
・どちらが事故になっても死ぬ可能性はあるので、高度な技術で管理された飛行機の方が良い。自動車は自分が気をつけていても相手がつっこんで[突っ込んで]くる時が多いから。
・ドライバーの練度が1.[=飛行機]と比べゆるい[緩い]検査で通っている可能性があるから。
・なれて[慣れて]いない人など素人がうんてん[運転]するから。 [昨日も富山市内で無謀な運転をする中年女性に遭いました]
・まだ自動運転ができないから。
・まわりにも車がいて、ぶつかったりするリスクが高いから。
・運転するのも好きだし、他人に乗せてもらうのも好きだけど[、]危険な場面が何度かあったから。
・[他の車や歩行者など]外的要因が多いから。
・危険が飛行機より近くかんじる[感じる]ため。 [この方は「1.飛行機が怖い」を選択されたのでしょうね]
・危険の数は車の方が多いから。
・事故が起きやすい。
・事故が起こる頻度が高いから。
・事故が多いから。
・事故の起こる確率で見ると圧倒的に事故率が高い。
・事故発生率が高いから。
・自動車の方が事故が起きてるから。
・自動車は自分が事故を起こすこと以外に、巻き込まれる可能性もあるから。
・自動車一人だけが気をつければよい[良い]というものでないから。
・自分が慣れていない状態で運転するときに、下手にやると事故を起こす可能性があるから。
・実際に車の事故にあった[遭った]ので、そちらの方がイメージが湧きやすい。 [...リアルだ]
・車の事故は毎日おきて[起きて]そう。
・周囲に他の対象がすぐにいるから。
・衝突の可能性がある。
・身近に事故が多いから。
・人、自動車等との接触リスクが高い。
・道中での事故が起きる確率が大きいため。
・飛行機の事故はあまり聞かないが[、]自動車はわり[割と]と多い。
・飛行機は、事故が起こった時の対応がはっきりとしている。3.無回答
・Safety [質問を勘違いされたようですね]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・アゴラのデータふっとびやすい。 [すみません。担当者に伝えておきます]
・お体つらい[辛い]と思いますが[、]授業をして下さりありがとうございます。お大事に。 [ありがとうございます。今日は見苦しいところをお見せしました。アレルギーなので痛くも痒くもないのですが、涙がボロボロ出て、水のような澄んだ鼻水が止まりません。こういう状況が続くと頭がぼぉーっとしてきます]
・お昼明けは睡魔との戦いである。 [気持ちは、わかる]
・すっかり[ギルベイン・ゴールドの]落とし穴に落ちてしまいました。 [そのように制作されているのですから当然です。そこから何を学ぶのかがポイントなんですね]
・ねむすぎ[眠過ぎ]。 [疲れが溜まっているんじゃないでしょうか。もしそうなら連休を利用して、しっかり休んでください。センセイはオープンキャンパスで働いていますが]
・バイクが一番危いです。 [確かに。センセイも中型の免許を持っているので、まったく同感です]
・リスクとコストについて考えるとき、消費者側に立って考えることも必要だとわかった。 [相手の立場に立つ、ということです。それを理解できるようになったのですから、ずいぶん成長していると思いますよ]
・リスクを考える上で要因などが数多くありすぎる。 [そうなんです。偉そうなことを言いましたが、実際は難しいです]
・安心のように英語では訳せない言葉があるんので、日本語は奥が深いと思った。 [まったく]
・安全と安心について考え直させられた。
・安全と安心を考えるのは難しいと感じた。 [以上、奥が深いですね]
・違反を犯し続けることはできないが、何も考えずに告発すると他者に大きな被害がでてしまうため、判断が難しいと思った。 [その通りで、いかに難しいかを考えてもらうための教材なんです。そこまで理解できたのですから、ずいぶん成長しているんですよ]
・感情的にならず企業倫理の判断をしないといけないと思った。 [まったくその通り]
・最近フランスのハイジャックテロ事件の映画をみたのでひいき目です。 [う〜ん、どういう意味なんでしょう。そして映画のタイトルは?]
・事故っても死ななきゃOKです。 [気持ちをわからないではないのですが、別な外科手術で外科病棟に少し入院した時、交通事故で一命を取り留めた方をたくさん見ました。下半身麻痺など痛々しかったですよ。くれぐれも事故は起こさないようにしましょう]
・自動車は何が起こるか分からないぶつけられるかもしれないし、自分でがけ[崖]から落ちるかもしれない。 [確かに]
・自分でなっ得[納得]して安全と言うのは簡単だけど[、]何も知らない他人に安全と思わせることは難しいと思った。 [でしょ。そこまで理解が進んだのですから、しっかり成長していると思いますよ]
・車のネタは、興味深くてすきです。 [なるほど]
・車の方が良い。 [自動車は身近ですからね]
・出張で楽しいできごと[出来事]はありましたか? [飛行機に3回搭乗できました──実は飛行機も好き──し、おいしいものを食べられたし。仕事を別にすれば楽しかったです]
・段々気温が高くなりきつい。 [そうなんですよね]
・薄着していると寒い。 [この教室は冷房が入っていました。細かい調整ができないので、寒く感じた方もいらっしゃったと思います。衣類等で調節してください]
・飛行機は安全なようでよかった[良かった]。 [はるかに安全です。それは頭でわかっているのですが、飛行機が離陸する瞬間の腰が抜ける感覚──経験してみないとわからないと思います──は好きになれないし、無事に着陸してタイヤが地面に接触すると、やはりどこかでほっとします。安全だから安心、というわけにはいかないんですね]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。