平成29年11月30日更新
3BB2クラス
第10回:平成29年11月30日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第10〜11回では、ケースメソッド事例に関するグループ討議を経て、第12回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・提出:課題5
・プリントアウトして持参:課題6(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・予習・復習:討議内容についてのさらなる検討(必要に応じて、課外でのグループ討議)(120分)
・予習:教科書の精読(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 34名(66.7%)
2.内部告発はしない 11名(21.6%)
3.その他 6名(11.8%)
1.内部告発する
・このまま続けていったら、自分にも被害(体に)が出そうだから。
・この会社に未来はないため、やめる[辞める]べき。
・しなかったらその内、した時より面倒なことになると思った。
・すでにマスコミがかぎ[嗅ぎ]つけている時点で、問題が明確になるのは時間の問題だから。
・どちらにしても主人公が情報を流したことはバレていると思われる。内部告発しなくても今後の仕事に影響が出る。
・まず大事なのは公衆の安全であるため、放っておいたら有害な物質が市民の元に届いてしまう。防ぐためにも正直に話すことが必要だと考えたから。
・何が問題なのかを多くの人が理解し、解決するように動いてくれると思うから。
・環境が悪化することはよく[良く]ないから内部告発する。
・技術士の資格を失うくらいならクビになった方がまし。
・見逃せない量の毒物がでているのにそのままにはできない。
・後回しにするとさらに大きな問題になって責任もとらなくては[取らなくては]いけないから告発する。
・公衆の安全、健康、福利を考えれば、秘密にしてはいけない。
・公衆の安全が第一である。
・公衆の安全は守りたい。
・公衆の安全を守るために内部告発。
・公衆の安全を守るために内部告発する。また、自分への安全に関わるため。
・告発したほう[方]が良いと思ったから。
・告発せずに明るみになったとき[時]汚染をかくした[隠した]立場になるため告発した方がいい。
・市民の安全が大切だし、このまま自分がこの仕事を続けるのはつらい[辛い]と感じた。
・市民の安全は最も重要[原文ママ]すべきことであるから。
・市民の安全を1番に考えるべきであるから。
・市民の健康・安全を有優[原文ママ]するから。
・市民の健康を守りたい。後悔したくない。
・市民の健康を守るため、内部告発する。
・自分が内部告発をしても、いつかバレてしまうと思う。町の環境を重視する。
・自分の立場より公衆の安全を優先するべきである。
・正直、物語の展開が早かったため、あまり理解できなかった。
・責任者として、市民の健康を優先したいため、クビ覚悟で内部告発する。
・内部告発することで現在の市民また未来の子供達の安全を守らなければならない。
・罰せられて犯罪者になる方が怖い。人が死んでしまう方が怖い。職を失ってうえる[飢える]方がまだマシ。
・抜け穴は利用するためにあるのではない。もはや抜け穴というよりズル。
・放っておいたら周りの住民に健康被害が出てしまうから。
・黙ってても後々良いことはなさそうだから。2.内部告発はしない
・クビになるのが怖いため。収入がなくなるのと、次就職できるかわからないため。
・[内部告発するのではなく]改善案を考える。 [この方は実質的に「3」ですね]
・今回問題にしていることが大きすぎて[過ぎて]てき[敵]をつくりすぎて[作り過ぎて]しまうから。
・市が決めた条件を満たしていることに間違いはないため。(市は何も言ってこない)
・[自分の]将来にひびき[響き]そうだから。
・職を失いたくない。
・退職に追い込まれたくはないから。
・内部[告発]の前に市にそうだん[相談][する]。
・内部告発をするのはよく[良く]ないことだと思う。
・内部告発以外に何らかの改善策を提示すべきだと思った。
・不明瞭なことが多いのでまだ調査を続けたい。 [以上のお二人は、実質的に「3」ですね]3.その他
・「市と交渉して規制の緩和を促す」。そのために内部告発も視野に入れる。
・マスコミへ内部告発する前に一度本社にこの情報を伝える。
・何とかして、お金を使って新しい処理システムを導入させる。デイビットがクビになった所で直接的な問題解決になっていないため。
・公的書類にサインしない。
・市民の健康を第一に考えつつ、自分への被害を最小限におさえる方法を考える。→ダイアン・コリンズを説得する方法(廃水システムに経費を割かせる)。
・他の人にも想談[正しくは「相談」]し、対応策を考える。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ビデオ「ギルベイン・ゴールド」視聴およびそれに続く議論について]
※次回議論しますので、原則としてコメントは控えます
・これまでの事例がよりかは[=これまでの事例と比較すると]別の視点が取られている気がする。 [なるほど]
・こんな社会[=「会社」の意]しかないのかと思ってしまう。 [さて、どうでしょう]
・ジレンマ問題。エシックス・テストむずかしい[難しい]。
・ソーラーブラインドの時よりも問題に話が多くておもしろいと思った。
・だれ[誰]がつくった[作った]映画かき[気]になった。 [すみません。早くご覧いただこうと焦ってしまい、制作者の情報をお伝えしませんでした。全米プロフェッショナルエンジニア協会(NSPE)が制作した教育用のビデオです]
・[兄弟子の]トム・リチャーズは1年前から知ってた? [ジャクソンから情報を伝えられて知ったようです]
・ビデオがおもしろかった。
・ビデオが難しかった。
・ビデオに沢山の人が出てきてしっかりと理解できなかった。 [以上、でしょ?]
・ビデオの分からないところが落とし穴なのかなと感じた。 [さて]
・また落とし穴に落ちている気がします。 [以上、お伝えしたようにセンセイは落とし穴にしっかり落ちました。だから偉そうなことは言いません]
・一番難しい事例だった。 [確かに]
・外国人の顔は区別しにくい。 [でしょ?]
・教材とわかっていても将来が不安になる。 [この点については次回以降]
・行動案が直感的に思いつきません...。(これはやったらダメだな、あれもダメだな等すぐに欠点が見つかる) [( )内は一種のエシックステストですね]
・今回も難しかった。 [あまり焦らずに]
・市に相談しない、副社長が悪い、副社長(工場長)がワガママ娘、コストが出て利益がでない、金をかけない。
・市長はグルだと想う。 [以上、さてどうでしょう?]
・事態が復雑[正しくは「複雑」]で少し話を握み[同、「掴み」]づらい[/辛い]と思った。
・事例の内容が難しかった。 [以上、でしょ?]
・授業で流していたムービーを外部のサービスなどで見る方法はありますか? [申し訳ないのですが、著作権があるので放送その他はできません。DVDをお貸しすること等は可能ですので、申し出てください]
・責任ある仕事は大変だなと思った。 [ですよね]
・先生が先に説明をしてくれたので、ビデオの内容もまあまあ分かった。 [ありがとうございます。でもそれこそ線引きが難しく、やりすぎると「興味がなくなった」と言われてしまいます]
・線引き問題についてよく分からなかったのでもう一度解説してほしい。 [わかりました。忘れていなかったら、次回か次々回にご説明します]
・追いつめ[詰め]られる前になんとか[何とか]したい。 [まったくその通り。非常に重要な点ですし、前回よりずっと進歩していますよ]
・登場人物がたくさんいたが、先生の説明が分かりやすかったので、ビデオの内容が少し理解できた。 [やっぱり混乱してしまいますよね]
・難しい。結局、主人公は職を失いそう。 [明らかに、主人公はこの行為によって失職するという設定です]
・難しい問題である。
・難しかった。 [以上、そりゃ、簡単だったら教材になりませんからね]
・日本で作っているビデオで外国設定にする意味がわからない。だから余計に難しくなると思った。 [説明が不足しました(↑上記ご参照)が、アメリカで制作されたビデオです]
・落とし穴がわからない!
・落とし穴が何であるのか楽しみ。
・落とし穴が分かりません。 [以上、知的な落とし穴探しを楽しんでください]
・話がややこしい。 [確かに][今日の一言]
・いい会社につき[就き]たい。 [そりゃそうです。そのためにこの科目でそれを見抜く力を育ててください]
・つかれ[疲れ]た。 [いろいろ大変なようですね]
・レポートがつらい[辛い]です。 [後から知ったのですが、穴水研修の頃はこの科目を含めて課題が重なり、大変だったようですね]
・遅刻してすみません。 [次回からは気をつけましょう]
・中学生に感覚神経、運動神経について分かりやすく説明するとき、先生ならどのように教えますか? [状況が良くわからないのですが、センセイだったらまず、「神経の何について説明したいのか」、つまり「何を伝え、理解してもらいたいのか」を考えてポイントを絞ると思います。例えば神経の存在についてなのか、形状その他なのか、役割なのかといった具合です]
西村が担当する授業の様子は、<http://www.page.sannet.ne.jp/h_nishi/>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。