2020年5月27日更新
3EP2クラス
第6回:2020年5月27日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・グループ討議(続き)
・討議結果の発表
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・討議結果の発表
など
・予習:教科書の精読(120分)
・復習:課題3(Agora上でのケースメソッド事例に関するより深い検討)(140分)
課題の解答(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(次回に続きますので、原則としてコメントは控えます)
1.(ある程度)変化した 47名(72.3%)
2.(あまり)変化しない 18名(27.7%)
1.(ある程度)変化した。あるいは見落としている点があった
・「提示された質問」が何か見抜けなかったこと
・「不在モードを無くす」という意見が出て、なるほどと思った。
・CSEが納期に厳しいが、必ずしも製品の発表を延期しないわけではない
・CSEは納期に厳しい会社だが、絶対に延期は許さないのかという点。延期以前に会社内部や他の会社とのコミュニケーションが取れていない。 [以上、正確には「...かもしれない」ですよね。確認していないので]
・あのような会社が存在していなかったということを見落としていた。あのようなブラック企業が長持ちするはずがないと言われ、それならば取引先と連絡を取り合うというのも一つの手段だとグループ討論で思った。それに加え、最初は黙っていようと思ったが、リコールが発生すれば大損害が発生し、多額の賠償金を支払う可能性もあるので、隠蔽するのではなく、発売を延期するべきだと考えを改めた
・グループ討議を行ったことで様々な視点からの意見を取り入れることができた
・この会社は大プロジェクトで問題を言及しにくい雰囲気があること。
・その会社の対応に疑問を抱いたならば見限るという選択肢もあるという点
・ビデオで起こったことは技術者なら当たり前のことでブラックなことだとは思わなかったこと。
・ブラインド会社に直接問題があることを訴えること
・ブラック企業であるという発想はなかった
・リコール
・リコールなどの考え方
・リコールなどの対策を考えていなかった
・リコールにおける会社への損害という点を見逃していた。
・リコールにかかる金額などを考えていなかった。
・リコールによる損失
・一度製品化した後にユーザ対応で修正するという発想がなかった. [ユーザー対応そのものは、課長が発言しています]
・延期を確実に上司に報告するということ
・課長のさらに上の存在に報告する
・会社を辞めるという選択もある
・確認していたことが少く、上司に延期できるかをしっかり確認することやプログラマに確認をとること等をする必要があったと感じた。
・確認すべき事実がたくさん見落としていた
・見落としていた点として、黙認や報告以外にも不在モードなくすなど機能面の改良をすることが1つの行動案であることが自分自身の中では思いつかなかった。
・元請けが延期を許してくれないとは限らないという点や、元請けに告発するという手もある点
・元請け会社のソーラパネル会社に問題点を直接報告してしまっては、元請け会社と下請け会社との信頼が失う可能性があり、上司との関係ももっと悪くなってしまう点。
・考え方は一緒だったけど極端にやめるのが自分だったけど延期をするやその場では言わずリコールに対して対応できる状態にしておくという対処の違いを見落としていた。
・今のことを優先していたが、席のこと[自分の保身?]を重視に考えるようになった。
・私は匿名で告発することによって、自分の利益を守りながら消費者の安全を守ろうとしていたが、あえて実名で課長以外の人物(上層部)に相談することで別の結果を得る可能性があることを見落としていた。
・自分では考えられなかったような意見を討議から得て、特に会社、上司側の意見が変化した。
・自分の思いつかなかった社長などに意見することがわかった。
・自分の保身のことばかり考えていたので、公衆の安全についての始点を得られてよかったと思う。
・取るべき行動について、同僚や上司に相談するという行動を見落としていた。
・取引先のシステムに発熱の原因がある可能性
・商品を売り出した後に顧客の意見を聞いて修正するという考えがなかった.
・将来的な何の利点も無いが、上司に従うという確実に選ばない選択肢を無意識に行動から除外していたこと
・上司が応じてくれない場合、さらに上の立場の人に報告できることを見落としていた。
・製品に不備があり、リコールした方が損害が大きいこと
・相手側の会社が延期を飲んでくれるかどうかは不確かな事実であるということ
・他社と連携して原因を探す。というのは思いつかなかった
・第3社連合協議を行なうといい点
・発売延期による損害よりもリコールによる損害の方が大きいという点
・発売延期を申し入れる.
・被害の大きさによって線引きされるという判断基準
・不在モードをなくすという意見があった
・不在モードを失くす、という発想はなかった。
・目先のことにとらわれず、将来を見据えてどのように問題を解決していくか考えていこうと思った。 [非常に重要な点ですよね]
・問題が発生した原因がわかっていないこと
・問題の原因を,自社内だけの問題だととらえていてしまっていた.
・問題を製品発表会で説明するかどうか2.(あまり)変化しない。あるいは見落としている点はあまりなかった
・エンドユーザーの安全の確保
・コスト面からの上司への対応の仕方や、問題に対する対処の仕方などの意見を見抜いていた。
・このような想定の問題では、1つの事実が公開されるかされないかによって判断が大きく変わってしまうため、明確に意見が変わった(変わらなかった)とは言えないが、公開された映像と、今回の講義で公開された情報を通じて、やはり安全性を重視して行動すべきだという点や、技術者と経営者の間に問題に対する捉え方の差があり、それによっていざこざが生じているという点に関しては初めから見抜くことができていたのではないかと思う.
・この会社がブラック企業であること
・これを続けていれば会社は存続できないという点
・ステークホルダー
・ブラインドに問題がある点 [正確には、「問題があるかもしれない」ですよね。まだ原因を特定できていないので]
・やはり、どういう会社の方針でも一番重要なのは顧客の安全性であるという点。
・延期するために説得する。という点
・延期を提案する
・何でも話せる明るい職場という割には、上司に話を聞いてもらえなかった点。 [「何でも話せる...」は皮肉です]
・会社の損害など
・確かな事実、不確かな事実について、分析ができていた。
・原因究明
・顧客の安全性が一番大事、もしかしたら起こるかもしれない事故を防ぐことが大切
・実際に延期することよりも問題が起きてからリコールのするほうが確実に費用がかさむことは議論されていた。また、問題点に関して、自社だけの問題ではない可能性も考えて、共同調査という形で利用者に安全に商品を提供したいと考えていた。
・自分と課長とのジレンマ問題であり、ユーザの安全のために発売を延期させるという方針
・製品が発売される前に問題を直さなければ、多くの損害が発生すること
・第一に顧客の安全を考えている部分。
・納期がギリギリであること
・発熱の原因が明確になっていない状況で、元請け企業がその問題を把握していない点。
・問題が発生したまま、商品を発売すると、利用者からの信頼を失い、リコールに多額の費用がかかる
・問題を報告するにしろしないにしろ、会社に悪い影響が出るであろうということ
今日の一言(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・40分程度グループ活動をしていたはずだが,時間が足りず驚いた [でしょ?]
・zoomにグループを分割する機能があることをしらなかった [他の先生から教えていただきました。Zoomは最近使い始めたばかりなので]
・ZOOMのチャットでできたので良かったと感じた。
・zoom を用いたグループワークを初めて行い声が出せない人もいる中でグループリーダとして円滑に進む方法を見つけることが難しかった。しかし、初期という部分ではチャットに書き込むことで履歴で確認することが容易になったと感じた。 [以上、このような方法は使い勝手が悪く、またいろいろと限界がありますが、使い方によっては実用になりますよね]
・いつもより疲れました。 [はい。お互いにね]
・オンラインセッションは不便に感じることが多かった
・オンラインでのグループ討議は新鮮な体験だった。
・オンラインでの討議は初めてだったが、意外と不便なこともあり大変だった
・オンラインでの討議よりも、実際に会って討議をした方がスムーズに話が進められそうだと思った。
・オンラインでも問題なくできた
・グループで共通している部分が多かった.
・グループで話し合いを行えたのは良かったが、その話し合いの時間は短かったなと思った。
・グループ討議の結果で出た意見と自分の意見の違いがたくさんあって面白い
・グループ討議の時間が足りなさ過ぎた。
・グループ討議は疲れる
・グループ討議をZoomでやるのは少し難しかった。
・グループ討議をスムーズに進めることができて良かった [以上、Zoom(その他)を使ったグループ討議にはやはり限界があると思います。やはり対面が一番です。でも現在の状況下ではこれ以外に選択肢はありません。それさえ割り切れば、意外と使える、という面があることもまた事実です。なお、最後のグループ討議をどのように実施するかは引き続き検討中です]
・グループ討議をどのように行うのか気になっていたが、Zoomの機能を活かして無事行えたため、対面授業には劣るが、有意義な討議が行えたのではないかと感じる。また、議論の途中でZoomが落ちたり、PCがフリーズしたりという問題も発生しなかったため、良かったのではないかと思う。緊急事態宣言が解除され、3年生は実験・演習科目の対面授業が5日から再開するとの事だが、それ以外の科目が今後具体的にどのような授業形態になるのか、専門科目だけでも明確になっていないため、もし今後の授業方針が決まった場合(もしくは生徒[正しくは、「学生」]の意見を踏まえて決定したい場合)は、なるべく早急に通知して欲しいと思う。 [確かに]
・とてもいい時間だった [ありがとうございます]
・とても難しい判断だったが,やはり安全が第一だと思った. [次回、実際の事例をご紹介します]
・とても有意義な討論ができたのでよかった。 [与えられた条件下で、良くやったと思いますよ]
・ビデオでするため、グループ討議に参加しない人が出てくるかと思っていたが、環境によりしゃべれない、という人もチャットを使って積極的に参加していたので、個人的には楽しかった。 [そうなんですね]
・ビデオ会議に少し抵抗を感じました。 [気持ちは、わかる]
・ブレークアウトルームでのグループワークはなかなかに面白かった。 [確かに、やってみると新鮮ですよね]
・一つの問題に対してここまで追求して考える機会というのがあまりないので、良い勉強になる。 [なるほど]
・映像に出ていた会社がブラックといっていたが自分の思い描いていたのがパワハラや仕事をたくさん押し付けられるのようなものでかなり違うことに驚いた。 [精神的に追いつめられているので、やはりこれも一種のハラスメントです]
・会議がスムーズに進んでとてもよかった [素晴らしい。あるグループに参加させてもらったのですが、よく頑張っていました]
・会社を自分から退社することと会社が倒産することで離職することのイメージが倒産の方が後々の就職に悪い印象を持たれなさそうとは感じた。 [倒産は、自分では選べませんからねぇ]
・楽しかった [それは良かった]
・慣れないzoomでの会議で、マイクはうまく使えなかったがグループの人たちの意見を聞けて良かった [チャットでの参加だったのでしょうか。センセイが入れてもらったグループ(別なクラス)にも一人いらっしゃったのですが、良くやっていました]
・久々にみんなの顔が見れた [でしょ? そのためにグループの時はカメラを使ってもらうつもりだったのですが、多くの方がビデオを切っていましたねぇ]
・久々に人と会話をしたため緊張もあったけど、楽しかったっす!討論の時間が未時間か[正しくは「短い」]と感じました。授業時間内で終わらせなければならないためしょうがないかとも思いました。 [仰る通り]
・今回グループ討議をして見落としていた部分があり、そこに気付けて良かった。物事を柔軟に考えられるようになりたい。 [ぜひぜひ]
・今回の会社がブラック企業だと知って,ブラック企業に対する認識が変わった. [でしょ?]
・今回は議論でマイクを使うことはできなかったがグループ内での意見共有はスムーズに行うことができて良かった。 [素晴らしい。よく頑張りました]
・今日の討議で今回の討議問題に対する理解が深まったほか、このような問題に直面したとき何を重要視しなければいけないのかが分かった。 [その通り。この種の事柄は、体験しながら覚えるしかないんですね]
・最後まで完了することができなかった。 [今回は最初なので仕方ありません。過度に心配しないようにしましょう]
・最初は話し合いが進まなかったが後からしっかりと話し合うことができた [なるほど]
・思っていた以上に時間が足りなかった [45分なんて、アッという間だったでしょ?]
・事前の7ステップ・ガイドをやってこなくとも「一緒」,「同じ」と言ってごまかせるのがオンラインの良くないところだと思った. [こちらは別な意味で、なるほどぉ]
・自分の考えと違うものや理由が出て、楽しかった [一人だと、どうしても限界があるんですね]
・自分はKITの中でも外部評価が低いため、ブラック企業の存続が困難でも入り続けない保証は無く努力は必要だと感じた。 [ふ〜ん]
・実際にグループで話すことで他の人の考えを知ることができた。 [グループで、そしてクラスで比べて初めて気づくことがあるんですね]
・授業でグループワークを初めてしたが、考えをまとめられた。セブンステップガイドは難しいと感じた。 [前者は素晴らしい。後者は、だからこそ頭で理解するのではなく、体験を繰り返し、いわば「身体で覚える」内容なんですね]
・周りの意見を聞いて、保身に走る人が多いと感じた [グループの発表をまだ読んでいませんが、個人レベルでは確かにそうでしたよね]
・初めてオンライン授業でグループ討議をしたが少しグダグダになってしまったところがあった [最初だから仕方ない部分があります]
・初めて議論を遠隔で行ったが新鮮で良かった [限界はありますが、意外と使えるという面もあります]
・上司の言葉に流されて行動を制限してしまうのはよくない [その通り]
・先生がお疲れの様子だった。しっかり休養をとってもらいたい。 [バレちゃいましたか。遠隔授業は通常の講義の3倍くらいの手間がかかります]
・線引き問題を考えるのが難しかった [難しいです。だから最初はジレンマ問題として考えるようにしましょう]
・他人の意見を聞くことができ、問題に対する視野が広まった [驚かされることが多かったのでは?]
・対面ではないため討論は難しいと考えていたが、まともに討論することができた [限界もありますが、意外と使えるという面もあります]
・天気が良かった。 [これから1週間くらいは割と良い天気が続くようですよ]
・討論がおこなえたので色々な人の意見を聞けた。しかし、自分と同じ意見を言う人が多く、自分の意見に変化はあまり出なかった。 [確かにそういう場合もあるでしょうねぇ。次回をどうするかは決めていませんが、少なくともメンバーは変えます]
・討論は苦手だが,自分が見落としていた点を発見できたので,苦手意識がなくなるように積極的に討論にのぞみ[臨み]たい. [ぜひぜひ]
・普通の会社の事務処理になりたいと思いました。(普通の会社ってなんだろう…) [確かに]
・腹減った [午後ですが...。頭を酷使したのかな/]
・本日のグループ討論ではリーダーを務めていたが、あまり上手く司会進行ができておらず、自分の力の未熟さを痛感させられた [そういうこともあります。習うより慣れろ、ですよ]
・倫理では初のグループ活動だった。初[めて]にしては良く話ができたと思う。 [限界はありますが、意外と実用になる部分もありますよね]
・冷静に客観視してみると意外とどうにかなることが多いのかなと思った。 [その通り。それが「創造的中道法」です]
・話し合いすることで視野が広まった気がする。 [でしょ? 一人では限界があるんですね]
・話し合いは面白かったです
・話し合いをすることで、行動面やテストにかけた際の評価が違った視点から確認できることが多く見つかると実感した [以上、厳しい条件下ではありますが、実際にやってみると得るものがあったんじゃないかと思います]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。