2020年5月27日更新

3EP3クラス
第6回:2020年5月27日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

・グループ討議(続き)
・討議結果の発表

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・討議結果の発表
など

学習課題 予習・復習

・予習:教科書の精読(120分)
・復習:課題3(Agora上でのケースメソッド事例に関するより深い検討)(140分)


課題の解答(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(次回に続きますので、原則としてコメントは控えます)

1.(ある程度)変化した

44名(80.0%)

2.(あまり)変化しない

11名(20.0%)

1.(ある程度)変化した。あるいは見落としている点があった

・PL法だけでなく、そもそも、労働基準法に違反している事に気が付いた。
・この会社がブラック企業であり、普通の会社ではないということ
・ジレンマ問題や線引き問題など人それぞれ表現の違いがあったため自分の書き方も変化した
・ステーイクホルダーで石川さんなど名前を書いていたのですが、親会社や上司と書いていた [誰かがわかれば問題はありませんよ]
・そもそも根本となっているインドネシア[設定は東南アジア工場]かどこかの工場の製作工程が怪しい点があること
・どのようなジレンマ問題に直面しているか。自分と同じ意見の人が多かった。追い詰められたら人は似た意見が出るのかと感じた。 [その通り。追いつめられると視野狭窄
(しやきょうさく)に陥りやすいんですね]
・ブラック企業だったこと
・ブラック企業だとは思わなかった
・延期できない場合の対処の方法があることに気づけた。
・会社がブラックとは思っていなかった。前提条件を全く考えずに与えられた情報だけで考えてしまっていた。
・会社全体の体制を見落としていた
・関係する法律が全然出せなかったが、班員がたくさん出してくれた。 [素晴らしい]
・技術者のユーザの安全性、経営者の会社を存続させるという2つのステークホルダーに自分が囚われていることに気が付いた。
・見落としていた点は、上司以外の人に相談するときに上司以上の立場の人に相談するという点だ。
・現地に状況を見に行くのが一番原因がはっきりする手段であることは気付かなかった。
・公衆の安全を最優先で考えており、延期した場合の予算についてあまり考えていなかった。
・自分だけで考えるだけでは偏った意見になるので多面的な意見を取り入れることできたため、自分では思いつかなかった意見があり、参考になった。
・自分で事故が起きたことや製品に不備があった点を親会社に報告し延期を求めること
・自分の意見は延期をお願いするという行動案しかなかったが今回の討論で利用者に使用制限を設けるという新しい意見を持つことができた
・自分の会社そのものの体質が悪かったことに気づけなかった
・自分の保身を見落としていた
・自分は今の環境を変えようとする行動を考えていた。しかし、グループ討議をとおして、今の環境に適した行動を取るという考え方も生まれた。
・実際にみんなと話をして私の意見はユーザと主人公の関係で考えた意見が多かったが、みんなは下請けや取引先の会社の関係まで考えていて、もっと周囲の関係を見れるようにしたいと思った。
・主人公が自分が思っていたよりも追い詰められていた点
・主人公の会社での信頼の評価が変わってくること
・主人公は遅くまで働いており、労働基準法にひっかかるところ。
・上司がユーザーの安全よりも仕事を成立させることに重きをおいているという点。
・上司のさらに上の上司に検討してみるというのは考えていなかった
・上司の上司に相談するのは創造的中道法であることには気づけなかった
・上司の立場
・上司をどのように説得するかばかり考えていたので、もっと上の人に現状を説明するべきであった。
・製品のローンチまでにプログラムをできる限り修正するって意見が多く、確かにと思った。
・製品の使用上の注意ということで、不具合の原因を抑える方法を導くことは考えつかなかった。
・製品の注意喚起によって問題発生を防ぐ
・上司がダメな場合にもっと上の上司と話す考えがて来なかったがそれもありだと思った。またもし延期することはできない場合は注意事項に書いておくという考えが出た。今までは延期するしかないと考えていたが延期してもありなんだと感じた。
・他の人の意見で、いろんな要素の見落としがあったことに気づけた
・他人の意見を聞くことで自分で見つからなかった考え方を発見することができた.
・注意書きを行い、ユーザー側に報告してもらうという考えは見落としていた。
・同じ「販売する」・「販売しない」でも,そこまでの過程で人によって異なる部分が少しあった.
・発見した問題を注意事項として、親会社に報告する。
・発熱の原因が製品にあるとは限らないとは思っていたが、会社に問題があるとまでは考えることができなかった。
・発表を延期したところで問題が改善するとは限らない
・不具合の原因元の工場に直接聞きに行くという考え方は思いつかなかった
・明示されていない事実に関わる法令について調査の足りない部分が多々あった
・問題の条件が分かった場合の対処を考えていなかった。
・利用者や会社側の価値観に加え、先方の企業の価値観ぬも目を配ることが出来た。
・労働基準法などをかんがえていなかった。

2.(あまり)変化しない。あるいは見落としている点はあまりなかった

・さらに上の上司に報告するなど。
・そもそも労働環境がおかしい点。
・それぞれの利害関係などはほぼ把握できていたのは良かった。各発表を聞いて時間がなかったのもあるが自分の行動案の具体性をもっと出していきたい。 [なるほど]
・だいたいみんなと同じ意見だった。
・だいたい同じ意見になること.慣れないリモート討議で円滑に作業が進まないこと. [後者は、確かに。やはり限界があります]
・より上司の人に相談するという方法
・開発チームなのに、コミュニケーションが少なすぎると感じていた。
・社内構造的にダメな会社であること
・主人公と同僚や上司との連携が取れていないところ。コミュニケーションが全く取れていないため、このような事態に陥ってしまった。
・上司が公衆の安全健康福利を重視していないこと
・上司より上の役職の人に問題を報告をするということや、発売の延期を促すという点。
・製品利用者の安全面を第一に考えること
・全員が同じようなことを考えていた。期間を延ばすというのが全員考えているものであった。
・直接の上司に訴えを起こしても、ほとんど無意味である事。
・直属の上司以外の上司にも相談してみる.現地に行って現場の様子を見る.
・納期の延期には様々な人が関わってくる(上司も)
・発売を愚直に延期してもあまりいいことはない


今日の一言(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

[今日のグループ・全体討議について]

・7stepガイドを作成する際にいろいろと考慮しなければならない条件を見落としていた。 [最初はどうしてもそうなります。焦る必要はありません]
・zoomでのグループ討議は慣れていなかったがしっかり取り組めたと思う。 [正直なところ、皆さんの取り組みに感心していました]
・あの会社に入社していたら退職を迷いなく選んでいたと思う.インターンシップに参加して実際の企業の雰囲気を感じてみたいと思った. [まったくその通り。後者は、ぜひぜひ]
・インターネット[接続]が不安[定]で、話がと出れる[=途切れる]ことが多かった [う〜ん、残念]
・オンラインの授業がすごく自分にあっているような気がする。 [なるほど。情報系だからでしょうか]
・グループチャットが初めてだったため難しかった [確かに。やはり対面と違いますよね]
・グループワークの大変さや自身のコミュニケーション能力を改めて実感した。 [なるほど]
・グループ活動がコミュニケーションが取れない人がいて難しかった。ネットでもグループ全員が参加してくれる方法はないだろうか。 [対面でもそうなるのですから、遠隔だと人によってはますますそうなる可能性がありますよへ]
・グループ活動をすることで自分ではあまり思いつかない方法を知ることができ、一人で考えるより視野を広げて事例を見ることが出来たと感じる。 [でしょ?]
・グループ討議が難しかった。 [やはり目の前にいる時とは違いますよね]
・グループ討議でしっかり話し合いができた。 [それは素晴らしい]
・グループ討議の時間が少なかったため、話し合い・発表準備・提出物打ち合わせを全てこなすことができなかった。 [気持ちは、よくわかる。でも講義時間に限りがあることもまた事実。提出物については過度に心配する必要はありません。初めてなのでできるだけ配慮します]
・グループ討議は大変だったが、時間が少ないといった点が一番の問題点だと思った。もっと分かりやすい言葉で説明できるようにしたい。 [その通り。そして実際に倫理的な問題で判断を迫られる場面では、さらに時間が少ない]
・この企業が普通の企業でないということを聞いて安心した [ご安心ください]
・[遠隔式のグループ活動は]すごくやりづらかった [気持ちは、わかる。でも現在はこれしかできません。与えられた条件の中でどのようにベストを果たすか...がプロです]
・それぞれが違う環境/リテラシーでのリモート会議はやはり難しかった. [確かにそうだろうと思います]
・チームの意見を聞いて、自分が間違った解釈をしていたんだと感じました。 [倫理的な問題なので、「間違い」かどうかはそう簡単には判断できませんよ(客観的な事実関係を除く)]
・みんな積極的に話し合いに参加してくれたので良かった。
・やはり一人で考えるより数人で話し合ったり他のグループの考えを聞くことで考えの幅が増えたと感じた。やはりジレンマ問題などの倫理的な問題の場合は第3の考えを出すことが必須だと感じた。 [でしょ?]
・リーダーを買って出てくれる人がいて助かった [以上、それは素晴らしい。実際、センセイが参加したグループもなかなかのものでした]
・リモートでの討論は難しいと感じた。討論後にまとめるためのチャットツールやグループがほしいと感じた。 [確かに。まさに皆さんの専門なので、開発に挑戦してみませんか?]
・リモートでの討論は難しかった。
・リモートのグループ討議は難しかった [以上、確かにその通りですね。やはり対面とは違いますよね]
・遠隔でグループ活動は新鮮であり、顔を合わせない分[、]話しやすいとは思った。 [大学院の講義で感じたのですが、意外とそういう面もあるんですよね。一見すると前述(↑)と相反するようですが]
・会社が悪い [これは来週考えます]
・環境が環境であったため、討論が難しく感じた。 [センセイも、早く対面授業に戻らないかなぁーと願っています]
・議論の中で新たな行動案を思いついた [自分一人では気づかない案でしょうね]
・久しぶりにグループ課題を行ったため、緊張した。
・久しぶりに人と討論して新鮮だった。
・久々にクラスメイトと討論してとても楽しかった。わくわくした。 [以上、やっぱりそうでしたか]
・急にグループが切られるてしまうのでまとめる時間がなかった。あらかじめ何時何分に終わりにするか教えてほしい。 [気持ちは、わかる。ただし、だからこそ終了時刻をお知らせしていました(他の方は覚えています)]
・個人での対応が難しい問題ならば、その上の組織について考えてみることも大切だと思った。 [今回の問題の本質は、個人ではなく組織に欠陥があることなんですね]
・今回の例が標準的なものではないと知って安心できた [ご安心ください]
・今回発言者だったが班の意見を褒めていただいたのでとても良い議論ができたのだなと思った [積極的に発言できたようですね]
・今日も講義ありがとうございます。ZOOMによるグループ討議は悪くありませんでした。時間があまり確保できないので、Slackをわざわざ使う必要はないと思いました。ZOOMでは、話しながら会話、チャットができるので、十分討議ができる。また、西村先生の管理も楽だと思います。 [ありがとうございます。実は、個人的にもそう考えています。ただし第3回のグループ討議をどのような方法で実施するかは引き続き検討中です]
・事前に考えてきていたが、実際討論するといろいろ難しかったです。 [でしょ? でも、それを認識しただけでも、ちゃんと成長しているってことなんですよ(気づいていないでしょうが)]
・次回のグループ討議はぜひスラックにしてほしい。そのほうが討議しやすそう。 [検討します]
・自分の考えつかなかった点を知れてよかった。 [一人だとやはり、どうしても限界があるんですね]
・実際の会社であのような状況にならないようにあらかじめ対策を取ってあることが分かった。 [F1の時の保険制度のようなものです]
・社会は厳しいと聞きますが、それがビデオくらい酷いことは稀だと知れて良かったです [この続きは、次回]
・若干誇張したシチュエーションではあるが、実際の社会でもありえないことではないと思うし、自分は受託開発している企業に進みたくはないとも考えられた。
・就職する企業は、慎重に選ぶべきであると思いました。 [以上、会社選びは、本当に丁寧に行いましょう]
・初めてのグループ討議で難しい部分があったが上手くできたと思う。 [皆さん、与えられた条件下で、良くやったと感じています]
・初めて話す人と話をすることに少し恐怖があったが、話してみるとそれほど恐怖をするような対象でなかったことに気がついた。 [でしょ?]
・上司が部下に「会社の利益を考えろ。」と言うような会社はいずれ大問題になるのかなぁと感じた。 [チャレンジャー号の時と同じだって、気づいていましたか?]
・他の班の意見から気付かされることも多く勉強になった。 [でしょ?]
・対面でのグループワークのやりやすさを思い知った. [気持ちは、わかる。早く対面授業に戻らないかなぁ]
・追い込まれているのに気づかなかった。 [それはつまり、皆さんもいつの間にか余裕がなくなっていた、ということなんですね]
・東南アジアの工場に出向き、異常発生の原因を調査することはよい解決法であると思った。 [でしょ? ただし皆さんの場合は情報系なので、ちょっと違う部分があると思います]
・討議の時間が足りない。 [気持ちは、わかる。でも現在は限られた時間内でやるしかありません]
・討論シートをあらかじめ埋めておくということをいつおっしゃられていましたか [遅くとも前日にはお伝えしています。前回の講義は時間がなく焦っていたので、説明したかどうかは記憶にありません]
・発表緊張しました [ご苦労様でした。特に誰かを指名したわけではありませんので誤解なきよう。厳しい状況下での発表でしたが、良くやっていたと思いますよ]
・本日の講義は大変慌ただしかったですね.
・話し合いの時間が少し足りなかった [以上、気持ちはわかる。でも講義時間に限りがあるので...。45分は短かったでしょ?]
・俯瞰的に物事を見れるように心がけたい。 [ぜひぜひ]

[今日の一言]

・今日は天気がよい [これから1週間くらいは割と良い天気が続きそうですよ]
・暑いです。 [もうすぐ、夏なんですね]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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