2020年6月3日更新
3EL2クラス
第6回:2020年6月3日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
・グループ討議(続き)
・討議結果の発表
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・討議結果の発表
など
・予習:教科書の精読(120分)
・復習:課題3(Agora上でのケースメソッド事例に関するより深い検討)(140分)
課題の解答(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(次回に続きますので、原則としてコメントは控えます)
1.(ある程度)変化した 9名(15.2%)
2.(あまり)変化しない 42名(71.1%)
3.無回答 8名(13.6%)
1.(ある程度)変化した。あるいは見落としている点があった
・[社内の]グループ内のみでの情報共有になっていたので、ほかの人とも情報共有する必要がある
・ステークホルダーについて考える場合,一番に公共の安全健康福利を考えなければならないこと。
・その後の対応など
・そもそも会社同士の報告が少ないことを見落としていた
・とりあえず商品を世に出すということは賠償金が発生するという点
・ほかの班の発表をきいて、自分たちの班の意見では解決策を講じるために起こす行動に対して深堀りできていなかったと感じる。
・もし、問題がある製品を発売して事故が起こったときの損害賠償などは考えてなかった。
・もし事故が発生した場合、どのような損害が発生するのか、また事故が大きい規模の場合、損害額を払えるのかどうかといった、先の未来のことの想定は、見落としていた。確かに、あらゆる想定を組んだ上で判断することは、技術者にとって重要である。
・やはり、処罰の部分や問題発生の報告の方法が人それぞれだった。
・火災発生時の対応として、現地へ赴いて調査を行うという考え。
・会社以外のことも考えるべきだった
・会社間のつながりや連携が薄いことに注目していなかった。
・会社自体の連携や意思疎通ができていなかったこと
・改良するのにコストが高くなることを見落としていた
・確かな事実のように感じる情報であっても討議を通して確認が必要な事実に分類していた班があり、新たな発見があった
・客への対応で会社が倒産する恐れがあるということがわかった。
・見落としていたわけでは無いが、職場環境や(例えば自分が下請会社だとして)元請会社との友好な関係が大事である点を今まで以上に改めて認識した。
・後々、損害賠償がかかってしまうこと
・広い視野をもって自分の意見を考えなければいけないと思った。
・事故が起きたときに、企業で払えないくらいの損害額を支払わなければいけないかもしれないということを見落としていた。
・事故が起きた場合の、会社の責任や最悪の事態などを考えると、安易に販売するのはまずいと思った。
・自分の会社での立場も考えないといけないと思った
・社内間[および会社間]のコミュニケーションが成立していなかったところ。
・主人公やメンバーの立場
・取引先に対して、期間の延長[の可否]を聞くことがなく、企業としての信頼がないこと。
・商品を開発する前の根本の問題をしっかり解決しないといけないこと
・上司や会社がおかしいという認識はあまりなかった。
・製品に問題が発生した際に、現地で確認する点。
・製品をそのまま発売してもいずれは大きな事故になってしまうところまでは考えていなかった。
・製品を発売して、問題があれば謝罪や賠償をすればよいと思っていたが、その一回のミスで会社がつぶれてしまうとまで考えれていなかった。
・全員が納得できるようにと思っていたが、自分の考えが妥協案になっていないか見落としていた。解決できても妥協ではいけない。
・損害が発生した場合のことももっと考えないといけないと思った。
・他の企業からの圧力
・単純に納期を延ばすだけでなく、ある程度の妥協点を探すという考え方を学んだ
・納期などの問題は見落としていたなと考えた。
・発表者と同様に延期しない意見だったが、教授の意見を聞いて、販売後のことを考えると延期にした方がよいと思った。
・表面の事実でしか物事を捉えてなくて深い考えまで至らなかった。説明書の注意書きなどはかなり有効な手だと思った。
・不具合があった可能性があっただけであったため、そのまま商品として出すという考えであったが、もしも事故が起きてしまうと取り返しがつかないこともありうると考えた。
・問題があるが起こる可能性が低いので発売する考え
・問題点について共有しないことで多くの信頼を失うことになるということ。
・連携企業を連絡状況が大切だと改めて気づかされた。2.(あまり)変化しない。あるいは見落としている点はあまりなかった
・[元請け会社東南アジア工場でトラブルが発生した際に]やはり、自分の目で確認することは重要である。
・やはり工学を学んでいる人たちでグループを組むことによって、安全第一で消費者が納得のいく考えへ持って行こうとしていたことが分かった。
・ユーザーのことを考えることも大切だが最終的に企業が残ることも大切である
・リコールでの損害賠償。本当に、低品質の商品を求めていたのか。もし、会社が破綻すれば多くの人に(破綻する会社との取引がある会社すべてに損害を与えてしまうこと)
・会社にいつか損害が来ること
・今回の件を考えるにあたって重要となるステークホルダーについては明確にとらえることができたと感じる。
・事故が起きた場合の会社に対する損害、会社での自分の立場の危うさ
・上司の言いなりになっていると、会社が破綻する可能性があるということ。
・上司の言う通りに行動して、穏便にこなしていく思想。
・製品化の延期を提案するべきという意見は変わらないが、このビデオでは現地へ行って事故発生状況を確認するという点を見逃していた。
・責任をチームリーダーに押しつけているのが会社として成り立っていないなと思いました。
・道徳観と利益[との間]で揺れる
・発売した結果、問題が起こればどちらにしても企業的にお金がかかる。
・問題点に目をつぶれば商品化は可能だが、安全性が保障[この場合は「保証」]されていないため、今後によっては会社の立場も危うくなる。
今日の一言(原文ママ。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・4人で討論をすることで、自分が思いつかなかった意見を聞くことが出来て良かった。 [でしょ?]
・zoomでの討論は今回が初めてで斬新だった。 [使い勝手など問題はありますが、現在の状況下ではこの方法がベストだと判断しました]
・いろんな人からの意見や思うことがあって、難しく感じた。 [そりゃそうです。他人の話をちゃんと聴くって、とても難しいことなんですよ。見方を変えると貴方は今回、それだけ努力したということです]
・オンラインでグループ討議ができると思ってなかったので楽しかった。 [いろいろ制限はありますが、やはり実際に話してみることが重要ですよね]
・オンラインでのグループ討議はコミュニケーションが難しかった [間合いと、画面や書類などのやり取りが対面と違いますね。また講義をしている側からすると、討議後の指示も難しいです]
・グループ討議がすごく楽しかった。
・グループ討議では人それぞれ意見が異なりとても面白いと感じた。また機会があるなら同様にやって欲しい。(時間は十分に設けたうえで)
・グループ討議で他人の意見を聞くことができてよかった。
・グループ討論では様々な意見が出た。非常に参考になった。 [以上、実際に話し合ってみると得たものがたくさんあっただろうと思います。もっと時間を取れればいいのですが...]
・これからどうするかを考えていたが、どうすればよかったのかを考えれられなかった [難しい問題です。だから講義があるのですから。あまり焦らずに進みましょう]
・さまざまな意見を聞けて良かった。 [実際にやってみると、結構意外な場面があったと思います]
・ステークホルダーを考えるのが難しかった。 [そうだろうと思います。客観的にはまだ事実関係とステークホルダー、つまりステップの2と3の確認が不十分だと判断しています]
・とても考えさせられる時間だった [ありがとうございます。話し合って初めてわかることもあったのでは?]
・ネットでのグループ討議は難しかった [やはり面と向かう方が良いですよね]
・[講義ないの作業と「今日の一言」は]ネットワークトラブルも考慮してもう少し提出期限に余裕が欲しいです。 [気持ちはわかるのですが、これらの項目は「その場で考えて過ぎに提出する」ものと位置づけています。なお出欠の判断には使用していますが、成績には一切関係させません。トラブルで提出することができなくても、問題はありません]
・まだ、社会に出ていないので思いつかない考えもあることが分かった。もう少し、広く深く考えたいと思う。 [ありがとうございます。だからこそ勉強しないといけないんですね]
・よくできた [はい]
・確かな事実かどうかをよく見極める必要があると感じた。 [あるグループが指摘した「元請けが納期の遅れを受け入れるかどうか」は、確認しなければならないとても大切な点ですよね]
・議論は円滑に進んだと思われるが,時間が少し足りなかった。自分が気づかなかった部分を発見できた点は良いと感じた。 [仰る通り、通常なら1時間かけます。ただし今回はどうしても時間内で区切る必要があるのですね]
・久しぶりにグループで討議するのはいい機会になった。ほかの人の意見が聞けるというのはやはり物事を考えるにあたってとても助かる。自分が思いつかないような考えもたくさん出てくる。 [でしょ? 新鮮に感じられたんじゃないでしょうか]
・結構楽しく討議できた。 [こちらも]
・今回のグループは話しやすい人(友達)だったので大丈夫でしたが、話したことのない人とオンライン上で話し合うのは少し怖いかなと思った。 [そりゃそうです。最後にお話ししましたが、このクラスは、クラスないでのコミュニケーションはかなり取れていると感じました]
・今回の授業はグループ討議であったが時間内にうまくまとめることができず、発表者にも迷惑をかけてしまったため次回行う際には段取りよく進められるよう工夫する必要があると感じた。 [ぜひぜひ。ただし今回は遠隔授業なので、どうしても時間が足りなくなってしまいます]
・今週の課題(授業の1日前に出す課題)の線引き問題に対する解説のなさが…ジレンマとの違いが分からん。まあ、結局ジレンマ問題とか、自分の所属する宗派とかに依存するんで。例えばオーム事件の時とか、ノースコリアとかがこれに該当して、自分受けた教育によっては、世間的な悪は善であり、その逆も真なりとなるので訳が分からないですけど(まあ、何が善なのかは正直分からないですけど) [ひとまずは、まず教科書を読みましょう]
・事前準備が不十分で、上手くできなかった。 [次回はぜひ改善しましょう]
・自分だけでは主観的な見方が多くなるが、他の人と共有ことで思いつかなかった意見を聞くことができた。
・自分以外の人の意見を聞くことで多く学ぶことがあった [以上、でしょ?]
・初のグループ討議であったが意見を活発にかわすことが出来よかったと思う。ただ、時間が少し短かったことが残念であったと感じた。 [時間の件は、まったくその通り。対面授業なら時間内に完結させる必要はないのですが、遠隔では無理です]
・初のグループ討議を行い自分の考えだけではなく他の人の意見も聞くことができ考えが変わりとてもよかった。 [すばらしい。それは貴方の才能を示していますよ。人の話をちゃんと聴くって、能力が必要なんです]
・初めてオンラインの授業で討論をしたが、何の問題もなくできてよかった。 [それはよかった。ただしセンセイの側はけっこうトラブルがありました]
・初めてチャットで討論をしたが、自分とは違った意見や考え方が出てきたので勉強になった。 [自分一人だと、どうしても視野が狭くなってしまうんですね]
・初めてのオンラインでのグループ討議だったので、スムーズに進まない部分もあったが、お互いの意見を交換できて良かった。
・初めてのグループ討議は、良かった。
・初めて話すメンバーとのグループ討議であるが、有意義であった。
・色々な意見が聞けたので良かった。
・色々な人の意見が聞けて楽しかった。
・他のグループの討論結果がそれぞれ違っていて面白かった。
・他の人の意見が聞けてとても楽しかった。
・他の人の意見を聞いて新しい気づきを得ることができた
・他の人の意見を聞いて新たな発見があり、理解を深めることができた。
・他の班の考え方を聞いて、自分では思いつかなかったことを聞くことができた。
・他の班の発表を聞いて、自分たちの班では話されていなかった内容を聞くことが出来たので、考え方の参考になった。[以上、このような形でのグループ討議にはいろいろ不便な点や制約がありますが、でもやはり、直接話をして初めてわかることがあります]
・討論が大変だった [お互い、事前準備がどうしても手薄になってしまいますからね]
・討論ではそれぞれが意見を発表することができたとおもう。解決案までは話を進めることができなかったが個々で考えをまとめてくれていたのでよかった。Step2では表面の事実だけしか捉えることができず他の班であったような、そもそも何がいけないのかを話し合うことができなかったのが自分の反省点だ。 [非常に重要な点に気づかれましたね]
・討論は難しいと思った。
・討論や発表によっていろいろな意見を聞くことが出来た
・非常に良い討論ができた。
・様々な意見があり,参考になった [以上、前述(↑)しましたが、他人の話をちゃんと聴くって、とても難しいことなんです。しかも今回はいろいろな制約下。この条件の中では良くやったと思いますよ]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。