2020年7月10日更新
3EL2クラス
第12回:2020年7月10日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
高度技術社会における技術者の新しい役割
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材を視聴することもある
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・予習:課題7(60分)
・予習:課題8(60分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
1.飛行機 30名(55.6%)
2.自動車 24名(44.4%)
1.飛行機
・テレビなどで飛行機が墜落して全員が死んだことを聞いたから。また、自分が乗ったときに恐怖を感じたから。地面についていないことに恐怖を感じる。安全装置がついているイメージがない。
・安全性はある(事故の確率は低い)にしろ、特に格安飛行機となると天候によっては自動車と比較してもかなり揺れるため、大丈夫だとわかっていても怖さの方はこちらの方が勝る。
・運動エネルギーが大きいため、危険性が高い。自動車よりも安全性が高いように設計されているが、どうしても、運動エネルギーが高いがゆえに、事故ると死ぬ可能性が高い。
・何かが起こったときに自分では何もできないから
・空を飛ぶので事故が起こった際の死亡する可能性が高いと感じたから。
・空中で問題が発生した場合墜落の危険性があるから
・事故が起きた際、自分では回避の手段がないから。
・事故が起きた場合の救助に時間がかかるため。
・事故が起きるということは日常茶飯事であるから。 [これは自動車を指しているのかも...]
・事故が起こったときに生き残るのが難しそうだから
・事故に遭った場合、生存率がかなり低いから
・事故の起きる確率は自動車のほうが高いが何かの事故が起きた時は飛行機のほうがひどい事故になることが多いから
・事故を起こす確率は高いが、リスクが高い
・事故率は自動車と比較すると低いが、もし事故に巻き込まれたら助かる見込みはほぼないから
・事故率は自動車のほうが高いかもしれないが、飛行機の場合、小さな事故が自動車よりも命にかかわるから。
・自分で運転しないから。
・乗った経験がないことも理由だが、落ちる危険性が常にあるので怖い
・[パイロットや運行会社の?]責任が重いから
・墜落したら、確実に死にそうだから
・墜落したら怖いから
・墜落をしたら死んでしまうから。
・日本航空123便の事件を知っている限り、どうしても飛行機に対して恐怖心が生じてしまうから
・飛行機のほうが事故は少ないといわれているが、事故が起こったらほぼ100%の確率で死亡するから。
・飛行機は10往復分くらい乗ったことがあるが、自動車は乗り慣れていて運転出来るため飛行機の方が恐怖を感じる。
・飛行機は自動車と違い対向車のようなものがなく、自分で管理すれば安全。そして、安全装置などが自動車より多く含まれていると思うから。 [この方は、「怖くない」という意味でしょうね]
・飛行機は自動車より親しみにくく、空を飛んでいるため、気持ち的に地面に足がついていないと怖い
・飛行機は自分で状況を打開することができないから。
・飛行機は万が一事故が発生した場合の被害を考えると
・飛行機は落ちそうだから。また、たまに着陸失敗のニュースを見るから。
・落ちたら遺体の形も残らないほど悲惨に死ぬから
・離陸する瞬間の浮遊感が怖い [気持ちは、わかる。特に後部座席に座っていると、腰が抜けるような感じがします]2.自動車
・うろ覚えだが、自動車の方が事故率が高かったはずだ。すると飛行機の方が安全に感じたからだ。
・空のほうが安全という話を聞いたことがあるため。
・事故が起きる確率は飛行機よりも高いため。
・事故が起こる可能性が車の方が高いから。
・事故が起こる可能性は低いが、事故が起こったときの生存できる可能性を考えると飛行機の方が怖い
・事故にあう確率が高い他やあおられたりする可能性もあるから
・事故の確率が飛行機と比べ多いと考えたから
・事故率が飛行機よりも自動車のほうが高いと聞いたあるような気がするため。 [以上、事故発生率は自動車の方がはるかに高いです]
・自動車だと慣れてしまって危険を把握できなくなるから
・自動車の方が運転時間が長く、事故の発生確率が飛行機より高いから [同上(↑)]
・自動車は普及しているため、自分がいくら運転を気を付けても事故の巻き添えに遭ったり、歩行者に常に注意を気配って運転しないといけないので注意散漫な私にとっては事故が起こる可能性が十分に考えられる。また、交通事故による死亡者は毎年多く出ているので、事故の発生する確率が高くて心配になる。
・自分が運転する場合、常に事故が起こる可能性があるから。
・自分で運転したほうが自分の責任が大きいから
・自分の責任ではない事故が起きる可能性が高い。自分以外でも運転している人が多いと事故に遭いやすいと感じた。飛行機なら離陸、着陸以外で事故る確率はほぼない。(欠陥のないものとして考えている)
・自分自身の運転、運転してくれている人の技量だけじゃなく、歩行者や他の車両などの様々な要因で事故が起こりえるから。
・車が事故を起こすのは毎日のようにあるが飛行機で事故があるのはは珍しいから
・統計的に飛行機よりも自動車のほうが事故率が低いため。また、自分で自動車を運転することで、事故が起こる可能性があるため。 [事故発生率が低いのは航空機の方です。比較にならないくらい差があります]
・飛行機が落ちる確率は宝くじ以下だから
・飛行機で事故ればほぼ死ぬ。だが、事故率はかなり低いと言われている。対して車は使用率が高いため、事故を起こす確率が高い。
・飛行機に比べ、自動車の方が世の中的に広っまっており、いろんな問題やリスクが洗い出されているので、自動車の方が安全だとかんじたため。
・飛行機の事故率は、かなり低いのが事実であり、車は、自分が安全に運転していても事故に巻き込まれかねないから。
・飛行機は、プロの運転手[=操縦士]によって運転され、多くの大人たちに支えられながら運転しているため、怖いという想いはないが、自動車は、運転するのは自分であり、自分は運転にまだ自信がないため、自動車の方が怖い。
・飛行機よりも自動車の方が圧倒的に事故率が大きいから
・歩行者や他の自動車との衝突など自分では防げないことがある。飛行機よりも事故が起こる可能性が低いため。
・利用頻度が一番多く、何度かトラックなどが信号無視して突っ込んできた経験があるから。 [怖かったでしょうねぇ...]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ギルベイン・ゴールドの解説について]
・Zコープの話について、いろいろな面から問題点を考えることができた。今回の講義を踏まえて今週の課題に取り組みたい。 [要点を良くご理解いただけたようですね。今後のテスト代替課題等、頑張ってください]
・ギルベイン・ゴールドの話で市と国の規定どちらが正しいかなど深く考える部分を見落としていた。 [ビデオの内容だけでは、国と市のどちらが正当なのかはわかりませんよね]
・ギルペインゴールドに関して内部告発を行うと簡単に考えていたが、それによる被害を軽視していた。 [その通りです。ただし何度も繰り返しましたが、そもそもの設定にかなり無理があります]
・ギルベインゴールドの問題ではどちらにしても不利益であるととても感じた。 [その通りですね。最も良い落としどころを考えることが大切なんですね]
・ギルベインゴールドの問題を[副]社長の目線で見てみると意見が変わった。公衆の安全などももちろん大切だが、会社のことや先のことを考えると、内部告発をするにはそれなりの条件や理由が揃い、慎重に考えた上で行う必要があることが分かった。 [その通りですね]
・ギルベインゴールドの裏側の事をしれてよかった。物事は冷静に見るべきだと感じた。 [事情を理解できると、印象が相当変わるんじゃないでしょうか]
・ギルベインの内容に関して、本当に理解できていなかったと実感した。 [まぁ、その通りかもしれませんが、もともと最初はそう感じるように制作されています。だからちっともおかしくなんかありませんよ]
・ビデオを見て、コリンズの印象が変わったが、ジャクソンに対する印象も変わった。 [特に字幕版でご覧いただいたシーンは、ね]
・英語版と日本語版の副社長のイメージを比べてみると、英語版のほうが、会社を守るというイメージが強いと感じた [まったくその通りです。良くご理解いただけたようですね]
・[倫理的な問題は]考え方次第で答えが変わると思う [ある意味、その通りです。いろいろな見方で考えられるようになると、完璧ではないにせよ、より一つ高い次元から考えることができるようになります。そうすると目の前のことだけに振り回されなくなるんですね]
・女の工場長は高圧的で嫌な人だと思っていたが、よく考えてみると言っていることは正しいことに気づいた [そうなんです。ただし設定にはかなり無理がありますが...]
・必ずしも内部告発は良いことではなく、最終手段であると分かった。 [その通り。ただし最後の最後は、やらなければならない場面もあります][後半のリスクの講義について]
・「安全と安心」という言葉は色々なところで聞くけど、「安心は人の心理に影響されるため安全とは違う」という区別もできることを初めて知った。 [ありがとうございます。政治や、組織のトップがしばしば「安全、安心」を口にしますが、彼ら彼女らは良くわかっていないと思います]
・400万と500万の確率が興味深かった。 [でしょ? 印象に振り回されているんですね]
・ブラック企業に就職したくない [もちろん。企業選択は慎重に]
・やはり飛行機の事故のリスクは車より高いがなかなか遭遇しないと思った。 [そうなんです。だから怖さの受け止め方は人によってずいぶん違うと思います]
・リスクの考え方、対策がわかった。
・リスクの損失について理解することができた。
・リスクはある事象の危害の発生確率とその規模で評価されるものというのが分かった
・リスクを減らすために3ステップあるということを今回の授業から学ぶことが出来た。 [以上、なかなか明確に説明できない概念ですが、技術者となる皆さんはこれからリスクとお付き合いすることになります。ここで学んだことを生かして、頑張りましょう]
・安心やリスクの考え方を心理的に示しており、それが的確でみんな同じような考えを持っているのだと感じた。
・安心安全に関することをじっくり考えることができて良かった。
・安全と安心の話で安心という心理的な問題で正しいと思ってしまうのはかなり怖いことだなと感じた。
・安全を追求することも重要だが、安心も大切な要素であることがわかった。
・今回は実際のリスクと見た目・感じ方のリスクには差があることを感じた [以上、安全、安心の問題は情緒感情的、心理的な問題でもあります。ただしそちらに過度に傾きすぎると、客観性を見失う可能性があります]
・自分が事故が起きる確率よりも事故の規模を重視してしまうタイプであることが分かった。 [たぶん、飛行機の方が怖い、と感じたんでしょうね]
・質問への補足ではあるが、中国国内の格安航空(現在はない)に乗った時は、二度と乗りたくないと思うほど揺れたり墜落しそうになったので、結局は事故の確率と経験なのかなと思う。 [1回だけですが、シカゴから成田まで乗ったUA(ユナイテッド・エアライン)が乱気流の中を飛び、主翼が猛烈に上下した時がありました。「落ちない」と頭ではわかっていても、気持ちの良いものではありませんでした]
・世の中の会社は色々な闇を抱えている事が分かった [残念ながらそれも一つの真理です]
・得をするか損するかでリスクを取る取らないが分かれて興味深いと思った [心理的な問題なんですね]
・難しいと感じる話が多かった。 [今まで聴いたことがなかった内容が多かったと思います][今日の一言]
・しっかりと講義を受けることができたのでよかった。
・よくできた [以上、がんばりました。ご苦労様でした]
・課題が多いがしっかりこなしていきたい。 [ぜひぜひ]
・期末試験が無くてうれしい [講義内でもお話ししましたが、遠隔授業の関係で課題類が集中しているようなので、そのようにしたという面があります]
・特になし [はい]
・物事って基本的に自分が悪いと自覚できることが大切で、その判別が明確化出来る人が優秀なんじゃないかなと思う。 [素晴らしい。「オレは何も悪くない」に比べれば格段の進歩ですよね。一般化すると、「自分の知らないことがある」ことに気づく謙虚さが大切なんだと思います。たぶん自己点検授業でお話しすると思います]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。