2020年10月22日更新
3EV2クラス
第5回:2020年10月22日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※高度技術社会における技術者の新しい役割
・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
1.飛行機 29名(64.4%)
2.自動車 16名(35.6%)
1.飛行機
・のり[乗り]慣れていないから
・危険が迫ったとき[時]に自ら回避することができないから
・事故が起きたらほぼ死ぬようなイメージがあるため
・事故が起きた場合、自身は何もできないため。
・事故が起きると死ぬ可能性が高いから
・事故が自分の能力や注意などで回避できないから
・事故が発生した時ほぼ確定で死亡するから
・事故の映像がテレビ番組で流されている。
・事故を起こしたときに100%助からないと思うから。
・自動車は事故にあうとき[遭う時]短期的な死への恐怖を感じるが、飛行機は機内トラブルが起こった場合長期的な死への恐怖を感じるから。
・自動車は自身で安全を確保できるが、飛行機は身を任せるしかないから。
・自動車よりも1回の事故[=恐らく「犠牲者」の意]が多い[「い」は不要]く命を落とす可能性が高いから。
・自分が操縦できず、他人が操縦せざる負えないため
・自分で運転が出来ないから
・車では行けない遠いところでもいけるから
・重いため。
・助かる可能性が低いから
・乗った経験がないため
・乗りなれて[慣れて]いないから
・乗車時に事故が起きた場合、飛行機のほうが被害が甚大であるから。
・他人が操縦しているから。
・他人に身をゆだねる[委ねる]から。
・鳥がエンジン内部に巻き込まれることにより、炎上するため。
・墜落したら助かる道がないから。
・鉄の塊が空を飛ぶことが不思議だから
・飛行機で事故を起こしたとしたら、高い確率で死ぬから
・飛行機の方が安全面に関して注意していると思うが、自動車のほうが乗り慣れているから
・飛行中に事故事件が起きたら死ぬ可能性がかなり高いから2.自動車
・一度引かれた[この場合は「轢かれた」]記憶があるから [痛々しい...]
・運転が上手ではないので、飛行機に乗って事故に遭う確率よりも、自動車を運転して事故に遭う確率の方が高いと感じるから。
・事故の危険が高いから
・自動車のほう[方]が慣れ親しんでいるから [その理由により「怖くない」ということでしょうか]
・自動車は不特定多数の人が運転していて、数も多いから事故が多い層[「よう」?]に感じる。 [お話ししたように、比較にならないほど多いです]
・自分が気を付けていても他人によって事故が起きやすいから
・自分の目で[事故を]見たことがあるためリアリティがある。
・乗る回数が多く、それに伴い事故が起きる可能性がふえる[増える]から
・飛行機による事故はあるが、自動車の事故に比べて[発生確率は]低いため
・飛行機に比べて事故が起きる確率が大きいから。
・飛行機に比べ事故の可能性が高いから。
・飛行機は、事故発生件数が最も少ない乗り物であることを知っているから。
・飛行機は絶対運転しない。また、事故発生率は飛行機の方が圧倒的に少ない。
・飛行機よりも自動車のほう[方]が道に対する数が多い。自分の運転手がうまくても他の車の運転手が下手な可能性があるから。
・飛行機より事故が起こりやすいから
・免許の取得難易度が違うことと、運転に関わる人数が違う(車だと運転士一人で、飛行機だと機長、副機長、管制官など)。 [確かに、航空機の運航は、整備員などを含めてのチームプレーですね]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・1か月前までマズイと思っていた青汁が、今では毎日飲むくらい好きになりました。 [へぇー。センセイはまだ飲んだことがありません]
・STAP細胞の話を久しぶりに聞いたので懐かしかった。死者の数が溺死と火災だと溺死が多いのという予想は当たった。 [冷静に考えるとわかるのですが、印象はずいぶん違いますよね]
・いろいろ学べました
・またよろしくお願いします
・やることはできた [以上、次回、次々回にご期待ください]
・リスクと費用を考えるとともに、それらを使用する顧客を納得させることも重要なことであると理解した。 [その通りなんですね]
・安心・安全の重要性について学ぶことが出来た。
・安心かどうかは使う人によって変わるため、土木技術者は科学的かつ倫理的な面も考える必要があると感じた。
・安心と安全について、フォードなどを例とし、学習した。
・安心と安全の違いが理解できた
・安心のイメージで質問の答えが変わってくるのは面白いと思った
・安心安全をいかに伝えていくかが重要である。
・安全・安心について理解できた。 [以上、ありがとうございます]
・安全って言葉は日本でだけ存在する言葉だった [日本語の弱点は、使い方によって特徴になるということです]
・安全と安心は必ずしも一致せず、例えば交通事故と飛行機事故では飛行機事故の方が衝撃が強いため、主観である安心が得られない。 [その通りなんですね]
・一年生の頃から不正行為について再三注意されてきた意味が分かった。 [なるほど]
・火災よりも溺死によって起きる事故が多いのは驚いた。 [事実と印象は、時として相違したり、場合によっては乖離(かいり)してしまうこともあるんですね]
・改めて雪印コーヒーのおいしさを知った [別な意味で、なるほど]
・寒くなってきましたね。先生も風邪に気を付けてくださいね [ありがとうございます。ただし現在風邪を引いているわけではありませんので、その点はご安心を]
・技術者になるにあたり、安全と安心やリスク管理などを正しい倫理観を持って判断できるようになりたい。 [まったくその通りですね]
・今回は、集団思考について学んだ。 [集団になるといわば、別な生き物になるんですね]
・市民との理解の共有が大切だと感じた [その通りで、これから特に大切になります]
・私利私欲のためではなく、社会のための技術者である必要があると思った。 [素晴らしい。これからもぜひそうあってください]
・事故件数と、安心感は直結しないことが驚いた [そうなんですね]
・社会のためになる話をたくさん知ることができた。 [ありがとうございます]
・集中して受講できた。 [素晴らしい]
・重点を置くところが大切だと感じた [仰る通りで、状況に応じてポイントを絞ったり切り替えたりする必要があるんですね]
・前回の課題をやり忘れてしまったため今後気を付けて行きたい [ぜひ]
・損か得かで考え方が変わるのは面白いと思った [でしょ?]
・大きな企業、かいしゃ[会社]でも不正、人為的に外れた行為を行う場合が存在するため注意しなければならない。 [その通りです。就職活動の際、ぜひ相手企業の様子を確かめてください]
・遅刻してしまったので、次回からしないようにする [ぜひ]
・溺れることによる死者数が思いのほか多いことを知った。 [印象とずいぶん違ったのではないでしょうか]
・飛行機ってかなり安全なんですね [そうなんです。でも...]
・飛行機の安全性に関して、実際の安全性と私たちの考える安全性に感じ方の違いがあることが面白いと感じた。 [事実と印象はずいぶん違うことがあるんですね]
・飛行機の事故率もっと高いかと思っていました。 [実は非常に低いのですね]
・飛行機は安全で安心できない。 [「安全だが...」という意味でしょうね。気持ちはわかる]
・僕も朝は鼻が出やすいタイプで今日は特にすすりながら授業を聞いていました。 [おぉ、お友達]
・論文や研究結果などを改ざんしていることが世の中では、多く行われていて驚いた。 [残念ながら、これが現実です]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。