2020年10月28日更新

3FY1クラス
第5回:2020年10月28日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※第5〜6回では、ケースメソッド事例に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・グループ討議

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議

学習課題 予習・復習

・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・復習・次回に向けた予習: 討議内容についてのさらなる検討(課外でのグループ討議)(120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴していただきました。「もし自分が主人公だったら」どうします?
A.(議論前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)

・あれだけ問題があると報告しても、変わらなかったため会社の方針に従うと思う。
・クライアントに直接相談する。 [いつ、どこで、どうやって? また自社や、上司に断って? 無断の場合彼らの立場は?]
・どうしても販売を延期するように懇願するが聞き入れてもらえない場合、罪悪感や聞き入れてくれない上司に対して恨みの感情を持ってしまう。
・どうにかデメリットを提示して説得し延期してもらう。責任(退職)は自分がとる[取る]といい[言い、]社長に被害が行かないようにして延期をしやすくしてもらう。にた[似た]ようなことがこの会社では何度も起きそうだなあ
・プログラム担当とハードウェア担当との連携ができてなさ過ぎる、成長するためにリーダーをやらせるのなら[、]上司だろうが関係なく反抗するんじゃないと思ってしまった。
・プロジェクトリーダーを今回限りにする
・ほとんどの人が納期に間に合わせることを優先し、命令に従わざるを得ない状況になったので、自分もそれに従う。
・ほんとにこれでいいのだろうかと心配になる。万が一があった場合、自身に責任が来ないかどうか怖くなっている。
・もしも主人公であったならば、他者の圧力に屈してはならない場面で屈しない努力をするだろう。どのみち問題が起きたときに、責任者として名前を上げられ[この場合は「挙げられ」]てしまう。
・もし自分が主人公だったら、製品発表は延期するべきだと思った。なぜなら今回のように問題を解決しないまま無理に製品化に踏み切って事故が起きた場合、何年後先の会社の経営にまで悪影響が及ぶことになり結果的により大きな損害を招く結果になると思ったからである。
・もし自分が上司だったら、仕事に嘘はつかないべき[「つくべきではない」がより適切]だと思う
・もし主人公の立場だったら、仕事をやめたい[辞めたい]と感じると思った。
・リーダーだろと言われてきたがその割にはリーダーとしての意見に聞く耳を持ってくれなかった。石川さんの立場なら、リーダーの立場を分かってあげられるはずだ。そのため、石川さんは責めるばかりでなく問題の解決策を一緒に真剣に考えるべきであると考える。
・リーダーやめたい。先輩を部下に配置するな 納期に無理がある。
・何でも話せる職場環境なのに、話しを聞いてくれない。上司も力になってくれない。事件が起きたとしても上司に責任を預ける。
・課長が市場にでたとき[時]の危険性をわかってくれない
・課長は先方との契約した納期・コスト・性能・大きさを満たさなければならない。もし、途中で設計変更を行えば経営に影響がでるほどの損失が生まれ、課長の責任となる。課長は娘がおり、ローンも残っているため会社をクビになるわけにはいかない。
・危険の恐れがある為、販売は行わない [どうやって上司他を説得し、中止を実現しますか?]
・危険性があることを意見する。何度意見しても聞いてもらえなければ諦める。
・技術者として自分の意見を貫いていきたいと感じた。
・結果自分にも責任が帰ってくるので、言いたくても言えない状況にイライラする。この職場に失望する。これからこの仕事を続けていけるか不安になる。
・言いたいことが言えない窮屈な職場環境だと思った。
・細谷さんになった場合、リーダーになった部下をサポートする。リーダーになれなかったからと言って、部下に強く当たってはいけない。
・私がもし技術者の場合、映像で出てきた人と同様に、報告書を書き換えていたと思う。会社間の信頼関係ももちろん大切であるが、会社内の人間関係も今後長く会社にいることを考えれば、とても重要な要素となってくる。私であれば、この選択を自分で行うのではなく、上司の最終決定に託すと思う
・自分が作ったものが原因で、使用した人に危険が及ぶ可能性があるということを考えると不安で仕方ない。しかし上司に問題はなかったことにしろと言われるので、先方には黙っておく。製品発表のまでの3週間で間に合うように努力はする。
・自分が主人公の立場なら、自分がチームリーダーになった企画で失敗したくないため、不良品は世の中に出したくないと感じた。しかし、会社の決定もあるため、出した商品で事故があった場合、誰がどのように責任を取るのかが難しいと感じた。
・自分の意見に向き合ってくれる人物が少なく、どうすれば良いか分からなくなってしまう。
・実際に現場の状況を見て問題の難しさを知り見ていて辛くなった。自分が主人公の立場だったら上司には逆らえずこのまま製品化を進めてしまうだろうと思う。
・主人公:発表当日までに上司や周囲にも働きかけも自身の業務にも尽力したのに問題の隠蔽を止められなかったので、流れに身を任せるしかない。
・主人公だったら、たとえ会社の指示でも従わない。または、正しい資料を改めて作っておく。
・主人公と同じような状況で終わる
・主人公の立場だったら、商品をお客様に満足してもらうために奮闘したのに改良できなくて残念だと思う。
・主人公は多方面に相談しようとしていたが、親身に相談に応じてくれる人がいない、という状況に追い込まれていた。主人公は行き場がなく、辛かったことが伺える。
・商品の安全性が完全に確保できないまま世の中に出す不安が大きいが、そのことを上の人に理解しても会えないことへの悲しみも大きいと感じると思う
・上司である石川さんの進退を重んじるなら、黙っていた方がいい。
・上司に自分の意見を聞いてもらえなかったり。冷たくあしらわれてしまったらとても傷つくと思った。もし自分が主人公であったら危険であったとしても上司の指示に従ってしまうと思った。
・上司の言った通り、商品化してから、できるだけ早期に解決する。リコール込み。
・真田さんはリーダーとして、上司や後輩にもっと相談して頼ったほうが良い。
・製品に不具合が出た場合に、自身の責任が軽くなるよう、課長との話し合いをもう一度行い、その内容を録音しておく。
・石川さんよりも上の上司に報告する。
・板挟みになってどうすればよいか分からなくなる
・報告書の作成者を変えてもらう
・黙秘する。
・問題が生じても証拠がないため信じてもらえていないことが多かった。問題が生じても証拠を持って上司と話すべきだと考える。
・問題の原因が解明できないことに、罪悪感や責任を感じる。たくさんの人が関わっており、迅速に対応できないことに腹が立つ。
・問題を報告する。自分なら、自分をリーダーにした上司に問題があったと考える。会社の利益より、技術者としての倫理と自分の人生の方が大事である。
・予定通りに発表できるような対策を施すしかない。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・GSユアサ…京都駅を出て鉄博を過ぎた後ですか…向日町駅の辺り?あれ、行き過ぎてます? [行き過ぎです。ホントに鉄博を右に見ながら西大路駅を過ぎたばかりのところです。桂川の手前に、工場が続いています]
・セブンステップガイド難しいと感じた [難しいです。特に最初は。だからこそ、繰り返して「体で覚える」しかないのです。漢字や自転車の練習のようなものです。ちゃんとやれば慣れますよ]
・ソーラーブラインドの抗議ビデオに関しては、非常に難しい問題であると思ったので是非他の学生の意見も聞いてみたいと思った。 [確かに。今回はWebに載せるだけでなく、議論の参考のために印刷して配布します]
・ちゃんとした俳優さんもお招きしてとても凝っているなと思った。 [予想外だったのでは?]
・ちゃんと出席はしたい [もちろん]
・とても難しい内容であるが、自分の考えや意見を押し通せる世の中にあればよいと感じた。 [この点に関しては、次回]
・ドラマが2日で撮影されたというのに驚いた。 [編集の方に時間がかかるんですね。ただしこちらは少数での作業ですが]
・ドラマの作りがかなり本格的な感じで驚きました。
・ビデオが面白かった
・ビデオ教材を視聴して、いろいろと考えさせられた。 [以上、ありがとうございます。若手の先生が制作されました]
・ホワイト企業で働きたい [もちろん。会社選びは大切ですよ]
・もし自分の立場であったら、上司の意見を覆すことができないとおもうため難しいと思った。
・リーダーになることは責任をなんでも押しつけられることが分かった [以上については、次回議論、考察しましょう]
・意外と役者がかっこよかった。 [ありがとうございます]
・映画の一部じゃなくて大学が作ったビデオなんですか? [そうです。国から予算をもらったので、それで若手の先生が制作しました]
・映像が面白かった。将来、会社員として働いたとき自分ならどうするかを考えながら見ていたが、課長の意見も間違ってはない部分もあるように感じた。 [なるほど。続きは、次回]
・会社から圧力をかけられた場合、歯向かうことが出来ないと感じた。
・会社の風潮が良くないと思った。 [以上、こちらも次回考えましょう]
・技術系のプロジェクト活動をしていたので、ものすごく立場がわかる動画だった。心苦しい。まず上司は[、自分で]開発したことあんのかといった発言だった。それに先輩の俺のプログラムは間違っていない発言にはおどろいた[驚いた]。そんなことはあり得ないし、そう思ってももう一度調べてみる[、だから]一緒に頑張ろうと一緒に考えていかないと解決しないこともある。実際プロジェクトでもあった。あの先輩は共同開発向いてないどころか癌になる。いや[嫌[に]]なっている。 [生々しくリアリティがあり、そして貴重な意見です。続きは、次回]
・技術者は大変だと思った。 [大変です。ただしやり甲斐もあります。決して、ネガティブな印象を与えることが目的ではありません]
・金城さんが内部告発しそうな雰囲気ではあった。色沙汰は時に判断を鈍らせる [彼女については、たぶん、次々にご説明します]
・金沢工業大学がドラマに参加しているのに驚いた。
・工大がビデオを作ったのがすごいと思った。 [以上、参加ではなく、制作主体です。若手の先生が制作しました]
・今回の映像のように、相談に親身に応じてくれるかは別として、主人公のようにできる限りの行動を起こしてみることは重要であると感じた。 [なるほど]
・今回の講義で、自分とは違った意見を聞くことができた。
・今回の講義ビデオを視聴して、主人公の立場でどのように立ち回るのかを考えた。他の人の意見も聞いて、自分の視野が広まった。 [以上、短時間の簡単なグループ討議で、ということでしょうね]
・今回ビデオを観て、似たような状況に置かれる技術者は多いのではないかと思った。 [その通りです]
・今後、今回の大規模なプロジェクトのように今後の仕事人生においても重要な選択をする場面があると考えられるが、そのような場面で適切な選択をできるような人間になっていきたい。 [まったくその通りですね]
・今日も天気が良かった。 [今週は割合好天に恵まれるようです。ただし今晩遅くは寒冷前線の通過で雨になるかもしれません]
・最近ホットミルクにハマっています。 [なるほど。心が安らぐだろうし、健康にも良さそうですね]
・仕事で、誰も味方にいないというのは、かなりストレスが溜まると感じた。人のせいにして少しもフォローしない人とは、同じ職場になりたくないと感じた。自分自身も、責任逃れで同じことをする可能性があるため、意識するようにはしたい。 [気持ちは、わかる]
・自分がブラック企業の会社に就いたと感じたらやめるようにしたい [この件に関しては、次回]
・自分の意見を聞いてもらえないことがこんなに苛々することだったのかと感じた。 [こちらも。実際には非常に辛いものですよ]
・主人公が入社2年目にしてリーダーとして一生懸命奮起しているにもかかわらず、上手くいかない姿が悲しかった。 [入社後数年という設定です]
・上司の主人公に対する冷たい態度がリアルで怖いと思った。 [この点に関しては、次回]
・真田さんが可哀想に感じた。 [こちらも]
・釣りバカ日誌の浜ちゃんみたいな人生が正解なのかもしれない。 [昭和の会社だったら、浜ちゃんのようなキャラクターも必要でした。でも現在はどうなんだろう]
・動画の内容は問題がわかりやすいように描写されていると感じた [ありがとうございます。まぁ、そのためのビデオですからねぇ]
・動画を見て、上司の人はもう少しチームリーダーの意見に耳を傾けて欲しいと思った。問題点の根拠も大事だが、可能性の考慮も大事だと思った。 [こちらについては、次回]
・特になし [はい]
・年上の圧[力]には勝てない [この点については、次回]
・来週の討論が楽しみです。 [ぜひぜひ]
・理想だけで働くのは難しいのかなと思った。 [こちらも、次回]
・倫理の授業に実技があったらおもしろそうだなって思いました [確かに。ただし今回と次回も、一種の実技のようなものですよ]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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