2020年12月8日更新
3FM2クラス
第11回:2020年12月8日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※高度技術社会における技術者の新しい役割
・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
1.飛行機 38名(57.6%)
2.自動車 28名(42.4%)
1.飛行機
・スピードが速いから [自動車と比較すると、一般道だと20倍くらい、高速道路でも10倍くらいの速度です]
・なん[何]となく [もちろんこの意見も大歓迎です]
・位置エネルギーがすごい[凄い]ため [運動エネルギーもK=1/2mv2なので相当なものです]
・緊急時に降りれないから
・空の上だから
・死ぬときの絶望感が半端ないから
・死ぬ確率が多い[確率なので「高い」が適切]から
・事故=ほぼ死亡だから
・事故が起きたとき[時]のドキドキ感が大きい
・事故が起きた場合の被害の大きさが飛行機のほうが高そうであるため。
・事故が起こると絶対に助からないから
・事故が発生した場合助からない可能性が車より高そうだから。
・事故が発生すると助からないことが多い
・事故になったときほとんど助からなさそうだから。
・事故に遭ったら死ぬ確率が高いと思う
・事故の数が圧倒的に少ないと思うから。
・事故の発生率は低いが、死亡率が高いから。
・事故率として、自動車の方が多いが、飛行機は事故をしたときに助かる確率が低いため
・事故率は低いが、少しでも不具合があるとほぼ死ぬから。
・自動車にくらべ、自己[正しくは「事故」]した[=に遭遇した]時の死亡率が高いため。
・自動車は乗り慣れており、飛行機のほうが経験が少ないから。
・自分が運転するわけでもなく、あまり乗らないため不安感のほうが強い。
・車よりも理解している部分が少ないため
・上空にいるので助けを求めることが難しい。助かる確率が少ない[確率なので「低い」]
・乗ったことがないから。事故の被害が大きいため。
・乗ったことがなく未知数なので
・乗客はなに[何]か起きた時にどうしようもないから
・大きいから
・着陸という動作があり、ハプニングが起きた時に自動車よりもリスクが高そうだから。
・墜落したとき[時]助からない方が多いから
・飛べる理屈を知らないから
・飛行機での事故は死ぬ可能性が大きいと思うから。
・飛行機に乗ることがあまりないから
・飛行機の事故は死亡する確率が高いから
・飛行機の事故確率はとても低いことは知っているが、やはりテレビなどでみる[見る][事故の]イメージのせいで怖く感じてしまう
・[万一の際、]飛行機はしゃれにならない2.自動車
・[自分は安全運転であっても]いろんな人が運転しているから。
・どちらも、事故にあった場合は死傷する可能性が高いが、自動車は周囲にもたくさんいるため、自分が気を付けても他人が事故を起こす可能性が飛行機よりも高い。
・一度軽い事故のようなことを経験してから[、自動車は]人を殺せるものだと思ったから [その教訓を今後に生かしましょう]
・運転する側でも運転される側でも、飛行機に比べて乗る頻度は高く、運転手の技量とは別に交通事故に合う[事故の場合は「遭う」]可能性があるから
・運転できる人が多いため様々な事故が起こりやすいと考えたから
・何回も乗るため、事故を起こす可能性が飛行機より高い
・危険分子[=「要素」のこと]が多く事故率が高いから(ほかの車、人、動物、路面状況、車の利用者が多いなど)
・最近よく車が大破したり大きな損害が出ている事故をよくみる[見る]から
・事故が起こる可能性が高い
・事故の原因となる要因がとても多い
・事故の発生率が一番高いから
・事故率が高い
・事故率が高いから
・自動車は事故発生率が大きいから [以上、事故発生率は航空機と桁違いです]
・自分が運転したときに怖い思いをしたことがあるため。(事故にはなりませんでしたが...) [こちらも今後の運転に生かしましょう]
・自分が運転すると注意を怠って事故を起こす気がするから。
・自分が運転するのであれば、事故にならないか心配だから
・自分が運転する場合を考慮すると、様々なリスクに直面する可能性が高いから。
・自分で運転する場合、自分のせいで誰かを傷つけてしまう可能性があるから。
・周りに走っている量[台数のこと]などを考えたら事故率が高そうだから
・乗る頻度が多い[頻度なので「高い」]から
・身近で一番使う物であり、予想していないことにも対応しなければいけないから
・走っている車の数が多いから
・飛行機の事故は宝くじ[の]上等あたるくらいに確率が低いし[、]そんなに乗る機会がないから。
・飛行機は航空会社からの安全をある程度保証されているから。自動車だとある程度のリスク管理をしなければならないので。
・飛行機は障害物がほとんど存在しないが、自動車は地上を走るため障害物が多く、衝突する可能性が高いため。
・飛行機よりも乗る機会が多く、実際の事故率が圧倒的に高い。
・目に見えるところに危険が溢れているから
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・おなかが痛いです。 [どうしたのかな。気温が下がっているので、身体を冷やさないようにしましょう。風邪も引きやすくなりますし]
・これから課題が続くので頑張っていきたいです。 [ぜひぜひ]
・しっかりと授業を受けれた [それは良かった]
・テスト辛い [今週はテスト週間だそうですね]
・どこまで安全性を求めるかの見極めが重要だと考えた [まったくその通りです。唯一絶対の正解はありません]
・とても忙しい時期に入ってしまった。 [今週はそのようですね]
・みんなタイピング早い[この場合は「速い」]なと思った [アンケート他の回答は次の時間の開始時刻までです。余裕は充分ありますから、焦る必要はありませんよ]
・もし自分が乗っている時に事故が起きたら怖い [もちろん。ただし自動車はいつか事故と遭遇すると覚悟してください]
・よく学べた [ご苦労様でした]
・リスクについてよく考えさせられました。
・リスクを考慮するうえで全ての要件をクリアすることは本当に難しいと感じた
・リスク管理が重要だとわかった[以上、やはりリスクは取り扱いにくい内容です。ただし技術者として必ず考慮する必要があります]
・安心と安全が大事だと感じた
・安心と安全は違う
・安全と安心 [以上、重要な点ですね]
・安全と安心の話を聞いて、その点でやはり日本製のモノはその両方を少なからず両立していることに気づいた。 [その通りなのですが、全世界的に見ると、安全性などの品質を求めすぎるあまり、競争に負けているという面もあります。難しいところです]
・外が寒かった [今日はこれから寒気が入り、どんどん寒くなるそうです]
・確率と受ける印象で結果が違うんだと感じた [でしょ?]
・寒かった
・寒さがすごいです [以上、これから寒気が入るので寒くなります。来週前半は何と、雪の予報です!!]
・企業でのもつ[持つ][社会的]責任を考えることになった [その通りなのですが、皆さんは入社する立場なので、それをちゃんと目指している会社なのかどうかをぜひ見極めてください]
・機内で映画を見たことがあるが、イヤホンの線が短くて音が聞きにくかった [今日の最後でヘッドホンをしていましたが、飛行機に乗る時はいつもこのBOSE製ノイズキャンセリング機能付のヘッドホンをしています。飛行機に搭載してあるのは使いにくいですよね]
・技術者になるみ[身]として感じるものが多かった
・技術者はリスクを背負いながら働き[、]リスクの対策を考えながら動かなければならない。 [以上、まったくその通りですね]
・技術力が上がれば安全性も上がる [一般的にはそうなのですが、逆の場合もあります]
・結局はリスクとの折り合いなのだなと思った。 [その通りです。ただしよく調査し、考えた上でバランスを取る必要があります]
・個人的には飛行機は何度か乗ったことがあり、車よりものりごごちはいいしリラックスして乗れる。何よりも事故が圧倒的に車より少ないので車より安心して飛行機に乗れるとおもった[思った]。 [凄いですねぇ。センセイは今だに飛行機を好きになれません。北海道や九州へ行く時も可能ならば鉄道を利用します]
・国ごとに考え方が違い、それによって個人や企業の判断が異なる。 [BSEの件ですね]
・今週は、前回見落としていた内容を再確認できた。 [前半の振り返りですね。問題点はいろいろありますが、よく考えられた教材ですよね]
・最近寒いです。 [実際、気温がどんどん低下しています。前述(↑)しましたが、寒気が入り込むため、来週前半は雪との予報です。12月中旬なので、当たり前といえば当たり前なのですが]
・最近体調が良くありません [テスト週間で、疲れが溜まっているのと、気温が下がっているからではないでしょうか。テストを乗り切ったら、ゆっくり休んでください]
・自動車よりも飛行機の方が怖いという人の方が多くて意外だった。 [飛行機は平気、というわけですね。センセイは未だに慣れません。]
・車の速度が実際何キロで走っているのかが気になった。 [センセイの場合は誤差数%でした]
・授業の途中でパソコンが勝手に再起動し始めて20分くらい入れませんでしたすみません... [まぁ、こういうこともありますよ。内容が気になるようだったらお知らせください]
・集中して受けることができた [素晴らしい]
・正しい行為とは [ある意味、この問いこそ、この科目の内容そのものですよね]
・前回の討論についてまとめることができた [設定に無理はありますが、それでも良く作られたビデオ教材ですよね]
・他の授業の試験やレポートを考慮してもらえることが本当にありがたい... [いえいえどういたしまして]
・冬に欲しいものが多すぎて困る [なるほど。それなら資金の確保など、いろいろなことを頑張らなくちゃね]
・内部告発なんてするもんじゃないなと思った。 [難しい問題です。やはり最後の手段は確保しておく必要があります]
・難しかった [後半の安全、安心、そしてリスクの話だと思いますが正直なところ、やはり難しいです。あまり焦らずに進みましょう]
・日本って、何故ゼロリスクを求めるんだか [その通り。現在はそれが弱点になりつつあるんですね]
・飛行機って人生で5回も乗ったことがないんですけど毎回着陸の時は不安になります。 [気持ちは、わかる]
・飛行機と自動車どちらも安全に [もちろん]
・飛行機の安全性は、理屈では納得できても感情ではまだ怖い部分がある。 [でしょ? それが安全と安心の違いなのです]
・飛行機の事故率が低いのは驚いた。でも怖いから苦手。
・飛行機の事故率の低さに驚いた [以上、そうなんです。でも頭ではわかっていても...]
・飛行機も進化しているんだなと思った。 [航空機は国際的に標準化が進んでおり、トラブルに関する情報がきちんとフィードバック、そして共有される仕組みになっています。それが安全を支えているんですね。対照的なのが原子力発電です]
・飛行機怖い [気持ちは、わかる]
・普段の運転の際には事故に気を付けようと思った [まったくその通りですね]
・物事を俯瞰的に見ると言うことは難しい [その通り。だからこそ、この科目その他が必要なんですね]
・別科目とかの[課題等]やることが多すぎて時間が足りない [気持ちは、わかる。でもここが踏ん張りどころです]
・法律がざるだとまともに機能しないんだなと思った。 [政府は果たして国民の方を向いているのか、という問題です。似たような事例がいくつもあります]
・問題の分析や解決方法について数字で冷静に判断する必要はあるが、同時に人身事故等の倫理的な問題とのバランスを考えた対策を行うことが難しいということが分かりました。 [ありがとうございます。簡単に解決する問題ではなく、ずっと考え続ける必要があるんですね]
・旅客機の事故率の低さは厳密なリスク管理にあると理解できた [前述(↑)したように、きちょうな情報がきちんとフィードバックされているんですね]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。