2021年6月15日更新

3ER1クラス
第9回:2021年6月15日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

Reflections 1
(専門分野特有の問題に関する志向倫理的検討)

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の聴講

学習課題 予習・復習

・予習・復習:課題5(90分)
・予習:課題6(Agora上でのケースメッド事例の倫理的問題構造、事実関係、ステイクホルダーなどの把握)(100分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.1. CO2を原因とする地球温暖化に関して、懐疑的な見方があることをご紹介しましたが、説得力を感じましたか?
A.1. (講義の中でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます。今回は敢えて極端な説明をしましたので、本当のところはどうなのか、ぜひご自分で調べてみてください)

1.説得力を感じた

39名(90.7%)

2.説得力は感じなかった

4名(9.3%)

1.説得力を感じた

・いろいろなところで矛盾があることが分かったから
・しっかりとした計測結果が資料としてあったため
・そういう考え方もあるなと感心したから。
・ソースがきちんと提示されていたから
・データより読み取れることを加えると[、]よく耳にした内容はデマであったように感じたため。
・データを基になぜそう考えられるかを説明されたから。
・データを出されたから
・まあ感じた。それも一つの可能性であることは間違いない。しかし、確信的なことが言えないようにまだまだ地球については知らないことが多くある。だから頭ごなしに否定するのではなく柔軟に考え可能性の一つとして考えるのが一番良いことだと思われる [まったくその通り]
・ヨーロッパは植民地支配をしていたから。
・一つの視点しか見ていなかったので新たな視点から物事を判断する材料だったから。
・温暖化に対する報道の仕方が日本と海外で違うのは個人的に納得できた。
・温暖化を阻止することはやはり現実味がないのかなと思った。
・確かにそうだなと思ったことが多かった
・寒冷化によって食料が確保できず殺し合いが起こるというのはとても興味深かった。 [冗談抜きで、寒冷化は怖いです]
・既知の考えにどうしても固執してしまうことが多いから
・気候変動に関しての太陽のデータが多くあり、説得力を感じた。
・見せてもらったグラフや表がうその可能性などもあるがそれらを見ながらだと説得力がある
・今の環境大臣が嫌いだから。 [まぁ、「セクシー」と仰った方ですからねぇ]
・今まで知っていたことより、資料があり説明されていたから
・根拠があった.
・自分が、温暖化についてあまりし[知]らなかったから
・自分がいかにかたまった[固まった]考え方なのか感じたから
・自分の知らない情報だったため。
・自分の中での先入観があったからか、今回の内容がとても不思議に思えて興味を持った。
・数値的に証拠があるから
・先生の説明が理路整然としていたから
・地球温暖化は叫ばれるだけ叫ばれて、実感することはほとんどなかったので説得力があった。
・提示されてない情報もあるだろうから全てを盲目的に信じることは出来ないが、示された根拠は納得できるものだった。
・難しい話であるがある意味真意をとらえているような気がした
・納得できたから
・比較したグラフを使っていた点が説得力があり、必要条件と十分条件を区別できる点が説得力あった。
・氷が解けることなどにより[海]水面に影響がでないということを初めて知ったから [陸地の氷河は別です]
・氷が解けると水面が上がる、ということがいままで信じられなかったため、今回の解説の方がしっくり来た。
・別の見方をしたことによって、自分の知識が間違えている可能性を知ることができたから。
・北極の氷などは、前々から聞いていたし、気温変動と二酸化炭素のグラフを見て納得しました。
・話を聞きながら、確かにそうだなと感じたから。

2.説得力は感じなかっ

・少し偏った意見に感じた [少しではなく、大いに偏っています]
・逃げてるき[気]がした [なるほど]


Q.2. 「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.2.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)

1.内部告発する

30名(62.5%)

2.内部告発はしない

9名(18.8%)

3.その他

9名(18.8%)

1.内部告発する

・あと[後]から、別の方法で世間にばれたときに困るから
・このまま放置してしまうと市民に健康被害がでてしまう可能性があるため、内部告発をする。
・これ以上会社の中だけで議論しても話が進まないから
・しっかりと世の中に悪影響をもたらすことなら[、]マスコミ[に]ではなく[、]自分で会見を開き真実を伝える。
・してもしなくてもクビにされるならしたほうが市民のためになるから
・してもしなくてもどちらにしろ職を失う可能性が高い。そうなった場合、いいことをしたほうがいいのかなと感じた。
・どちらにしてもいずれ見つかる[=発覚する]から
・マスコミがすでにこの件について嗅ぎつけていたから [お伝えしたように、どこからその情報を得たかは示されていません。可能性があるとしたら市からと考えられます]
・汚水の報告書にサインするのが自分で、もし発覚したら責任が集中するのであれば内部告発する。ばれたらアウトで職を失うなら、自分でばらして技術者としての名誉を守る。
・会社だけでは問題を解決できないから
・会社の人は誰も相手にしてくれないし、このままだと自分の責任になるから
・改善できるような余地はないように見え、自分の資格にも影響するため
・危険と分かっており、[市民に]被害が出るのは時間の問題であるため
・[市民に]健康被害などが出てしまったら自分の責任になるから
・後々に責任を取るのは自分であるし、免許もはく[剥]奪されてしまうから
・市やそこに住む人に危害が加わるため
・[自分なら]市役所と連絡をとる。
・私がサインをするため、また環境問題になるから
・自分にはそうする責任があるから
・自分は内部告発するとおもう。ジャクソンと同じように有害物質が仮にばれないとしても未来の子供達には影響を及ぼしてしまう。そのような未来を捨ててまで自分の利益のために行動するようなことは絶対にしたくないから。
・人が死ぬかもしれないから
・人の命が関わっている以上、会社が対応してくれないのであれば内部告発するのも一つの手だと思う。
・正直に話してもしクビになったとしても[、]この真面目さを見てくれる企業に引き取ってもらえるかもしれないから。
・[社内の]誰も話を聞く気がないから
・遅かれ早かれわかり責任問題になるから
・内部告発して情報を提供する
・内部告発をして環境に配慮したということをアピールしていたら再就職ができる可能性があるから
・廃水による健康被害が起きた場合に原因がZコープ社であると報道されたとき会社の経営が出来なくなるから。 [この方は「2.」の可能性があります]
・畑に毒物を垂れ流すことはどうしてもしたくない。しかし上司は話を全く聞き入れてくれなかったため、内部告発をするのが最も良い方法だと考えた。

2.内部告発はしない

・それだけ上司に反対されたらあきらめ[諦め]てしまう
・[会社からの]圧力が大きく、難しいと感じた
・会社に弁護士がいるなら任せる。
・基準は時代が変わるごとに変化するというのもあり、マスコミは組織への自制の目的で用いるものである為に、今後、生産性が増えることを考えると公表したほうがメリットになると思うが、手を尽くす前から公表すると問題方法の自由が利かなくなるために告発しない。
・[排出状況が]市の決めた範囲内なのであれば、問題ないと感じてしまうだろうから。
・職を失いたくないから。
・内部告発する前に問題を解決しておきたい。
・面倒だから
・内部告発をするとZコープ社と市のイメージが非常に悪くなり, Zコープ社の社員や市民が不利益を被るから.

3.その他

・どうせクビになるのなら何も答えずにクビになる
・基準が厳しくなった瞬間にビジネスが成り立たなくなるので、環境保全に関する経費をかけてもらえるよう問題を証明する
・規制の数値や計測方法の見直しを市と行い、その結果をもって判断をする。
・経費を使わない改善方法を考える
・今は断定できない、もう一回見直す
・勝手に会社の情報を流出させると後々会社側から訴えられるから。上司に問題の重大性をきちんと説明した上で、市の環境を担当する部署に事態を報告する。
・内部告発するけれど、マスコミじゃなくて政府に資料を渡します。それと、ヒ素とかの被害者がいるのか調べたい
・別の機関に汚染のことを聞き入ってもらう


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

[今日の一言]

・レジ袋の原料のナフサは他のプラスチック製品の原料にもなるので, 有用な資源であると思う. [確かにやや乱暴な表現でした。仰る通りナフサは有益な原材料です。お伝えしたかったのは、原油から取れる物質は全て有用に使い切るべきだということです]
・温暖化についての資料が偽装されてたとか……公的機関が嘘をついてたらパンピにはファクトチェックのしようがないですね [確かに]
・環境について少し見方が変わった。
・環境問題のことで客観的に考えて事実を明らかにすることが重要であると感じた。
・環境問題は線引きが難しいと今日の話を聞いて感じた。
・今まで知っていたつもりだったものが間違いだったと知れてよかった。
・自分が持つ知識が本当にあっているのかを、別の見方をすることで確かめてみることも大切だと思った。
・情報の確実性を見極めろと良く言われるが、余程細部まで精査し多角的な視点を持たなければ土台無理な事が分かった。
・地球温暖化についての話がとても興味深いと思った。自分でもよく調べてみようと思う。 [以上、今回はかなり偏った主張です。ホントにそうかどうかはご自身で確かめ、考えてください]
・北極、南極の温度変化による結果が予想と違い驚いた [でしょ?]

[視聴したギルベイン・ゴールドについて:こちらも議論に影響しますので、原則としてコメントは控えます]

・これまでで最も難しい問題であると感じた
・やはりエンジニアという職業は利益より安全を追求するべきだと思った。
・ルールの範囲内での、やっていいことと悪いことの判断の仕方は難しいと感じた。
・意見しにくい問題について考えるのは難しい
・鉛や、ヒ素って何を作ってるんのか、またアスベストのような危険なものの使用を変えたりというような、使用する素材の変更はできないのだろうか
・汚水の問題は基準値とその経過によってもたらされることを知った。
・技術者の立場と経営者での立場で板挟みされそうで怖いです。
・公害とか起きそう
・社会の闇は怖いなと感じた
・初めの説明もあったので、ごちゃごちゃにならずにビデオを見ることができた。 [それは良かった。初めて見た時は吹き替えはもちろん、字幕すらなかったため、何が何だかさっぱりわかりませんでした]
・女の偉い人が頑固でめんどくさいなと思った
・人物関係が分かりにくかった。
・責任を取ることは難しい
・男の人が多くてごっちゃになりました。 [でしょ?]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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