2021年6月17日更新
3EP1クラス
第9回:2021年6月17日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
Reflections 1
(専門分野特有の問題に関する志向倫理的検討)
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の聴講
・予習・復習:課題5(90分)
・予習:課題6(Agora上でのケースメッド事例の倫理的問題構造、事実関係、ステイクホルダーなどの把握)(100分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.1. CO2を原因とする地球温暖化に関して、懐疑的な見方があることをご紹介しましたが、説得力を感じましたか?
A.1. (講義の中でご説明しましたので、原則としてコメントは控えます。今回は敢えて極端な説明をしましたので、本当のところはどうなのか、ぜひご自分で調べてみてください)
1.説得力を感じた 41名(91.1%)
2.説得力は感じなかった 4名( 8.9 %)
1.説得力を感じた
・「実は?」の言い回しが興味深く感じる。
・さまざまなデータを見聞できた
・その通りだと思った
・たくさんある意見のうちの一つだと考えると納得できた。
・データがあるから
・データがしっかりあったから。
・どんな意見にも利益(金)が絡んでいるため。
・まず、先生という立場の人が説明していることと、グラフなどの数値を見て、一見理にかなっているように思えるから。また、そういったことの専門家でもないので、義務教育や高校で習った情報しか知らず、判断材料が少ない。そのため疑いにくくなっているから。正直何が正しいのか分からなくなった。
・もっと物事について深く知るべきだと思った
・一つの視点しか考えられなかったから
・過去の氷河期など納得できる内容があったため
・寒冷化よりまし [寒冷化は本当に怖いです]
・気温が低くなるとどうなるか、どうなっていたかなどの説明が付け加えられていて想像がしやすかった
・気候変動に関しての別の見方を知り、とても納得した。
・今まで知らない面を知ることができたから
・根拠が示されていたから
・資料を見てそうおもって[思って]しまったから
・自分が見えてるものがすべてではないから
・自分自身がその説明に納得してしまい、地球温暖化を重要視しなくなってしまったから。
・実際のデータを見ることができたから
・人間がどう頑張っても地球には勝てない
・数字で根拠が示されているから
・政治的な理由というのがすごくしっくりきた。電気自動車の話や海水面は上昇しないという話が、近年よく聞く耳にしていたことと同じだったから。
・説得に基づくデータがあるから
・説明が聞く限り一貫性があって道理として通っていると感じたから。
・他人に任せるのも一つの出だと思ったから。
・地球という長大なものを扱う際、人間的スケールはふさわしくないと考えるため
・地球温暖化については疑問を感じていた点が多かったので、今回の話のほうが納得できた。
・地球温暖化について考えられた
・地球温暖化によって、地表が上昇すると思っていたが上昇しないと知ったから。
・地球温暖化によって地球は少なからず滅びているから
・地球温暖化の表面部分しか知らなかったから
・地球温暖化よりも寒冷化のほう[方]が恐ろしいなど目に見えるものが全てじゃなくて時には一般論じゃないことも考える必要があることが分かったので説得力を感じました
・同じようなことを考えたことがあるから
・納得したから
・理由がデータとしてはっきり示されていたから。2.説得力は感じなかった
・グラフや話している内容が本当なのかがわからない
・[今日の説明も]一般論[だから] [ご説明した通り、一般論で押してくる人には気をつけましょう]
・納得できなかったから。
Q.2. 「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.2.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 31名(66.0%)
2.内部告発はしない 12名(25.5%)
3.その他 4名( 8.5 %)
1.内部告発する
・あと[後]のことをいろいろ考えると怖いけど、市民が被害に遭うよりはマシじゃないかと思った
・いずればれると思うから
・クビになるとは思うが、自分が報告を担当しているし、そのような企業にも勤めていたくない。内部告発者は雇いたくないと思われると懸念していたが、やましい[疚しい]ことがない企業ならポジティブに捉えてくれると考えた。また、マスコミのインタビューにはできる限り答える。
・しっかり根拠を調査し、結果をまとめたうえで告発するかどうかを判断する
・[内部告発]しなければ後悔しそうだから
・それ[汚染していること]が真実であるから。
・どう立ち回っても職を失いそうだと思ったので、どうせなら社会的に良いと思う行動とる。
・どのみち汚染物質が基準値を上回っていることがばれたらクビのようなものなので[、この際]内部告発してしまう
・どの選択肢も自分に対して、変わりはないから[、]あの部長もろとも追い込むため。
・ほうれん草[報連相]は大切だから
・やはり市民の身を危険にさらす[晒す]ことはできない
・リスクあるけど、告発しないでばれたら、もっとやばいから
・[市民の]安全第一
・会社を辞めるか資格を取られるか[の二者択一]だと[、]今後のために会社を辞めるべきだから
・環境問題に取り組もうとしない会社を変えることや市民の安全を守るためにも内部告発をする判断は正しいと考えている。
・環境問題をみすごせ[見過ごせ]ないから
・市民[の健康]が第一であるから
・市民の安全を守るために、内部告発する。
・市民の健康が一番大切だから
・市民ん[誤字]を優先すべきだから
・人の命が関わっているから
・[自分は]正義感が強いから
・同じ状況、先輩、教授とのかかわり[関わり]があるのなら、同じような行動を行うと思う。しかし、必ずそうなるわけではないので、会社に関わりのあるひと[人]で見方[正しくは「味方」]についてくれる人を第一で探し、行動を告発等の行動を行うと思う。
・匿名でリークする。 [どこに?]
・毒物の排出には賛成できないから
・明らかに市民に害を及ぼすことが分かっているから。
・黙っていてもいずれボロが出ると思うので[、]早いうちに自分が内部告発する。
・問題が明るみに出たら会社は告発者をクビにしずらく[正しくは「しづらく」[し辛く]]なる。
・有害なものを垂れ流しにしていると知ってそのままではいられないから2.内部告発はしない
・市の水準を守る限り、企業としての[社会的]責任は果たしていると考えるため
・市の定め方が問題であり、会社のデータ的には問題がないから。自分がクビになると思うと躊躇すると思うから。
・自分が告発したと知られたら、仕事をなくす上に会社の利益も減って、自分に利益がないからするとしても匿名で行う。
・自分の保身のために内部告発はせずに会社内でもっと相談する
・[自分が?]失うものが大きすぎる
・実際内部告発すれば、会社の保身は少しは残るが、私の場合だと立場的に内部告発しないと思う。
・[自分が置かれた]状況が悪すぎる。
・職を失いたくない
・内部告発をしなければエンジニアの資格を失うだけで済むが[、内部告発]してしまうと信用を失い、他の会社で働けなくなる可能性があるから。
・内部告発をすることで、他者から狙われるのを防ぎたいから。 [身の危険ということでしょうか]
・法律を遵守すればいいと感じるから3.その他
・会社の問題が明るみに出た時に、社会の信頼を失い、どういった影響が出るのかを提示し、改善することで会社にどんな影響があるかをポジティブな視点から説明してみる。
・市と話をする。
・調査をするための経費を回してくれないことが最初に解決すべき問題なので、この問題を解決しなかったときの予想損益と解決してからの予想損益を出して上層部に提出する。
・内部告発だけが解決策ではないと思うので他の方法を考える。内部告発はその人だけが犯人みたいになってしまう可能性があるから。責任を主人公だけになっているのは問題である。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[前半の、地球温暖化に関する別な見方について]
・ある事実に関して、それを考察する材料によって全く異なる結論が導けることに、情報の取捨選択の重要性を感じた
・環境のためなど非常に良いことを言っている裏でも[、]お金は動いている
・環境問題について、自分が持っている考えを改める良い機会になった。
・今回の講義を通して、地球温暖化よりも食料難による戦争が起こる寒冷化のほうが恐ろしいなど[、]日常で感じている一般論が全て正しいわけではなく、時には自分で調べて考えたことの方が正しいこともあることが分かり参考になりました。
・周知されていることを鵜?み[原文のママ。「鵜呑み」の意]にせず、裏の見方をしてみようと思った。
・地球温暖化について別側面から考えることができるようになった
・地球温暖化の新しい解釈をすることができて、良い時間となった。
・地球温暖化問題について何が正しいのか分からなくなったので、地球温暖化について最近出された様々な情報を漁って、知っている情報を更新しようと思った。[視聴したギルベイン・ゴールドについて:こちらも議論に影響しますので、原則としてコメントは控えます]
・10説明して5も伝わらない上司はキツイ。
・Zコープ顧問弁護士からの留守番電話で最後に言った「hava a nice night.」に恐怖感を覚えた [確かに]
・エンジニアは[公衆の]安全性を重視すべきだと思った
・ギルベインゴールドは前回のソーラーブラインドよりも難しそうだと感じた。
・このような事例があったからこそ、現代のように法や企業側で配慮がなされているのだと感じた。
・とても難しいジレンマ問題だと思った
・会社ではなく、多くの人のために告発をするのがすごい
・会社の問題を解決できるかクビになるかの二択しかないビデオが多いですが[、]実際こんなものですか? [この件は次回の講義で]
・会社の問題を内部告発したら会社の立場が危うくなり、告発しなければ会社の経営が悪化するため選択がとてもむず[かし]いと思った。
・工場長は何とかしてとしか言ってなくて少しイライラした
・今の自分はビデオや話を聞いたら、冷静でないとその人の考えに洗脳されてしまうと思った。
・今までの中で一番複雑な内容だったけどおもしろかった。
・今回のビデオは倫理のジレンマ問題をとても表しているものであると思った
・今回のも難しい議題であるなと感じた
・今回の話は難しそうだと感じた。
・自分が思っていた事が正しかったとしても、普通にやっているだけではその意見は、通らないのだと感じた。
・社会のしがらみ[柵]って大変そうだと感じた。
・将来、内部告発をしなければならないような会社では働きたくないと思った。
・上司が女性でしっかり偉いのがいいなぁと思った。
・世の中難しいことだらけ
・正しさとは何なのか、利益とは何のために生み出しているのかわからなくなります。
・早く議論したいと思った。
・相変わらず状況が理不尽でモヤっとなった[今日の一言]
・生徒もスライドが各自で見れるよう配布してほしい [気持ちは良くわかります。ただしこれまでの経験からスライドを渡すと勉強しないことが判明しているので、関係者で申し合わせの上、配布しないことにしています。欠席した場合や、もう一度内容を確認したい場合は申し出てください。状況に応じて対応します]
・対面の方がやりがいがあるし楽しいと感じた。 [そうですよねぇ]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。