2021年7月1日更新
3EP3クラス
第11回:2021年7月1日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※高度技術社会における技術者の新しい役割
・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)
1.飛行機 25名(51.0%)
2.自動車 24名(49.0%)
1.飛行機
・あまり乗ったことがない。事故が起こると大規模。
・あまり乗った経験がないから
・テレビでどちらの事故映像などを見るが飛行機の方が悲惨で怖いと感じた
・もし事故が起きた場合、大規模になることが予想されるから。
・一度事故したら、死ぬ可能性が高い方だから
・仮に事故が発生した場合、自分ではどうにもできないから
・空にいるため、自身で安全管理ができない。
・高いところが苦手だから、自分が操縦するわけではないので安心感が自転車とは違うから
・事故があった場合、助かる確率が低いから
・事故が起きた時確実に死ぬから
・事故が起こったときに助かる確率が限りなく低いから
・事故の発生時の死亡率が高そうだから
・事故率は飛行機のほうが低いが、やはり何度も乗っている自動車に安心感を感じる。
・自動車は普段使うため危険性を加味するが、飛行機はあまり知らず無知による恐怖があるから
・[こちらに]主導権がないため
・乗り慣れていないため
・乗車している人数が多く、たくさんの命がかかっているから。
・乗車[正確には「搭乗」ですね]経験が少ないため
・地に足がついていないから
・鳥一羽で死亡事故になり得るから [バードストライクのことですね]
・墜落する可能性は低いが、万が一墜落した場合はほぼ死亡することが確定しているから。
・飛行機の事故率は低いが、自分が分からないものが乗るのが怖い
・飛行機の飛ぶとき[時]の感覚がなれ[慣れ]なくて怖いから。また、自動車は普段から乗っているため恐怖はあまりない。
・普段乗らないもので、もし事故が起きた場合逃げることができないから。
・万が一事故が起きたらほぼ死ぬから2.自動車
・圧倒的に[走行する台]数が多いから
・運転手の能力にかかっている現状では自動車が怖い
・横から車に突っ込まれたから [悲惨だ...]
・確率的に事故が多い[確率なので正確には「高い」となります]から
・危険性が比較的高いのは自動車であると考えられるため
・事故が起こる可能性が飛行機より高いから。
・事故の確率が高いから
・事故の恐怖が間近で起こるから
・事故の要因が多いから
・事故発生率が高く、事故原因が自分になる可能性も高い。
・事故率が高いから
・自動車ドライバーは飛行機の操縦士ほどプロフェッショナルではないから。自動車のほう[方]が周りに危険が多いから。
・自動車のほう[方]が圧倒的に事故率が高いから。
・自動車は自分が気を付けていても、対向車等の自分と関係ない所でも事故が起きるから
・自動車は総数が多いから。日常的に見るものだから。
・自分がどう安全に運転していても、他の車にぶつけられてという可能性があるから。
・周りの自動車に素人がいる可能性があり、事故率が高くなるから
・正直運転する人によるが飛行機はプロが運転しているから
・飛行機が事故を起こす確率は宝くじが当たるより低い確率で抑えられているが、自動車事項[「事故」のタイプミス]は頻繁に起こっているから
・飛行機は100%プロの操縦手[正しくは「操縦士」]しかいないが、車は自分勝手な下手な運転手がいたりと巻き込まれる可能性が高いから
・飛行機はプロが運転しており、最近大きな事故が起きたというニュースを全く聞かないから [ボーイング737 MAXの連続墜落事故がありましたよ]
・飛行機は事故が起きた場合死んでしまうと思うが、まず事故らないと思う。自動車は飛行機よりも事故率が高いと思うから。
・飛行機よりも事故が多く、他の人にもけがを負わせるリスクがあるから
・飛行機事故が起きる確率はかなり低いが,自動車事故の起こる確率の方が大きい[確率なので「高い」]から
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[ギルベイン・ゴールドについて]
・ギルベインゴールドが現実ではあり得ない話でよかったと思った [よく考えてみると、あちこちに無理な設定がありますね]
・ギルベインゴールドの事例で、内部告発したことによって利益より不利益の方が大きくなってしまったことから、一旦落ちいて頭を冷やして考えることの重要性を改めて感じた。 [その通り]
・ディビッドが資料をしっかり作っていれば対応がしやすかったと感じた [こちらも、その通り]
・前回もそうだったがネタ晴らしの際にそうなんだと思うことが多い
・毎回種明かしが楽しみです [以上、「そう言われてみれば...」ということが多かったんじゃないかと覆います。それだけ理解が進んだということですよ][今日の一言]
・これから忙しくなるぞ〜! [テストや課題のことでしょうね。時間配分に気をつけて、頑張ってください]
・ハングル語は存在しません。ハングル文字です。 [NHKがかつて「ハングル語講座」と称していたので、そのように用いました。「朝鮮語」や「韓国語」だとどうしても政治色を帯びてしまうためです。指摘を受けて調べたところ、現在は確かに「ハングル講座」という表記です。う〜ん、でも良く考えてみると、もともと「ハングル講座」だったのかも。その場合は、当方の記憶違いということになります。いずれにせよご指摘、ありがとうございました]
・ブラック企業は存在するだけで悪だと思う [残念ながら、社会と人間がそれを生み出すんですね]
・めったに覚えておいてくださいと言わない先生が、CSRという言葉は覚えておいてと言っていたので重要な言葉だと認識した。 [社会人にとっては常識です。はい]
・リスクの定義を学ぶのが楽しみである [次回にご期待ください]
・安全と安心の違いについて考えたことがなかったのでおもしろい視点だと感じた。 [こちらも次回に続きます]
・課題において着目すべき点がわかった。 [全体像をイメージできたんじゃないでしょうか]
・技術者では知らない顧客に安全を説明する度合いは変化する [その点を含めて次回ご説明します]
・結局、100%安全なものはないためそのパーセンテージをどれだけ高められるかが企業には求められていると思う。 [そうなのですが、その分、コストと手間は上昇しますよ]
・言語についての違いが知れた [「修学基礎」でリサーチペーパーが上手く書けなかった(はず)理由です]
・公益通報者保護法が弱いため内部告発は慎重に考えるべきだろう。 [そうなのですが、でも、やる時はやらなければなりません]
・告発を行うことが一概に正義とは言えないのだろうか [上記同様、やる時はやる必要があります。実際、不正の多くは内部告発によって明らかになっています]
・今回の科学技術者倫理の講義を受けて、社会的責任をしっかりと背負うために技術者倫理を学んでしっかりと社会人としての自覚をもっていきたいと改めて考えた。 [ありがとうございます。嬉しいです]
・今回の講義もとても興味深かった [こちらも]
・最初から内部告発をするのではなく、社会的責任を重んじて企業は選択をしていくことが大事だと分かった。 [ホントにその通りです。企業の体質はなかなか変えられないものです(なぜか実感を込めて語る西村センセイ)]
・自身が行動する際は何を注意しなければならないかを考えることを大切にしたいと感じた。 [ぜひぜひ]
・自動車は怖さがあるから、あまり好きではないし、運転も避けることが多い。 [なるほど]
・自分の行動が周りにどのような影響を与えるかを考えることが大切だと感じた。 [まったくその通りですね]
・質問の答えを考えるのが楽しかった [どちらかだけが正解、というわけではありませんからね]
・実際の気持ち的な部分と数値的な安全に齟齬を感じた [仰る通り。次回、もっと具体的に体験していただきます]
・社会的責任の在り方について学び、どのような行動をとるかについて考えることの難しさを感じた。 [オトナになってからも難しいです]
・車を運転する機会が増えたので、事故に気を付けたい [まったくその通り。走る凶器ですからね]
・親が三菱で働いているので悲しい気持ちになりました [誤解なきように申しますが、組織内の一部にブラックな部分があったとしても、所属員全員がそうだというわけではありません。でも不祥事が起こると、仰る通り皆が一緒くたにされてしまうんですね]
・世の中には100%のものはないと言っていたが、まさにその通りだと思った。 [その通り。どう現実的な解を得るかが問題なんですね]
・内部告発するにしても自分が思っている以上の人たちや団体は関わっているというのを実感した。また、日本と欧米の安全の価値観の違いについて、安心と合理のどちらも理解はできるが納得できるのはやはり安心重視の方だなと思った。 [それを考えるためにはやはり、社会の仕組みを知ることが必要なんですね]
・内部告発について簡単な問題ではないことを改めて認識することが出来た
・内部告発は非常に厳しい条件をクリアした上で行われることが分かった。
・内部告発後の影響の大きさを考える機会になった [以上、公益通報(内部告発)は難しい問題です。でもやる時はやらねばならない...]
・日本とアメリカの安全安心に対する意識の違いが興味深いなと思った。
・日本の安心と海外の安心の基準が違うことが意外であった [以上、言われてみると...という感じだったのでは?]
・日本語が情緒的表現が得意だという話は言い得て妙だった。 [「修学基礎」の中でリサーチペーパーが書けなかった理由です]
・日本人は,安心を重視する傾向にあるのはとても理解できた. [感覚的に、ストンと納得していただけたようですね]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。