2021年9月30日更新

3EV2クラス(第2回)
第11回:2021年9月30日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※高度技術社会における技術者の新しい役割

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.1. 飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.1. 講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.飛行機

21名(46.7%)

2.自動車

24名(53.3%)

1.飛行機

・annsinndekiru
・あまり乗ったことがないから
・エンジントラブルなどで墜落する可能性があるため
・ニュースや番組で飛行機事故ばかり取り上げられているから。 [確かに、強い印象を受けますよね]
・運転席が見えないから [1989年にドイツ、イギリスから帰国した際、たまたまB-747の2階席になりました。どういうわけか操縦席のドアがずっと開いていて、操縦の様子を見ることができました。実話です。ハイジャック対策が厳しくなった現在では考えられないことです]
・空の上で事故が起きた場合、助かる可能性が低いと思うから。
・空を移動しているから。
・空を飛ぶから
・高いところ[ところ]がにがてだから
・高所が苦手だから
・事故したとき[時。ただし「事故が起きた時/事故に遭遇した時」の方がより適切]の死ぬ確率が高いから。
・自分で運転できないから [確かに。でも専門の訓練を受けたパイロットですよ]
・自分の注意力とは関係ないから
・車は日常的に利用するが飛行機はそうではないから
・乗ったことがないから。
・墜落する可能性があるから
・墜落の可能性がある。
・飛行機が苦手だから
・不慣れだから
・浮遊感と事故が死に直結するところ。 [確かに、離陸する瞬間の腰が抜けるような感覚は、いまだに慣れません]

2.自動車

・まだ運転に慣れていないため
・運転がうまいと過信しているから [偉い]
・運転手の感情や技能で安全性が左右されやすいと思う。
・事故のニュースをよく見るから
・事故の確率が高いから
・事故の確率が飛行機のほう[方]が低いから
・事故率が高いから
・自動車は交通量の多い中を運転するから
・自動車は誰でも運転できてしまうため
・自動車は飛行機に比べ疲れやすいため
・自動車よりも[飛行機の方が]事故率が低い、[自動車は]乗っている時間が短いため事故にあう[遭う]確率が低いと思うから。
・自動車事故のほう[方]が多いから
・自分が安全運転であっても周りが安全運転である可能性があるとは必ず言えない。一方で、飛行機は1000年に1度の確立[正しくは「確率」]で事故が起きると言われているため、確率的には低い。
・自分が運転することがあるから
・車のほう[方]が事故に遭遇しやすいから。
・少しの油断で事故が起こるから
・乗る回数が多いから。
・状況に応じて事故の発生率が変わってくるから
・他者の介入で事故が発生する場合があるから
・飛行機の方が事故率が低いとよく聞くから
・飛行機は、乗るまでに手続きが面倒であるから。
・飛行機よりも事故件数が多いから
・普段よく乗るけど,その分事故を起こしそうな危険が多くあるから。
・免許を持っているが、運転が苦手だから


Q.2. 技術者と地域住民とでは、問題に対する見方が変わりましたか?
A.2. (講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.変わった

16名(35.6%)

2.変わらない

29名(64.4%)

1.変わった

・技術者の思いと住民の思いとで意見が変わる
・原子力発電所についての知識がないから
・自身に影響が出るかどうかで意見違うから
・状況や立場によって変化するものだと思った。
・身近になると怖い
・地域が大事であるから
・地域住民の自分の身に危険が及ぶとなると、やはり賛成にはできないが、技術者としては賛成である。
・地元にできるのは抵抗がある
・電力は多いほう[方]が良いが、リスクがあると怖く感じる
・日本のためには必要かもしれないが自分の安全がかかると変わってしまう
・立場がちがう[違う]から
・立場によって、原発に対する見方が変わるから。

2.変わらない

・あんまり原発にいいイメージがないため反対意見から変わることがなかった
・インパクトが大きかったから。また、イメージ良くない
・どちらにしても怖いと思う気持ちが変わらなかったから。
・どちらにせよ危険であるから
・メリットが大きいので
・リスクがあるから。
・火力発電がなくなる動きがあるため、[原子力発電の推進は]仕方のないことだと考えるから。
・技術者としても地域住民としても、利益が得られる方がいいと考えるから。
・技術者の立場として、一般市民の立場と分けて考えることで変わらなかった。
・建設される場所が変わってもリスクは変わらないから。
・原子力発電はリスクがあるものだと思っているから
・原子力発電は大切であるから。
・原子力発電を推進したいという気持ちはどの立場でも変わらなかったから
・原発には反対意識であるから
・原発の生産性が高いのは同じだから
・災害が起きたときに原発があると危ないから
・賛成も反対もする気がない
・取り入れた方がいいから
・住民の意見も聞くべき
・詳しくは知らないが、原発はもしもの時とても危険だと言われているから。
・他に[発電]方法があると考える
・他の発電に期待したいから
・特になし


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・20代でやっておいた方がいいことを教えてください。 [いろいろなことに実際に挑戦するということでしょうねぇ。勉強だけでなく、それ以外の活動やアルバイト、恋愛などです。当然、たくさん失敗しますが、20代だと軽い怪我で済みます。さらに重要なことは、そこで失敗以上のものを得られるということです。「若い時の苦労は...」と言われます。皆さんからすると「何、都合のいいことを言いやがって...」と思うでしょうが、後になってみるとまったくの真実です。なお、30代に入ると軽い怪我では済まなくなります。今のうちだけですよ]
・400万確実にもらうのも失うのもどちらも選ばれるのが少ないことが少し以外だった [いえいえ。貰う場合は400万円を確実にゲットしたいという方がずっと多かったです]
・zoom授業は少し退屈でした。 [気持ちはわかる。でも正直なところ、これ以上はなかなか難しいです]
・ありがとうございました [こちらこそ]
・オンラインでもためになる授業であった [あまり遠隔授業っぽくなかったのでは?]
・どの質問もみんなの答えが半々だったので驚いた。 [ご自身の考えを持つことは大切ですよ]
・ものを作るという時にどのような考え方をすればよいか学ぶことができた。 [ありがとうございます。皆さんの仕事は文字通り社会のインフラにかかわることです。世の中の土台ですからしっかりと働いてください]
・リスクの大きさは自身の状況や立場によって変化するものだと感じた [意外だったでしょ?]
・リスクへの対策はたくさん考えられているなと感じた。 [そうなんです。でもそれでも完璧には至らないんですね]
・リスクを考える上で人は主観的に考えやすいことが分かった。 [安全など(ある程度)客観的な要素とともに、主観的要素も大きいんですね]
・安心・安全の捉え方が変わった。 [ちょっと意外だったでしょ?]
・火災の事故が思ったより少なかったことに驚きであった。 [印象とはずいぶん違いますよね]
・確率を復習しようと思った [確率統計は非常に重要です。個人的にももっと勉強しておけば...と反省しています]
・楽しい授業だった [ありがとうございます]
・技術者と市民で意見が分かれるのは理解できているので、双方が納得のいく案を出す必要があると考える。 [そうですね。少なくとも相手の考えや主張を頭越しに否定するのではなく、できるだけ相手の立場に立って考えることが大切ですよね]
・金銭面だけで判断をしたフォード社は信頼が落ちても当然であると感じた。 [そうなんです。目先の利益に目を奪われて、結局大損してしまったのですね。もうすぐ講義の中でご説明しましたが、これは「功利主義」という考え方です]
・原発について考えさせられた
・原発の話が興味深かった。 [以上、原発の件は、一つの見本ですよ]
・固定概念や、質問のされ方によって考え方が変わるということを感じさせられた。 [でしょ?]
・考えさせられる内容で楽しく学ぶことができた
・考えることが多かった
・考え方について学べたので良かった。 [以上、朝イチで本調子ではなかったかもしれませんが、オツムを相当使ったんじゃないでしょうか]
・今日はあまり集中力がなかった。
・今日は朝から暑くて集中力が切れることが多かった [以上、特に最初はそんな感じの方がいらっしゃいましたよね。次回は対面、それもグループ討議ですから集中できると思いますよ]
・自分とは異なった考え方を学ぶことができた。
・自分の意見だけでなく、他の人の意見も聞けるので面白かったです。
・授業参加型でよかった [以上、チャットで他者の考えを知るって、面白いでしょ? 実は対面授業でも他の人の意見を知る機会は少ないんですね]
・新しいことを知った [ちょっとは世の中のことを勉強しなくちゃ、と感じていただけたでしょうか]
・西村先生は柏崎出身ですか。自分は新潟出身のため、授業でよく新潟の話題が出て非常に興味が出る。 [貴方/貴女はどちらですか。「新潟出身」は「新潟市」出身という意味でしょうか。センセイは旧新潟市内(小針および白山浦、五十嵐)に計15年住んでいました。柏崎高校から新潟市五十嵐の大学(入学した時は旭町だった)へ、そしてさらに東京の大学院へ進み、そこにそのまま就職しました。その大学の職は任期付だったので、満了後は新発田市の大学──おわかりですよね──で11年教えて、2004年に金沢工大へ移籍しました。現在も生活の拠点は新潟で、こちらには出稼ぎ状態で通っています(実話)。これからも北陸地方、特に新潟のネタがたくさん出てきます。前回の停電話も実は、15年くらい前、冬の県北部で発生した大停電が元ネタです。もちろん貴方/貴女は覚えていないでしょうが、帰省したらご両親あるいはおじいちゃん、おばあちゃんに教えてもらってください]
・先週とは全く内容が異なっていたので少し難しい部分があった。 [そうなんです。本当は全体が繋がっているのですが...。申し訳ありませんが、グループ討議のためです。ご了承ください。なお、最初にお話ししたように、今日は1話完結です]
・先生のアイコンが気になった [古いMacintoshのアイコンです。Macは50台近く購入したはずです。現在も古いMac OSが主力です。このページもMac OS 9上で制作しています]
・飛行機の窓が割れてしまった際、あの小さな窓から人が吸い出されてしまうことに驚いた。
・飛行機の窓が割れると人一人通り抜けてしまうことに驚いた。 [機体内部は圧力を掛けてあります(「与圧」)。気圧差が大きいので、万一穴が開くと、すぐに吸い出されてしまいます]
・普段の講義より面白かった [ありがとうございます〜]
・眠かった [まぁ、朝イチですからねぇ。次回は対面で、しかもグループ討議なので頑張りましょう]
・問題発生による被害の発生確率と規模を考えることでリスクを評価できるという事を学んだ。 [その通りですが、完全は無理です。まして、それを納得できるかどうかは主観的要素が大きく影響を与えます]
・立場などによって、見方が変わるのだと改めて感じた。
・立場によって、リスクの感じ方が変わって驚いた。
・立場によって物事の見方が変わり、意見が変わることもある [以上、頭ではわかったつもりでいても、いざその状況をシミュレーションすると驚かされることがありますよね]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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