2021年12月2日更新
3EV2クラス第10回
(第9回):2021年12月2日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
Reflections 1
(専門分野特有の問題に関する志向倫理的検討)
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の聴講
・予習・復習:課題5(90分)
・予習:課題6(Agora上でのケースメッド事例の倫理的問題構造、事実関係、ステイクホルダーなどの把握)(100分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.1. 「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、最初に何を感じましたか?
A.1. (グループで議論をする前の反応です。次回議論しますのでコメントは控えます)
・ジャクソンかっこいい
・ジャクソンのような人間性になりたいと感じた。
・ジャクソンの賢明な判断が今後どうなるか気になった。
・ジャクソンは粘って頑張っていた
・すごくつらい[辛い]状況である
・なぜ市の基準は、国の基準の10倍以上に厳しいのか。
・ヒ素などが危ないというのがまだ理解されていないんだと感じた。
・[内容の詳細について]わからないことが多かった
・何事も責任者になることは怖いと思った。誰もが責任を負いたく、利益を得ようとするため、問題が発生する。
・会社は、利益を第一に考える組織であると思った。
・会社内に問題に対して相談できる上司がいないことはつらい[辛い]と感じた
・解決案が簡単に出なくて難しいと感じた
・確証がないからと言ってなんでもやっていいわけではない
・環境問題は、いろいろな要素を含み難しい話だと感じた。
・基準値を超えている中でそれが現実に影響を出ていない⇒市の法令が間違っているのかそれとも市の責任なのか
・技術者が正しい判断や正しい行動をしたとしても、立場が上の人から無理な要求をされたり、黙っているように圧力を変えられたりするということがわかった。
・技術者には大きな責任が伴う。
・公害をお金をかけずに対策をしろというのは酷な話だと思った。
・工場責任者の女性の威圧感が怖かった。
・今までよりはるかに難しいジレンマ問題だと感じた.
・今までよりも多くの人が関係してきているので難しかった。
・市の規制は守らなくてはならないと思った。まず調べるべきであると思った。
・事態を把握してからの会社の対応が雑だなと感じた。
・人物が多く、分からない部分が多かった。
・責任のなすりつけに現実味を感じた
・責任を負うのは自分なのにすごいいい加減だなと上司が
・相談できる人が会社にいないのは、最悪だと感じた。
・登場人物の顔の判別がつかなかった。
・内部告発したら会社での立場がなくなるから難しい選択だと思った
・内部告発をするしないどちらにせよ、社会的地位がなくなり決断が難しいと思った。
・内容がうまく頭の中に入ってこなかった。
・難しかった。
・日本と違い、各々が正直に会話をしていると感じた。 [その通りです。これが普通の感覚です。外国人は日本人と話をしていて「本当は何を考えているのかわからないことが多い」と言います]
・複雑であまりわからなかった。
・面倒なので関わりたくない
・話を聞いてくれないことに腹が立った
Q.2. 「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.2.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 23名(62.2%)
2.内部告発はしない 9名(24.3%)
3.その他 5名(13.5%)
1.内部告発する
・いずれは問題が明らかになってしまうのだから,正直に公表するしかない.
・いずれ会社がつぶれるから。
・こんな会社に居たくないから
・ジャクソンは、そこまで会社に思い入れがないように見えた。それならば、内部告発をして職を失うことになっても後悔は少ないと考える。
・ダメなものはダメだから
・環境に悪影響を与えることはできない
・環境を守ることを大切にするから
・環境汚染を見流すわけにはいかないから。内部告発は一人ではせず、協力者を得て行う。
・危険性はわかっているので自分で動くほうがいいと思うから
・技術議会[=ビデオ内では「技術者協会」。日本の学会に相当します]に意見をもらう
・公衆の安全や健康を重視しない会社にいる必要はないと思うから
・市民に影響が出てからでは話が遅いため。
・市民の安全健康を守らなければならないから
・市民の健康が重要であると思うから
・上司がビジネスのことしか考えておらず、問題を重要視していないから。
・正しいことが分からないが、正しいことがしたいから
・正義が大切だから。
・全員が集まる機会がなかったので会社全体で議論する
・内部告発して、さらに、内部告発した人の保証について訴えかける。
・弁護士や自分に味方についてくれる人をつくる。
・黙っていられずに、誰かに相談すると思う。
・問題があることは確実であるにもかかわらず、それへの対処を後回しにし続けているから。2.内部告発はしない
・あそこまで本気で説明しても無理ならば、従うしかない。
・解雇されることで生きていけなくなるかもしれないから
・今の自分の立場をまもる[守る]ため
・自分の職を失う可能性が出てくるから
・自分の身の為に
・新たに職を見つけてからなら内部告発する
・内部告発することはデメリットでしかなく、自分以外の人にしてもらうのがいいと思うから。
・内部告発をした後の自分の未来が怖くてできない
・問題にしたくないから。3.その他
・[内部告発]したいけどできないと感じた。周りに相談したうえ[上]で考えると思う。
・関わりたくないのでさっさと会社を辞める
・原因が不明瞭な中で告発することができるのか
・人々の安全を守ることが当然第一であるが、会社の利益も考えなければならない。第三者の有識者や市の関係者に相談するなど、内部告発をする前に別の行動をする必要があると感じた。
・内部告発に加えて、住民らも会社を訴えるように仕向ける。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[視聴したギルベイン・ゴールドについて:こちらも議論に影響しますので、原則としてコメントは控えます]
・この授業を受けることによって社会の厳しさを知れたが、同時に働くのが怖くなったきた。
・この授業を受けるたびに,就職することに関して不安になる. [以上、このビデオの真意については、次回解説します]
・ジャクソンかっこいい
・ビデオがあまり理解できなかった
・ビデオが意外としっかりしてて驚いた(前のビデオと比較して)
・ビデオが良かった
・ビデオの内容が興味をそそる内容だった
・安全がいかに難しい問題なのかわかった
・外国人が、日本語を話すという不思議。 [そりゃ、吹き替え版ですから]
・外国人の名前が覚えられなくて困った。。。 [センセイもそうでした。それが普通です]
・環境問題はどこの国にもあることが実感できた。
・技術者の責任とはどこに本質があるのだろうか
・技術者は難しい
・今までで一番難しい授業だった
・事例が難しくて面白かった。
・次回のグループ活動、楽しみたい
・次回のグループ討議ではほかの人がどのような意見を持っているのか楽しみです。 [以上、ぜひぜひ]
・自分の立場になって考えると、どの事例も難しい。
・社長の意向に疑問を持つことは重要だと感じた。
・組織であると生きることは大変であると感じた。
・動画の登場人物の区別がつかなくて、難しかった [前述(↑)しましたが、それが普通です]
・内部告発者に対する、内部告発後の身の保証などはあるのですか?
・難しい内容だった。
・来週の議論が楽しみだ [まったくその通りですね。果たしてどうなる?!][今日の一言]
・「デイ・アフター・トゥモローの感想」急速な寒冷化があそこまで被害を及ぼすとは思わなかった。台風や地震津波等々の怖さがあるなと感じた。 [なるほど。ありがとうございます]
・おすすめの映画で七つの会議というものがあるのでぜひ鑑賞していただけませんか。 [残念ながらその映画を知りませんでした。調べてみましたが、確かに今回のビデオに共通するものがありますね。チャンスがあれば見てみます]
・グローバル化の話は、大きな問題だと感じた。 [ちょっと予想外だったのでは?]
・ねむい [気持ちはわからないではない。実際、今日はパソコンの前で眠っている方が数人いらっしゃいました(たぶん)]
・一般論でくるやつは悪い奴だということを改めて感じた。 [「必ず」ではありませんので、念のため]
・芯がしっかりしている人間になりたい [その通り。そのためにはやはり、社会の仕組みを多面的に考える必要があるんですね]
・雪が降りそうで寒い [実際、降る可能性があります。もう冬ですからね。それにしても朝、蒲団から出るのが辛いです]
・知らないことを多く知れた [ありがとうございます。これからも勉強しましょう]
・眠い [お仲間は複数いらっしゃる(↑)ようです]
・話が難しかった。 [今日は内容がてんこ盛りでしたからね。ただし焦る必要はありませんよ]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。