2021年12月16日更新
3EV2クラス第12回
(第11回):2021年12月16日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※高度技術社会における技術者の新しい役割
・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など
・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.研究倫理に関するビデオを視聴した感想は?
A.(原則としてコメントは控えます)
・これから卒論[=PDIII]に向けて行動していかなければならないが、何を優先しなければならないのか理解し、人として正しい行動をしていこうと改めて感じた。 [ぜひぜひ]
・一定の期間内に成果を出さないといけないから不正をするのは、学生が課題の提出期限に間に合わないから答えを映す[正しくは「写す」]のと同じ考えだと思う。 [確かに、そういう面はあるかも]
・何をもって不正と判断したのか細かく知りたい [捏造、改竄、剽窃があったということです]
・企業研究の際、倫理に関わることも調べようと思った。
・規則にそった研究をする必要があると感じた。
・技術者としてこういった不正行為を行うことはあまりよろしくないと感じた [研究職に就くと、このような状況に直面するかもしれません]
・結果がなかなか出にくい研究活動に対して、ノルマを課すのはどうだろう。ノーベル賞に値する研究なら尚更だ。
・結局研究にもお金が大事なんだと感じた。 [皆さんのPDでもそうですが、特に工学系は研究費がかかるんですね]
・研究の論文を不正してまでしないといけないのかと思った。また研究倫理について少しは考えることができたのでよかった
・研究偽造はしてはならない
・研究結果を改ざんしてまで、結果を出さなければいけないのかと思った。
・研究者の周りからの評価が論文しかないので不正が出てくるのは不思議なことではないと思った。
・研究等の難しさを改めて実感した。
・研究費をもらっている状況で不正を働く事は世間からの信用を失ってしまう
・研究費を得るのために結果を捏造するのは良くない。 [以上、まったくその通り。原資の大半は国民の税金です]
・私はどんなことがあっても研究をまじめにやると思った。 [ぜひ、そして必ず]
・自分には少し難しかった。
・自分の成果だけを考えてる人も多いんだなと感じた [そうなんです。社会全体のことを考えたら、とても研究不正はやれません]
・重大な問題に直面した時は、その問題について、より慎重に、より詳細に調べなくてはならない。
・人の欲や責任感は間違った方向に行ってしまうと恐ろしいものだと感じた。
・数年間も論文の不正がばれていないことに驚いた [最先端の研究だと、不正があっても見抜くことが難しいんですよね]
・成果を求めるほど道を外してしまうのではないかと思った。
・多額の研究費をもらいながらなぜ不正が起こってしまうのか、またなぜそれを防ぐことができないのかを知りたいと思った。 [必要ならばビデオをお貸しします。申し出てください]
・内部告発をメディアに対して行う事は日本でも海外でもあり得ることだと分かった。
・非常に考えさせられるビデオで有った。
・不正はするものではない。
・不正は良くないと思った。
・捏造は良くないことだがなくならないと思った。 [確かに、根絶は無理です]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・ありがとうございました [ありがとうございます。今日は遠隔で、どちらかというと一方的な授業でしたがよく頑張り真sた]
・ギルベイン・ゴールドの問題を一つ一つ整理することで、こういうことだったのかと理解することができた。法に触れる問題は、その法を理解しなければならないと分かった。
・ギルペインゴールドについて自分の中でもう一度しっかりと復習したいと感じた [以上、無理な設定がいくつもありますが、全体としては良く作られています。折を見て、振り返ってみてください。宿題もありますし]
・ジェイソン[=ジャクソンのこと?]は大変な立場だなと思った。 [まぁ、もっとよく考えて行動すべきでしたね]
・たくさんの知識を身に付けたいと思った [何度もお伝えしているように、完璧は無理でも、社会についていろいろ学ぶ必要があるんですね]
・とても眠かった [課題か何かで大変だったんでしょうか]
・ねむくなかった [対照的に、こちらは素晴らしい]
・課題6の復習ができたのでよかった
・課題がたくさん出たので頑張りたい
・課題が増えてきてしんどい
・課題を年内に終わらせておこうと思った。
・課題を忘れずに、しっかりと考えて行いたい。 [以上、大変は大変ですが、できるだけ分かりやすく、また提出しやすくしたつもりです。学期末は踏ん張り時です。ぜひ頑張ってください]
・頑張れた [素晴らしい。ぜひこの調子で]
・技術者は具体的な何かを示すことで社会的な信用が得られると感じた。 [まったくその通りですね。その気持ちを大切にしてください]
・研究者の評価を論文以外の物、場ですることは難しいのでしょうか [研究者はやはり「業績」(論文や著作のこと)で評価されます。この問題については、ぜひ大学院の科目を受けることを勧めます]
・仕事が嫌いになる [気持ちはわからないではありませんが、やり甲斐のある仕事に就くということは大切なことですよ]
・自分たちの業界の実際例も聞けて、倫理の授業の重要性に気づけた。 [ありがとうございます。けっして皆さんと無縁ではないんですね]
・授業を理解できた。 [おそらく、広義の意味をご理解いただけたということでしょうね。ありがとうございます]
・重大な問題に直面した時、焦りは禁物であると分かった。 [そうなんです。ジャクソンはそこで躓いてしまったんですね]
・深く考えるのが難しかった [初めて学ぶことが多かったですからね。焦る必要はありませんよ]
・卒論[=PDIII]や今後について心配になった [きちんと取り組めば問題ありませんよ]
・土木業界における倫理の扱い方が分かって良かった。 [お話ししたことは現実に起きたことです]
・内部告発をすればよいと漠然と思っていたが、リスクも考えるべきだと感じた。 [それを考えていただくための教材です。だから最初に「内部告発すべき」という結論に至っても、誤っているわけではありません]
・年末にかけて課題がたまってきた。 [そうだろうなぁーと思って、一部を先送りしました。ただしできるだけ早く取りかかりましょう]
・犯罪を犯す人の考えが分からない。 [ジャクソンもそうですが、追い詰められると視野狭窄に陥り、誤った判断と行動をしてしまうんですね]
・非常に眠かった。 [う〜ん、お疲れのご様子]
・不正は絶対になくならない [根絶は無理ですが、やはり良くないことは良くないんだし、できるだけ減らす必要があります]
・不正や捏造は、一度やると信用を損なうので良くないと思った [まったくそうなんです。研究不正を行った研究者は、その分野にはいられなくなります]
・問題の整理ができた。 [ギルベインゴールドのことだと思います。振り返ると割と構造が見えるようになったのでは? ただし設定に無理がありますけどね]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。