2022年4月21日更新
3EP1クラス
第2回:2022年4月21日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
(続き)
・直面する可能性のある倫理的問題に関する具体例
・グループ討議と討議結果に対するコメント
・ eラーニングシステム <Agora>やグループ討議の事例分析課題に関する解説
・セブン・ステップ・ガイドの概説 他
・PCを用いた講義
・グループ討議
・討議結果の発表
など
・復習:第1〜2回で学んだことについての考察の深化(90分)
・予習:教科書の精読(180分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.グループ討議や全体での発表、討議、当方からのコメントの結果、前回の個人的な感想は変化しましたか? あるいは見落としていた点に気づきましたか?
A.(原則としてコメントは控えます)
1.(ある程度)変化した 45名(81.8%)
2.(あまり)変化しない 10名(18.2%)
1.(ある程度)変化した/見落としている点があった
・1人で考えていた時は開催しないの一点張りだったが、グループの人の話を聞いたら開催した方が良いのではと考えが変わった。しかし、最後の先生の話を聞き、そもそもの条件がおかしいということに気が付いた。
・コストデメリットを低減することを重視する人が多かったので驚いた
・コスト面など考えていなかった点があった。
・ファンがいないと成立しないという現実を上手く考慮していなかった
・もう少し費用のことを考えて話を考える必要があった。
・もともと開催しない方向で考えていたが、自分が気づけなかった金銭面や各所への対応などといった点に関しての話を聞くと、責任面でない金銭面でリスクを負わないということについての考えが変わった。
・レースにかかる費用を考えていなかった
・レース場の評判は考えていなかった。
・意見は変わらなかった。[ただし、]お金についてあまり考えられていなかった。
・違う意見を聞いて、その意見に対して同意するところが多かった。
・一人で考えていた時は反対の意見だったけれど、他の人との意見を聞いて、さまざまなリスクを考えたり、開催したほうが良いのではないかと違う考え方が出来た。
・延期・中止の際のクレームや各方面への対応,開催時のドライバー、観客、オフィシャルスタッフへの安全の配慮が十分に必要
・開催したい気持ちがとても強まったけど、結局安全や自己のリスクを考慮した
・開催した時としないときのの予算の程度をそこまで考慮できていなかった
・開催しない場合のデメリットの数が多く、選手の命という何物にも代えられないものが見えなくなっていた。
・開催しなかった際の不利益が予想以上に大きいと感じた。
・開催しなかった場合の損失を考えることが出来ていなかった。保険の話を聞いて社会の仕組みを知る必要があると感じた。
・開催するという意見は変わらなかったが、あくまで大会実行委員会側の意見のみで決定していた。討議後、出場する側のレーサーの意思決定について考えておらず、本人の意思関係なく考えていた事に気づいた。
・開催する場合のデメリットが事故が起こる可能性だけで、そこを解決できれば問題がない点
・開催を取りやめる際にどれだけの費用が掛かるのかを見落としていた。
・開催時刻を変更する等、見落としている点がいくつかあった。条件だけを見ていて、視野狭窄になっていたなということを感じた。
・開催場所自体の信用については考えていなかった。たしかに事故のあったサーキットは、イベント主催側も候補地から外すように思う。
・開催費用などの目に見える損失しか考慮していなかったが、現段階では見えない、開催した際の客のいのち[命]などの時間が経たないと可視化されない損失まで考えてはいなかった。
・観客の安全ということについて見落としていた。
・観客の声明[「生命」の変換ミス]を見落としていた
・金銭的な問題をかなり甘く考えていた。また、考慮すべき点が最初と比べてかなり増えたので見通しが甘かった。
・個人では開催しないという意見から開催するという方向に引っ掛かりなく変化した。
・個人でもグループでも開催しないという意見であったので、開催する側のお金の意見は気づかなかった
・私は、レーサーや観客などの被害を考えた客観的な視点で物事を見ていた。しかし、グループの中では、謝りたくないといった委員長側の主観[に集中]した意見が多く、価値観の相違がみられて勉強になった。
・事故が起きた場合の損害を軽視していた。
・質問の誘導に乗せられた感じがします。 [すみません。今回だけです]
・周りの意見を聞いて自分とは違う視点での考えを知り、自分の意見より芯が通っていたから変わった。
・選手の安全のために開催しないほうがいいと考えていたが、班での話し合いの中で、選手の安全を考慮した条件付きの開催ならできることに気づき、意見が変わった。
・想像以上の損害金額の大きさ、保険の存在など、気づけなかった点が多くあった。
・損失の事を見落としていた
・他人の観点からの意見方が正しかったから
・大会に保険を掛けられるという発想がなかった
・長期的な損失にしっかり気づけなかった
・班の人の意見が、私の見落としていた点であって、そこに納得した
・班員から意見が出されると自分の意見よりも優れていると感じてしまって自分の意見に自信がなくなった。うまく誘導されていて悔しい。保険を使うという発想は出なかった。
・保険があることによってコストがあまりかからない。
・保険とかがあるということが分かっていたが、戻ってくることは知らなかった。やはり日本一雨が多い石川県でサーキット場があることがおかしいと思っていたが仕組まれていたと知ることができて自分の考えていたことがあってた。
・保険の存在などが前回の授業で考えられなかった
・保険や信用について
・本当に大切なのは、選手の命であるということ。 [観客の生命も、ですよ]2.(あまり)変化しない/見落としている点はあまりなかった
・意見はほぼ変わらず、見落とした点はほぼ無かったと思う。 [すばらしい]
・違憲[「意見」の変換ミス]はあまり変わらなかったが、より何について対策するのか具体的に詰めることが出来たと思う。
・始め[この場合は「初め」]の自分の意見と変わる部分はなかったかが条件に飲まれてしまって、はじめから危険な判断を行っていた。
・自分な考えとあまり変わらなかった
・人間は追いつめられるとあまりにももろい[脆い]んだと思った。
・前からかなり深いところまで考えていたので、今回何度考えても見落とした点はなかった。 [こちらも素晴らしい]
・昼[まで待ち、気温と路面温度が上昇して]から開催する意見は最初から変わらなかった
・班で話したことにより、リスクの可能性と何か事故が起こってしまった時の対応を詳しく調べて書くことができた。保険をかけておくという意見は頭になかったので知れてよかった。意見自体は変わらなかったが起こった後のアフターケアなどは話し合いによりより深まった [それは良かった]
・保険については見落としていた。補償金の心配をしなくて済むのであれば考えが変わっていたかもしれない。
・保険の適用範囲を知らなかった [適用範囲は厳格です]
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・F1 グランプリでは、保険なども考えることによってコストが大幅に下げることができると知った。 [そうやって現実の社会の中で運営していくんですね]
・ある程度は予想道理でよかった。 [素晴らしい]
・お互いが積極的に議論出来ていい討論になったと思う。
・グループで意見を出し合うことでかなり深い内容まで議論し合うことができ、考えが深まった。
・グループで討議することにより、気づいたことや今までの考えをより深めることが出来た。設計した時には気づかずとも、実際に出来上がった後に、欠陥に気づくこともあるので気を付けていきたい。
・グループで討論することで違う考え方や対処方法を考えることが出来た
・グループで話し合いを行うと自分の見えていない部分を知ることができるが自分の思っていることを正確に班の人に伝える必要がある
・グループ活動をうまく進めることが出来て楽しかった。
・グループ討議を通して見落としていた点に気づくことができた [以上、グループで集中して考えると、自分が見落としていたもの、まったく異なる考え方に驚かされますよね]
・コスト最適化のための取り組みの概要を理解したいと感じた [現実の社会との繋がりの中で考える必要があるんですね]
・こんなところではレースしないだろうと始め[この場合は「初め」]から思っていました。 [見抜いていた、というわけですね]
・だれが責任を取るか、といったら開催の是非を決定する実行委員長になるが、開催しない場合は観客やマスコミからバッシングをくらう。その時に聞いてみたいことがあります。「もしあなた方が私の立場で、開催して事故が起きた場合、責任を取れますか」と。 [素晴らしい。ぜひその発想で次回の大きな議論に臨んでください]
・もっと視野を広げて物事を考える必要があると思った。 [そうなんですね。それをこれから学びましょう]
・リスクケアについての知識がまだないので、よく考えなければなと感じた。 [リスクは講義の後半で考えます]
・圧力をかけられて断れる人はすごいなと改めて感じた。 [対抗するためには、今回の保険制度のように説得力を持った意見が必要なんですね]
・意見は最初から変わらなかったが、誘導によって自分の意見がより強いものになってしまった。 [引っ掛かってしまったということでしょうか]
・一時的な損失より、長期的な利益を考えることが大切だと感じた。 [重要なポイントです。次回および次々回の講義で考えます]
・一人でやったときでは気が付くことのなかった問題点が多くあることに気が付いた。一人では考えついた問題点にこだわり[拘り]すぎて、ほか[他]のことを思いつけないということが改めてわかった。 [誰でも一人だとそうなりやすいんです。そこに気づくことが大切なんですね]
・議論をすると様々な意見を聞けるので、勉強になる。
・議論中、他人の意見を聞くことで自分の意見を改めたり、新しい発見をすることが出来たので、個人的には有意義な時間を過ごすことが出来た。 [以上、でしょ?]
・個人で考えた際と団体で考えた際で考えが反転していて面白く感じた [でもよく考えると、ちょっと怖い...]
・講義自体は少し話す時間が短すぎる。もっと時間を取って充実した意見にしたい [気持ちはわかる。ただし議論の時間配分を考えるとこれが限度です。ちなみに他の先生方は当方の数分の一です]
・今回の講義を受けて、一人で考える時、グループ討議の時、先生[の]話の時、3回考える時間があったが、自分自身その時その時で違った考えを持っていて、視野の広がりを体感した。広い視野を持つことの大切さを実感した。 [それは良かった]
・今回は討議ということもあり様々な意見を聞くことができたし自分の意見を深めることが出来た。企画するときからリスクを考えなら企画を立てなければならないと感じた。 [まったくその通りですね]
・四人で話し合うことで新しい意見が生まれた。 [でしょ?]
・視野の狭まりを実感した
・視野を狭く考えていたことを知った。 [以上、特に今回は最初から完全に誘導されていましたからねぇ]
・視野を広く持つということは、現段階で見えるものだけでなく、様々な観点から物事を見る想像力が優れていることであると分かった。 [まったくその通り。非常に重要な点です]
・自分が考えているよりもさまざまなリスクの予測ができるのだと改めて感じた。あらゆるリスクを回避できるように、より多くの予測を立てられるようにしたい。 [ぜひぜひ]
・自分だけでは考えられなかったことに気づくことが出来ました。実際には開催しなかったときの手立てもあるらしいけれど、いろいろな観点から考えることが出来て良かったです。 [それは良かった]
・自分と違う意見に対して、多くを受け入れすぎた気がした。自分の意見を持ちつつ、他の意見といい意味で論争(?)したいと思った。 [ぜひ]
・質問に対して視野が狭窄していたため、客観的に広い視野で捉えていこうと思った
・質問に惑わされないよいうに自身の考えを広く持っておこうと思う。 [以上、広い視野から問題を捉え直すことは非常に重要です]
・実際にその立場になったとき冷静な判断ができるかはわからないと思った。 [その通り。その時のための講義です。焦らずに進みましょう]
・実際無意識に考えが変わっていたので、圧力による視界の狭まり方について衝撃を受けた。 [自分で適切に判断しているつもりなのに、誘導されてしまうんですよね]
・社会の仕組みについて何も知らないことに気づかされた
・社会の仕組みを知ることで、レースやロケと打ち上げなどの無理な開催をしなくて済むことが分かった。 [そうなんです。それをこれから学びましょう。焦る必要はありませんよ]
・手のひらの上で操られていたと聞いて怖くなった。 [すみません。今回だけです。お許しを...]
・集団になると赤信号みんなで渡れば怖くないが発動していくのが怖いなと、意識したわけじゃないのに [次回ご説明しますが、これが集団思考の怖さなんですね]
・状況設定がおかしいことは気が付いていたが、まさかだますためだとは分からなかった。 [今回だけです。次回からは普通に議論します]
・人の圧力などは影響があるということが改めて再認識した。 [次回、生々しいその様子をご覧いただきます]
・先生の掌の上で転がされていて悔しい。 [すみません。初回だけです]
・他人と議論しながら課題解決できることで沢山の勉強ができた [それは良かった]
・追い詰められた状況下で、冷静に広い視野を持って正しい判断を行うことは難しいことであると感じた。 [追い詰められるともう、ほとんど何もできないんですね。そのリスクを早めに察知することが大切なんです]
・討議が思っていたより面白かった [それは良かった]
・二回の授業を通して掌の上で転がされた感じがして面白かった。社会の仕組みについて詳しく知りたくなった。 [すみません。前者については最初だけですからね]
・物事の伝え方、見方で操作できる物事が意外と多いという事を知れた。 [表現を変えると、心理学的な要素が大きいんですね]
・文章には置かれる状況までの過程が抜けがちだということや個人と複数人では大きな差があると感じた。 [その通り。前者については、いわば想像力が必要なんです]
・保険という発想は思いつかなかったが、あまり便利ではなさそうだった。 [確かに面倒ですが、これから生きていく上では必ず必要になる仕組みですよ]
・保険といった、日常で当たり前に耳にする言葉でもどの場面で有効的なのかを理解できていないことで、頭から抜けることがあるということを改めて理解できた。
・保険話や技術的な話などを知らないと今回のレースのように開催するしかないと視野が狭くなってしまうため、様々な視点から物事を見れるようにしていきたい [以上、ぜひぜひ]
・様々な意見があって面白かった。 [そうでしたね]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。