2022年5月17日更新

3ER1クラス
第5回:2022年5月17日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※第5〜6回では、ケースメソッド事例に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・グループ討議

授業の運営方法

・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議

学習課題 予習・復習

・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・復習・次回に向けた予習: 討議内容についてのさらなる検討(課外でのグループ討議)(120分)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.1. ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴して、最初に感じたこと(第一印象)は何ですか? できるだけ感じた通りに回答してください
A.1. (次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)

・あれでどれぐらい発電できるのだろうか。 [お話しした窓ガラスの件を考えなかったとしても、大電力は無理です。電子機器を作動させることができる程度です]
・いい企業の上司と部下だなと感じた。
・この職場から逃げたくなった
・コントロールユニット単体のままブラインド連結で出力アップというのは、コントロールユニットに負荷をかけすぎるのでコンセプトそのものに問題があると感じた。
・せめて同じエンジニア同士ぐらいは仲間意識もって助け合う関係であってほしい。ほとんどの人が真田さんに責任を投げて、真田さんが悪い雰囲気ができているのが見てて気持ち悪かった。
・ソーラーブラインドの重量などが、家屋に対応しているのかどうか疑問に思った。 [なるほど。さすがに工学部ですねぇ]
・ソーラーブラインドは面白い発想だと思った。
・ソーラーブラインドを視聴して、何でも話せる明るい職場を掲げているのに、話してもその意見を受け入れてくれない企業が世の中にもあると思うが、そう考えたら社会に出るのが億劫になってきた。
・たばこ吸ってる姿がいかつい。
・なんか主人公が時間と場所とタイミングを考えずにいいことを言うだけ言って周りを怒らせていると思った
・ブラインドにソーラーパネルを付けるのは故障が多発しそうなので止めた方が良いと感じた。 [確かに。電力を伝える配線に経年劣化の問題が起きそうですよね]
・安全の塩梅を考えるのが難しい
・[ビデオの内容が]意外とちゃんとしていた
・下の社員の意見は相手にされないと感じた。
・画期的な案で順調に進んでいると感じた、問題発生してから対応が速く[この場合は「早く」]リーダーとしてもちゃんと対応していたと感じた
・会社の中での上下関係が力に直結している
・会社の雰囲気が良くない
・回路担当とプログラム担当でお互いに相手側の不具合かもと考えたり、協力会社に不具合があるかもということも言いづらいという状況になりそうだと考えていたら本当にそうなってしまいました。
・開発するときは楽しそうだと感じたが、働くのは大変だと思った。
・開発期間が短い。 [個人的な感想ですが、開発に1年かけることはないと思います]
・確信のある根拠が一つもなく、ただの憶測のみで優柔不断と感じた。
・学生と違って社会人は様々な責任を抱えている。
・[ビデオの内容が]割と本格的だった
・期日が近く残業をしなければならないのはわかるが明らかに疲れている状態でミスを発見するのは困難だと感じた。会社の隠蔽体質や先輩の態度などの問題もあるが勤務方法にも問題があると感じた。
・起こった問題に対処するにはいろいろなことが絡んでしまい、解決が難しいと思った。
・技術者として起こりうることだったので怖かった。
・原因が分からなくても報告すべきであると感じた。
・現実にありそうな話だった。主人公、会社側どちらとも悪いとは言えない状態だと感じた。
・現場リーダーの真田さんにしわ寄せがいっているというに感じる。先輩の細谷さんは自分の作業に抜けがないということで回路に問題があると譲らず、石川さんは協力している大手企業に逆らうような期限の延長に協力してくれない。その中でも真田さんは安全を確保するために問題チェックや期限の延長を提案するが、受け入れられることはなかった。後輩の金城さんには直接相談することができなかったが、気づかれてからは味方の立場になったので救いはあったと感じた。
・個々人が自身の仕事に責任を持とうともしていない。
・古い動画だと思った。 [13年前の2009年の制作です。課長がスマートフォンではなくガラケーを使っていましたよね]
・考えられうる危険性や問題よりも経営を優先してしまう会社に歯痒い思いを抱いた。
・細谷がリーダーになれなかった苛立ちから、自分の方が優れていると思う、または思わせる為に自己顕示している節があった。
・細谷さんがいや[嫌]な人だなと思った。
・細谷さんがリーダーをとらえて[「取られて」のタイプミス]根に持ってるように見えた。
・細谷さんの演技が微妙だった。
・細谷さんは真田さんにあまりいい感情を持っていない
・細谷さんや石川さんは真田さんの意見に対して反抗的で、金城さんは肯定的だと感じました。吉田さんは無口で中立的だけどプログラム担当の細谷さんの影響もあって、真田さんのみかた[味方]をするのは難しい立場なのかなと思いました。
・自分の意見を主張しても、上司に強く否定されるような環境では働きたくないと思った。
・自分の考えが通らないことはおおきな[大きな]ストレスと感じた
・社会は怖いと思った。
・主人公になりたくないと感じた。納期手前の会社の空気が悪かった。
・主人公の真田が上司からの期待と圧力で苦労していると感じた。
・上司がこわいの[怖い/恐い]で逆らえないと思った。
・真田さんが一人、特に頑張っていたがその頑張りが報われておらず同情した。
・真田さんが一番しっかりしていて、一番辛い立場。
・真田さんの疲労具合がすごい。
・真田さん以外のほとんどのスマートシステム電気産業株式会社の社員は何かと文句を付けて行動してくれない。
・辛すぎる、五里霧中のような感じ
・製品を開発することは非常に大変だということ
・石川の不具合を起こさない機械はないという発言は間違ってはいないが、今言うことではないと思った。
・組織で行動している以上戦法[「先方」の変換ミス]との信頼などが邪魔をして優先するべき順序が分からなくなっている人が多いと感じた。
・登場人物全員が責任を感じ、仕事をしていた。
・売れないと思った。窓からのソーラーで8万円は高いと感じた。 [確かに。初めての指摘です]
・八方塞がり。残業をしたから頑張っているとかそういう評価はされたくない。会社内全員に原因が究明できないことに対してのストレスがたまっていて余裕がなくなっている。事象は起こった。なのになぜ問題なしという報告書が通ったのか。元請の会社は事実を知らないのか。
・問題が生じたときに、様々な部門の人との連携を取るのが難しいチームリーダーの役割を担うのは嬉しいことではないことだと感じた。
・問題解決のために行動しているのに責任逃れをするような状況が多かった気がする。
・立場が上になると事故が起こる可能性を無視してでも経営について考えてしまうんだなと感じた。


Q.2. もし自分が「ソーラーブラインド」の主人公だったらどのように行動すると思いますか?
A.2. (グループ討議前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)

・さっさと上に話を通す。
・すぐ上の人に働きかける。 [以上、課長に報告するという意味でしょうか、あるいは課長の上司(部長など)に相談するという意味でしょうか]
・ソーラーブラインド発表の会議で問題点があることを伝える。
・どれだけ延期を訴えても最後の社内会議で延期ができなかった時点でどの決定に従う。
・ほとんど真田さんと同じことをする。ただ、金城さんに少しは助けを求める。
・もしも主人公の立場ならば、上司の言うとおりに行動していただろうと感じる。
・もし自分が真田さんの立場だったら上司との会話をボイスレコーダーで録音しておかしい言動や行動を記録し隠蔽されるのを防ぐ。
・もっと強く問題について上司に訴える。
・一応発売時期の延長を申請をして、通らなかったら仕方ないと思う。発売は会社の考えであり、どおしよう[正しくは「どうしよう」]もないので、事故が起きてしまったら、不具合だったとする。
・延期をするべきだと考えても上の人の圧に抵抗しきれず従わざるを得ないと思う。
・何も行動を起こさないと考える
・課長が話を聞いてくれないから他社との最終ミーテイングで正直に話す。
・会社をやめ[辞め]ます。
・技術者として、安全を第一に考えるべきであるため、製品の問題点を社長、もしくは元受け[正しくは「元請」]会社に進言する。
・技術的に問題がある以上それを解決するまで、発売を延期するべきだと上に忠告文を書面で送りつける。
・協力他社との一緒に原因を探る。条件を揃えるうえで自社だけでは、かなり厳しいと思う。
・検査を省き出したら転職を考える。
・原因が分からないとなった段階で元請の企業にも相談をする。不明でも自分のところにおそらくは問題がなく、ほかの部分に問題があるのではないかという意見はある。それを伝えればわからないという結果では伝わらない。自分のところでわからなかったのならこういう条件がそろわなかったなどのことを添えてわからないという。
・原因解明の期日を決める段階で、この期日では無理だからもう少し延ばしてほしいことを伝えるべきだとお思いました。
・原因究明を行う。
・原因不明であることを行った検証とともに、報告書にのせる。
・自分たちの企業には問題が見当たらないから、TANAKAブラインドに調査してもらうように要求する。そもそも、なぜ問題が生じたときにスマートシステムの回路とプログラムしか問題を調査していないのか。
・主人公のように毎日熱心に残業したりはせずに、製品化して問題が起き次第、ユーザー対応で片をつける。
・取りあえず、報告書に真実を書き報告を行う
・周りに早期の段階で問題を相談する。
・重大な事故が起きる前に会社を辞める。
・商品説明の段階で、一定の条件下で誤差が生じたことを発表し今度アップデートしていくことを伝える
・少なくとも家には帰らない選択をすると思う。初めに実験することを優先させて行動する。
・上に報告しても対応がなされなかったので今回はそのまま製品発表へ進む。
・上の人たちに従うと思う。
・上司と先輩に相談して、問題の解決を試みるが真田と同じような結果になると考える。
・上司に言われた通り、問題ないと報告書をあげる。
・上司に従う
・上司に相談してダメならさらに上司ダメならCSEの技術者とも連携を取り調査する、また、それに応じてくれなかった場合は告発して社会に知ってもらう。
・上司に相談してとりあえずごまかせと言われればごまかすだろうし、先輩に問題提起して否定されたら、再度指摘することができなくなるだろう。
・上司に相談するなど色々試してみても、主人公と同じような結果になると思った
・上司や先輩の圧力によって、問題を解決しないまま、ソーラーブラインドを商品化すると考える。
・真剣に延期を提案する。事故が起きない製品を作る会社のほう[方]が信頼は上がると思う。協力会社からも信頼は上がると思う。
・真田さんの実際の行動以上の行動が思いつかないので最後の場面になる前に逃げます
・正直に延期するべきだと言い続ける
・製品がハウ熱[「(異常)発熱」のタイプミス]したことがあるという事実を関係者に打ち明ける。
・製品にフグ合う[「不具合」のタイプミス]が生じる可能性があることは伝えるが、上司に強く命令されたら従ってしまうかもしれない。
・製品化にはもう手が出せなさそうだから開発のチームから手を引く。
・先輩や後輩に相談し、上司の方に説得する。
・長期的にかつ販売地域の拡大まで視野に入れて考えるという想定なので、問題点があることを指摘し、ブラインドの会社とともに、問題点の調査を行う。
・動画の主人公のようにどこに原因があるのかを試行錯誤してわからない状況で上司から報告書を出せと言われたらそのまま出す。
・同じことをしたかもしれない
・同じように上司に相談し期限を延ばすよう頼む
・発見した不具合を部下と共有しどんな条件でバグが起こるのかギリギリまで調査するべきだと思う。 [ソフトウェア側の問題の可能性を考えるということですね]
・発売延期になる根拠を数値化して物的証拠を揃える。
・報告書に問題なしと書いた時点で終わりにする
・報告書を作成しない。問題があるということは変わらないため、最後まで他の会社とも話し合う機会を作る。
・問題が発覚しないのでソーラーブラインドの発売延期をし、しっかりと回路とプログラムの調査を行い原因追求する。
・問題について上司に報告はするが、その後の流れに反対できるかはわからない。
・問題はないと報告書を出して後々修正していく方面で行く.
・問題は見つからなかったと正直に報告し、問題は後日対応していく。
・問題点は言うが指示に従ってしまいそう。
・問題点をまとめた書類を上に提出する


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

[お断り:次回議論しますので、影響を与えかねないコメントは控えます]

・こういった会社が現代社会に溢れていると信頼して商品を使用できない。
・ソーラーブラインドの動画を見て、技術職に残業が多い理由が理解できた。
・ソーラーブラインドはチャレンジャー号と同じような利害的な影響があると思った
・ソーラーブラインドを視聴して、ソーラーブラインドと今まで検討してきた事例を見てみるとやはり自分より上の立場の人や多数派の意見を持ったひとからの圧力がどの問題にもついて回っていると思った。
・ソーラーブラインドを視聴して、職場の雰囲気・環境が良くないと感じた。
・チームリーダーなどの様々な部門の人たちと連携を取るのは、通常の仕事以上にストレスが溜まると感じるので、真田さんは大変だと感じた。
・バイトでも意見を聞き入れられずに上からの指示に従わされたことがあったなと思い出した。 [なるほど]
・ビデオが思っていたより面白かった。 会社と上司に挟まれる真田と石川が気の毒だった。 最終的にどうなったのか続きが気になる。 [ありがとうございます。若手の先生の制作です。なお、続きは存在しませんので、来週一緒に考えましょう]
・ビデオを見て、真田さんが苦労してると感じた。
・リーダーを決める際に、能力で決めるのではなく年功序列で決めないと指示を聞かない人が出てくると思いました。 [なるほど。そういう考え方もあるんですね]
・意見のバランスを取ることの難しさを改めて感じた。
・映像が実際には二日間で撮っていることに驚いた。 [その代わり、編集には1週間かかっています]
・何かあった時を想定した判断が必要だと感じた。
・開発することは楽しそうだと感じた。しかし、働くことは大変だなと感じた。
・楽しかった [ありがとうございます。若手の先生が制作しました]
・技術者が所詮会社の小さな歯車の一つでしかない事実に辟易した。
・技術者として正しいことをしようとしてもそれができない環境は大きなストレスになると感じた
・原因不明はよくあることではあるが、あの対応はないと思った。
・残業してまでやった仕事を不完全なまま終わらせたくないと思いました、
・私も数年後就職して働くことになるため、事前にこの授業で様々な場面を想定しておきたいと思った
・社会に出た時こういったことに直面することがあるかもしれないと思うと、その時にしっかりとした行動がとれるか不安である。
・就職したくないと思った。
・助け合おうとせず、責任を放棄し1人になすりつけている図が見てて気分が悪かった
・小学校の花瓶の話は秀雄君が暴れて割るかもという予測をしなかった先生が悪い気がします [まったくその通り。ちなみに中国やアラビア世界だったら「この花瓶は今日割れる運命だった」で片付けられます]
・新しい班になり議論する機会は少なかった。 [来週はたっぷり時間を取ります]
・真田さんが、終始かわいそうだった。
・製品を開発することは非常に大変だということが間接的に理解できた。
・石川さん[たぶんソフト担当の細谷さん]は仕事自体はしっかりやっているが、自分の感情を表に出しすぎ。自分がリーダーになれなかったことをいつまでも引きずり過ぎ。
・責任の所在が曖昧な内容に思えた。
・川で子供がおぼれている設定の問題で見捨てる選択肢があることに驚いた [あくまでも理論的な可能性です。現実にそのような選択をしたら非難囂々です]
・中小企業など規模にかかわらず日程の変更をするなどの柔軟な対応というのは難しいと考えた。
・動画の撮影期間とクオリティが伴っていた気がしました。 [ありがとうございます]
・同調圧力は怖いと感じた。
・眠かったです
・問題が起こるのは仕方ないがそこからの対応がたいせつ[大切]だと感じた。
・問題の解決の手順がわかった
・立場によって責務が違うと感じた


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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