2022年5月19日更新
3EP3クラス
第5回:2022年5月19日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第5〜6回では、ケースメソッド事例に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・グループ討議
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・復習・次回に向けた予習: 討議内容についてのさらなる検討(課外でのグループ討議)(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.1. ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴して、最初に感じたこと(第一印象)は何ですか? できるだけ感じた通りに回答してください
A.1. (次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)
・エンジニアの立場と会社の立場でジレンマ問題が発生していて難しい問題だと感じた。
・お客様の安全性と会社のことを考えた時にどちらを選んでもどちらかがマイナスなことが起こることを考えるともどかしい感じがした。
・ジレンマ問題に直面し、判断に悩むような仕事はしたくないと感じた。
・スマートシステム電器産業が働きづらい職場だと感じた。
・チームのリーダーとして技術的な問題を掛け合っているのに、全く取り合ってくれない場面がつらかった。
・めんどくさい人しかいないと感じた。
・もしかしたら将来自分が真田の立場にいるかもしれないということ。
・もどかしい。
・リーダーに任せきりでチームとしての働きができていなかったと思う。問題が発覚して解決へ動いていた時も、誰も助けようとしない、相談に乗らない、話を聞こうとしない、主人公を突き放すだけでかわいそうだと思った。
・リーダーの責任は想像していたより重そうだった
・映像が古いと感じました。 [スライドには書いてあるのですが、2009年の制作です]
・何でも言えるには言えるけど、解決まではしないのかと感じた
・何個もブラインドとコンセントをつなげるのにあんな小さなコントロールユニットでコントロールするのは無理がある
・課長の親の顔が見たい。
・会社としての責任と製作者側の責任の二つのジレンマ問題があった。会社で納期に迫られた時に問題が発生するとどの会社でもこのようなことが起こりえるのかと考えた。
・会社の判断と真田さんの判断が対立しており、そのジレンマ問題がとても難しいことだと思った。
・感じたことは、周りの人がすべてリーダーに投げかつ、すべて責任を持たせ派閥をもたせたプログラムの眼鏡の人[=細谷さん]が悪いと感じた。そして、リーダの気持ちはとても分かった。
・企業に勤めるって大変なんだなって感じました
・企業を集めて問題点の調査をするのではなく個々でするのかと思った。
・期日や周りの反応を見ると、彼がかわいそうだった。
・技術者といい、社会といい物凄く厳しい環境だと思った。
・技術者として最高のものを作るには社会は不寛容だなと感じた
・技術者は大変そうだなと感じた。製品を開発して終わりではなくその後も開発した責任が伴うのは大変そうに感じた。
・技術者は納期などにもシビアにならにといけないのに、自分のできることで納期を遅らせることが必要になってくるが経営がしっかりしてないことがわかった。
・元請会社との関係性もあって、納期が延長できないと決定されたのは理解できなくもないが、問題を解決しないまま製品化してしまうのはおかしいと思った。
・今まで学んできた内容が出てきたので、実際に自分が体験するとしたらこのような感じになるのだなと思った。
・最後の会議で問題があるのに発表することを喜んでいる姿に気持ち悪さを感じた。
・最初に感じた事は、自分は技術者に向いていないかもしれないと思った。
・最初は上手くいっていたが、だんだんと期限が迫ってくると、全員のストレスが溜まっていっていた。
・細谷さんのガラが絶妙に悪いと感じた
・視聴は2回目だったが、ドラマとして面白いと感じた。
・自分が主人公だったらと思うと、とてもつらかった。
・自分が就職した後には、ビデオのような厳しくつらい社会が待っているんだろうなと感じた。
・実現が無理だとしても斬新な発想だと思った
・実際に事故が起こると怖い
・社会ではよくある光景なのだろうが、主人公が不憫でならない。
・社会なんてこんなもんだろうと思った。
・社訓には嘘しか書かれていないのではないかと感じた。企業選びの際には、明るい・アットホームなどを掲げている会社には注意しようと感じた
・若くしてリーダーは大変そう
・主人公がとても辛そうだと感じた。また、上司も家庭があり子供がいて元請企業との複雑な関係性に困っていたと感じた。主人公に対しては少し横暴な態度を見せていたが主人公と同じくらいに上司も悩んでいたように思う。
・就職後の生活が怖くなった
・初めてのリーダーを任され責任を負わされた中ギリギリで問題が生じ延期を検討するも上には逆らえずとても可哀想だと思った。
・商品に問題があるまま、市場に流れることは危険だと感じた。
・上司が自分勝手すぎる。
・上司に期待されてリーダーを任されていたのに、最後のほうは、少し突き放している感じがした。
・上司の態度の変化
・上司やチームメンバーの責任を取りたくないという感情がもっとも問題だと感じた
・真田さんが物事の本質を相手に伝えられておらず、コミュニケーション不足に感じた。
・責任は人を不自由にするというように感じた。
・大変そうだと思った。
・不備がありながらも問題がなかったと報告書を書かせた課長に腹が立った。不備があることをずっと言い続けた真田さんはすごいと思った。
・問題があって、それが解決できないで期限が迫って期限が迫って、結局報告書には問題がなかったというので書くことになってしまって、製品の発売の延期もできないまま進んでしまって、チームリーダーとしてすごい苦労しているなと感じた。
・問題が起こった、もしくは起こる場合も何かを作るうえでできる限りの想定をしなければならないと思った。
Q.2. もし自分が「ソーラーブラインド」の主人公だったらどのように行動すると思いますか?
A.2. (グループ討議前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)
・あの場では問題が発生していることを伏せて、製品が以上発熱しないようにお祈りしに神社へ行く
・このまま開発を進めそう
・ソーラーブラインドの主人公と同じような行動を起こしてしまうと思う。
・とにかく説得する 時間をもらう 製品化後にでも治す
・なにもみ[見]なかった事にして、事故が起きないよいうにお祈りをする。
・もっと上の役職の人に直接い[言]ってみる
・もっと先輩をこき使う。
・もっと早い段階で延期の相談をするべきであると思った。
・何がなんでも延期をする道にもっていく。
・何が問題点だったか、自分の領域ではどこまで作業を行っているかの報告を行い、細かいコミュニケーションを上司や他の社員と取ろうとする。
・課長の言った通り、クレームが入ってから対応すると思う。自分以外が成功したという雰囲気のなかで自分だけ問題について発言する勇気はない。ただ、問題の規模の大きさについては報告すべきだと思う。やけど程度なのか、火事が起こるほどなのかは最低限報告したうえでクレーム対応すべきだと思う。
・会社の指示に従うと思う。
・会社の方針に従います。
・会社の方針に従ってしまって、問題を解決しないままにしてしまうと思う。
・開発延期を提案し、意見を聞いてくれない会社が嫌になり退職を考えると思う
・確実な原因は見つかっていないが、原因につながるかもしれないものが見つかったため、無理にでも延期にしてもらえるように話す。
・完全に問題解決ができないため、無人モード?の時のみ今のところ問題発生の可能性があるため、製品にはそのモードを一旦排除し、問題解決後アップデートする。
・危険があることを自ら、元請け会社に報告し、問題点の明示をする。
・公衆の安全を優先して延期してもらえるように上司やCSEを説得する
・最後のシーンまで行ったら無理ではあるが、問題が生じる可能性があるとわかった時点で危険性を示す資料を作成して社内会議にもっていってもらってそれでダメなら何もしない。
・最後の発表で自分が開発した時に、出てきた問題を発言する。
・最初の時点で、問題が無いという報告書を提出しない。
・私が主人公だったら、何回も指思考[?]を繰り返しても会社側には何もなかった。そこで品質問題があげられたが、その報告を上の人に部長が連絡をするところを自分から連絡を行うように私はしたと思う
・自分から渡辺さんに連絡を取ってみる。問題が起きて、リコールがかかった際に起こるかもしれない不利益を計算する。
・自分でできる最大限の対策を行い、その他は黙認する。
・自分の意見を会社に受け入れてもらえなかったが、問題が起こったとき責任は自分にかかるため、社内での会話を録音するなど対策を講じる。
・自分は、事故が起こると思うととても怖くなってしまうので、上司に報告すると思います。
・主人公だったら会社を選ぶと思う。自分がリーダーになったため会社の責任を背負うことは難しいため流されてしまうと思う。
・主人公と似たように抗議するとは思うが、報告が遅れたために押しきれず食い下がってしまう可能性がある。
・主人公と同じように社長に訴えるが会社の判断で動画のようになったら何も言えないと思う
・商品の問題を追及して解決を図る。
・上司が納得するまで説得し、なんとしてでも発表を延期する。
・上司にも問題を見てもらい一緒に考えてもらう
・上司に相談しようと努力をするが結局できずにそのままにすると思う。
・上司の言うことに従って仕事をする。
・心理カウンセラーに行ってメンタルケアをしながら上司に反発をして安全を優先し、リーダーらしく行動する。
・正直に言いたいという気持ちはあるが、言えないまま終わってしまう気がする。
・正直に製品にミス[この場合は「(未解決の)問題」等が適切]があることを伝えるべきだと思った
・製品に不備がある場合には、正確に伝えて少しでも改善されるようにする
・素直に従ってしまうと思う。
・注意書きなどを製品の取説などに書いたり、利益が出れば改善を行う。
・直属の上司だけでなく、会社の別の人にも意見を聞いてみる
・同じように言えないままだと思う。
・納期まで問題を解決できるように試行錯誤するが、問題解決が間に合っても間に合わなくても上司の言う通り納品する。
・発熱に関しての注意書きの様なものを製品に付け足すようにお願いする
・発熱の可能性があるという問題点を指摘した文書や電子メールを上司に提出して、自分がちゃんと報告したことの証拠を残して、あとで責任を取れといわれないようにしておく。
・報告書を書き直す
・僕も同じような行動になってしまうと思う。
・問題があったと報告する
・問題がなかったという報告書を書かない。ブラインドに問題があるかどうか確かめるためにTANAKAブラインドに出向き調査をする。
・問題の確認をする際に問題が起こった状況を再現してから初めに問題の確認を行うべきであったと思う。
・問題を何とかして解決するために、延期を上司よりもっと上の立場の人に掛け合う。
・量産の問題が起きた時点で報告をした
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[お断り:次回議論しますので、影響を与えかねないコメントは控えます]
・「誤魔化す」や「隠す」といった行為をするのは簡単であるが、判断するのは難しいと思った。
・[コントロールユニットが?]こわれ[壊れ]たらこわい[恐い/怖い]
・こんな会社は嫌だ...
・ジレンマ問題について動画を通して理解できた
・ジレンマ問題を考えてみてどちらをとってもマイナスなことが起きるため考えることが難しいと思った。
・どれだけ問題が起こっていても会社の都合で取り合ってくれない場合があるのだと感じた。
・ビデオが凝ってるなと思った
・ビデオが思ったよりよくできていて、見ていて面白かった。
・ビデオのような周りと違う意見を持っていた場合、自分であったら自分が正しい状況でも周りに流されてしまうだろうなと感じた。
・ビデオの撮影時間に一番おどろ[驚]いた。
・ビデオを見た際にいろんなことを考えてつらくなった
・モヤモヤが残るビデオの終わり方だった
・やはり何があっても期限はしっかり守るべきだと思いました。
・一人で上司に話しても聞いてもらえないと思うのでみんなで行けばよかったと思った
・技術者としての在り方を教えてくれるものである授業だと感じた。
・技術者として自分の業務を遂行するのも大変ですが、他部門とやりとりするのが特に大変だなって感じました。
・技術者になったら、ストレスが多そうに感じた。ビデオを見て将来技術者になるのが不安になってきた。
・教室の問題について私は先生の事後の反応については考えることができたが、先生本人[のメタ・メッセージ]については考えが至らなかった。他の意見を聞いて視野を大きく考えたい。 [理論的には「ダブルバインド」と呼ばれる状態です。教科書p.140に書きましたので、読んでみてください]
・言いたいことを言っても話が通じないことがある
・見た動画が2日間でとられ[撮られ]ていることにびっくりした
・今回の授業は動画を見たが、現実的にあり得ない話ではなく似たような話は実際に起こるように感じた。主人公は見るからに辛そうであったが上司にも複雑な感情があったように思う。唯一プログラム担当の人間だけは先輩という立場と高いプライドを持っていて、悪い印象を感じた。彼の背景的事情があまり見えていないのでなんと見えないが先輩にいてほしくないタイプだと感じた。
・今回はジレンマ問題の具体例を視聴しながら理解をすることができた。
・今日の動画を見て、下請け会社の大変さがとても分かった。
・撮影が2日であったことに驚いた。
・視聴したビデオの台本でプログラミングに若干偏見が混ざってるんじゃないかと感じた
・自分がいざ、当事者になったとき、何もできず言われたことしかできないと思う。
・自分が将来このような業界に行くかもしれないと思うと、とても怖くなった
・実際に今まで習ったことに沿った映像をみると現実味があって、今まで考えてきたこと通りにはできないなと感じた
・実際に自分があのような立場になったら不安を抱えながらの生活だから怖い
・初めて組む人が多く、話を始めにくかったが、それでも最終的にはみんな笑いながら話し合い出来ていたため、安心した。 [それは良かった。新鮮な気持ちで来週以降も頑張ってください]
・上司と周りの部下に挟まれるリーダという立場はある意味地獄だと思った。
・上司より上の人に相談はできなかったのか
・真田さんは問題が生じたことについて正直に上司に報告していたが、上司も都合があるため受け入れることができなかった。この様な問題に直面したときに自分ならどのように行動するか考えることができたので良かった。
・席替えをしたことでフレッシュになったと感じた。 [以前は固定していたのですが、人間関係も固定化されるので数年前からこのようにしました]
・動画が2日間で撮影したのはとても驚いた。チームリーダーとして色々と責任などもあって大変だと思うし、報告書なども嘘を書くことになってしまって、色々と社会人になると大変なのだと感じた。
・動画みたいなことは、今時ないだろうと感じたけど、見てる中でやっぱりそんなことないのかなと思いました。
・動画を視聴して、やっぱり上司と部下とでは、しっかりとした対等な話がしにくいんだなと感じた。
・難しい議題だと思った。
・標語はあくまで標語なのだなと思った
・物事が大きいと、正しいと思っている意見が通りずらくて大変だと思った。
・問題解決のためにプログラム班も回路班に協力させればいいのではないかと感じた。
・利益と安全のどっちもとる解決策を見つけることは難しいと感じた。
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。