2022年6月2日更新
3EP1クラス
第7回:2022年6月2日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※技術者としていかに行動すべきか
※優れた意思決定がもたらすもの
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材を視聴することもある
・提出:課題3(電子的提出)(120分)
・復習:課題 4(倫理綱領の検討)(120分)
・次回に向けた予習:教科書の精読
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.日本で“KY”と言ったら、「K空気、Y読めない…
」。仮の話ですが、アメリカでビジネスをしていて、日本語で“KY”と言われたら、どういう意味?(作:内田樹)
A.「K契約書、 Y読めよ!!」(講義でご説明しましたので、原則として、コメントは控えます。ただし大半の回答が日本的なものであることにご注意ください。このままでは海外では通用しないんですね)
・「きちんと読んで」という意味 A.契約書読んで
・K これ Y 読んどいて
・K(堅実で)Y(有効的な関係にしよう) [なるほど]
・K:契約 Y:
・Kind You
・know you?だと思いました
・KY=契約よろしく?
・KYと言ったら、空気読めないだと考えた。
・あなたを知っているっていう意味
・かえよ
・カネ(金)よこせよ(寄越せよ)
・かねよこせ
・きちんと読めよ
・このたびはよろしくお願いします。
・これ、やってよの略?
・これ以上やめて
・これ読めよ [複数]
・こんな事やるな
・わからなかった
・価格読めよ
・確認よろしくお願いします。
・企画書読め
・危険な要素
・機微を読め
・規約を読め
・却下
・空気の読める人
・君、よそ者だね
・契約(KY)してよ
・契約書 読めよ
・契約書、読めよ [複数]
・契約書、読めよ!!
・契約書を読みなさい
・契約書読め
・契約書読めよ [複数]
・契約証を読む
・契約読め
・契約読めよ
・計画書 読めよ
・健康弱いと思いました。アメリカ人が身長ともに、体力が日本人よりも強いであるため自分がよりも弱いものを差別な発言しがちと考えた。
・今日はやめてよ
・書いて よ
・詳しく読めよ
・日本では空気よめよという意味であるがアメリカでは契約書読めよらしい
・買うのを約束してくれ
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・「KY」がそのような意味であったのかと驚きました。 [本当にそのまま話すのはありませんので、誤解なきよう。アメリカは契約社会だということです]
・6/1から就職採用が本格化すると言う話を聞き、真剣に考えて行かないとと思った [建前上は面接解禁日ですが、実際は内定日です]
・いろいろな視点から見て新たな発見があった。
・この授業の内容は思ったよりも身近にあるように感じた。
・これからの技術者はより公衆の安全や健康について考えなければならないとわかった。 [以上、ありがとうございます。いろいろな意味で皆さんのお役に立つ科目でありたいと考えています]
・ペア活動が多くて疲れた、 [なるほど。ちゃんとした議論でなくても疲れるんですね。ちょっと考えます]
・ホンダの件もルメジャーの件も、周りがどうこうではなく自分で何かをなすべきなんだなと感じた。 [もちろん。その上で周囲の理解と支えがあるかないかがその後を決定づけます]
・安定的な経営を行うためには、法律だけでなく社会の倫理の変化を把握することが必要であると感じた [その通りですね]
・英語の映画で眠くなりました [食後なのにかなり暗くしましたからねぇ。でも僅か数分のビデオですが...]
・会社の経営など様々なことを学べた [おそらく情報系の方は、あまり考えたことがないんじゃないかと思います]
・会社の損になるとしても環境や安全のために成果を公表することはすごいことだと感じた。 [今日のいくつかの例のことですね。まったくその通り]
・海外の人たちの考え方と日本人の考え方には契約というものの大きな差異があると知り、面白く思った。 [でしょ? グローバル化の件はまだ続きます。これからが本番です]
・企業選びを慎重にし、会社内の雰囲気が自分に合ったところを選びたいです。 [もちろん]
・気づいたらすぐに行動することが大切だと思った。 [一般的にはその通りです。タイミングを逸すると、すぐに対応できなくなることが多いです]
・技術者の立場からの行動・意思決定の難しさを感じた [その通り。だからこそ学生のうちにこの科目で考えましょう、ということです]
・契約書は重要なものだと強く感じた。 [まったくその通りです。押印する前にきちんと内容を確かめることが重要です]
・建築の問題に気付いてから、プラスに捉えて解決策までしっかりと考案できたことがすごいなと思った。ピンチをチャンスに変えたいい例だとも思った。 [まったくその通り。なかなかルメジャーさんのようには行動できませんよね]
・個人ではどうしても限界があると感じた [半分以上その通り。その意味で企業選びは重要ですよ]
・個人や会社の事ではなく、公衆の安全を考えることの大切さを知ることができた。
・公衆の安全を守る重要性が大切だと分かった。 [以上、その通りですね]
・講義中に出てきたKYとは異なりますし、講義に直接関係の無いことですが、日本には英語圏で通じない(むしろ勘違いされる事が多い)和製英語が存在します。日本でのガソリンスタンドは英語でのガスステーション、他には不正行為を意味するカンニング(cunning)は英語圏で”ずる賢い”という意味があり、本来の方はチート(cheating)と呼ばれます。また勘違いという点で、日本には規模の違いでアパートとマンションがありますが、英語圏ではどちらもアパート(apartment)という意味になります。一方でマンションは英語圏で豪邸という意味があり、(よっぽどの富豪で無い限り)普通の人が「私の家はマンションです」などの文言を英語で”My house is a mansion.”と言ってしまうと、場合によっては不審がられてしまいます(英文は一例です)。今回は企業についてなので話は違いますが、普段使っている略語や固有の言い回しを初めて会う人や他言語話者に使う際などは気を付けようと思いました。 [良くご存じでしたね。このような事例はいくらでも存在します]
・国柄によって評価が異なるが、日本だと倫理的法令の制定が遅れており、しっかりと認知し守っていってほしい。 [残念ながら、そのような面があることは事実です]
・今回の講義では、社会の光と闇を両方見てしまった気がした。 [まったくその通り。これが現実の社会です]
・今回の講義を通して、当事者が論理[「倫理」のタイプミス]に対して考え、問題点を指摘しても、周りの組織や環境によって改善されることもあるし、そのままになってしまうこともあるのだと理解した。 [だから会社選びは重要ですよ]
・今回は、海外は、日本とは環境が異なるため、言葉の意味合いも変わってくるという点が面白いと感じた。 [発想がわかると、違う理由がわかるようになります]
・今日の講義でミスを黙っていることの方が罪が重く、自分で自分の首を絞めることが分かった。 [その通り。ただし日本のメーカーの場合、他者の状況を知らないため、良かれと思って、あるいは上司に指示されてそのまま検査不正などを続けることがあります。最近発覚した三菱の場合、検査不正が40年くらい続いていました。情報系の場合はこの種の不正はすぐ発覚するので、事情が違うと思います]
・今日の質問の「KY」はアメリカで「契約書読めよ」らしい。確かにと思った。自分の所属する組織は大切だと思った。 [アメリカは契約社会なんですね。会社選びの件は、まったくその通り]
・三代目で会社が潰れる話がためになった。 [実例はたくさんあります]
・社会の中での組織や個人の動き方が大事であることがわかった.公衆の安全を守ることが基本になると考える. [その通り。それをこれからの講義で考えましょう]
・若者が時代に合わせて会社を変えていくことが大切だと思った。 [お話ししましたが、これからの働き方は流動性が高くなると思います]
・就活のことを考えようと思えた [昨日6月1日が事実上の内定日なんですね]
・慎重に企業選びを行いたい [まったくその通りですよ]
・組織そのものが不正を行っていた場合、信頼を失うだけでなく、消費者にも悪影響を与える可能性がある。 [もちろん]
・第二次世界大戦の影響はかなり大きいと感じた。3台[「代」の変換ミス]目の会社が潰れやすいと聞いて驚いた。 [事例はたくさんあります]
・単に自企業の為だけではなく、社会問題を解決する為、安全の為に行動することが重要であると本田技研工業やボルボの例から分かった [両社とも偉いですよね]
・特にない。 [はい]
・内容やビデオが詰め込まれていてかなり内容が濃く、有意義な講義だった [ありがとうございます]
・日本は契約に対する意識が低いことがわかりました。逆にアメリカは契約が重視されたりと国によって変わってくるんだなと思いました。 [歴史を背景として、文化が異なるんですね]
・法律と倫理の違いを明確に知れたのは良かった。 [それは良かった]
・法律を守ることは重要であると思いました。 [「法は最低限の社会規範」ですからね]
・忘れていることがたくさんあった [法律の件ですね。お話ししたように必ず関係してきますので、できるだけ注意を払いましょう]
・本田社長は次世代のことを考えて社長を辞めたことがすごいと思った。 [次の世代を考えたんですね]
・本田宗一郎が社長を辞めたのは水冷エンジンを理解できず、技術者としてもう活躍できないと悟ったからとどこかで聞いた気がする。 [そのように伝えられています。ポイントは世代交替ということでしょうね]
・倫理という名の誠意が信頼につながるのだと思った。 [そうなんですね]
・話が少し難しかった [ふだんなかなか考えることのない問題ですからね。焦る必要はありませんよ]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。