2022年6月14日更新
3ER1クラス
第9回:2022年6月14日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
Reflections 1
(専門分野特有の問題に関する志向倫理的検討)
・PCを用いた講義
・関連する視聴覚教材の聴講
・予習・復習:課題5(90分)
・予習:課題6(Agora上でのケースメッド事例の倫理的問題構造、事実関係、ステイクホルダーなどの把握)(100分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
Q.1. ビデオ「ギルベイン・ゴールド」を視聴して、最初に何を感じましたか?
A.1. (グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
・Zコープだけが悪いのではなく市の計測方法や関連会社との連携などもこの問題を大きくしている原因だと感じた。
・ある程度はしょうがないにしても、有害物質の排出はできるだけしてほしくないと思った
・ゴールが見えない排水処理に対して対応を誰も定義づけていないためどうしようもない。
・こんな会社働きたくない
・ジャクソンがあの場面で内部告発したのは偉いと思う。
・ジャクソンは、公衆の安全を守るために正しい行動をした。前回のビデオよりも協力者がいたので内部告発ができたと感じた。
・ジャクソンはよく内部告発する決意を固めてくれたと思った。
・ソーラーブラインドの時に似ているように感じた。主人公が上司や責任者に問題を相談して、解決策を考えていることから少し違う部分もあった。
・そもそも誘致する前に規制内容と施設の検討を何故市は用意しないのか、規制内容の変更が対応できるか効果があるのかどうかでは無く規制したいという方向性つまり科学的に意味のある規制ではない。と感じた
・ダイアン・コリンズらは会社の支出を抑えることに注視しており、長期的に見た有害性に一切触れず、(古い)法律基準に遵守しているの一返答で、全くもって話し合いにならないなと感じた。
・ディビッド、フィル、フランク、ダイアンそれぞれの立場があり、それぞれ自分の仕事を全うしようとしていた。
・ディビットは何かしら行動したいがときすでにおそしで、にっちもさっちも行かなくて可哀想だと感じだ
・ディビットは正義感がある人だと感じた。
・どの選択が正しかったのかが後になれば、考察などはできるが当時は慌てていたと思うので良くやった方だと思う。
・なにをするにしても失うものがあるジレンマ問題があることが分かった
・なんでこんなに志が高いのか
・めんどくさい問題だと思った。
・よくありそうな問題だと感じた。自分の良心と上司と自分んの今後のことを天秤にかけなければならないのは大変だろう。
・よくわかんなかったけど、主人公かわいそうと思った。やはり自分の生活も大切にしたいと思うのは当然だ。
・汚染が発覚したのにくびは間違っている
・会社が取り合ってくれない時点で、社会に対して、問題を公表すればいいと感じました。
・会社で立場が上の人がデビット達に水をさすなといているかのような言い回しが気になった。実際にトムさんを解雇して嗅ぎまわられないようにしているようにも感じた。
・会社の重役は利益を重視するあまり環境保全問題にあまり関心がないことを感じた。
・会社の人が自分の意見を聞いてくれないとなると何もできないと感じた。会社の上司は目先の利益だけを見ていると思った。
・会社の対策に問題がある。市の定める検査方法なども問題がある。
・会社営業としての倫理と技術者としての倫理がせめぎ合っているように思えた。
・企業側で検査方法に問題があるのではとなった時点で市に対し問い合わせし双方で問題解決に乗り出すべきだと感じた。
・経営層の上司たちからの圧力によって、下水処理システムの問題の真実を隠そうとしている所にに恐ろしさを感じた。
・現在の状況の理解ができなかった。
・古い映像だと思った。
・工場長の絶対に経費をかけずになんとかしろっていうのが不可能すぎてよくわからなかった。
・告発が正しいことだったのかは分からないが自分の良心に従った結果だと思うので、主人公は立派だと思う。このまま放置していれば劣悪な環境問題に繋がっていた可能性があるので結果的に被害がさらに大きくなる前、民間人に被害が出る前に食い止められたのは良い点だと思う。
・今までの事例と違い、今回の問題は法や規則を満たすものの、公共の副利が軽視されていることに違いを感じた。
・市がリチャーズなどの意見を踏まえず、なぜ法改正を検討しないのかが気になった。
・市が決めた基準は守れていなまったが国基準は守っていたのかどうかわからなかった
・市の検査に欠陥があるため、会社が排水処理の責任者である主人公に理解を示さないのが問題だと感じた。
・自分の責任を他人に押し付けようとしたり逃げようとする人が非常に多いことに驚いた。
・主人公がジレンマ状態になっているように感じた。
・主人公であるジャクソンは正しい行動をしたのにも関わらず、会社をクビになり職を失うのはあまりにも不憫だと感じた。
・主人公に他の選択肢はなかったと感じた。
・主人公の上司が無責任すぎる。
・主人公の立場が苦しそう
・上司誰も何かしようとしていない?
・上層部がダイアンのような人だったら嫌だと思った
・人物がたくさんおり、複雑であったためあまり分からなかった
・人物関係が複雑で難しいと感じた。
・正しいことをしているのに首にされるのはあんまり
・前に例で先生が言っていた上司に樽の中身を川に流せと言われたときどうするかという話を思い出した。
・追い詰められていてジャクソンがかわいそうだと思った。
・途中でだれがだれかっわからなくなった
・内部告発者が誰にも守られていないように感じた。
・日本でも同じような事例があったが、内部告発者は正しい行動をしたとは思うが、結局自分も不利益を被るのは避けようがないと思う。
・法の穴をつけば問題ないとするのはおかしい。
・眠すぎる
・問題に気付いて解決しようとする人が加害者で、忠告を聞かなかった人達が被害者のように振舞っているところが理不尽だなと思いました。
・話が複雑だった。
Q.2. 「ギルベイン・ゴールド」をご覧になって、個人的にはジャクソンのように内部告発すべきだと考えましたか? あるいはそうではないと考えましたか?
A.2.(グループで議論をする前の状況です。次回議論しますのでコメントは控えます)
1.内部告発する 37名(64.9%)
2.内部告発はしない 9名(15.8%)
3.その他 11名(19.3%)
1.内部告発する
・Zスコープ社の上司らに相談しても、取り合ってもらえなかったので、弁護士を雇い裁判を起こす。
・あれだけ上司や工場長に忠告したのに取り合ってもらえなっかたら、もう手段がないのでエンジニアの資格まで失わないように職を失ってでも内部告発する方が、ダメージが少ないと考えたからです。
・このままだと被害者がでる[出る]ことになるため。
・ジャクソンの立ち位置では告発してもしなくても責任や仕事を辞めるなどの問題が生じるので告発した方が社会的立場を守れるため。
・すでに、規制を破っている事実があるため、すべて匿名で公開する
・そもそも内部告発をしたことで再就職に不利になってしまうほど闇を抱えた会社があることに甚だ疑問であるが、内部告発することで職を失うことより、PEの資格を失う方が損であると考えるため
・どちらを選択しても後悔するなら告発した方が自分のスタイルに合ってる
・どっちにしろ自分に不利益がかかるなら道連れはいないと。
・どのみちばれる悪事に加担する意味の無い行動はしたくない改善を行うにしてもほとんどばれているので時間が無い
・ばれた後に自分に降りかかる不利益が大きいと予想できるから
・やはり人が口にするものなので、安全性のため自分の職を失っても内部告発すべき
・会社に辞表を出してから内部告発をする。
・会社に問題を報告しても取り合ってもらえない、相談する人なども少ない。内部告発すれば会社は対策を考えるようになる。
・会社の人が話を聞いてくれず、味方がいない状態だとしたら耐えきれず内部告発をすると思った。
・会社をクビになったとしても技術者としては正しい行動であるため
・解決策が他に見当たらないから
・外部に広く告発することで、環境汚染に対する市の法改正と、会社のこれ以上の汚染を防ぐために告発する。まずは、リチャーズと協力して、汚染とそれが与える影響を文書にまとめ、市やマスコミに流し、それを踏まえてメディアなどに企業の状態に関して告発する。
・犠牲者が出てからでは遅いから
・結局、近いうちに水質汚染に近しいことをしているのはばれると思うので、自分の立場が悪くなるのは怖いが告発すべきだと思う。
・告発してもしなくても、後々大きな問題になると思うから。
・告発すれば世間からの当たりは和らぐだろうから
・今回内部告発せずにいたとしてもいずれこういった問題は指摘され、その責任を会社は負担を持つと思うので早めにいうことは大切である
・市に嘘の報告をするのはまずいから
・市に現状を説明して問題の前提である法律の改正に動いてもらう。ただ、正確な危険値が分からないので安全と利益を考慮したものを新しい基準値にする。
・市民の安全を考えたら自分がクビになろうと内部告発する。
・自分の任された範囲内でできたことを資料に残し、技術者協会にも連絡の上で放送する。
・自分は今回のように大事になることを予測することができれば告発すると思う。ばれて大事にするより、自分で周りを巻き込んで解決することが解決への近道だと考える。
・社会的に問題として上がる前に社会に告発する方が世間の信頼性が保てる可能性が高いため、問題となっている事柄を上げ少しでも問題解決につながるように考える。
・手遅れになる前に告発し、その後をしっかり考えておく。
・人としての道徳と技術者としての倫理を重んじたい。また、自身が行動するならば世の中に危険性を訴えるために根拠や可能に足りえるデータや痕跡を用意する。
・人に害が出てからでは、何もかも手遅れになるから。
・人の安全や健康を守るため
・内部告発をした方がスッキリすると思うから。
・内部告発をすると、その会社がくびになると言っていたが、案だけ頼る人がいない会社で働きたくないので、告発し会社を辞める。
・問題が発覚したら自分に責任が来るので先に内部告発する
・問題点を細かく報告しているにも関わらず全く相手にしてくれないから2.内部告発はしない
・する勇気がない、おとなしくいつも通りの作業をしていると思う
・そんな度胸がないため、上司の方針に従う。
・失うものが多すぎるため
・職がなくなるのはきついから
・職を失うのはきついから
・身近な人や上司の意見に流されてしまうと思う。
・恥ずかしいですが、自分の身が最も大切です。自分が首にされない程度に努力したい。
・法律的には基準をクリアしており、会社には非がないため、内部告発しない。
・利害関係者が多く、[今]後の状況[展開]が予測できない3.その他
・会社の動機や信頼できる仲間に力を貸してほしいと求め、どういった行動をとればいいかを考える。
・市からの要請がないかぎ動かない、要請がない限り市ではなく国の基準を守っている限り何もしない
・市に対し問い合わせを行い、その後の事を考える。
・市に提出する書類にサインをするのは自分だと言っていたため、排出に関する全責任を負う立場であるならば、後に公共で被害が出た場合全ての責任や悪行を押し付けられるのは目に見えているので、そうであるならばいっそのこと告発した方がましだと考えるため。
・市の検査の精度が悪いことが、会社側の指摘だった。そのため、市と相談し制度を向上させ、市から会社に働きかけるようにする。
・責任を取りたくないから、内部告発者という肩書を得る前に辞職してしまう。
・内部告発してもしなくてもあまり良い結果にはならないと考えたため。
・内部告発すれば自分が一番の被害を被る、故に他の解決方が無いようであれば、内部告発はしない。
・本社の方に連絡を取り、話が通じる人を通して上に報告する。
・問題と証拠を書類にまとめ、工場長にも確認のサインをもらい、責任を持ってもらう。
・有害物質の排出量を計算し直し、それで問題のない範囲であるかどうかを調べ、その後の行動を決める。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
[次回の議論に影響を与えないために、原則としてコメントは控えます]
・あの女上司が嫌い
・おおよその内容は理解できたが、問題を考えるにあたって人間関係や、問題点、解決策など深く読み込む必要がある問題であると感じた。
・ギルベインゴールドの事例の内容をある程度理解することはできたが、所々話の内容が終え[追え]なくなってしまった箇所があり少し難しかった。 [このクラスはかなり理解できた方です。当方が最初に観た時は、何が何だかまったく分かりませんでした]
・ギルベインゴールドもまた、公共の福利衛生と自身の将来的立場の間でジレンマを持つ問題だと思った。
・ギルベン・ゴールドのストーリー内容は難しかった。
・こういう立場になったら行動するのに勇気がいると思う。
・コストを抑えることよりも、技術面の安全を考えることが大事だと考えた。
・この授業で出てくるエンジニアはいつもブラック企業でひどい扱いを受けているなと思いました。
・これまでの事例でもそうだったが技術者の倫理や定義が不明確に陥った人物がよく表れていた。
・ジャクソンにリチャーズという後押ししてくれた人がいて良かったと思った。
・ソーラーブラインドより面白い
・トムが一瞬でクビにされたことに驚いた。 [アメリカでは割とあります。前のトランプ大統領は“You're fired!”と、よく使っていました]
・ねむ[眠]かった
・ビデオの内容が難しかった。
・ビデオの内容を理解することができなかった。
・マスコミ最後に補足[? おそらく「最後の手段としてマスコミに内部告発」の意]していたことから[主人公は]わりと公平性を維持していると感じた。
・会社の利益をどう優先すべきかの判断がかなり難しいと感じた。
・環境保全は難しいと感じた。
・工場長は人の話を全く聞かず、見ていてイライラしました
・黒点の温度は低いです。授業では正しいことを発言してください。 [すみません。疲れていたようで、なぜか間違えました。忘れていなければ次回訂正します。ただし黒点が太陽の活動状況を表すことは事実です]
・今回の講義で自分が主人公の立場ならたまらず内部告発をしてしまうと思った。それはそれ以外の方法を知らないからである。だからもっと他の方法を探していきたいと思う。
・市の設定した検査方法に問題があるのだから企業側には大きな問題が無いと感じた。
・責任逃れをする人が多いように感じた。
・相談相手は必要だと思いました。
・多少時間軸が分かりにくい動画だったが、理解することはできた。
・太陽の変化が大きく生活に関わることを知った。
・地球温暖化(Climate change)は寒冷化するほうが人間に影響を及ぼすと知って驚いた。
・地球温暖化も工場汚染もきな臭さが強すぎて少し嫌になりました。
・登場人物が教授以外全員主人公に自分の理想とする物を押し付けていた。
・動画の内容が複雑で難しかった。
・特になし [はい]
・内部告発の問題は自分にも会社にも被害が出るため、とても難しい問題だと感じた。
・内部告発をしたものが優遇、又は他の働き口を斡旋してもらえるなど、内部告発者のその後の対応があれば全国で内部告発者が増えると考える。
・法の不備も誘致しておいて利益が出せないようにするのもどちらも間違っていると思う。
・面白かった
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。