2022年6月28日更新

3ER1クラス
第11回:2022年6月28日 学習内容授業の運営方法学習課題(予習、復習)課題の解答今日の一言

学習内容

※高度技術社会における技術者の新しい役割

授業の運営方法

・PCを用いた講義・演習
・関連する視聴覚教材の聴講など

学習課題 予習・復習

・提出:課題6(電子的提出)
・復習:教科書の精読(60分)
・次回に向けた予習:課題7(科学技術の専門家として求められる価値観)


課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)

Q.飛行機と自動車、お客さんとして乗車(搭乗)する場合、どちらが「怖い」?
A.(講義内でご説明したので、原則としてコメントは控えます)

1.飛行機

22名(36.1%)

2.自動車

37名(60.7%)

3.その他

2名( 3.3 %)

1.飛行機

・いつもは地面の上を移動して生きているので、いつもとは違う空中を移動する状況になることに恐怖を感じる。
・もし事故が起きた場合、飛行機だと上空が高いため死の危険性が自動車よりも圧倒的に高いから
・危険な状況になった時、途中で止まることも降りることが出来ないから。
・空中で事故が起こった場合、どこにも逃げ場が無いから。
・事故が起きたら、ほとんどの確率で死亡するから。
・事故が起きたら助かる気がしないから。
・事故が起きた場合に飛行機の方はどうやっても死にそうだからです。車なら、運が良ければ助かりそうな気がしました。
・事故が起きると命がないため
・事故をしたら助からない可能性があるから
・事故率は低いが、自己[「事故」の誤変換。なお「事故れば」も使わないようにしましょう]ればしに直結する
・事故率は低いが事故したときの死亡率が極端に高いから。普段使いしないから慣れていない。
・自分では運転する事ができず、完全に他者に命を託すことになるから。
・自分で運転していないから
・乗ったことないから
・他人が運転している 逃げ出すのが難しい 空中だから。
・墜落したらほぼ助からないから
・墜落してしまう可能性がある為
・飛行機の方が事故の際に生命の危機になりやすいから。
・飛行機はオート操縦が可能であり、飛行機のほうが事故率が低いはずだから。 [この方は「2.」ですね]
・飛行機は空を飛んでいるから、何か問題が起きたらと思うと怖い
・揺れっが大きくて普段乗り慣れていないから
・落ちるから

2.自動車

・アホな運転をする人がいるから [います。実際]
・パイロットはプロだけど自動車の運転をする人はプロが多くないから。
・運転スキルが身についていないと簡単に死ぬから。
・何処を走るにしても人が飛び出してくるのが一番怖いから。また、飛行機に乗ったことも人生で1、2度くらいしかなく、私生活的に意識が薄く、逆に車の方が意識が濃いため。
・愚かな運転をする人がいるから
・死亡事故が多いから
・事故が起きたときの責任が自分に降りかかってくるから
・事故が起こったときに死ぬ確率が高いと感じたため [これは飛行機の方がはるかに高いです。もしかすると「1.」でしょうか]
・事故のリスクが自動車の方が圧倒的に高いから
・事故の確率が高いと思う。先日車を擦ったのでこわい[「怖い」/「恐い」]。 [生々しい...]
・事故の発生率が圧倒的に多いから
・事故を起こす確率が高いから
・自動車の事故が多いから
・自動車の方が危険になる状況が多い、自分が安全に運転していても意味がないことがある。その点、現代の飛行機は天候が荒れていれば飛ばないし航路も正確に定められている。
・自動車の方が事故になる確率が高いから
・自動車の方が事故に遭う確率が高く、身近な物で日頃から利用するから。
・自動車の方が乗る頻度が多く、事故に遭遇する可能性が高いから。
・自動車は一般人でも運転できるため、プロのみが操縦、管理している飛行機に比べ不安要素が多い。
・自分がケガするにはまだよいと思う性格なのでまだいいが、相手を轢き、けがを負わす可能性もあるので怖くて乗れない。あと飛行機は慣れた。
・自分が運転していなくても事故の危険性があるから。
・自分で操縦できないから
・自分や運転手が気を付けていても、衝突などのリスクが高い。飛行機は管制塔で多くのことが管理されているためエンジントラブルなどよほどのことがない限り事故が起こりにくいため。
・自分自身が運転していると、車だけでなく、歩行者なども気を付けなければならず、飛び出しも警戒しなくてはならないのでいつも怖さを感じる。
・車の事故の方が圧到的に多いから
・乗る回数が多い。身近にあるから。
・身近で事故を起こしやすいから。
・身近なものでありつつ、事故のケースを想像しやすいから。
・素人が運転することが当たり前だから
・大型自動車と近距離でのすれ違いがあるので恐い。
・日常的に運転している人ほど慣れてきて法定速度等を無視してしまうから。
・飛行機に比べ乗車する回数が多いため、事故にある子脳性[=「可能性」のタイプミス]も高いと考えたため。また、飛行機と違いプロが運転しているわけではないため。
・飛行機はプロが整備しプロが運転しているの対して、自動車はいろいろな人が運転できように作られているため多数のひ[=「人」のタイプミス]が使うその際されてない人や老人が使い事故を起こす可能性が高い
・飛行機は運転手や整備士が常にプロであり万が一が限りなく起きないようにしているが車は簡単な試験で免許が取れ整備も自己負担なため事故が起こる確率が高いから。
・飛行機は事故率が低いから
・飛行機は自動操縦もついていて事故率が低いから。
・飛行機は乗っているだけで良いが、自動車は自分の運転技術で事故にあう[遭う]し、周りに被害を及ぼすから。
・飛行機は飛び立つ前、入念な点検を行ってから離陸するので、安全性が高い。かえって自動車は外出時に毎回社内点検を行うわけではない上、事故率が高い。

3.その他

・飛行機の方が怖いなぜなら高いところが苦手であり、もし事故が起きたらほぼ確実に死ぬだろうから
・両方同じ。可能性は小さいが起きると確実に死ぬか、可能性は大きいが起きても確実に死ぬわけでもないかの違いで、どちらも一長一短。


今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載

・400年に一度しか飛行機事故が起きないならば安全性は非常に高いと感じた。 [実はそうなんですね。ただしそれで安心できるかというと...]
・リスクに対して理解できていないことが多かった
・リスクの感覚人によって違うと感じた
・リスクはゼロにできない
・リスクへの対策は難しい
・リスクマネジメントは最終的にどこまで線引きするかが肝だと思った。
・リスクや許容レベルについて考えることができた。 [以上、リスクを完全に把握した上で対処することは不可能です。でも、常に意識する必要があります]
・課題が多くて大変ですが、自分なりに調べたものを書いていきたいと思います。
・課題が二つあるので頑張りたい
・課題を頑張りたい [以上、進行の都合上重なってしまいました。頑張ってください]
・会社が悪いことをしていると気づいたら、1人で勝手に行動するのではなく、その後の影響なども考えて、社内で相談する、データを集めるなど慎重に行動することが良いと考えた。 [その通りですね]
・楽しかった [ありがとうございます。次回はたぶんもっと面白いですよ]
・企業がお金をかけてでも安全性を重視する理由が分かった。
・企業の社会的責任に関して理解できた。 [以上、きちんと活動しないと存続できないんですね]
・興味深い話があり、後半は集中して聞けました [ありがとうございます。次回はもっと心理学的な部分を取り扱います]
・厳しい規制をしいても、技術が発達しなくなるので、ある程度のところで妥協することが大事であることが分かりました。 [そうなんですね]
・言葉や数字に対して矛盾感が出てしまうのはとても興味深かった。 [次回もこの話は続きます]
・考えることが多すぎて正しい選択はできなさそう。 [完璧な判断はできません。でも常にリスクを意識して可能な限りコントロールする必要があるんですね]
・今回の講義で話した車[フォード社のピント]の話で、修理にかかるお金と、不良品をすべて直してから売る際にかかる費用は自分は圧倒的に売ってから修理したときの費用の方が高いと思っていたが表で見た場合にはそうでもないのが驚いた。しかし、万が一のことが起こった際に失う信用などの被害を合わせたら結局会社を維持できなくなるほどの損失がでるということで納得した。 [実はその通りなんですね]
・事故で払う金額と修理金額をはかりにかけてきちんと考えても、予想だにしないリスクで身を滅ぼすこともあるのか・・・ [フォード社のことですね]
・事故にあう[遭う]危険はどんな時でも起こる可能性があるので偶然を偶然のままにしないように行動する [その通り]
・事故の発生率などを考えたとき、飛行機はとても安全な乗り物で驚いた。 [そうなんです。ただしそれで安心できるかどうかは別問題です]
・事実に基づく安全だけではなく、人々の曖昧な安心も満たす必要があるのだと感じた。 [そうなんです。この話は次回も続きます]
・自動車の運転には気を付けようと思った。 [事故を起こすと、金銭面に加えて、精神的なダメージが大きいですよ]
・自動車よりも航空機の方が安全性が高いことに驚いた。 [実は比較にならないほどなんですね]
・社会はお金だけじゃなくいろんなことが関係していると思った [そうなんです。この話は次回へ続きます]
・車では自己[=正しくは「事故」]ったことはないが、一度自己[同左]ったほうが今後安全に気を使うのでは思った。 [前述(↑)しましたが、精神的なダメージが大きいですよ(実感を込めて)]
・状況によって適切な判断を下すことは難しいと感じた。 [確かに。でもリスクの把握と対処はやはり常に求められるんですね]
・先生の話がためになって面白かったです、 [ありがとうございます〜]
・内部告発が正しくとも、それにより悪くない人にまで被害を被ってしまうため、難しい判断だと感じた。 [そうなんです。最後の最後なんですね]
・飛行機のほうが安全だと感じた。 [そうなんですね。ただし安心できるかどうかは別ですが...]
・飛行機の操縦がコンピュータによって大半制御されている事は自分の想像を遙かに超えていて衝撃を受けた。人がミスをする前提でそれをカバーするように設計すれば良い物ができるのはわかったが、予期せぬ問題がないようにあらかじめ考えをねらないといけないなと思った。 [今はメカの開発以上に、制御ソフトに手間がかかるようになっています]
・飛行機を選んだ人の意見が聞きたい [上記(↑)ご参照]
・保険は貯金さえあれば必要ないというのがなんとなくわかった。しかし裏を返せば貯金がない人はちゃんと保険に入らないといけないのだと思った。 [だって無尽蔵のお金持ちなんて、なかなかいませんよ]
・問題解決に向けた能力が養われていくのを感じる。 [ありがとうございます]
・利害関係者や影響範囲を考えることが難しく感じました。 [内部告発(公益通報)の件ですね。可能な限りの影響を考えないと難しいんですね]
・旅客機のドアやガラスを拳銃やカッターで簡単に穴が開くと聞いて驚いた。 [一定の強度がありますから、カッターの場合は簡単ではありません。普通のカッターなら歯が立たないはずです]
・隣との意見があまり会わない[正しくは「合わない」] [そりゃ、そういうこともありますよ]


西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。


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