2022年10月27日更新
3EV2クラス
第5回:2022年10月27日 学習内容/授業の運営方法/学習課題(予習、復習)/課題の解答/今日の一言
※第5〜6回では、ケースメソッド事例に関するグループ討議を経て、第7回の「学習内容」に挙げてある事項についての考察を行う
・グループ討議
・PCを用いた講義
・与えられた事例に関するグループ討議
・プリントアウトして持参:課題3(個人での検討内容を討議で活用する。持参の有無を確認する場合がある)
・復習・次回に向けた予習: 討議内容についてのさらなる検討(課外でのグループ討議)(120分)
課題の解答(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです)
○ビデオ教材「ソーラーブラインド」を視聴していただきました。
Q.1. 最初に感じたことは何ですか?
A.1. (議論前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)・あらゆる問題があり、考えながら見ることができた。
・スマートシステム電器産業株式会社の技術者は、各立場によって抱えている問題が異なるように感じた。
・なかなか難しい状況にいると感じた。真田さん中心に語られるため、真田さんの立場と上司の人や開発メンバーのことの立場も考えやすく、何が正しいのか判断するのは難しいと思った。
・ほかのチームの人がリーダーに投げやりな感じでかわいそうだと感じた。
・みな問題発見のために尽力していたが、問題がなかなか発覚せずもやもやした。問題が生じたまま製品化して実際公衆に被害が出たらどうするのだろうと怖くなった。
・会社という組織に所属している限り[、]このような問題はどこの会社でも起こり得ると思った。
・会社内で相談できる人もいなければ、上司が責任を押し付け一緒に問題を考えてくれない会社
・感じの悪い会社だなあと思った。
・危険性を認知していたが、会社のために解決せずに実行した。もし、事故が発生しなければ良いが、発生した時の責任が重くなるように考える。
・期限が迫っていると、会社側も問題点を隠蔽してしまうのだと思った。
・技術者って大変そうだな
・技術者と経営者の違いなのかなぁ,と。
・原因が分からない問題は、こういった場合どう解決していけばいいのだろうかと感じた。
・細谷さんがしっかりと原因究明に取り組んでいなかったため、しっかりと取り掛かっていたら原因が分かったかもしれない。
・時代劇の脇役?の方々が演じている物語だったが、意外と演技がうまくて、主演の俳優や女優は演技+顔が良くないと有名になれないんだなと思った。
・自分より年上の人がいるチームで、リーダーは精神的にきつそうだと思う。
・主人公の最後の判断がほんとに正しかったのかと疑問に感じた
・商品発表の期日に迫られていたと感じた。
・上司から圧[力]をかけられるとどうしようもないと感じた。
・真田さんが報われなくてかわいそう。
・真田さんの技術者としての行動が素晴らしいと感じた。
・製品の発熱について正確にどの部分が悪いかが判断できない状態で製品化を進めているため、会社が利益を考慮して問題を無かったようにしようとしていると感じた。
・石川さんは何とか説得したら考えを変えてくれるタイプな気がした。
・調査をしっかりと行えるような時間を与えてほしいと思った。
・長期的なプロジェクトだと感じた。リーダーという役目がどんどん責任のあるものになったと感じた。
・働きやすい社内ではないかと思った。
・難しい問題が起きて大変そうだと感じた。
・非常に画期的で良いシステムだと思った。
・本音と建前の違いが見えた。何でも言える会社はすべてに当てはまるわけではないのだと思った。
・無理に商品化してしまったなと思った
・問題があるといわれていたのにも関わらずもみ消されてしまてしまうものなのかと感じた
・問題がある可能性が高い部品についての調査や言及を行わなかったり、期日や責任などの言い訳にして技術者の意見をないがしろにしたことで、開発した製品による大事故が発生してしまうじゃないかと思った。
・問題をそのままにしない技術者としての責任を感じた。
Q.2 「もし自分が主人公だったら」どうします?
A.2. (議論前の個々人の印象ですのでご注意ください。次回の講義で考察しますので、原則としてコメントは控えます)・このまま、製品発表をしてしまうと思う。説明書に発熱の場合があるため注意、といった注意書きを添える。
・サプライズではないけど、自分の考えを大きな場で伝える。(この物語だったら、会社全体の会議や最後の会議で)
・たぶんムカついてくると思うので、問題なしで出せと命令されても問題を見つけるまで延期すべきだと言い続ける。
・ほかの会社の人に話をしに行く。か、もっと上長に相談する。
・もし事故が起これば2つの企業の信用にかかわってくるので、延期をしてでも問題点を解決するべきだと主張し続ける。
・家族に今置かれている状況を判断してもらい、追い詰められた状況で判断を行わないように心がける。
・危険性があることを伝えた上で、製品化するのかを、自社だけではなく、元請会社にも相談する。また、その時に説明することが出来るように、原因や他の人に対する影響度についてまとめておく。
・協力者を募ったり、問題がある可能性が高い部品を作ったメーカーに問い合わせをする。
・業務時間内に、課長に相談する。
・原因を追究するために会社に土下座でもして伸ばしてもらう
・公衆の安全を考慮して、聞く耳を持たない石川さん以外の上の立場の人に相談する。
・最終報告会で問題があったが原因は分からなかったと本当のことを伝える。
・最初は調査の期日を伸ばしてもらうために説得するが、無理ならあきらめる。
・細谷さんに言えないことを細川さんの上司などに相談する。
・作業終盤で映像のような不備と思われる箇所が出てきてもう直すことが厳しい状況が発生した場合は自分も上には方向はするが修正不可能な場合にはもう無理だと判断してあきらめる
・主人公と同じように、石川さんに話していたと考える。また、細谷さんにソフトの面でフォローできないかを聞いていたと思う。加えて吉田さんにも相談していたと思う。
・主人公のようになんども掛け合いはするが最終的は黙ってしまう。(主人公と同じ行動をとる)
・上司に押されて、問題を隠して発表する。
・上司に直接懸念点を告発する。仲間を集めて上司に直談判する。
・上司の判断にゆだねる。
・真田さんと同じ。
・真田さんと同じで最初は上司に訴えるが、途中であきらめて会社に従うと思う。
・真田さんと同じような行動をとる。より良い製品を生み出したい。
・真田さんと同じように、製品の問題追及を明確にしたいと思い行動する。
・真田さんのように、期日までに問題が見つかるまで探し報告する
・石川さんのみに食いつくのではなく、他の社員を説得して石川さんに同調圧力をかけていく。
・石川さんの上司に相談する。
・発熱問題よりも発熱しても大丈夫なように作ったほうが簡単そうであればそうする。また説明書に「熱くなることがあります」と書いておく。
・発売して不具合が発生した場合のリコールについて、詳しく決める。発売の中止はあきらめ、先の事故に備える
・部品の見直しをする。そして何回も発熱が起こった条件で実験をして、起こる確率を探す。
・複数の上司に相談する。
・問題に対して、できる限り調査を行うが結局はそのまま問題はなかったということで自分からは何も言えずに通してしまうと思われる。
・問題を報告するが、意見が一度通らなかったらあきらめ[諦め]る。
今日の一言(表現はできるだけ原文のママです。[ ]内は西村の補足ないしはコメントです) ※本日全数掲載
・[撮影はわずか]2日かああ。。。 [編集作業の方が時間を要します]
・とても見入るドラマだった。
・ドラマが面白かった。 [以上、ありがとうございます。若手の先生の制作です]
・なんでも話せる職場といっても、言いにくいこともあるのだと思った。話すことも勇気が必要だ。 [この点については、次回]
・ビデオの先輩役の人の演技があまりうまくなかった。 [やはり硬い部分がありますよね]
・ブラインドを10個もつなげる必要があったのか気になった。 [こちらも、次回]
・やはり[自分の?]立場より公衆の問題について考えることが大切だと思った [問題はそれをどうやって現実的に実現していくかなんですね]
・ロケット[=チャレンジャー号爆発事故]の話よりも面白そうだった [日本が舞台ですし、皆さんに比較的近い立場をテーマにしていますからね]
・映画の完成度が非常に高った。 [ありがとうございます]
・映画の内容をよく理解できてよかった。 [e-シラバスにリンクを貼っておきました。必要に応じて再度視聴してください]
・期日ってとても大事なんだと思った。 [もちろん。ビジネスの基本の一つです]
・技術者と経営者はともに安全で質の高い製品を造ることを望んでいるが、置かれている状況や立場が異なるため、全く違う意見が出るときがあるとビデオを見て思いました。 [なるほど。この点についても、次回]
・技術者のやる気や魂を感じた
・技術者の魂を感じた。 [以上、ありがとうございます]
・最近寒暖差が激しくて困る。 [そうなんですよ。朝晩の寒いこと]
・細谷さんは変なプライドをもって仕事をしている人なので、先輩にはほしくないと思った。 [気持ちは、わかる。でも一般的に、上司や先輩は選べませんよ]
・私も、社会人になったら苦労することがいっぱい出てくるだろうなと感じた。 [無駄に苦労しないための方策をこの科目で学びましょう]
・自身がこの状況に陥ったときにどのように対応するかなど考えてしまった。しかし、いい案が出なかった [次回、皆で智慧を絞りましょう]
・秋ですねー [ホントに。キャンパス近辺でも紅葉が進み、立山連峰は雪をかぶり始めました。もうすぐ北陸の冬ですよ]
・上司に直接問題を言うことは難しいと思った。なんでも相談しやすい会社とは何かと考えさせられた。 [この件に関しては、次回]
・真田さんの技術者としての考え方や行動が素晴らしかった。 [なるほど]
・世の中理不尽 [確かにそういう側面はあります。でも、非常に健全な面があることも事実です。このビデオではどうなのか、次回、皆で考えましょう]
・先に教科書で話の流れは知っていたが、ビデオでみるとよりイメージが付きやすかった。 [でしょ?]
・先生出てました? [いえ。制作した若手の夏目先生がチラッと出演しています]
・早く終わってくれてありがとうございました。非常に助かりました!;) [以前お話ししたように、正規の授業時間は90分です。残りの10分は自己点検で、この科目では「今日の一言」を充てているため、まったく問題はありません]
・他の講義の課題がたくさんあるので、今回課題が無くて良かったです。 [なるほど。でも申し訳ないのですが、講義の後半は課題が続きます]
・第三者からの意見が大事だとおもい[思い]ますねぇ..... [確かに。今回の事例を第三者の立場から見ると...は、次回、皆で考えましょう]
・置かされている立場、状況によって、人の意見は大きく変わるものであると感じた。 [確かにその通りです]
・動画を撮るのは意外と早いことにびっくりしました。 [制作費を抑えるために、細切れで撮影するんですね]
・板挟みってしんどいんだなと [さあ、どうやってこの状況を切り抜けますか?(次回へ続く)]
・来週の議論のために、内容を再確認しておく。 [ぜひぜひ。e-シラバス上にリンクを貼っておきました]
・隣の子の意見が非常に面白くて良かった。 [どのような意見だったのでしょう?]
西村が担当する授業の様子は、<nishimura-sensei.net>で公開しています。できるだけ、授業当日に更新するように心がけています。